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記事一覧

Je M'Appelle Helene (Helene) 1993

132c77c0.jpg90年代前半にフランスで人気を博したアイドルの一曲。「♪エレーヌ、わたしの名前はエレーヌ、わたしは女の子、普通の女の子」と云うような他愛もない歌詞だが、アイドルが無理をせず素直な声で素直な曲を等身大で歌うと時に恐ろしいほどのリアリティを生むことがあるという見本のような歌でもある。歌も特別うまくないが、音程もとれているし、フランス語の発音がとても綺麗。こういうシンプルな曲は70年代からポップスを聴いている者にとっては一服の清涼剤だ。日本では93年頃にこの曲がTVCMに使われCDが1枚発売されたが、それだけで終わった。その頃の日本といえば、既にこうしたアイドルを自国生産する体制が十分に整っていた・・・というか、80年代に完成をみたそれが崩壊に向かっていた時代だったのかも知れない。森高千里のようにそれを曲作りまで含めて自分でパフォーマンスする娘すら出てきていた。何もフランスの小娘に頼らなくても自家消費できてるのだがら、話題にもならないのも当然だろう。アイドルは同じ国の同じ言葉を喋ってくれた方が身近で説得力が増す。この曲と「渡良瀬橋」を聴き比べたら、筋金入りの洋楽ファンの私でも、やぱ森高はいい曲を作ったとホロリとしてしまう。・・・でも、一方でフランス・ギャルやダニエル・ビダル、あるいはフランソワーズ・アルディあたりを聴いて育った私は、やぱ女性アイドルはフランス語だよな~との幻想から抜け出ることは出来ない。(笑) フランスのアイドルというと6~70年代の人にばかり関心がいくが、それは80年代以降のヨーロッパのポップスが時流の影響を受けてテクノ風であったりディスコミュージック風であったりするのが、日本人が期待するフレンチポップスのイメージと合わないからなのかも知れない。その点、Heleneの曲はオーソドックスで親しみやすい。よくぞこんなのが90年代に流行したものだとも思うが、実際、彼女はその時期、フランスのみならず、ヨーロッパ一円で子供からお年寄りまで幅広い人気を博したアイドルだったのだそうだ。世代を超えて好かれる音となれば、やはりこういうサウンドってことになるのだろう。1966年生まれだから、そろそろ40歳。今でも映画やテレビに活躍しているようだ。フランス語なのでエレーヌと表記されているが、聴感上はほとんど「エレン」。ギリシャならヘレネでイギリスならヘレンなのかな。彼女の名前で日本国内のサイトを検索してもヒットするページはほとんどないが、1999年に韓国映画「カラ(Calla)」の主題歌に使われたようで、韓国語や中国語のサイトで多数紹介されている。下のURLもそうしたサイトがおそらく違法にアップしている音源だと思われる。リンクしたくないのでコピペで聴いて欲しい。

Je M'Appelle Helene (Helene)
http://www.princeton.edu/~juhuazhu/Life/music/Helene.wma

