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カネを払って聴く音楽

米国の2人の経済学者がファイル交換とレコード業界の売上減少は無関係との論文を公表し、話題になってる。内容は他のネット情報を参照されたい。実際、ファイル交換で聴けるからCDは買わないという消費者は確かにかなりの数で存在する。それがレコード会社の利益を侵害しているといわれれば、まあ、そのとおりなのかな~と誰もが思う。しかし、永年録音された音楽を聴いてきた立場から云えば、何か違うよな~と思わざるを得ない。カネを払って音楽を聴くってのは、著作権者やレコード会社にとってはごく当たり前のことかも知れないが、リスナーからすればそれは当たり前のことではまったくない。多くの音楽愛好家にとって、カネを払ってまで聴きたい音楽というのはごく僅かであり、その次に相当な対価とは思えないが仕方なくカネを払って聴く音楽があり、さらに無料なら聴いてもいい音楽、無料でも耳にしたくない音楽と続いているのではないか。街頭で演奏してる若者達にカンパをするか否かは通り過ぎる人々が決めることであり、演奏してる若者が決めることではない。それがレコードになったとたんに著作隣接権が発生し、盗み聴きした者が泥棒呼ばわりされるんだからかなわない。そういう法律があることは承知しているが、音楽を聴く人々の生理なり気持ちを無視したマーケッティングをする業界がこの先、生き残れるとはとても思えない。南無阿弥陀仏。