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3ペイン表示

e5bd9777.gifほとんの死に体のWebSiteである"DETCH-UP SQUARE"をRSSに対応させてみたのはその技術(XML)が地味ながらも基本的な情報処理技術だという点が気に入ったからだ。Web上には動画や音声が華やかに動くページや新聞の折込広告のように細かくレイアウトされたページが少なくないが、私は以前からそういうページはあまり読まない。そういったページの情報がどうしても必要な場合は止むを得ず閲覧することになるが、イライラすることはあってもそういうエンターテイメントな?コンテンツを楽しむことなんてことはまずない。ハッキリ云えば邪魔。そんなこともあり最近は3ペイン表示のソフトで情報を得ることが増えた。3ペインとは左にフォルダ構成、右上に見出し、右下に内容というマイクロソフト社のメーラーOutlookにのようなレイアウトのことだ。メーラーはもちろん、Webもまずは3ペインのRSSリーダーで巡回し、後からRSS未対応のサイトを仕方がなくブラウザで見ている。「2ちゃんねる」は以前から専用ブラウザで読んでいるがこれも3ペイン表示。インターネットが普及しはじめて10年、今や当たり前のインフラに成長した。ネットサーフィンなどと云われたWebSiteのながら閲覧は娯楽としては面白いが、インターネットで効率的に必要な情報が得られればそれで良しする人も増えているのではないかと思う。項目から内容への把握が容易な3ペイン表示に慣れてしまうと、ハイパーリンクポイントがページによってマチマチなブラウザでの情報収集が面倒臭くなってしまう。きちんと未読を教えてくれるのもいい。これはパソコン通信の時代には当たり前だった基本機能。いずれも特別新しい技術ではないのだが、情報伝達の基本に則った実のある技術なので身に付けて損はないと思う。

カツテの神様

429c2fc4.jpg「エンタの神様」なるバラエティ番組が人気だ。そこから出た芸人さんが紅白歌合戦にまで出演していたのにも驚いた。なぜなら、私自身はあの番組に出演している芸人さんのネタを聞いて笑ったことがほとんど無いからだ。若者や子供が満面の笑みを浮かべながら楽しそうにあの番組を観ている姿を見ていると、正直なところ自分の感性が衰えてきたのではないかと逆に不安になる。もちろん、あの番組や芸人さん達を否定するコメントを並べるのは容易だ。ネタを考えるブレーン(作家)が背後にいるようだとか、いわゆるBIG3をはじめとする現在のお笑い界の巨匠たちやさらに遡って70年代のコミックバンドや関西の漫才名人たちの全盛時代と比較すればどうか?とか、いやそんな巨匠を出すまでもなくその周辺で活躍した、例えば嘉門達夫さんや松尾貴志さん、芸人ではないが柳沢慎吾さんあたりの方が、「エンタの神様」の常連よりは数百倍ハイテクニックで面白いとか、云い始めたらキリがないほど材料はある。若者や子供は昔を知らないから笑えるのだと斬ってしまえばそれまでなのだ。しかし、それを云ったところで、タモリさんが新作CDを出すわけでもなければたけしさんが漫才をやるわけではない。仮にそうしたところでかつてほど面白かどうかもわからない。存在するのは若者や子供は「エンタの神様」を見て笑っているという現実だけ・・・。笑いと云うのは人々が共有する知識のズレを楽しむもの。知識がなければもちろんだが、実は知識を共有する気持ちがないと笑えない。私が「エンタの神様」を見て笑えないのは案外「今」を知らないからなのかも知れない。これはお笑いに限ったことでもないというところがまた怖い。