日本の貧困率

日本の貧困率がOECD加盟26ヶ国中5位というデータを御存知だろうか? OECDってのは経済協力開発機構。簡単に言えば発展途上国に経済援助が可能なそこそこ金のある国家の集まりのことだ。その中で日本の貧困率がなんとワースト5位にランクされている。貧困率はGNP(国民総生産)やらGDP(国内総生産)のように国の経済の規模・成長を測る指標ではない。誰もが知るところだが、GDPの世界1位は米国、日本は続く世界2位の経済大国だ。その日本に「貧困率」もクソもネエだろうとも思うのだが、実はこの貧困率なる指標、意外な現実を浮かび上がらせてくれる。・・・と、ここまで書くとその貧困率って一体何なのよ?ってことにきっとなるなるだろうから、まずは掻い摘んでそれを説明する。貧困率とは「所得の中央値の半分以下の所得で生活している人の比率」。ぶっちゃけ、平均的な所得を得ている人の数に対して貧乏人がどの程度いるのかって割合のことだ。隣の芝生は青く見えるなどというが、人間はサモシイ生き物で、GDPが世界2位であろうが、自分の家が他の家より良い生活をしているかを常に気にしている。そういう意味でこの貧困率はGDPなんぞよりもずっと庶民意識に合致した経済的指標なのかも知れない。実際のデータだが、日本人の所得の中央値は2002年の統計で476万円だった。その半分238万円以下の所得の人の割合は全体の15.3%。この順位がワースト5位だったというわけ。ちなみにワースト1位がメキシコで20.3%、2位が米国で17%。一方、ベストの1位はノルウェーで6.3%、2位はフィンランドで6.4%だ。実はこの先が重要で、ここでいう所得とは「税や社会保障などによる再分配後の所得」のことを指している。つまり、「国が施策によって所得格差を是正していればこの順位は良くなる」ということ。北欧諸国の順位が高いのはそのためだ。20年ほど前、日本はこの指標で15位前後をウロウロしていた。これはGDPを考えれば凄いことだ。国が儲かりかつ貧富の差がない状態。この人類史の中でも稀有な状況に、日本は世界で最も成功した社会主義国などと冗談で云われたりもした。ところが、2002年の段階ではなんとワースト5位になってしまった。格差社会などと云われ、総理大臣が開き直って格差是認発言をしてるくらいだから、今後このワースト順位がさらに上がり、貧困率でも憧れの国アメリカ合衆国と肩を並べられる日もそう遠くはないのかも知れない。無論それでもGDPが多ければ先進国モドキの生活は十分に出来よう。橋の下や洞穴で暮らすわけではない。ローン抱えたままリストラされ自殺を考えた人も真面目にやり直せば年収238万円程度は稼げるだろうし、年収238万円でも発展途上国に行けば大金持ちではないか。総理大臣もWBC野球の結果を見て「一度や二度失敗しても勝ちあがれる社会にしたいですね。」などと笑顔で語っていた。・・・でもソレなんか違くね? まあ個人がそういう慎ましい意識で仕事に励むこと自体は否定しないし、戦中戦後の苦しい時代を生きた人々が浪費飽食を戒める意味で云うのなら、それは誠実に聞く必要はあるとは思う。しかし、「努力した者が報われる社会にしたい」とか「働かざる者食うべからず」みたいな発想で、この貧困率や格差社会を是認しよう思うのであればそれは止めておいた方が身のためではないかと思う。近年、何かを勘違いしてる人が多い。確かに格差社会とは努力した者が報われる社会ではあるのだが、問題はその努力の度合いだ。格差社会では成功へのハードルはどんどん高くなり並大抵の努力では成功できなくなるのがまた現実なのだ。さらに格差社会の継続は新たな格差を生む。よく考えて欲しい。「格差は是認、消費税は引き上げ、所得税の累進課税は緩和」なんて政策では金持ちの子はまた金持ちに貧乏人の子はまた貧乏になるだけではないか。一体どこが実力主義社会なのか? 騙されてはいけない。そして精神まで貧困になってはいけない。大切なのは怠けないことであり自分のスキルを上げるために日夜努力することなのであり、それを誠実に実行している者ならば本来ある程度は報われるような社会でなければいけないのだ。それを実現するのが政治の役割。弱肉強食で良ければ政治など不要だ。人間も動物、放っておけばそのようになる。現総理がやってきたのは徹底して人を蹴落す政策だった。蹴落されても立ち上がれってことだろうが、経営者がそれを云うのならともかく政治家や学者(笑)がそれを云ってしまってはオシマイだ。バブル景気で日本人が弛んだ部分を治すにはそういう発想も必要だと選んだリーダーではあるが、これ以上やったら日本人が壊れてしまう。貧困率はその指標になるだろう。

