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Past Tube

2f10e837.jpg動画共有サイトは底なし沼か。こんな映像があったのかってな映像が続々とUPされてくる。邦楽関係は JA*RAC の御活躍でかなり削除されているものの洋楽に関しては何でもありの状態が続いている。その中から私が注目しているのは、ビデオパッケージとして発売される可能性が薄く、いまダウンロードしておかないと二度と見る機会が無くなってしまうような映像だ。画像のうち上の3枚はこれまでもこのBLOGで紹介したことのあるKarina 。日本ではCDも発売されておらずほとんど知られていないスペインの40年前の女性歌手のこのような動画など、かつては新たに話題にならない限り一生見ることが出来なかった。それが検索次第でお目にかかれてしまうのがインターネットの凄さだ。Karina に関しては、これまで1971年のユーロビジョンソングコンテストの映像が見られる程度だったが、ここにきて先日紹介した「El baul de los recuerdos」のプロモフィルムが登場し、狂喜乱舞したのも束の間、今度は「En Un Mundo Nuevo」のモノクロプロモフィルムや映画「En Un Mundo Nuevo」のメドレーシーンまでもがアップされいてびっくり。プロモの内容は karina がヒッチハイクをするがなかなか乗せてもらえない設定。クルマに始まり、馬車や船、終いには旅客機に向かって karina がヒッチハイクサインをおくるやや馬鹿馬鹿しい内容。プロモがこういう映像で良かった時代がのどかで懐かしい。映画の方は今年の1月にスカパーのスペイン語チャンネルで放映されたのだが、私はそのチャンネルを契約しておらず、録画できずに悔しい思いをしたももの。そのほんの一部のみを見ることが出来たわけだが、karina が当時のスペインで茶の間(は無いか。リビングリーム?)のアイドルだった様子がよくわかる楽しい映像だった。ユーロビジョンソングコンテスト映像も最近では審査風景まで入ったヴァージョンがアップロードされている。高得点を得て満面の笑みを浮かべる karina の表情が印象的だ。他にも90年代にスペインのテレビに出演し、「Concierto Para Enamorados」と「Romeo y Julieta」を歌った際のビデオもアップされていた。こうした過去の映像を掘り起こすのが動画共有サイトの醍醐味ではないかと思う。karina だけではない。他にも、ESC優勝をうけてダブリンの会場近くで急遽撮影したと思われるSeverine の「Un Banc, Un Arbre, Une Rue」のモノクロプロモフィルムや、Chantal Goya が歌のお姉さん(おばさん?)になる前に、Nana Mouskouri、Mireille Mathieu、Dalida と同じ曲Alouetteをそれぞれのシチュエーションで歌う企画番組(画像一番下)など、面白い面白い。法的な問題もあるのだろうが、画像解像度を制限するなどの工夫してぜひこの「文化」は残して欲しいものだ。

