(長文・ネタバレ注意)
アバンタイトル
ナレーション「ブリタニアの少年、ルルーシュは、謎の少女、C.C.から特殊な能力を手に入れた。ギアス。いかなる相手にでも命令を下せる絶対遵守の力。妹、ナナリーのため、神聖ブリタニア帝国の破壊を目論むルルーシュ。一方、彼の友人、くるるぎスザクは、帝国内での足場を築きかけていた。既にこの時、先行きの命運は、必然として約束されていたのかもしれない」
本作品のナレーション、未来から過去のことを振り返っているような言い方ですね。
会長が好きなのは多分女の子
ミレイ「良いではないか。今宵は夜通し語り明かそうぞ。好きな男の子、教えあったりさ」
シャーリー「居るんですか? 会長にそんな人」
ミレイ「ふん。さぁね」
(中略)
ミレイ「大丈夫。河口湖はブリタニアの観光客も多いから。治安は良いって。ゲットーみたいに怖くないよ」
ニーナ「でも…」
ミレイ「一緒にいてあげるから。今度はおいてけぼりにしない」
ニーナ「う、うん」
東京租界から出て、河口湖へと向かうシャーリー、ミレイ、ニーナ。
初めて租界から出ることに浮かれるシャーリー。
一方で怯えている様子のニーナに怖くないよというミレイ会長。
# 最初、列車で揺れるゲットーのバラックを見せ、次に豪華な列車の中を見せる演出が嫌ん。それにしても普通のブリタニア人は車窓から見える廃墟に何とも思わないのだろうか。特にシャーリー。
# 冒頭、列車で揺れるゲットーのバラック。廃人みたいになっている人の家にあった酒にしては小型の瓶は、第9話の次回予告にも出ていたのですが、ドラッグみたいです。
# どうやらニーナはミレイとゲットーに出かけた時に一人になってしまい怖い思いをした模様。ニーナに優しい声をかけるミレイ会長。どう見ても百合百合です。
# あちこちで話題になっていますが、富士山がサクラダイト採掘のために大変なことに(笑)。7年前は無傷だったのに。
黒の騎士団誕生
玉城「すっげーな。なんだこれ」
ゼロ「頼んだら譲ってくれたよ。道楽者の貴族に」
扇「頼んだって、そんなに簡単に」
ゼロ「大丈夫だ。足はつかない」
カレン達のレジスタンスグループと手を組むことにしたルルーシュ。
手始めに道楽者の貴族から豪華トレーラーをアジトとして巻き上げ、扇達の度肝を抜く。
# はったりが好きだな、ルル様(笑)。それにしても「足はつかない」って、ルル様の言葉を素直に信じてしまうとは、扇達は実は目茶苦茶お人好し? スザク奪回作戦の時には、車をカレン達に調達させていたのに。
ホテルジャック事件発生
リポーター「高温超伝導体の製造に欠かすことの出来ない、サクラダイトは世界の安全保証に直接関与する重要な戦略物資です。ここエリア11は、世界最大のサクラダイト産地であり、市場への供給量は実に70%に達します。毎年ここで開催されるサクラダイト生産国会議では、サクラダイトの国際分配レートを決定します。その結果は、我がブリタニアと諸外国とのパワーバランスそのものと言っても過言ではありません。テロリストは、国際世論がこの会議に寄せる関心の大きさを狙いに入れて、ホテルジャックという暴挙に訴えたものと思われます」
アジトとなるトレーラーで、日本解放戦線による河口湖のホテルジャック事件を知ったゼロ=ルルーシュ達。人質の中にはシャーリー達生徒会メンバーが含まれていることも明らかとなり、カレンはもちろん、ルルーシュも平静ではいられない。
とはいえ、今はゼロの姿をしているルルーシュは、リヴァルからの急を告げる電話を取ることは出来ないのだった。
# 8.5話でも言ってましたが、日本がブリタニアに侵略された理由はこのサクラダイトが原因ですか。7年前は富士山は無傷だったので、豊富にレアメタルを埋蔵していながら、それを供給しようとしなかった日本にブリタニアが恨みを持っていたということかな。
# 日本が地下資源が豊富、と言われても「?」という感じですが、昔は銀の産出量の1/3が日本から、なんて時代もあった位だしあり得ないことでも無いかも。
# ルル様は兎も角、カレンは租界の学校に通っていることはレジスタンスのメンバー公認だと思っていたのですが、扇位しか知らないのかな。
# ルル様、留守電メッセージが偉そう(笑)。
突貫(違)!
