2010年8月の日記

　表稼業は停滞。
　今日は虎の穴に行き以下を購入。

星川銀座四丁目 (1)

• 玄鉄 絢の「少女セクト」以来の単行本。百合アンソロ「つぼみ」に掲載されていた作品。鎌倉某氏から玄鉄先生がエロじゃないの描いてると驚きの電話を頂いてしまったが、実は少女セクトも18禁じゃないんだけどね。ちなみに、夏コミで先生から直接聞いた話では、「次のつぼみが出る頃にはもう１冊単行本が出る」という由。この話、冬コミでも同じことを伺っていて、過去の成年コミック誌で描いた短編をまとめたものになる模様。
• 小学校の先生だが生活能力皆無の湊と、訳ありで預かり同居生活を送っている乙女の歳の差ありまくりの同性愛物語。先生が乙女に対して「えっちしたいもん！」などと欲望を丸出しにしつつも、立場と法律を弁えて堪えていたり、そんな湊のことが大好きで、色々と尽くしてくれる乙女がとても良い感じに描けています。描きおろし１本付き。「とらのあな」の特典はカラー付け替えカバー。ダブルベッドで下着姿で乙女に抱きつく先生という代物。虎で購入したのはペーパーが特典のZINと比較検討した結果です。

エビスさんとホテイさん

• 「ヨイコノミライ」など痛々しい話づくりでお馴染みのきづき あきら、サトウ ナンキ が「つぼみ」で描いていると知った時はちょっと驚いた。「メイド諸君！」などで、女性同士の同性愛キャラを登場させることも多かったので、その意味では納得だが。そして「つぼみ」で描かれた当該作は、エリート女性社員だったが姉の子どもを育児するために地方支社へとやって来たエビスさんと、仕事では取り柄のないホテイさんの恋愛もの。ホテイさんが最初、エビスさんに反発してしまいつつも、その内惹かれていく仮定が描かれます。きづきあきら作品にしては、比較的安心して読めます（？）。

しまいずむ (1)

• BLUE DROPの吉富 昭仁が「つぼみ」で連載していた表題作の単行本。BLUE DROPシリーズから好きだったのでこれも購入してました。互いの妹同士が好きな幼なじみの遥と芳子が、色々と妄想巡らし変態行動に走るラブコメ。登場人物が愛情溢れるあまり変態行為に走るのは、この原作者ならではという気がする。それぞれの妹は、遥と芳子の昔の姿に似ているので、実は互いが好きなのは互い同士ということに気づく、というオチとなると思われるのだが。

つぼみ VOL.7

• 数ある百合コミック専門誌の中でも特に男性向けのプロ作家を取り揃え出来はピカイチと断言できる「つぼみ」もVol.7。百合専門誌の元祖「百合姫」とほぼ同時に、隔月刊化が決定されました。今回は付録で「婦女子的艶麗着色読本」がついて来ます。本誌では控え目なお色気描写がカラーででまくりです。特に玄鉄絢、鳴子ハナハルのが良かったです。

　午前４時起床。臨時休業。
　明日の黒ミサの準備。配置計画の作成、ＰＯＰの準備等。

　ipod touchに黒ミサ用カタロムブラウザ、iTunes App Store: iPhone、iPod touch 対応 iTreasureMapを先日インストールしていたのだが、チェックリストが上手く読み込まれないという問題があった。サポートページの掲示板を確認したところ、チェックリストに色が「0」のサークルがあると、そこで読み込みが中断されるらしく、Excel上で直接csvファイルを編集して読み込ませたところ、上手く表示出来た。

　午前３時起床。準備は昨晩の内に大体済んでいたのでサークルチェック。
　ということで、黒ミサ78の一日目にサークル参加。

　新橋駅に着いてみるとやけに混んでいる。ゆりかもめってこんな混んでた？
　そんな訳で普段よりやや遅れて着。新刊の「ささめきこと」本は無事に刷り上がっていた。POPLSの新型印刷機によるクリアコートはそんなに悪くない。ただ、耐久性が謎だが、見た感じはそんなに汚れが移ったりとかはしなさそう。宅配便の時間がギリギリだったので慌てて取りに行く。

　サークルの配置計画に従い配置。今回からカタログスタンドを新兵器として投入したので、設営にかかる時間が大幅に短縮された。

　開場。一日目は例年冒頭に逝くサークルが諸事情によりキャンセルとなったため、鎌倉某氏からの頼まれサークルがほとんど無いのですぐに任務完了。買い物も自分のサークル周辺しか無い。食事以外、東123地区から出ずに済んだ。

　自分でも愛用しているコミックバック。バージョンアップしていた。「買殲仕様」とあったり、店員さんが「まんレポで紹介して下さい」と客と話していたのに苦笑する。

　昼食。何時も空いている大景でつけ麺セット。疲れた胃にこの量は辛い…。　

　売り子。鎌倉某氏から委託を受けていたサマーウオーズ本の売上が快調。
　自分のところにおける合同誌新刊、Fani通、自前の新刊、ささめきこと本と大差無いが、別の委託先での売上に大差がついた。
　予想はしていたが、「ささめきこと」は「青い花」に比べると人気がないのではと思われる。
　一方、既刊であまり期待していなかった「青い花」、「少女セクト」が予想を上回るペースで売れていく。