善良な市民のために

5718bf36.jpg特定のソフトを指して官房長官が国民に使用自粛を訴えるほど、P2Pは社会問題化してしまった。著作権法違反幇助とやらで作者は逮捕され裁判まで行われている。んじゃ、書店に行けば棚にズラリと並んでいる「必殺ダウンロード大全」みたいなムックは幇助じゃないのかい? 警察が繰り返しているユーザーの見せしめ逮捕も実態を勘案するとかなり不公平な感じもしなくはない。厳密に取り締まりをやれば逮捕者は数万人、いや数十万人になるのではないか。正に進歩する技術に現行法やモラルが追いつかない異常事態だと云える。そこで善良な市民であるあなたにもう少し順法的な音楽ファイルを収集法を紹介することにしよう。StationRipperを使いストリーミング放送をリッピングする方法だ。このソフト自体は2003年頃から既に話題になっており、当時も私も試してみたのだがISDNでは速度が遅過ぎて成果は無かった。あれから3年、我家もブローバンド化され128kbps以上の放送がストレスなく聴けるようなったので久しぶりにこれを試してみたら、あまりに簡単に好みの音楽が収集出来るので唖然としてしまった。米国では既にP2Pの代表的なソフトWinMXが裁判で違法とされメインサーバーが停止しているが、その一方で著作権協会(ASCAP、BMI、SESACなど)が登録楽曲をインターネットラジオで流すことを認めている。当然、それを私的録音してる程度なら違法性はない。さて、そのストリーミング放送をリッピングするソフトStationRipperだが、使い方についてはネットを検索すれば解ることなので詳しくは説明は省く。とりあえず、ブロードバンド環境を用意し、あなたのお気に入りの音楽ばかりを流す128kbps以上のビットレートのSHOUTcast互換(WinAmpマーク)のストリーミングサービスを探すことだ。SHOUTcast互換局は全世界に7000~10000あると云われている。丁寧に探せばお気に入りの音楽ばかりを流す局は必ず見つかる。私自身も6~70年代のEuroSongを192kbpsで24時間流し放しにしている局を発見し、StationRipperでリッピングしている。192kbpsともなればCDと比べても音質に遜色はない。ソフトを立ち上げ一晩放っておけば局別のフォルダに曲毎に整然と切り分けられたmp3ファイルがギガバイト単位で残される。それもファイル名は曲名演奏者名、MP3タグまで付いている御丁寧さ。暇な時にお気に入りの曲だけ残し、そうでない曲は消去しているが、すでにフォルダ内の曲数は500曲を超え、フォルダの容量も2GBを超えてしまった。500曲もあれば多少流行音楽に詳しい者でも新たな発見をする。曲や演奏者を検索して聴くP2Pの便利さも捨てがたいが、能動的に楽曲を探すにはそれ相応に曲や演奏者についての知識が必要になる。一方、ストリーミングサービスは基本的に放送だ。こちらで曲を選ぶことは出来ないが、逆に受身でのんびりと聴き流すことが出来るし、次にどんな曲が流れるかわからない楽しみがある。音楽ファンのあなたならば自分が選曲したお気に入りCDの楽しさとつまらなさの両方を知ってることだろう。放送というのは意外と楽しいものなのだ。

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http://www2r.biglobe.ne.jp/~tkbbs/blog/