パイロット「了解。雷光。第二起動。左右四連脚部固定。超電磁式瑠散弾重砲。電圧確認(中略)超電磁式瑠散弾重砲発射!」
ホテルジャック事件のため、河口湖まで指揮車を前進させたコーネリア。
空中と水中からの接近は失敗、最終的に水中のトンネルをサザーランドで突破、湖面に建っているホテルの基礎部を破壊、水没させる作戦が実施に移される。
ナイトメアフレームであれば、これまでの敵の火力であれば対処可能と判断しての作戦だったが、突入したサザーランドは日本解放戦線がグラスゴーを改造して作成した超電磁式瑠散弾重砲(リニアカノン)により全滅するという結果に終わる。
テロリストと交渉する訳にはいかないコーネリア。だが、人質の中にはお忍びで会議に参加していたユーフェミアが居たのだ。
# おー日本側もやられっぱなしな訳ではなくて、グラスゴーベースとはいえ新型兵器なんか持っているんですな。火器管制装置が日本語表示になっているのが何とも。
# 日の丸鉢巻きで、必殺技の如く武器の名前を叫ぶ、日本解放戦線の超電磁式瑠散弾重砲のパイロットが熱い(笑)。無限のリヴァイアスの「突貫!」のおじさん達を思い出しました。
# 散弾式のリニアカノンという新兵器が無くても、あんなトンネルの中ではそもそもサザーランドが回避する余地が無くて作戦失敗する可能性は高いかも。装甲自体はサイタマゲットー壊滅作戦でも露呈していたように薄そうだし。
まだ印つけているのね…
C.C.「ああ。判ってるよ。今度は上手くやるよ。でも、私は保護者なんかじゃ無いんだ」
学校のクラブハウス。またC.C.は何者かと謎の会話を。
# 印をつけるように命ぜられた女の子、未だ効果は持続中ですか。
余所者は排除
スザク「イレヴンに作戦を任せる訳にはいかない」
ロイド「コーネリア殿下は、ブリタニア人とナンバーズをきっちり区別される方でね」
スザク「受け入れて貰うには、未だ足りないんですね」
セシル「でもそれじゃ、何のための名誉ブリタニア人制度なんだか」
河口湖にはスザク達特派も待機はしていたものの、パイロットのスザクがナンバーズであるがために作戦に参加することが出来ないでいた。
# ブリタニアを内部から変えようという考えを持つスザク。「未だ足りないんですね」とか言っていて、その内ブリタニアと同化することそれ自体が目的とならなければ良いけど。
# テレビにシャーリーのパパが登場してますね。
正義の味方
ルルーシュ「ブリタニアと戦うために組織は必要だ。しかし、早すぎる。でも、このまま放っておく訳にも。コーネリアの性格なら、人質など無視して。あ…。なら何故動かない。まさか」
(中略)
ゼロ「違う」
扇「あ」
ゼロ「私たちはレジスタンスでは無い」
扇「じゃあ、何だよ」
ゼロ「私たちが目指すもの。それは、正義の味方だ」
コーネリアが未だ強攻策を取らない理由に気づくルルーシュ。
ゼロがメンバーに渡した衣装がレジスタンスらしからぬものであることに戸惑う扇。
ゼロは目指すものは正義の味方だと言うのだが。
# 正義の味方って(笑)。ルル様、目的のためには手段は選ばない方だと思っていたけど。手段のためには言葉も選ばない人なんですね。何となく、本人はこれが恥ずかしい台詞だとは微塵も感じていないような気が。
人質殺害
セシル「人質の学生って生徒会の人達なんでしょう? 交渉はまだ続けているから…」
スザク「僕は組織の人間です。個人的な感情より、組織の論理を優先します」
待機中のスザク達。生徒会メンバーが人質に取られていることを気遣うセシルに対して、スザクは冷静。だが、人質が突き落とされる場面を目撃しては冷静では居られない。
# 組織の論理を優先しますというスザク。でもその組織が間違っていたらどうするんでしょうか。いや、この後の展開みるとサクっと組織を抜けちゃいそうですが。
進退窮まったコーネリア
ダールトン「見せしめとは。野蛮人め」
ギルフォード「交渉に応じ、女子どもだけでも先に解放させては」
