動画共有サイトは底なし沼か。こんな映像があったのかってな映像が続々とUPされてくる。邦楽関係は JA*RAC の御活躍でかなり削除されているものの洋楽に関しては何でもありの状態が続いている。その中から私が注目しているのは、ビデオパッケージとして発売される可能性が薄く、いまダウンロードしておかないと二度と見る機会が無くなってしまうような映像だ。画像のうち上の3枚はこれまでもこのBLOGで紹介したことのあるKarina 。日本ではCDも発売されておらずほとんど知られていないスペインの40年前の女性歌手のこのような動画など、かつては新たに話題にならない限り一生見ることが出来なかった。それが検索次第でお目にかかれてしまうのがインターネットの凄さだ。Karina に関しては、これまで1971年のユーロビジョンソングコンテストの映像が見られる程度だったが、ここにきて先日紹介した「El baul de los recuerdos」のプロモフィルムが登場し、狂喜乱舞したのも束の間、今度は「En Un Mundo Nuevo」のモノクロプロモフィルムや映画「En Un Mundo Nuevo」のメドレーシーンまでもがアップされいてびっくり。プロモの内容は karina がヒッチハイクをするがなかなか乗せてもらえない設定。クルマに始まり、馬車や船、終いには旅客機に向かって karina がヒッチハイクサインをおくるやや馬鹿馬鹿しい内容。プロモがこういう映像で良かった時代がのどかで懐かしい。映画の方は今年の1月にスカパーのスペイン語チャンネルで放映されたのだが、私はそのチャンネルを契約しておらず、録画できずに悔しい思いをしたももの。そのほんの一部のみを見ることが出来たわけだが、karina が当時のスペインで茶の間(は無いか。リビングリーム?)のアイドルだった様子がよくわかる楽しい映像だった。ユーロビジョンソングコンテスト映像も最近では審査風景まで入ったヴァージョンがアップロードされている。高得点を得て満面の笑みを浮かべる karina の表情が印象的だ。他にも90年代にスペインのテレビに出演し、「Concierto Para Enamorados」と「Romeo y Julieta」を歌った際のビデオもアップされていた。こうした過去の映像を掘り起こすのが動画共有サイトの醍醐味ではないかと思う。karina だけではない。他にも、ESC優勝をうけてダブリンの会場近くで急遽撮影したと思われるSeverine の「Un Banc, Un Arbre, Une Rue」のモノクロプロモフィルムや、Chantal Goya が歌のお姉さん(おばさん?)になる前に、Nana Mouskouri、Mireille Mathieu、Dalida と同じ曲Alouetteをそれぞれのシチュエーションで歌う企画番組(画像一番下)など、面白い面白い。法的な問題もあるのだろうが、画像解像度を制限するなどの工夫してぜひこの「文化」は残して欲しいものだ。
特定のソフトを指して官房長官が国民に使用自粛を訴えるほど、P2Pは社会問題化してしまった。著作権法違反幇助とやらで作者は逮捕され裁判まで行われている。んじゃ、書店に行けば棚にズラリと並んでいる「必殺ダウンロード大全」みたいなムックは幇助じゃないのかい? 警察が繰り返しているユーザーの見せしめ逮捕も実態を勘案するとかなり不公平な感じもしなくはない。厳密に取り締まりをやれば逮捕者は数万人、いや数十万人になるのではないか。正に進歩する技術に現行法やモラルが追いつかない異常事態だと云える。そこで善良な市民であるあなたにもう少し順法的な音楽ファイルを収集法を紹介することにしよう。StationRipperを使いストリーミング放送をリッピングする方法だ。このソフト自体は2003年頃から既に話題になっており、当時も私も試してみたのだがISDNでは速度が遅過ぎて成果は無かった。あれから3年、我家もブローバンド化され128kbps以上の放送がストレスなく聴けるようなったので久しぶりにこれを試してみたら、あまりに簡単に好みの音楽が収集出来るので唖然としてしまった。米国では既にP2Pの代表的なソフトWinMXが裁判で違法とされメインサーバーが停止しているが、その一方で著作権協会(ASCAP、BMI、SESACなど)が登録楽曲をインターネットラジオで流すことを認めている。当然、それを私的録音してる程度なら違法性はない。さて、そのストリーミング放送をリッピングするソフトStationRipperだが、使い方についてはネットを検索すれば解ることなので詳しくは説明は省く。とりあえず、ブロードバンド環境を用意し、あなたのお気に入りの音楽ばかりを流す128kbps以上のビットレートのSHOUTcast互換(WinAmpマーク)のストリーミングサービスを探すことだ。SHOUTcast互換局は全世界に7000~10000あると云われている。丁寧に探せばお気に入りの音楽ばかりを流す局は必ず見つかる。私自身も6~70年代のEuroSongを192kbpsで24時間流し放しにしている局を発見し、StationRipperでリッピングしている。192kbpsともなればCDと比べても音質に遜色はない。ソフトを立ち上げ一晩放っておけば局別のフォルダに曲毎に整然と切り分けられたmp3ファイルがギガバイト単位で残される。それもファイル名は曲名演奏者名、MP3タグまで付いている御丁寧さ。暇な時にお気に入りの曲だけ残し、そうでない曲は消去しているが、すでにフォルダ内の曲数は500曲を超え、フォルダの容量も2GBを超えてしまった。500曲もあれば多少流行音楽に詳しい者でも新たな発見をする。曲や演奏者を検索して聴くP2Pの便利さも捨てがたいが、能動的に楽曲を探すにはそれ相応に曲や演奏者についての知識が必要になる。一方、ストリーミングサービスは基本的に放送だ。こちらで曲を選ぶことは出来ないが、逆に受身でのんびりと聴き流すことが出来るし、次にどんな曲が流れるかわからない楽しみがある。音楽ファンのあなたならば自分が選曲したお気に入りCDの楽しさとつまらなさの両方を知ってることだろう。放送というのは意外と楽しいものなのだ。
Live365.comをホニャララしていたら面白いことに気がついた。元来、Live365.com は ID登録(無料)をしないと聴くことが出来ないはずなのだが、いつの間にやら、ID登録をせずに聴くことが出来るプレーヤーが出現していたのだ。そのプレーヤーは皆さんお馴染みのRealOnePlayerとiTune。特にRealOnePlayerの意外な連携機能には驚いた。搭載されているメディアブラウザというWebブラウザからLive365.comのWebSite にアクセスし、Playボタンをクリックすれば、ファイルの関連付け云々は関係なく、RealOnePlayerのプレーヤー部が なんとNowPlaying曲演奏者表示とセットになって立ち上がってくる。これは感動ものだ。そんな機能、どちらのサイトを見ても正式にアナウンスされていないように思うのだが、その見事な連携ぶりは意識してそういう仕様にしたとしか思えないほどだ。RealOnePlayerのメディアブラウザのお気に入りにLive365.comを登録すれば、即Live365専用Playerの出来上がり・・・なのだ。RealOnePlayerを使ってるなら一度試してみると良い。iTuneの場合はストリーミングURLを入力する必要がある。しかし、そのストリーミングURL、公開されている訳ではない。Live365のWebページのソースにも書かれていない。じゃ、どうやって調べるのか? 最も簡単なやりかたは、Live365のListenSettingをWinAmpなどの外部プレーヤーにし、そのプレーヤーが抱えたURLを調べる方法。実際、
■密閉型ステレオヘッドホン