Live365macro

4467b3bc.jpgLive365.comをホニャララしていたら面白いことに気がついた。元来、Live365.com は ID登録(無料)をしないと聴くことが出来ないはずなのだが、いつの間にやら、ID登録をせずに聴くことが出来るプレーヤーが出現していたのだ。そのプレーヤーは皆さんお馴染みのRealOnePlayerとiTune。特にRealOnePlayerの意外な連携機能には驚いた。搭載されているメディアブラウザというWebブラウザからLive365.comのWebSite にアクセスし、Playボタンをクリックすれば、ファイルの関連付け云々は関係なく、RealOnePlayerのプレーヤー部が なんとNowPlaying曲演奏者表示とセットになって立ち上がってくる。これは感動ものだ。そんな機能、どちらのサイトを見ても正式にアナウンスされていないように思うのだが、その見事な連携ぶりは意識してそういう仕様にしたとしか思えないほどだ。RealOnePlayerのメディアブラウザのお気に入りにLive365.comを登録すれば、即Live365専用Playerの出来上がり・・・なのだ。RealOnePlayerを使ってるなら一度試してみると良い。iTuneの場合はストリーミングURLを入力する必要がある。しかし、そのストリーミングURL、公開されている訳ではない。Live365のWebページのソースにも書かれていない。じゃ、どうやって調べるのか?  最も簡単なやりかたは、Live365のListenSettingをWinAmpなどの外部プレーヤーにし、そのプレーヤーが抱えたURLを調べる方法。実際、http://www.live365.com/play/********?bitrate=256&AuthType=NORMAL&membername=********&VisitCount=92&SaneID=***.***.***.**-************&now=***********&session=00zC3tS5lSx1A&tag=live365(*は伏字)というように、リスナーの登録ID情報が含む異常に長いURLの中にそのURLを叩かない限り、通常は外部プレーヤーでの再生は出来ない。そこからLive365は接続時に登録IDを参照しているのだろうな~ということが何となくわかる。ところが、RealOnePlayerなら前述の方法で、ID登録せずに聴けてしまうのだ。♪なんでだろう~なんでだろう~(古い!)と、いろいろ試してみたら、なんとRealOnePlayerは、"http://www.live365.com/stations/******" (******はStation固有の文字列)をプレーヤーに読み込ませるだけで、ストリームを再生してしまうではないか。iTuneも同じ。あらあら、これじゃID登録をさせたり、ネットワーク言語を駆使してストリーミングURLを知られ難くしている意味がまったく無いじゃないか。一体どうなってるんだろ? 情勢変化で方針転換があったのが、それともReal社やApple社との取引なのか、ハタマタ、Live365最大の商売敵(がたき)Shoutcastを擁し、さらにストリーミングを無劣化でぶっこ抜くようなPlug-inが用意されているWinAMP潰しなのか、理由はさっぱりわからないが、何とも興味深い対応の差だ。さて、Live365.comのWebサイトに行かず、外部プレーヤー単独でLive365.comを聴く場合、最も困る点は、曲名演奏者名が表示されないこと。Live365.comの場合、ストリーミングにタグ情報が含まれていないので、これだけは如何ともし難い。Radio365というLive365サイトからDL出来るデザインも秀逸な専用再生ソフトを使えば曲名演奏者名表示もされるのだが、如何せんそれは有料。残念ながら私の場合、金を払ってまでLive365を聴こうとは思っていないので除外となる。そこで、ホニャララなテクニックを駆使し、PLSファイルに対応したプレーヤーならばどんなものでもID登録無しでLive365を聴けるようにしてしまお~などという、少々アンコンプライアンスなエクセルマクロを作ってみた。「なんでエクセルマクロなの?専用プレーヤー作れよ!」と叱られそうだが、ID登録をせず曲名演奏者名表示を見ながらLive365を聴くだけなら、前出のRealOnePlayerのメディアブラウザを利用した方法があるし、その方が便利だ。そこで少し発想を変え、星の数ほどあるLive365の局の中から自分のお気に入りのStationを、視認操作性抜群なエクセルシートに自分で整理しながらLive365を聴こうとの趣旨でやってみた。選べるプレーヤーはあなたがデフォルトにしているPLSファイルプレーヤーの他、iTune、RealOnePlayer、WinAmp。もちろんID登録は不要。専用ブラウザで曲名演奏者名も表示可能だ。WinAmpにも対応しているからStreamRipperも使えるよん。(笑) そして今回は特別にProgressive Rock Fishing用のStationデータもお付けして、値段はなんと0円! さあイマスグお電話を!! いやDLを!(爆)

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トリプルプレイで攻撃終了?