コーネリア「駄目だ! 一度でも交渉に応じれば、テロという手段を肯定することになる!」
ダールトン「では、強攻策を?」
ギルフォード「それはユーフェミア様の安全を確保してからのことではないでしょうか」
コーネリア「う…。ユーフィ。私は…」
交渉に応じない限り、人質を30分に1人ずつ殺害されると草壁中佐に通告されたコーネリア。だが、コーネリアは交渉を拒絶。かと言って、ユーフェミアがいる限り強攻策も取れないでいた。そんな時、コーネリアにゼロからの連絡が入る。
敵のど真ん中へ
扇「なぁ、彼が言う正義ってどういう意味なんだろうな」
カレン「さぁ。でもその前に殺されるかも。後ろのみんなも逃げ場無いし」
ディートハルト達のテレビ中継車の一台を奪い、ブリタニア軍のど真ん中にゼロ達は姿を現す。
# ジャック事件のその現場で釣りしているディートハルトがナイス。
# カレン達は兎も角、良くこんな無茶な作戦にみんなが付き合いますな。ユーフェミアの話とか、絶対にしていなさそうだし。
# 「ま、いざとなったら俺が何とかするけど」という玉城に苦笑。こういう奴に限って本番では何にも出来ないと思われ。
読み通り
ゼロ「コーネリア。どちらを選ぶ?」
コーネリア「ん」
ゼロ「死んだクロヴィスと生きているユーフェミアを」
コーネリア「あ…」
ルルーシュ「よし。やはりそうか。第一条件はクリアされた。相変わらずだな。貴方は昔からユーフェミアを溺愛していた。だから動けない。情の尻尾が邪魔をする」
ゼロ達の前に姿を現したコーネリア。
コーネリアはクロヴィスの敵とゼロに銃を向けるが、ゼロがユーフェミアの名を出すと表情は一変。
ユーフェミアを救い出そうというゼロの言葉に一旦惚けはしたものの、結局コーネリアはゼロ達の車をホテルへと向かわせる。
日本解放戦線が自分を受け入れるか否かはともかく、自分に会いたいという誘惑に勝てる筈が無いというルルーシュの読み通り、ゼロ達はホテル内への侵入に成功。
一方、コーネリアはゼロが行くことで時間稼ぎが可能となり、これを好機とゼロと日本解放戦線をまとめて叩くつもりだった。
# コーネリアが出したのは剣と思ったら剣の形をした巨大な銃だったのか(笑)。
# ゼロを通してしまったことで、コーネリアの権威失墜…なんてことにならないのかな。
囮と言えど重要な任務
ロイド「はーいー。ご指名ありがとうございます。ハハハハ。出して良いって、ランスロット」
(中略)
スザク「セシルさん。やります。やらせて下さい。みんなを助ける可能性があって、今、僕とランスロットが必要とされているなら、やるべきです。それが例え、囮であろうと」
出撃許可が出て嬉しそうなロイド。リニアカノンに向けての突撃が囮作戦だと気づくセシルだが、スザクはそれでも構わないという考えだった。
# ロイド、本当に嬉しそうですね(汗)。
確率は1/2
ロイド「で、問題はトンネル内で待ち受けているリニアカノンだよね。限定空間だから、ランスロットでも回避率は47.8%」
セシル「本当にやるんですか?」
ロイド「うん。だから適当なところで戻って来てよ。ランスロットを壊す訳には行かないしさ」
スザク「適当な所?」
ロイド「うん」
スザク「…判りました」
スザクのランスロットに命じられた作戦は、サザーランドに命じられたものと同様にホテルの基礎部の破壊。
ロイドはランスロットを壊す訳には行かないと、適当な所で戻るように言い、スザクもそれを了承する。
スザクは、シャーリーに河口湖に誘って貰った時のことを思い出す。
# スザクもしっかりシャーリーに河口湖に誘われていたんですな。誘われた後に誘ってくれたことをわざわざ礼を言うのが彼らしいですが。スザクが休みだったとしたら、女性陣の中で一人だけという凄い状況になっていたと思いますが。
禁句
ニーナ「う…。はっ。い、イレヴン」
兵士「あ…今何と言った!」
ニーナ「あ…」
兵士「イレヴンだと! 我々は日本人だ!」
ミレイ「判ってるわよ。だから止めて!」