　「少女セクト」アニメ版の本に、「アニメ化されていたなんて」との声を今日も少なからず聞いた。
　意外と女性が「少女セクト」の本を購入していかれる。

　知人のサークルに挨拶。

　最終的な売上は昨年の夏コミよりは遥かに多いが冬コミよりは少ないという結果だった。
　まぁ、昨年はジャンルが何時もと違っているからという原因もあるけれど。
　Fani通の場合は、事前に販売していた分があるため、その分も入れると冬コミとあまり変わらない。

　新兵器のカタログスタンドだが、ここから手に取る客が想像以上に多かった。
　特に最前列は特等席のようだ。ただ、本が数冊ずつしか入らないので、数が出る本だと補充が大変。

　また、新兵器その２として投入したipod touch用iTunes App Store: iPhone、iPod touch 対応 iTreasureMap - コミケカタログビューアだが、これが非常に役に立った。
　これまで、Linux Zaurus Comiket Catalog Browser LiCoをSL-C3000で使ったり、Comiket Catalog Browser "MoCo"をアドエスで使っていたりしたのだが、機能面ではともかく速度面の反応が素晴らしい。ただ、サークルカットを一度に４サークルまでしか表示されることが出来ないという問題点もあるけれど。

　1700前に会場を出て帰宅。
　引き続き、三日目の新刊の依頼原稿書き。

　夏の黒ミサ二日目。今日は水野氏のサークルの売り子手伝い。

　確か冬の黒ミサの二日目に某所資料集が更新されていたのを思い出し、そこをipodtouchのsafariで確認。
　今回は更新は無い様子だったので、前回の更新を見たら文字化けで読めない。前々回更新分は読めたのだが。
　そう言えば前回の更新はなかなか参考になった。そのお陰で本編が一話分出来た。

　鎌倉某氏の買い物依頼をさっくりこなす。同人ソフト系で若干巡回サークルがあった他、あまり今日は回るスペースは無かった。
　マリみてサークル…減ったな…。

　今日は東方の日であり混雑が予想されたところであるが、東１にあるご本尊のサークルへの行列が11時頃に完売のため、東方ジャンルへと戻っていく民族大移動が凄いことになっていた。

　昼食を取ろうとしてレストラン街へと移動しようとしたところ、入場フリーにはなっているものの、東地区へと向かおうとする民族大移動の列が。レストラン街に辿りついてみると、何時もは空いているラーメン大景に行列があり吃驚。
　

　本日を以て、Fani通2009(上)の手持ち分、青い花本が完売。後者は増刷しようかな。

　夏の黒ミサ三日目。
　本日は鎌倉某氏のスペースで売り子…よりは買い子。

　東１からスタート、P.A.WORKSの同人誌は凄い行列。頼んでいた後輩の姿が見当たらないので代わりに並ぼうとしたらいたので別の頼まれサークルに。１時間で東地区の買い物を終え今度は西の創作百合島等へ。

　２時間で頼まれた買い物任務完了。昨日の東方と比較するとまだ動きやすく感じる。
　何だか凄い冷や汗が出る。熱射病じゃないだろうな。
　そんな具合だったので自分の買い物は程々に。

　来られるという情報はあったが、f.r.aで活躍されていたＫ氏が来訪。
　最初、名乗られなかったのだが、fjに昔投稿されていたような話があったので判った。

　寄稿した同人誌の新刊は無事に完売したようでなによりであった。

　終了一時間前から撤収準備を始めたが、それでも最後の宅配便を出している間に机を片付けられてしまった。

　ゆりかもめで撤退。疲れたので早めに就寝。

　久々の表稼業。仕事が山ほど溜まって……は幸いなことになかった。
　懸案事項が幾つかあったのだが、それは先送り状態となったため。
　昼食。社食で鯨の竜田揚げがメニューで出ていたので食べた。
　単品\380とこの社食の中では高額メニューだが、居酒屋で出た時の値段に比べれば格安。

　停滞。鎌倉某氏の最寄り駅で下車。
　あじたろうで生ビールが単価190と格安だったのでそこで打ち上げ兼ブツ受け取り。
　一人当たり支払いがえらい安かったのは多分飲み代が安い所為。

　午前４時起床。
　冬の黒ミサ申し込みをしようとしたところ、クレカ払いの画面で強制終了。
　画面の指示通り、ログオフしてからログインすると、今度は申し込み画面に遷移しない。
　ＰＣ再起動して何とか繋がったと思ったら、今度はカットのサイズが違うと警告が。
　最後のは勘違いで、今回からサークルカット→マンレポのアップロード画面に遷移するようになっていて、サークルカットをアップロード後にマンレポのアップロード画面に遷移したのをサークルカットのアップロードに失敗したと勘違いして、サークルカットを再度アップロードしようとしていたのが敗因だった。