「通信と放送の融合」のことをIT業界では「トリプルプレイ」と呼ぶらしい。具体的には「単一の事業者が、電話、通信、放送の3つのサービスを同時に行うこと」を指すようだ。光ファイバ網が都市部をカヴァーしつつある昨今、それは既に一部地域では実現もしている。我家もBフレッツに加入、光電話を使い、フレッツ.NETはともかくGyaoあたりは時折観ており、一応トリプルプレイとやらを享受していることになるのだが、正直なところ「だから何なの?」ってな感じがしないでもない。Bフレッツになりネットサーフィンもファイルのダウンロードも速くなり、すごぶる快適にはなった。光電話はCMのように受話器が光りはしないが、とりあえず今までとほぼ同じように電話が使えて安い。そして注目のブロードバンドコンテンツ。ネットテレビの高品質動画はコマ落ちすることもなく再生され、それはそれは見事な画質で驚いた。暇な正月、TV BankというSoftBankの運営のサイトでNHKの「プロジェクトX挑戦者たち」が1.5Mbpsの高画質で2本配信されているのを見付け、主役がそれぞれ千曲市出身で現松本市長の菅谷昭さんの「チェルノブイリの傷 奇跡のメス」と、坂城町出身でイトーヨーカドーとセブンイレブン(セブン&アイHLDGS.)の代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)、鈴木敏文さんの「日米逆転!コンビニを作った素人たち」だったりしたものだから、食い入るように観てしまった。特に後者の方は知る人ぞ知る「しもざわ酒店」まで写真出演するオマケ付き。個人的には大感動だったのだが、よく考えれば、いや考えなくてもそれはNHK総合が数年前に放送した番組だよな。オリジナルコンテンツではない。USENが運営するGyaoではサザンオールスターズの横浜アリーナでの年越しライブが丸ごと楽しめた。正にトリプルプレイ元年に相応しい豪華なコンテンツではないか。不肖私もプログレヲタクにもかかわらず、一部早送りしながら全て観たが、調べりゃこれもWOWOWの制作で既に衛星で年越し生放送されたもの再放送コンテンツだった。電話は電話のまま、ネットは速くなっただけ。放送は再放送。それを「トリプルプレイ」と云うんだろうか? それともこれは過渡期の状況で、ブロードバンドがさらに普及ればもっと状況が変わってくるのだろうか? それでも状況が変わらなければ、「国に保護された放送局が電波を独占しているのが不公平で失敗した」とでも弁解するのだろうか? 人の事を云えるような身分ではないが、まあ仮にその程度のことであったのなら、IT業界の人々は明らかにコンテンツ創造力が乏しいと思う。古い映画や既存テレビの再放送だけでは、レンタルビデオ店や衛星放送局は潰れても地上波テレビ局はあまり困らない。既存テレビ局にとってそのあたりは既にケーブルテレビや衛星放送、レンタルビデオチェーンに奪われてしまったシェアに過ぎない。昨今、大手レンタルビデオチェーンに行けばひとつの店に何万本ものソフトが置いてあるが、仮にそのレンタル料が無料だったとしたら、あなたは毎日一年365日ビデオを借りるだろうか? 当然そんな暇は無いだろう。では、それが自宅に居ながらにして選んで観れたとしたら毎日観るだろうか? ニートさんならともかくあなたが勤労者だったらやっぱりそんな暇は無いだろう。問題は時間だけではない。仮に何万本ものソフトが自由に観られても、そんな立て続けに観たいと思うソフトなど無いのが普通だ。もっと即時性のあるもの、例えばニュース。実はこれは既にオン・デマンド化されている。最新の映像ニュースは各テレビ局のサイトやGyaoでビデオクリップになっているのだが、私はほとんど見ない。文字化されたニュースはWEBはもちろんRSSリーダーで読んだりするが、余程の衝撃映像を伴ったニュースでない限り、いちいちひとつひとつの映像を再生して見聞きすることはない。とりあえずビデオ・オン・デマンドの現実なんてそんなものだ。さて、ネットテレビは再放送ばかりなどと書いてしまったが実はGyaoにはオリジナルコンテンツもある。これはある意味重要だ。その代表例が「久米宏のCAR TOUCH!!」と「テリー伊藤の愛とブログ」だったりする。久米さんも伊藤さんも既存テレビ業界の偉大なクリエイターだ。ネットテレビでも涼しい顔でプロのお仕事をなさっているが、このお二人に頼っているようじゃ、正直Gyaoの将来は正直暗いのではないか。何で還暦前後のオヤジさんたちなの? 赤字で番組予算が無いのなら20歳代の無名で有能なクリエイターを発掘して好きにやらせたほうが絶対に良いような気がする。真に時代を変えて行くのはそういう人たちだ。テレビ局を買収しようとしたり、既存のテレビ番組制作の枠組みの中で発想していたのでは、おそらく電波で済むものは済み、銅線で済むものは銅線で済んでしまうような気がしないでもない。むろん、技術的経済的に優れていれば代替化は進むだろう。しかし、代替はしょせん代替に過ぎない。IT革命って代替化のことだったのかいな? まあ、既存テレビと同じ手法を取るのもひとつの方法ではあるし、実際、Gyaoで大手スポンサーのCMが増えれば既存民放にとっては脅威なのかもしれない。しかし、メディアの覇権ってのは印刷機と聖書がセットであったように、その特性を生かし他のメディアを凌駕するような新しいコンテンツを創造して初めて握れるものなのだ。伝送路の変更だけなら電話工事屋さんに任せればよい。よって伝送路の品質を上げたNTTさんには金は払う。でも、我家ではテレビや電話はもう間に合っている。伝送路が良くなったからって、今以上にテレビを見るわけでもないし電話もかけない。セットで押し売りされても買わないものは買わないよ。「トリプルプレイ」で享受できる魅力的なコンテンツって一体何なのよ? 推進応援する人々は具体像を早急に示して欲しい。さてさて「自分に出来ないようなこと」を偉そうに吠えてるだけなので、そろそろお終いにするが、最後に気になったことをひとつ。「トリプルプレイ」って野球では守備側が首尾良くあっと云う間に3つアウトを取る「三併殺」のことだったよな。あれ?IT業界っていつから守備側に回ってしまったんだろ? それともこれは既存メディアの守備でトリプルプレイが成立し、IT業界の攻撃終了って意味かいな?