善良な市民のために

5718bf36.jpg特定のソフトを指して官房長官が国民に使用自粛を訴えるほど、P2Pは社会問題化してしまった。著作権法違反幇助とやらで作者は逮捕され裁判まで行われている。んじゃ、書店に行けば棚にズラリと並んでいる「必殺ダウンロード大全」みたいなムックは幇助じゃないのかい? 警察が繰り返しているユーザーの見せしめ逮捕も実態を勘案するとかなり不公平な感じもしなくはない。厳密に取り締まりをやれば逮捕者は数万人、いや数十万人になるのではないか。正に進歩する技術に現行法やモラルが追いつかない異常事態だと云える。そこで善良な市民であるあなたにもう少し順法的な音楽ファイルを収集法を紹介することにしよう。StationRipperを使いストリーミング放送をリッピングする方法だ。このソフト自体は2003年頃から既に話題になっており、当時も私も試してみたのだがISDNでは速度が遅過ぎて成果は無かった。あれから3年、我家もブローバンド化され128kbps以上の放送がストレスなく聴けるようなったので久しぶりにこれを試してみたら、あまりに簡単に好みの音楽が収集出来るので唖然としてしまった。米国では既にP2Pの代表的なソフトWinMXが裁判で違法とされメインサーバーが停止しているが、その一方で著作権協会(ASCAP、BMI、SESACなど)が登録楽曲をインターネットラジオで流すことを認めている。当然、それを私的録音してる程度なら違法性はない。さて、そのストリーミング放送をリッピングするソフトStationRipperだが、使い方についてはネットを検索すれば解ることなので詳しくは説明は省く。とりあえず、ブロードバンド環境を用意し、あなたのお気に入りの音楽ばかりを流す128kbps以上のビットレートのSHOUTcast互換(WinAmpマーク)のストリーミングサービスを探すことだ。SHOUTcast互換局は全世界に7000~10000あると云われている。丁寧に探せばお気に入りの音楽ばかりを流す局は必ず見つかる。私自身も6~70年代のEuroSongを192kbpsで24時間流し放しにしている局を発見し、StationRipperでリッピングしている。192kbpsともなればCDと比べても音質に遜色はない。ソフトを立ち上げ一晩放っておけば局別のフォルダに曲毎に整然と切り分けられたmp3ファイルがギガバイト単位で残される。それもファイル名は曲名演奏者名、MP3タグまで付いている御丁寧さ。暇な時にお気に入りの曲だけ残し、そうでない曲は消去しているが、すでにフォルダ内の曲数は500曲を超え、フォルダの容量も2GBを超えてしまった。500曲もあれば多少流行音楽に詳しい者でも新たな発見をする。曲や演奏者を検索して聴くP2Pの便利さも捨てがたいが、能動的に楽曲を探すにはそれ相応に曲や演奏者についての知識が必要になる。一方、ストリーミングサービスは基本的に放送だ。こちらで曲を選ぶことは出来ないが、逆に受身でのんびりと聴き流すことが出来るし、次にどんな曲が流れるかわからない楽しみがある。音楽ファンのあなたならば自分が選曲したお気に入りCDの楽しさとつまらなさの両方を知ってることだろう。放送というのは意外と楽しいものなのだ。

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世界一その後

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■秋以降に日韓再戦を希望 韓国野球委
【ソウル22日共同】韓国野球委員会(KBO)の辛相佑総裁は22日の平和放送のラジオ番組で、プロ野球シーズン終了後の10月以降に日本で再度、日韓戦を行いたいとの考えを示した。辛総裁はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が優勝したことについて「実質的には2対1(2勝1敗)で韓国に負けたと、日本もよく分かっている」とした。また、開催時期の気候的な問題から「(韓国には)ドーム球場がないために(再戦は)日本の意思が重要」と述べた。(共同通信) - 3月22日12時17分更新
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呆れた。韓国に限らず、今回のWBCで準決勝に残ったキューバやドミニカにも優勝する実力はある。しかし、トーナメントで負けてしまったら点差が6-0の大差であろうが6-5の僅差であろうが負けは負けではないのか。総裁みずからが未練がましく秋に日本とだけ再戦などと公式発言する神経を疑う。再戦で日本を撃破し、「やっぱり自国が世界一だ!」と国民挙って悦に入ろうという発想ならば、それはキューバやドミニカに対してもかなり失礼だ。そんな連中にスポーツをやる資格など無い。二度と国際大会に出てくるなと云いたい。たかが野球のことだが、愚痴ならともかく公職にある人の公式の発言だ。あまりの非常識さ加減に、ふだんとりあげないスポーツのことを書いてみた。