兵士「訂正しろ! 我々はイレヴンでは無い!」
シャーリー「訂正するから!」
兵士「何だその言い方は! お前達隣まで来い。じっくり教え込んでやる!」
ニーナ「嫌、嫌ぁぁぁ」
(中略)
ユーフェミア「私は、ブリタニア第三皇女。ユーフェミア・リ・ブリタニアです」
見張りの兵士が側に来た時、恐怖の余りイレヴンと呟いてしまったニーナ。
その言葉を聞きつけた兵士は激昂。ニーナや彼女を庇ったミレイ達を別室に連れて行こうとする。
それを見かねたユーフェミアは、止められたにも関わらず自らの正体を明かし、リーダーに会わせるように言う。
# ニーナたん。怖いとは言えイレヴンの前でイレヴンと言ってしまうとは。じっくり教え込んでやるって、何をどんな風に? とか考えると嫌な想像に。何となく、ニーナたんの過去の怖い思いって、あんなことやこんなことをされていた…という話であっても驚きません。最近のアニメ作品はその辺、遠慮が無いですから。
# やっぱり正体を明かしちゃいますか、ユーフィ。第9話次回予告を見る限り、やたらと囚われる属性があるようですが。
旧時代の俗物達
ゼロ「判った。しかしその前に聞かせて欲しい。お前はこの行動の果てに何を求めている」
草壁「知れたことを日本人が未だ死んでいないことを内外に知らしめるのだ」
ゼロ「古いな。お前達は古い。もう、救えない」
草壁中佐と面会したゼロ=ルルーシュ。ルルーシュは、草壁が深い考え無しにホテルジャックをしたことを知り、もう救えないと言い放つ。
ゼロに愚弄されて怒る草壁は日本刀で斬りかかるが、ルルーシュはギアスの力で「死ね」と命じる。
# 草壁中佐と言い、兵士達と言い、ステレオタイプな駄目な方の旧帝国軍人が現在まで生き残っているような印象を受けますな。太平洋戦争どころか日露戦争すら無いと思われる世界なので(千島列島が全て日本領な一方で樺太は違う)、帝国陸軍がそのまま残ってたと思われますが。
やる気満々
セシル「だから言ったじゃないですか!」
ロイド「うん。囮じゃなくて、やりきっちゃうつもりだね」
トンネルに突入したランスロットはロイドの命令を無視して全力でリニアカノンに向かって突撃。瑠散弾を全て回避して突撃を敢行。
# 最初の出撃の時もフルブーストだった位なので、命令した位でスザクが止まることは無いとロイドは判っていたのかも。
正体がばれても良いのか?
ゼロ「中佐達は自決した。行動の無意味さを悟ったのだ。ユーフェミア。民衆のために人質を買って出たか。相変わらずだな」
兵士達に連行されて来たユーフェミア。だが、草壁中佐のいる部屋で銃声が響く。
ドアを開けると、中から撃たれる兵士。
内部では草壁中佐と部下の兵士達が自決しており、ゼロは人質を買って出たユーフェミアに「相変わらずだな」と声をかける。
# どう聞いても存在自体が世間には公表されていなかったユーフィのことを知っている口ぶりで、自分の正体をばらしているようにしか。もっとも、コーネリアに対しても、ユーフィの名を出したことで、皇家の内情を知るものと思われていると思うけど。
絶対防衛線は絶対に破られるもの
パイロット「臆するな! 四連腕部自在砲台も展開、ここは絶対防衛戦である。死守するんだ! (中略)出力全開! 砲身がいかれても構わん! 絶対死守を慣行せよ! 粉砕!」
バリヤーで瑠散弾を跳ね返しつつ前進するランスロット。
距離が詰まったため回避が困難と判断したスザクは、ここでバリス(手持ちライフル)の使用を決断。
バリスにより敵リニアカノンを撃破したランスロットはトンネル内から空中に舞い上がり、ホテルの基礎部を破壊することに成功するのだった。
# 最初からバリヤーを使えば良かったような……^^;;;;
クロヴィスを殺した理由
ゼロ「副総督に就任されたと聞きました。ユーフェミア皇女殿下」
ユーフェミア「喜ぶことではありません」
ゼロ「そう。クロヴィスが死んだからですね。私が殺した」
ユーフェミア「あ」
