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タイマー発動

Stimer液晶テレビが故障した。SONYのBRAVIA、KDL-20S2000という機種。地元で地デジ試験放送が始まったのに合わせて購入したから、今年で6年目。ヤマダ電機の5年保障は切れている。さすがは世界のSONY、タイマーだけは高性能だったということか。症状は地デジや衛星放送の視聴中に突然画面が真っ暗になり「しばらくお待ちください。」と右下に表示されたまま操作不能になってしまうもの。メニュー画面は選択可能で、HDMIやPCなどデジタル放送以外のソースは表示が可能。主電源を切り、ACアダプターを外し、数時間待ち、再び電源を入れると復活したが、数日してまた同じ症状となった。初期設定をやり直しても同じ。仕方がないのでブルレイレコーダーのチューナーを利用し、HDMIでテレビを見ているが、その状態でも稀に画面が真っ黒に落ちる。こりゃダメだ。ネットで情報を集めると、同時期のソニー製品に同様の不具合が頻発していることが判る。チューナーまわりのハンダかパーツが劣化して発生している不具合で、6~7千円+パーツ代程度で修理できるようだが、テレビそのものが低価格化している中、SONYに金を払って修理するのが癪に障るので、他のメーカーのテレビに買い替えることにした。BRAVIAは、PCでビデオ編集をする時のデュアルモニター用に格下げ。邪魔だからふだんは倉庫にしまっておくことになる。「SONYのテレビは2度と買うまい。」特定のメーカー製品に対してネット上で批判をすれば、それなりの責任が伴うのかも知れないが、それでも「こりゃダメだぜ!」「何やってんの?」と云いたい。メーカーにも言い分はあるだろうし、6年も使えたんだから電子機器の寿命としては十分だろうという考え方もあるだろう。しかし、当該機種は全国で地上デジタル放送が始まり、多くの人が液晶テレビに買い替え始めた時期の製品、影響は大きいのではないか。昔からSONY製品はメカ部分の耐久性に問題があると思うことは多かった。軽量化やコンパクト化が極端で、素人が見ても軟(やわ)な造りを平気でしていた。トリニトロンカラーテレビも画面の綺麗さは圧倒的だったが、あきらかに他社製品より寿命が身近かった。画面全体が緑になったり赤くなったりしたらお取替え。そんなSONYでも他の部分に優れたところがあったり、バブル期になるとやや骨太な製品を造り始めたように見えたので、私は長い間必ずしもアンチSONY派ではなかったのだが、今回ばかりは呆れた。デジタル時代にまだそんなことを繰り返しているんじゃ韓国勢に負けて当然ではないか。安かろう悪かろうも困ったものだが、高かろう悪かろうはもっと困る。テレビ受像機というのは趣味の領域で売る製品ではなく、社会のインフラの一部だと思う。もう少し安定した製品作りをして欲しいものだ。