Live365macro

4467b3bc.jpgLive365.comをホニャララしていたら面白いことに気がついた。元来、Live365.com は ID登録(無料)をしないと聴くことが出来ないはずなのだが、いつの間にやら、ID登録をせずに聴くことが出来るプレーヤーが出現していたのだ。そのプレーヤーは皆さんお馴染みのRealOnePlayerとiTune。特にRealOnePlayerの意外な連携機能には驚いた。搭載されているメディアブラウザというWebブラウザからLive365.comのWebSite にアクセスし、Playボタンをクリックすれば、ファイルの関連付け云々は関係なく、RealOnePlayerのプレーヤー部が なんとNowPlaying曲演奏者表示とセットになって立ち上がってくる。これは感動ものだ。そんな機能、どちらのサイトを見ても正式にアナウンスされていないように思うのだが、その見事な連携ぶりは意識してそういう仕様にしたとしか思えないほどだ。RealOnePlayerのメディアブラウザのお気に入りにLive365.comを登録すれば、即Live365専用Playerの出来上がり・・・なのだ。RealOnePlayerを使ってるなら一度試してみると良い。iTuneの場合はストリーミングURLを入力する必要がある。しかし、そのストリーミングURL、公開されている訳ではない。Live365のWebページのソースにも書かれていない。じゃ、どうやって調べるのか?  最も簡単なやりかたは、Live365のListenSettingをWinAmpなどの外部プレーヤーにし、そのプレーヤーが抱えたURLを調べる方法。実際、http://www.live365.com/play/********?bitrate=256&AuthType=NORMAL&membername=********&VisitCount=92&SaneID=***.***.***.**-************&now=***********&session=00zC3tS5lSx1A&tag=live365(*は伏字)というように、リスナーの登録ID情報が含む異常に長いURLの中にそのURLを叩かない限り、通常は外部プレーヤーでの再生は出来ない。そこからLive365は接続時に登録IDを参照しているのだろうな~ということが何となくわかる。ところが、RealOnePlayerなら前述の方法で、ID登録せずに聴けてしまうのだ。♪なんでだろう~なんでだろう~(古い!)と、いろいろ試してみたら、なんとRealOnePlayerは、"http://www.live365.com/stations/******" (******はStation固有の文字列)をプレーヤーに読み込ませるだけで、ストリームを再生してしまうではないか。iTuneも同じ。あらあら、これじゃID登録をさせたり、ネットワーク言語を駆使してストリーミングURLを知られ難くしている意味がまったく無いじゃないか。一体どうなってるんだろ? 情勢変化で方針転換があったのが、それともReal社やApple社との取引なのか、ハタマタ、Live365最大の商売敵(がたき)Shoutcastを擁し、さらにストリーミングを無劣化でぶっこ抜くようなPlug-inが用意されているWinAMP潰しなのか、理由はさっぱりわからないが、何とも興味深い対応の差だ。さて、Live365.comのWebサイトに行かず、外部プレーヤー単独でLive365.comを聴く場合、最も困る点は、曲名演奏者名が表示されないこと。Live365.comの場合、ストリーミングにタグ情報が含まれていないので、これだけは如何ともし難い。Radio365というLive365サイトからDL出来るデザインも秀逸な専用再生ソフトを使えば曲名演奏者名表示もされるのだが、如何せんそれは有料。残念ながら私の場合、金を払ってまでLive365を聴こうとは思っていないので除外となる。そこで、ホニャララなテクニックを駆使し、PLSファイルに対応したプレーヤーならばどんなものでもID登録無しでLive365を聴けるようにしてしまお~などという、少々アンコンプライアンスなエクセルマクロを作ってみた。「なんでエクセルマクロなの?専用プレーヤー作れよ!」と叱られそうだが、ID登録をせず曲名演奏者名表示を見ながらLive365を聴くだけなら、前出のRealOnePlayerのメディアブラウザを利用した方法があるし、その方が便利だ。そこで少し発想を変え、星の数ほどあるLive365の局の中から自分のお気に入りのStationを、視認操作性抜群なエクセルシートに自分で整理しながらLive365を聴こうとの趣旨でやってみた。選べるプレーヤーはあなたがデフォルトにしているPLSファイルプレーヤーの他、iTune、RealOnePlayer、WinAmp。もちろんID登録は不要。専用ブラウザで曲名演奏者名も表示可能だ。WinAmpにも対応しているからStreamRipperも使えるよん。(笑) そして今回は特別にProgressive Rock Fishing用のStationデータもお付けして、値段はなんと0円! さあイマスグお電話を!! いやDLを!(爆)

