fj.rec.animationに投稿した記事とほぼ同一内容です。スレッドは以下からどうぞ。
CCSF News - かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜 スレッド
総評
原作#10「見てるだけが……」を元にした、あゆきちゃんお当番話。EDもあゆきVer.になっています。
このあゆきの話と並行して、とまりがやす菜のことを認め、接近していく過程の話も描かれています。
とまりがやす菜のことを気遣う場面や、あゆきの気持ちをやす菜が気づいたりする、アニメ独自要素が今回も良かったのですが、作画が今一宜しく無かったり、原作を組み替えた関係で色々と不具合な点が出たままフォローされていない部分があるのは残念。
それにしても今回のはずむは異常に恐がりで情けない。まるで前回までとは別人のようです。でも、このはずむは原作の仕様なので仕方がないのですが。
(長文・ネタバレ注意)
それはとても脆くて弱くて…そして…美しかった
あゆきの母「いつかあゆきも綺麗になって、はばたく日が来るからね」あゆき「良い。あたしは、良い」
- 冒頭は幼少時のあゆきのエピソード。原作#10「見てるだけが……」の冒頭と同様に、サナギがアゲハ蝶になるのを見て、母にあゆきも綺麗になって羽ばたく時が来るからと言われて、なれなくて良いというシーン。幼少時から既に眼鏡っ娘だったのね、あゆきたん。
- 「それはとても脆くて弱くて…」の背景に登場した文字。原作ても印象的な登場キャラのモノローグ。アニメでは登場人物の心の声として現されていましたが、今回に限ってはそのまま背景にモノローグを文字で現しているのが珍しい。あゆきだから、でしょうか。
- それはそうと、蛹が蝶になるシーンがCGで描かれています。正直、作品から浮いているので素直に手描きにして欲しかったと思うのですが、やっぱりこの方が手間が掛からないということなのかな。
- そして「なれなくて、良い」の台詞で現在のあゆきの声に戻り、タイトルが出るのが印象的です。
怪〜ayakashi〜四谷怪談
はずむ「いつもいつも、どうしてそんなに僕に恋愛させたがるの」宇宙仁「必要なのだ! 恋愛のデータが。なのに何時までたっても君が進展させずに」はずむ「とにかく嫌。だって怖いもん。絶対嫌!」ジャン・プゥ「大丈夫ですオネニーサマ。ジャン・プゥが草葉の陰から見守ってあげるで
す」はずむ「草葉のって…」
- 朝。歯磨き中のはずむに対して肝試しをするという宇宙仁。そろそろ、新たな観察データが欲しいらしく、地球人は夏に肝試しというイベントで恋愛を見つけてはずむにも試したいということらしい。
- ……で、その文献なのですが四谷怪談? こんな字読めるの? とはずむが突っ込んでいるとおり、何時の文献を入手しているんだよ。
- どうしてそんなに僕に恋愛させたがるのと抗議するはずむ。原作の宇宙仁さんは、はずむの恋愛について観察していると明言しているので、この台詞は自然なのですが、アニメでははずむを観察していることは判っていても、恋愛させたがっている様子がこれまで無かったので少し不自然な印象を受けます。
- ただ、宇宙仁さんが恋愛のデータが必要だと力説しているのはギャグでも何でも無く真剣である…ということは一応覚えておいた方が良さそうな気がします。
- ところで原作では夏の肝試しに加えて冬の雪山でも恋愛を深めることになっていたのですが(笑)。
- ジャン・プゥちゃん。草葉の陰からって、あんた未だ死んでない。…と、取りあえず突っ込んでおいた方が良いのでしょうか。
怖がると凄いんです
はずむ「明日太の心臓の音が聞こえる。どきどきどき。はやーい。明日太も怖いのかな?」
明日太「違うさ。俺がどきどきしているのは、お前が可愛い…」
- …という訳で、宇宙仁さんの陰謀により並子先生の許可も得て校内で有志による納涼肝試しをさせられることになったはずむ達。
