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東日本大震災

shinsai未曾有の大災害が日本を襲った。震災から数日はあまりの規模の大きさにただただ唖然とするのみで、自分が何を考え何をすべきかも定まらぬまま生活していたように思う。被災していない私がこのような状態なのだから、おそらく被災した人々は生きる上で迫られる様々ことを黙々とこなしているだけの毎日だろう。被災した人々に心からお見舞いを申し上げ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたい。○○市街地壊滅、□□町壊滅という表現が日本国内の報道で使われるなんでことは考えたこともなかった。壊滅とは必ずしも全滅ではない。それは幸いなことだが、生き残った人々に深い悲しみを与えてしまうという意味では限りなく不幸だ。こうした人々の力になる手立てを考えなければいけない。早速、募金はした。ただし、日本の場合、カネはあるように思う。さらにモノもある。略奪が無いと世界から褒められているが、買占めは盛んに行なわれている。金があるから略奪にならず買占めになってるだけで、褒められるような状態ではない。結局、求められているのは有り余るモノやカネの分配システムなのではないか。物資の輸送手段は当初から問題になった。高速道路を緊急車両専用にしたのは良かったが、通常の物流が滞ってしまい、被災地の周辺市町村が干上がってしまった。燃料の輸送が滞ったのは特に深刻で、日本国内にガソリンそのものは十分にあるというのに、各地でガソリン不足を招いている。そんな中、日本海側の鉄道を使用してガソリンを輸送したのは良かった。有事のために今後も○○本線と名の付くJR路線は最低限残せるように工夫すべきだろう。被災地に対しては自衛隊がフル稼働して物資輸送を行なっているようだが、周辺地域への物流が、一週間を経ても混乱しているというのはちょっと情けないように思う。政府と財界の仲が悪いとこういうことになるのか。災害に伴う自粛ムードが始まっているが、節電は止むを得ないものの、経済活動の停滞は被災地のためにもならない。被災した人々の先の生活を支えるのも経済。歌舞音曲も必要。普通に生活することが大切だと思う。これだけの大災害にも拘わらず、総体として日本人は冷静だ。これは海外から見たら驚異に違いない。自信を持って行動すべきだろう。

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