http://www2r.biglobe.ne.jp/~tkbbs/Live365Browser.lzh

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Progressive Rock Fishing

B-Flet's になって有難たかったのはトリプルプレイが楽しめる云々ではなく、CD音質のネットラジオを流しっぱなしにして、ネットも含めたパソコン操作が可能になったことだ。些細なことだが音楽好きにはたまらない。i-Pod を聴きながらパソコンしていれば同じではないか? という向きもあろうかと思うが、市販CDや自分で選曲したCDを聴くのと異なり、ラジオというのは次にどんな曲が流れるか聴取者にわからない楽しみがある。ながら作業をしながらながら聴取する場合にはその方がストレスにならず快適だ。で、聴きながら作業をしていると時折当然の如く「あ、この曲、録音しておきたい!」ということになる。昔の言葉でいうエアチェック。(笑) その最も原始的な方法はラインアウトのアナログ録音。これはエアチェックの出来る人が得意とする方法だが、音質が悪く配線も面倒。昨今あまり利口な方法とは云えない。やはりパソコン的には Streaming Audio を無劣化コピーする方法がベストだろう。それが無理でもせめてパソコン内でキャプチャしたい。さて、ネットラジオを聴くためのソフトは大きく分けて4種類ある。Windows標準の Windows Media Player、i-Pod と連携した i-Tune、Streaming の元祖 Real One Player、mp3から進化した WinAmp。私の御愛用は昔から WinAmp。コピーというのは著作権者との戦い。最もアンコンプライアンスなソフトがやっぱり便利かつ強力だ。WinAmp と連携するmp3ストリーミングサービスは、Shoutcast。4000ものステーションが古今東西の音楽を配信している。当然、リッピング能力も WinAmp Family が最も高い。中でも Station Ripper というソフトが凄い。選択した局の Streaming を自動的に録音(コピー)し、局毎のフォルダに、曲毎に切り分けてmp3形式で保存してくれる。インターフェースはいまいちダサイが、曲名をファイル名にしてMP3タグまで付加してくれる。正に至れり尽くせり。いいのかそこまでやっちゃって?というほど、アンコンプライアンスではないか(笑)。無料版は同時に2局までリッピング可能(有料版は同時に600局)だ。実際上はそれで十分。1時間もそのままにしておけば、50曲くらいのmp3ファイルが出来上がってしまう。HDDの空き容量の方が心配になる。あとは気に入った曲を選び携帯プレーヤーに転送すれば良い。こりゃ、i-Pod の類が売れるわけだ。Shoutcast には安定した活動している Progressive Rock 専門局が5つほどある。そのうち3つが 128kbps(CD音質)。残りが 80kbpsと56kbps(FM音質)なので、携帯プレーヤーで聴くには音質も十分。WinMX が裁判に敗れサーバーが停止して久しいが、自由に検索取得はできないものの、嫌がらせも順番待ちもなくCD音質の音楽が楽曲単位ファイル単位で Get できてしまうところはある意味 P2P より便利だ。これは洋楽好きには必須のアイテムかも知れない。さて、Shoutcast 以外で mp3ストリーミングを行っている巨大サービスに Live365 というのがある。利用するにはID登録が必要、CMも混入するのだが、ジャンル別によく整理された局は4万以上、この数は洋楽好きには無視できない。無料で聴ける Progressive Rock 専門局だけでも20近くある。ところが残念なことに Live365 は、Station Ripper による局の切り分け保存は出来ない。この場合、曲を保存する方法としては、WinAmp に Stream Ripper というプラグインをセットして録音するやり方がある。曲は編集ソフトでカットし、曲名は Live365のサイトで NowPlaying を見ながら書き取るしかない。少々面倒だがコンテンツの豊富さを思って我慢するしかない。NowPlayingの書き換えを検知して切り分け録音するソフトを自作しようかとも考えたが、書き換えとStreamigのタイムラグが大きく断念。エロイ人が何とかしてくれるのを待つことにした。最後に蛇足。著作権行政の厳しい日本では無料音楽ストリーミング放送は育っていないが、実はアメリカやら南洋の孤島から邦楽を流しているネットラジオ局も Shoutcast や Live365 にある。個人的には関心がないが、洋楽ダメダメな人も探してみる価値程度はあるかも知れない。とりあえず自分が聴いてるプログレネットラジオを下記に紹介しておく。