ゼロ「彼は最後まで私に阿り命乞いをした。イレヴンを殺せと命じたその口で」
ユーフェミア「だから兄を殺したのですか」
ゼロ「いいや」
ユーフェミア「では何故?」
ゼロ「あの男が、ブリタニア皇帝の子どもだから」
ユーフェミア「え」
ゼロ「そう言えば、あなたもそうでしたね」
カレン達により制圧された日本解放戦線の兵士達。
ユーフェミアと二人で話すゼロ=ルルーシュは、クロヴィスがブリタニア皇帝の子どもだから殺したと語る。
# 今回、ルルーシュが日本人を前にしていても「イレヴン」と言っているのがちょっと気になりました。自分が日本人で無いことを示唆しているような気がして。
主役メカに別名はお約束
ルルーシュ「あの時の白兜か」
(中略)
スザク「救えなかった…。僕は、僕は、又!」
ホテル基礎部破壊を成し遂げたスザク。
流石のコーネリアもその功績は認めざるを得ない様子。
だが、ゼロは予め仕掛けていた爆薬によりホテルを爆破。ホテルは崩壊する。
# ランスロットのコードネームは、「白兜」ですか。大抵、ニックネームをつけられる方は主人公側なんですが。ルル様が悪役側ってことかな。
# ホテルが崩壊した後で「救えなかった」とスザクは、前も同じようなことがあったようですが、何があったんだろう。
黒の騎士団設立宣言
ゼロ「ブリタニア人よ。動じることは無い。ホテルに囚われていた人質は全員救出した。あなた方の元へお返ししよう」
(中略)
コーネリア「ぬけぬけと良く言う。お前に手出しをしたら、人質に逆戻りということだろう」
ゼロ「人々よ! 我らを恐れ、求めるが良い。我らの名は、黒の騎士団!」
セシル「騎士団」
ロイド「皮肉だね。テロリストがナイトを名乗るなんて」
ゼロ「我々黒の騎士団は、武器を持たない全ての者の味方である! イレヴンだろうと、ブリタニア人であろうと。日本解放戦線は、卑劣にもブリタニアの民間人を人質に取り、無惨に殺害した。無意味な行為だ。故に、我々が制裁を下した」
(中略)
ゼロ「クロヴィス前総督も同じだ。武器を持たぬイレヴンの虐殺を命じた。このような残虐行為を見過ごす訳には行かない。故に制裁を加えたのだ。私は戦いを否定しない。しかし、強い者が弱い者を一方的に殺すことは、断じて許さない! 撃って良いのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ。我々は、力ある者が力無き者を襲う時、再び現れるだろう。例えその敵が、どれだけ大きな力を持っているとしても」
カレン「正義の、味方?」
ゼロ「力あるものよ。我を恐れよ! 力無き者よ。我を求めよ! 世界は、我々黒の騎士団が、さばく!」
ホテルが崩壊した後、奪われたテレビ中継車から映像が出ていないかを確認させるディートハルト。果たして彼の目論み通り、ゼロからの映像が映し出される。
ゼロは人質が全員救出したと告げ、自らを黒の騎士団と名乗る。
そして、ゼロとその仲間、黒の騎士団は、力ある者が力なきものを襲う時に、彼らに制裁を加えるという宣言をするのだった…。
# ええと、あの爆発の中からどうやって人質達を全員救出したのかが気になり、夜も眠れません(違)。
# ルル様の演説。間違いなく、自分で自分に酔ってます、ルル様(笑)。ただ、弱き者のために戦うという大義名分が、後々自分の足かせにならないと良いけれど。
# 上でも書きましたが、ゼロが日本人のことをイレヴンと言っているのが気になりました。戦いには大義名分が必要で、ブリタニアを倒すためにはブリタニア人自身からの支持を得よう、ということでわざとそう言っているのかもしれませんが。
次回予告
「そう。あの日から既に俺は仮面をつけていた。偽りの名前、偽りの経歴。だが俺は手に入れた。二つの力を。ギアスと黒の騎士団。全ては俺の望むままに」
STAGE 8.5「仮面 の 軌跡」
既に放映済みですが、まさしく総集編でしたね。総集編で観ても面白かったですが。
# ぢつは第1話で皇帝陛下が登場済みだと気づいてませんでした(汗)。