ダタより安いものもある

3ccb7dcb.jpgVisual Studio 2005 Express Edition(日本語版)が無償公開されている。VBが無料なんて一昔前では考えられないようなことだが、現実となった。プログラマーのVB6からVB.NETへの移行が思ったように進まず、シェアが他のネットワーク言語に奪われている現状をMSは何とかしたかったのだろう。NETに移行しないVB6プログラマーが増えてしまった表向きの理由は、VB6とNETは基本的に別物で資産の完全移行が難しい点が挙げられるが、案外、ネットによるユーザー認証が導入され違法運用が出来なくなったことの方が理由として大きいのではないか? VisualStudio2003をセット価格は12万円程。VB.NET2003を単体で購入しても2万円程度はする。「ちょっと遊んでみたい」とか「できるかどうかわからんが勉強してみたい」と思った程度の人が手を出せる価格ではない。実際、かつてはさらに高価だったはずだが、多くの人々は学校や社用のソフトを個人のパソコンにインストールしてVBを学び、ある者は挫折しある者は病みつきになり、結果、VBのシェアを増やしていたようにも思う。もちろん違法なことは絶対によろしくないが、個人ユーザーなんてそんなものなのだ。それらが厳しく禁止された昨今、一方でJavaの開発環境が無償公開されてたり、オープンソースなプログラミング言語もある。これじゃ初心者やホビーユーザーがVBから離れていくわな~。今回の対応は必然だったのかも知れない。Expressとはいえ1.5GBものインストール領域が必要な完全版。サポートがないだけでとりあえず何でも出来る。VBだけでなくC#やC++やJavaも、"Visual Web Developer 2005 Express Edition"なんてのも無償。開発言語は使う人の能力次第で対価を生むシロモノだ。人によってはタダより安くなる場合もあるだろう。元来、MSはダタの方が儲かるって商売を上手にやってきた会社で、これもその一環と云えなくもない。世間にはダタより高いものはないと云う戒めの言葉もあるが、とりあえず私は金もスキルも無いが貧乏人、世界一の金持ちに感謝してせいぜい利用させてもらおうと思う。

超安物本格的ヘッドホン

34a9be09.jpg■密閉型ステレオヘッドホン
■EH-V115 (EXCELSOUND)
■¥800(ドンキホーテ)

