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なんちゃってオーディオの世界★2

273e1afb.jpgターンテーブル DJ-2550 を購入の際、なぜEQ内臓にこだわったかというと、パソコンに音を取り込むのにアンプが不要となり便利だからだ。昨今、私もフルコンポを鳴らすのは暇な日曜日の昼下がりぐらい。いつもはノートパソコンのキーボードを叩いている時にヘッドホンで聴くことの方が多い。パソコン内の mp3 をフォルダプレイして聴いたり、新しく購入したCDもまずパソコンのCDドライブに入れて聴く。初めのうちはノートパソコンのヘッドホン端子に安いヘッドホンを繋いで聴いていたが、使用頻度が多いのだから少しお金をかけてみよう思い、クリエイティブメディアの Sound Blaster Digital Music LX というUSBオーディオアダプタを購入した。実売5千円。アナログライン出入力。この入力に DJ-2550 を直接繋いで取り込める。光デジタル出力はサラウンド対応で、電源はUSB供給。付属ソフトもさすが歴史あるサウンドブラスターシリーズ。遊べるエフェクトからヒスノイズやスクラッチの除去まで出来て、アナログレコードのキャプチャをしている人にはお買い得だと思う。ヘッドホン端子の音も価格を考えれば勿体無い位に良い。もう一息音量が欲しいが、パソコンのヘッドホン端子とは異なり分離の良い綺麗な音が楽しめる。通常はこれで十分だが、私はさらにテクニカのヘッドホン ATH-A55 を ヘッドホンアンプ AT-HA20 を繋いで使っている。このアンプ、見た目は自作キットのような製品だが、前作 AT-HA2 のように電源を入れた際にボツッとノイズが入ったり、無音時にサーというようなノイズが入ったりはしない。ヘッドホンアンプとして最低限の仕事はしているようには思える。ネット上を調査するとオーディオに詳しい御仁達もいろいろと文句を付けながらも改造を試みたりするなど一応相手にしているのところが面白い。実際、癖の無い素直な音で、Digital Music LX のヘッドホン端子で聴くよりわずかにソフトな音質になる。これはパソコンをし「ながら」聴くのには最適だ。実売1万1千円はやや高い気もするが、TEA2025L を使って自作しても4~5千円はかかるだろう、完璧な自作能力と工具類の用意がある人以外は買った方が良いように思う。青色LEDのイルミネーションはご愛嬌。ツマミボリウムはやっぱり操作感がいい。

北国の街

00b9748c.jpg北国の街 1965年 カラー 92分 日活

■監督:柳瀬 観
■脚本:倉本 聰
■出演:舟木一夫/山内 賢/和泉雅子/葉山良二

和泉雅子さんの可愛らしさに惚れ込んだ方にもう一作。「絹織物の街・新潟県十日町。手織り職人・小島公平(信欽三)の息子、高校生の海彦(舟木一夫)は列車の中で可憐なひとりの女学生・雪子(和泉雅子)と知り合う。」などといろんなところであらずじ紹介されているので、十日町の映画なのかと思っていたが、「阿弥陀堂だより」もびっくり、全編オール飯山ロケ。40年前の飯山が続々と画面の中に甦る完璧な郷土映画だった。冒頭から雪の飯山線を走る蒸気機関車。タイトルも綱切橋あたりの高い場所から飯山市内を大展望している。体育館のような大きな建物は移転前の飯山南高校だろうか。舟木さんは飯山駅で下りて飯山北高校に通う設定。エキストラと思われる北高生も登場する。学校の裏山で山内賢さんと殴りあったりするシーンもあるがこれは城山公園。背景に見えるのは北高ではなく飯山ニ中だと思われる。画面には登場しないがヒロイン和泉雅子さんが通う高校が女学校だとすればそれは飯山南高校ってことになるだろう。かつて飯山南高校があった場所には現在、飯山赤十字病院が建っているが、80年代まで病院は道を隔てたすぐ近くに建っていた。その一部木造の旧日赤も山内賢が怪我をして入院する病院として登場する。あまたある近隣のスキー場で骨折などの怪我をすると必ず送られる病院だ。映画の中にはスキーのシーンもあるのだがどーもその場所がよくわからない。ゲレンデの下方に山々が広がっているので戸狩や信濃平ではないことは確かだ。じゃ斑尾かな?とも思ったが、昭和40年じゃまだ出来ていないよな。(笑) 山の感じからすると志賀の丸池かサンバレーなのかも知れない。日活映画といえば志賀高原?だって話もある。さて、この映画は駅と機関車と線路がふんだんに登場する鉄ヲタ必見映画でもある。飯山駅、信濃平駅、戸狩駅。そして謎の信濃城北駅。北飯山駅をイメージしているのかも知れないが、画面でみる限り、飯山駅に細工を施して撮影しているようにも見える。映画でもっとも印象的と思われるシーンも線路上で撮影されている。ネタバレさせたくないので詳しくは書かないが舟木さんと和泉さんのふたりが信濃平駅から線路上を歩いていくシーンはなかなかロマンチックだ。正直に云うと舟木さんは表情はちょっとアブナイ(^_^;のだが、とにかく和泉雅子さんが可憐で美しいので淋しい雪国の風景も綺麗に見えてしまう。辿り着く場所は常盤(ときわ)あたりの踏切。まわりの風景や山の形、田んぼの中にポツンとある常盤小学校が見えていたりするので間違いはないだろう。和泉雅子さん18歳。映画の設定そのまんまの歳だったのか。可愛いわけだ。可愛いといえばこの映画には東宝の岡田可愛さんがチョイ役(舟木の隣家の娘役)で出ている。17歳。サインはVで大ブレイクする5年も前だ。風景と女優しか見てないことがバレバレだが、これも隠れた見所か。