- 原作では「特別授業」ということになっていましたが、原作では夏休みに入る前だったのがアニメでは夏休みに突入済みのための変更でしょうか。どちらにせよ、ちょっとあり得ない展開ですが。
- 肝試しを異常に嫌がるはずむ。お化け屋敷とか行くと、しがみついたまま放さないと聞き、明日太がする妄想が何とも良い。今回、妄想のはずむが一番可愛かったような気がしないでも。もっとも、実際は小さい頃のあまり美しくも無い思い出だったようですが。
- 原作ではこの場面、やす菜もいてはずむとくっつく妄想をしているのですが、残念、今回の展開の都合でこの場にいないことにされてしまっています。
- 妄想していた明日太は、それを察知したとまりによってまたまた顔面に蹴りを入れられてしまいます。
そこまで期待されるのも何か腹立つなぁ
とまり「やす菜は? 何時も一緒に水やりに来てんだろ?」
はずむ「うん。でも今日はフェルマータの定期検診だから」
- 原作と違って夏休みにしたお陰で、はずむ達が学校に来ていてそこで肝試しの話を聞かされる理由付けがされています。明日太は補習、とまりは部活、はずむは屋上庭園に水やりと。
- やす菜もはずむと一緒に来ているようで、とまりとしては内心思うところがあるのでしょうが。
- フェルマータの定期検診のため今日は来ていなかったやす菜。とまりは封筒を取り出して、どうすっかなと言っているので、何か用事があった風。
- 先述したように、この場面にやす菜がいても変では無いので、わざわざやす菜がいないことにする意味が無いのですが、この後のシーンでとまりとやす菜を二人きりにするためと、はずむを屋上で一人きりにするためのお話の都合という奴のようで。
受け取れないわ。こういうの
あゆき「やっぱり変? 私に好きな人がいるの」
はずむ「う、ううん。そんなこと無い。ただ何て言うかその。あゆきちゃんも頑張って!」
あゆき「ううん。頑張らない」
はずむ「え」
あゆき「あたしは頑張らないの。舞台に上がるつもりはないから」
- 屋上で野菜に水やりのはずむ。今回登場の作物はヘチマにミニトマト。ガラス室まで作っているんですか。最早、一生徒の作り上げた庭園ではありません…。原作最新話では
「僕が引退したら世話する人がいなくなっちゃう」と後輩(…がいたらしい)に語っていたりするので、本当に一人で世話しているらしい。
- その屋上で、あゆきが誰かに「ごめんなさい」している声。はずむはその声を聞き忍び寄ります。あゆきが男子生徒に恋文を出されて断っている場面を屋上庭園で見ているという展開は原作と同様ですが、どうして夏休み中の学校の屋上で二人がそんなことをしているのかは謎です。あゆきの場合、補習も部活も関係無さそうなのに。やっぱりはずむ達のストーカー?
- 他に好きな奴が居るのかと言われ、居るわというあゆき。でも、あなたには関係の無いことでしょうと素っ気ない態度。あゆきちゃんらしいですが、それを聞いてそれもそうだなと男子生徒の方もあっさりと去って行ってしまうのが印象的でした。これは原作でも同様だったのですが、あゆきちゃんに想いを寄せるような男の子は、やっぱりあゆきちゃんみたいな性格ということなのかな。
- 原作では植え込みの下に隠れていてあゆきにはバレバレだったはずむ。アニメでは手に持っていて出しっぱなしだった水を被って声を上げてばれてしまいます。あゆきに好きな人がいるの変? と聞かれて慌ててあゆきに頑張ってというはずむ。しかし、あゆきはあたしは頑張らないの。舞台に上がる気は無いからと言います。それにしても、舞台に上がる気は無いのに、思わせぶりなことを言うなぁ、あゆきちゃんは。
- ちなみに原作では舞台で無くて「土俵」です。原作でははずむへの恋路のレースに参加することを「土俵」と「舞台」の言葉で表現していますが、アニメでは「舞台」に統一されています。
実は犬嫌い
とまり「うわ、な、何だよ。別に怪しいもんじゃ無いって。れ、冷静になれ。えと、ふぇ、フェレット!」
- やす菜の家を訪れたとまり。門扉を「もんぴ」と言う女子高生はあまりいないような気が…。普通、「門」とか言わないか?