密閉型のヘッドホンが800円だぞ、オイ。左右独立ボリュームコントロールが安っぽいぞ、オイ。中国あたりで作っていそうな如何にもバッタなデザインだぞ、オイ。でも、音がイイぞ。何故かイイぞ。800円なら絶対買いだぞ。オイ。ってな訳で、耳をすっぽり覆ってしまうタイプの昔ながらの密閉型ヘッドホンの超安物を紹介。安っぽいゆえに超軽量。だから長時間装着していても重くない。インナーイヤー型のように耳穴が痛くならないし、オープンイヤー型のように耳や耳たぶも圧迫することもない。予想外に快適だ。ダイナミックレンジは一応、20Hz-20kHz。シンプルな構造ゆえにスピーカの反応速度が速く、乾いた低音が心地よい。ヘッドホンアンプで使うような本格的オーディオヘッドホンとは比べるべくもないが、インターネットラジオを聴きながらパソコン作業をするような向きにはオススメ。実はこのヘッドホン、35年も前からカートリッジやトーンアームなどのオーディオアクセサリーを作ってきた日本の会社の製品。価格を下げるため海外で作っているようだが、音に対する最低限の礼儀は忘れていないって感じが伝わってきておおいに好感を持った。もうひとつ買いにいこっと...。(笑)

コピーワンスな衛星放送受信機

d9ba605e.jpgスカパーのコピーワンス信号はもうずいぶん前から付加されているものなので、いわゆる大手メーカーの発売するチューナーならばどれもそれに対応しているものと思っていたが実際はそうでもないらしい。真面目にコピーワンス信号を吐いているのはスカパーがチューナーレンタルにも採用している韓国製のH*MAXだけのようだ。大手家電量販店の中にはパラボラ付で通常1万円以上するH*MAXチューナーを5千円で販売し、スカパーの新規入会購入5千円キャッシュバックで特典で事実上0円!などと宣伝している店もある。レンタル機に採用されているだけあって番組表や予約設定などではスカパーとの親和性が高く、見るだけとか録画は1回だけでOKという人であれば特に支障はないので、それで良いなら0円という価格は大きな魅力だろう。しかし、この製品、DVD-Rなどへの録画目的でスカパーに加入している人の場合は、タダでも選ばない方が賢明だ。なぜなら、このチューナーを使うとほとんどのスカパープログラムで「2次コピー」が不可能となってしまうからだ。HDDへ1回、あるいはDVDに直接1回までは録画可能だが、そこから他のDVDメディアへのデジタルコピーは出来ない。つまり、HDDに留守録画した番組をDVD-Rなどのメディアに移せないない訳で、映像コレクターさん達にとっては全くオハナシにならない仕様なのだ。例外的にDVD-RAMと+RWの場合は、録画番組のHDDからDVDメディアへのコピーならぬ「移動」が可能だが、そこからさらにパソコンや他のDVDメディアへのコピーは出来ない。(コピーしたところで画像は真っ黒、音も出ない。)DVD-RAMに対応したプレーヤーなんてのも限られているし、+RWも再生はともかく録画可能なレコーダーはあまり見ない。それに-R、-RW、+Rが使えないのでは何かと不便だ。汎用性があるとはとてもいえない。ところがなぜか、なぜかそんなH*MAXと異なり、日本の大手ブランドチューナーは、2005年10月の時点で未だにそのコピーワンス信号を吐かないのだ。受け側の大手メーカー製DVDレコーダーの方は例外なくCPDMを検知する仕様になっているというのに、送り側の大手メーカー製チューナーの方は全く対応していないのだから面白い。放送波にコピーワンス信号が含まれていてもチューナーがコピーワンス信号を吐かなければ、2次コピーは可能となる。ファイナライズすれば他の機器でも使用可能だ。ついでにバラしてしまうとDVD-RAMの場合はファイナライズさえも不要・・・VRモードそのまんまのファイルをPCドライブで参照可能なので、VR_MOVIE.VROという単体のMPEG2ストリームファイルの拡張子をmpgに変更すればパソコン上で編集するなりオーサリングするなりまったくの自由となる。さらに老婆心ながら付け加えておくと、スカパーの放送波にはデジタル部分でコピーワンス信号が付加されている他、アナログ部分にはマクロビジョンプロテクトが施されている。アナログ出力で再キャプチャするなど、RCAピンコードやS端子ケーブルで信号渡しする場合にはそれ相応の(笑)対応が必要だ。こうしたことは実際に映像を扱う上ではとても重要なことで、その可不可の差は大きい問題であるハズなのだが、コピーワンスのH*MAXとコピーフリーな世界の**NYのチューナーの店頭での価格差はたった3~4千円だった。この価格差ならば、どちらを選ぶかは自明の理だろう。韓国製が法遵守で日本製が「???」ってのも笑えるが、それが実態のようだ。