■Delicious Agony Progressive Rock Radio
 http://www.deliciousagony.com/
 Shoutcast CD80kbps & FM 32kbps

■Morow.com
 http://srv6.votreradio.com:9021/
 Shoutcast CD 128kbps

■Stellar Attraction (http://www.stellar-attraction.com/)
 http://194.79.31.249:7170
 Shoutcast CD 128kbps

■ProgPositivity
 http://www.progpositivity.com/
 Shoutcast CD 64kbps

■Aural Moon
 http://www.auralmoon.com/
 Shoutcast FM 56kbps


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STOP PSE!

a6ca9dc7.gif2001年4月に施行された電気用品安全法に定める猶予期間の一部(5年)が終了した。この4月からいよいよ規制が始まる。簡単に云えばPSEマークの付いていない電気製品は新品中古を問わずすべて売買が禁止されるということ。2001年の施行前に製造販売された電気製品は法に基づいた審査がされていないので当然の如くすべて売買禁止。フェンダーストラトキャスターもヤマハDX-7もミニムーグもサンスイAU-α607もデンオンDP-60Mも、マッキントッシュⅡもぜ~んぶ売買禁止。要するに電源内蔵の電気製品はほとんどがその対象。詳しい内容は http://antipse.org/index.html を参照して欲しい。近頃、知らぬ間にびっくりするような法律が国会を通りいつのまにか施行されている。国会で審議され、可決、施行、いずれも結果は官報で告知されているのだから「知らなかった」と云ったところで始まらないのだが、実際問題、一般人はマスコミが大騒ぎでもしてくれない限り施行まで気が付かないのが実情。アタマにくるのはそういう実態を利用して業界団体が自分達に都合の良い法律を官僚や族議員を利用してどんどん作っていること。これほど国民が馬鹿にされている国も珍しい。ハッキリ云えば馬鹿な国民でも電気製品が安全に使えるようにする法律が電気用品安全法だ。PSEマークが付いてない電気製品が火を噴いて火事になったところで、それは製造物責任法で取り締まれば十分ではないか。近年、電気製品は壊れにくくなっただけでなく、進化も頭打ち気味。モノによっては中古で充分ってな分野もあったりするため、ハード・オフやらリサイクルショップなど中古市場が隆盛を極めている。にもかかわらず新品製造メーカーには製造物責任法なる負担の重い法律が課せられているのだから、まあ官僚としても少しはメーカーに美味しい制度も考えてやらにゃ~って思ってのことなのかも知れないが、これでヴィンテージ家電市場は壊滅。マニアは自己責任でも良いから売買して欲しいだろうが、特例はまず望めないだろう。野暮な法律が出来たものだ。