　表稼業は停滞。

　アキハバラ巡礼。ZIN秋葉原。２Ｆは夏コミの新刊が入荷した所為か配置に苦労している様子。
　鎌倉某氏のサマーウォーズ本が入荷していた。

　夕食。冷やしつけ麺（コンビニ品）。

　表稼業、停滞。

　夕食。鯖寿司（お勤め品）、茄子と挽肉の炒め物。豚挽肉を安売りしていた時に大量に買って炒めて保存していた分がやっと無くなった。

「RAINBOW-二舎六房の七人-」8/10分まで観た。ジョーがフェスティバルに間に合わなかったのは自分の所為じゃないのに酷いなおばさん。まぁ、元々の目的である妹のメグに会えたから良いか。

Togetter - 「同人業界から見る「売れる企画は出てこない」」

　@KEUMAYA 代わりに、アニメ評論本を出すのはどうかねｗ
　@takujiendo 売れないからなぁ(´･ω･`)

　…苦笑。確かにあまり数が出るものではないよね。

くっつきぼし(前編)

• 声優と音楽以外ほぼ個人制作によるＯＶＡ。価格が定価1,500円とは安い。トレーラーなどで百合作品であることが明らかとなってから、百合作品好きの間では話題となっていた。
• 一年前に交通事故にあってから、念動力を使えるようになった紀衣子、そしてその秘密を知る転校生の亜綾の二人の女子高生のガールズラブストーリー。超能力の秘密を知られたために、亜綾の言われるがまま、彼女の実験に付き合っている紀衣子だが、実はそれだけで無く、亜綾に恋していて、夏休み前日、空襲でも焼けなかった大樹のパワーをもらうと称して二人で寝てしまった時、彼女の寝込みの唇を奪おうとして止めようとしたら、亜綾の方からキスして来て…ということで恋人ともなった二人は校舎の中で毎日毎日Ｈなことばかりしている関係に。
• 亜綾に知恵の輪ならぬ二つの☆がくっついたものを渡して、それを超能力で外すように依頼する亜綾。これがタイトルの由来の「くっつきぼし」ですか。
• 階段の上でキスして唾液が糸を引いていたり、教室の中で抱き合ったら亜綾が「はいてない」状態だったり、果ては水泳部がいないからとプールで裸で抱き合う二人って、幾ら何でもやりすぎです。
• 今日もいっぱいいやらしいことしたから疲れちゃったという亜綾。紀衣子は、私たち、これから先、どうなるんだろうと不安を口にする紀衣子の足にアイスをつける亜綾。
• そんなある日、生理のために学校に来なかった亜綾を自宅のマンションに見舞った紀衣子は、何時も聞いている曲を歌っていたのが亜綾の兄だと知る。兄が海外に行くのでついて行こうとしていた亜綾は、でも止めると言う。もちろん、それは紀衣子のことが好きだから。
• 亜綾の家で泊まった後、携帯を忘れて戻って来た紀衣子。鍵を超能力で開け家の中で見たものは…兄と裸でキスしている亜綾。雨の中、外に駈け出して行く紀衣子の持っていたくっつき星は、いつの間にか別れていた…。
• このシーンの所為で、百合ファンから大ブーイングだった訳ですが、これって「少女革命ウテナ」のエピソードでも同じのがあったので全然気になりませんでした。亜綾が、自分の周辺の人物に対してどう思っているのかがポイントかと。兄に依存しているのか、されているのか。紀衣子とはどのような関係を望んでいたのか。その辺りが後編で解決されると思うのですが…。でも、後編が出るのは一年後なんだよな…。

　表稼業、定時で撤退。

　表稼業。定時で撤退。

　秋葉原巡礼。COMIC ZINにて、以下購入。
　今月は一迅社の単行本は少なくて助かる。

君が僕を 4 (ガガガ文庫)

　とある事情から郊外住宅地のショッピングモールで、今となっては存在しない、物でお布施を貰う代わりに恵まれ札を書いて生活する、お金に触れることが出来ない「恵まれさん」をしている少女真名と、そんな彼女が本当にお金に触れることが無いのかと興味を抱きやがて彼女に恋をすることになる淳子のかなり変わったガールズラブストーリーも遂に完結。既に彼女たちの将来が描かれていて、それが明るいかというと必ずしもそうとは言えないものだけに、本作のラストで示された結論を見る目も複雑ではあるけれど、それでもその時は彼女たちは幸せだったのだろう、多分。やや入り込みにくい作品ではあるが、それを乗り越えられればお勧め。次のシリーズを心待ちにしている。

百合姫Wildrose 6

　百合姫のＨ描写あり版アンソロ。
　キミ恋リミットの百合乃モトが参加してるな。森島明子がWildroseに参加するの、初めてじゃないか？

プリンセス・プリンセス

　青木光恵が百合姫に参加した時には驚いたが、単行本まで出ちゃいました。
　個人的には週刊アスキーの連載が強いんだけど。

此花亭奇譚 2

　百合姫連載の単行本。