デジカメ画像貼り付けマクロ

デジタルスチルカメラで撮影した画像をエクセルシートに貼り付けて文書化することが多い。ワードのDTP機能は使い易いとは思えないし、QuarkXPressやVisioを使うほど高度な作業は通常はしない。やはり強力な作表機能とマクロを搭載し、そこそこ図形描画も出来るエクセルが便利だ。実際にデータのやりとりをする場合、どのオフィスパソコンにもインストールされているってことも重要。こうした作業のために3年前の作成したマクロを久しぶりに機能強化した。職場で使ってくれている人がいること、作成以来自分も使い続けていることなどから、手を加える価値はあると判断した。昨今、Windows も進化し、エクスプローラで画像を写真表示したり縮小表示したりアイコン化したり出来るので、画像を整理するソフトなんてのは流行らない。しかし、サムネイル表示したたくさん画像を並べて紙に印刷したいことは仕事でデジカメを使用する人ならあるのではないか。デジカメを買うと画像を整理するソフトがオマケで付いてきて、当然サムネイル印刷も出来たりもするのだが、それはあくまでも整理するソフトで、そのまま文書化できるわけではない。結局、エクスプローラで画像ファイルを選び、ワープロやDTPソフトやらCADに運んで作業をすることになる。それをエクセルで一気にやってしまおうというのがこのマクロ。「エクセルがあればワードはいらない」ってなエクセル使いの方、仕事でデジカメ画像を使ったレポート(現場下見や商品探索など)をすることのある方は試して損はない。作業効率が劇的に向上するかも? ダウンロードは以下の場所。

http://www2r.biglobe.ne.jp/~tkbbs/DcamPP16.lzh

なんちゃってオーディオの世界★2

273e1afb.jpgターンテーブル DJ-2550 を購入の際、なぜEQ内臓にこだわったかというと、パソコンに音を取り込むのにアンプが不要となり便利だからだ。昨今、私もフルコンポを鳴らすのは暇な日曜日の昼下がりぐらい。いつもはノートパソコンのキーボードを叩いている時にヘッドホンで聴くことの方が多い。パソコン内の mp3 をフォルダプレイして聴いたり、新しく購入したCDもまずパソコンのCDドライブに入れて聴く。初めのうちはノートパソコンのヘッドホン端子に安いヘッドホンを繋いで聴いていたが、使用頻度が多いのだから少しお金をかけてみよう思い、クリエイティブメディアの Sound Blaster Digital Music LX というUSBオーディオアダプタを購入した。実売5千円。アナログライン出入力。この入力に DJ-2550 を直接繋いで取り込める。光デジタル出力はサラウンド対応で、電源はUSB供給。付属ソフトもさすが歴史あるサウンドブラスターシリーズ。遊べるエフェクトからヒスノイズやスクラッチの除去まで出来て、アナログレコードのキャプチャをしている人にはお買い得だと思う。ヘッドホン端子の音も価格を考えれば勿体無い位に良い。もう一息音量が欲しいが、パソコンのヘッドホン端子とは異なり分離の良い綺麗な音が楽しめる。通常はこれで十分だが、私はさらにテクニカのヘッドホン ATH-A55 を ヘッドホンアンプ AT-HA20 を繋いで使っている。このアンプ、見た目は自作キットのような製品だが、前作 AT-HA2 のように電源を入れた際にボツッとノイズが入ったり、無音時にサーというようなノイズが入ったりはしない。ヘッドホンアンプとして最低限の仕事はしているようには思える。ネット上を調査するとオーディオに詳しい御仁達もいろいろと文句を付けながらも改造を試みたりするなど一応相手にしているのところが面白い。実際、癖の無い素直な音で、Digital Music LX のヘッドホン端子で聴くよりわずかにソフトな音質になる。これはパソコンをし「ながら」聴くのには最適だ。実売1万1千円はやや高い気もするが、TEA2025L を使って自作しても4~5千円はかかるだろう、完璧な自作能力と工具類の用意がある人以外は買った方が良いように思う。青色LEDのイルミネーションはご愛嬌。ツマミボリウムはやっぱり操作感がいい。