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SYMPHONIC LIVE (YES) 2002

6cac9987.jpg2001年、アルバム"Magnification"発表時に敢行されたツアーを収録したイエスのビデオが、2月16日までGayoで配信されている。レーザーディスク時代は発売されるイエスタイトルを欠かさず購入していたものだが、同じようなものが供給過剰気味の近年は有難味が薄くなったこともありDVDが発売されても観ることはない。この作品も既にDVD発売されているものの未見だった。シンフォニック・ライブとのタイトルが示すとおり、このライブはイエスとシンフォニックオーケストラとの初のコラボレイトだ。過去、幾多のロック・バンドがオーケストラとの共演に挑んでいるが、正直あまり成功したと思える作品はない。演奏テクニックが稚拙なバンドがオーケストラの音に呑み込まれてしまっているものや、ロックを理解できないオケの連中が無味乾燥な伴奏をするだけのものなど、惨憺たる内容のものもある。この作品に対してもたいした期待を抱いていなかったので、途中CMが入り画質音質もイマイチのブロードバンドテレビを通しての鑑賞で済ますことにした。ところが予想は良い意味で裏切られた。共演するヨーロピアン・フェスティヴァル・オーケストラは総勢40名ほど。それもバイオリンやチェロなど弦楽器系と打楽器系は全員音楽大学の女子学生とおぼしき若い女性達だから恐れ入る。気楽な服装で、演奏のないときはイエスの演奏に合わせて手拍子を取ったり、"Roundabout"ではステージ前に出来きてノリノリで踊りまくるのだから楽しい。つまり、イエス側が完全にオーケストラを使い倒しているわけで、音楽的にも無駄なシンフォニックアレンジが一切ない。それでもってビデオ制作者の趣味なのか随所に演奏する若い女性団員のアップが挿入され実に結構なビデオに仕上がっている。特にパーカッションのお姉さんがスレンダーで可愛いですハイ。(^_^) さて、肝心のイエスの演奏に関してだが、老化と戦っているスティーブ・ハウ以外は歳を感じさせない凄い演奏。ハウは指は動いているものの若い頃に比べると明らかにパワーがない。それでもスチールギターでは昔以上に味のある演奏しているし、シンフォニック・ライブを意識してか、定番のアコースティックギターソロのパートではヴィヴァルディの"ギター協奏曲ニ長調第二楽章"を演奏。観客の暖かい拍手を受けていた。曲別に見ていくと、"Close To The Edge"はオケの入らないバンド版の方がシンフォニックかな~と思うような出来でイマイチ。"Gates Of Delirium"は名演。バンドメンバーが掴み合いの喧嘩をしてるかのような演奏が元来この曲の身上だと思われるが、リック・ウェイクマンにあってパトリック・モラーツの無かったポンプ感覚、壮大な感じがオケによって強化され、この曲のシンフォニックで美しい面が十分に堪能できる。"Soon"のイントロにハープが入るところなどはウットリとすること請け合いだ。"Ritual"にも同じことが云える。発表当時、散漫との酷評もあったこの曲がオケが入ったことでカラフルさが増し、グルーヴ感が出ている。演奏して欲しくなかったのは"Owner Of A Lonely Heart"。全米1位シングルとはいえ、スティーブ・ハウが演奏するのは痛い。これをやるくらいなら、オケを駆使して"No Opportunity Necessary, No Experience Needed"でも演奏して欲しかった。もともとイエスの作品はシンフォニックに出来ている。原曲を損なわないようにオケを導入すれば当然その効果はテキメンに表れるのかも知れない。それが30年を経てやっと実現したのだからある意味意外というものだ。最後に余談だが、このビデオ、可愛いクラシックギャル?が多数出演するところがひとつの見所と最初に書いたが、仮にもしこの共演オーケストラが普通の交響楽団とかだったらと想像したらオゾマシイ。演奏の良し悪しはともかくとして、バンドは老人、オケにもハゲアタマがチラホラとなる。さらに問題は観客。このコンサートはアムステルダムのアリーナ級の大ホールで行われている。ビデオの随所でクレーンカメラが大勢の観客を嘗め回しているが、よく見れば「行けども行けどもオヤジばかり」なのだ。(爆笑) つまりアンコールで"Roundabout"を踊る可愛い女性団員達は観客達の子供のような年齢、イエスのメンバーでいったら孫のような娘達だってこと。ついにここまで来てしまったか。あと何年イエスの演奏が楽しめるのだろうかなどと考えると、演奏の出来などどうでも良いから、いつまでも元気で演奏してくれれば・・・としか云えなくなる。そこをこのビデオでは懐メロ以上のパフォーマンスを繰り広げたのだがら、やはり偉大なバンドだ。廉価版のDVDが出ているようなので迷わず購入することにした。

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職人の眼

昨年の今頃、テレビに出て偉そうに解説していた経済評論家や大学教授って一体何だったのだろう。昨年3月の段階ですべてを見抜いていた一介の会計士のブログ。ここの場所が場所なのでリンク先にはコピペで飛んでください。

http://blog.goo.ne.jp/yamane_osamu/e/42c2c0ee4afb62e55737eaacc2d08b17

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BLOG移転

Livedoorが東京地検特捜部に証券取引法違反(風説の流布など)の疑いで家宅捜索を受けている事実に抗議して(笑)って訳ではないが、BLOGを移転することにした。理由は広告バーがウザイから。カスタマイズして除去していたが、再構築するたびに元に戻り、いちいち対応するのが嫌になった。アタマにきたので今後は無料サーバーとして使ってやる。(笑) 移転先はBiglobe。といってもウェブリブログではなく、自分のWebにCGIを設置して行うことにした。内容は今までと変わらない。URLは以下の通り。

http://www2r.biglobe.ne.jp/~tkbbs/blog/