なんちゃってオーディオの世界★1

7e4ebd58.jpgオーディオ業界から中級機が姿を消して既に10年以上の時が過ぎた。2千枚ほどのLPレコードやCDに囲まれて暮らす私はたいへん困っている。アンプだけで何十万もするような高級オーディオを揃えるような金は無いし、微妙な音の良し悪しに関心があるわけでもない。しかし、家電量販店に並ぶCDコンポやラジカセではあまりに音が貧相で物足りない。今まで20年程前に揃えたコンポを騙しながら使ってシノいで来たのだが、最近遂にその一角が崩れた。DENON DP-60M の回転が不安定になってしまったのだ。このターンテーブル8万円もしたんだよなあ~・・・なんちゃって・・・。実は中古で3万円程度で買ったものだ。ウチのオーディオのなんちゃって加減は凄い。ターンテーブルは天下のDENON。アンプは名門 SUNSUI の AUα607。カセットデッキはワッハッハ Nakamichi の CasetteDeck1。CDプレーヤーは、本家 SONY の MXD-D1 というMDコンパチ機。スピーカは住宅事情を考慮して Victor の Zero3Fine 。オーディオに詳しい人が見たら笑ってしまうような初級ベストバイコンポではないか。上を見ればキリがないが、これらはロックを聴くことが多かった私には十分なセットだった。ターンテーブルは磁気パルス検出ヘッドがイカれただけのようなので修理も可能だが、HARD OFF に DENON ターンテーブルの中古が 2~3万円で並んでいるのを知り、20年以上前の製品を1万円以上かけて修理する意欲は失せてしまった。新品で良いターンテーブルはないのかとネット上を物色してみると、あるのは何十万何百万円もするような超高級ターンテーブル。これはとても買えないというかいらない。あとはかつて安物ミニコンポの一番上に乗っていたような電蓄モドキのターンテーブルか、中古レコードコレクターの敵、DJ野郎が使う Panasonic のターンテーブル。RIAAイコライザが内臓されてるのはいいとは思うが、ピッチコントローラは不要。それより正確に廻って欲しい。普通のターンテーブルはないのか? と探し当てたのが、DJ-2550 という Marantz のプレーヤー。これは COSMOTECHNO という福井のメーカーが作っているターンテーブルを数年前に Marantz ブランドで出していたもので、HARD OFF に新古品が1.9万円で置かれていた。DDでMMカーリッジが使えて、EQも内臓。オマケに78回転にも対応。テクニカの AT10G カートリッジを頻繁に交換して使っている程度の私にはこれで十分ということで購入。結果、全くもって十分。私のようにオーディオを趣味にしているわけではないが、山のように所有しているLPレコードを安定した音質で「安価に」楽しみたい向きには良いのではないかと思う。