- 門扉が開いており、しかも扉から何かがひっかくような音。とまりは、玄関の扉に手をかけると、中から出て来たのはフェルマータ。
- 知らない客人に吠えかけるフェルマータ。とまり、この態度からすると実は犬嫌い? はずむは恐がりだと言っていた直後に、はずむは平気だった犬のことをとまりが異常に怖がっているという展開が良いですね。原作では犬嫌いエピソードは存在しないので、アニメオリジナル要素です。
- フェルマータに追いかけられたとまりは逃げ出します。陸上部のとまりより犬の方がやはり早いですか。でも、フェルマータはとまりを追いかけていた訳ではなくて御主人様のお帰りを待っていたということか。
写真なんて撮っていたのか
やす菜「はずむ君、楽しそう」とまり「あ、ああ」やす菜「来栖さんと一緒だからかな」とまり「え。やす菜と一緒だからだろ」やす菜「どっち…なんだろうね」
- とまりはやす菜の家を訪れた理由。この前の海の写真の焼き増しする予定だったので、欲しいのを選んで貰おうということらしい。
- 普通、そういう時にはミニアルバムか何かで写真入れて回さないか? とか、そもそもデジカメ全盛時代に写真を焼き増しなのか? データじゃないのか? …というのは些細な疑問。誰も携帯電話を持っていない様子であることからも、実はこの話は過去の話だったのです(嘘)。
- 海の写真。やす菜ととまり、はずむの水着写真。はずむに手を回しているとまりが何とも。男の子の時でもそんな感じだったのかなぁ。撮ったのはあゆきかな。是非、私にも一枚焼き増しを(違)。
- と言うより、こんな写真があるのを知ったら、はずむパパが放っておかないかも。俺ならもっと美しく撮ったのに〜とか。
- はずむが楽しそうなのを見て、とまりが一緒だからなのか、やす菜と一緒だからなのかというやす菜。多分、どちらかが欠けても駄目なんじゃ…というオチになりそうな気が。
- とまりは、帰り際に夜に肝試しがあるからと誘います。宣戦布告した後で、とまりの方からやす菜に接近してくるという展開は原作には無い部分で新鮮でした。それまでのとまりが自分の旗幟を鮮明にせずに、ただやす菜を排除する方向に向かっていただけに、今度はやす菜を認める方向になっていて、とまりちゃんの好感度がアップです。
だだってんじゃねーよ
明日太「しかし、これはこれで」徹「良い!」
徹「泣きながらただをこねる娘。これこそ、私が夢見た娘との生活。さぁ、もっとパパを
困らせておくれ」明日太「あ〜」はずむ「うう…。いじわる」徹「さぁ、もっと泣け! さぁ」
- 夜。この期に及んでも階段の手すりに掴まって肝試しを嫌がるはずむ。泣きながらだだをこねる娘が良いって、鬼ですかパパさん(笑)。
- 当然のことながらかほるママにぶっ飛ばされますが…。そう言えば、ママさんの登場は久しぶり。パパさんは毎回出ていたのに。
今週の並子先生
並子「勝負パンツOK。勝負ブラOK。勝負服、OK。この月並子。彼氏いない歴生まれてこの方35年。男性を誘惑するなんてしてはいけないことだと判ってはいるけれど、でも、どうしても彼が欲しいの。神様、今宵だけは見逃して。ズキューン」
- 勝負ブラに勝負パンツの並子先生。胸元どころか胸の谷間が全開のあの服の勝負ブラは如何なるものであったのでしょうか。ヌーブラ?
- そこに現れた宇宙先生は本格的に古典的な幽霊のコスプレ。大佛君達を怖がらせて観察するためって、自分の意志を全く隠していませんなぁ。
- 太股を見せて宇宙先生を誘惑する並子先生。しかし悩殺が通用しない宇宙先生は、逆に裾を上げると赤褌に足が無いと拘りも本格的。……で、並子先生はそんな宇宙先生のことも良いんですか?
- 一緒にいたジャン・プゥちゃんは猫又のコスプレということなのかなぁ? 空中に浮かんでいますけど、並子先生には見えていたのかな。
仲間はずれ
明日太「(こいつは良いかも。大体男は俺一人。万一はずむが外れても…)」
並子「はーい、同じマークの人とペアになってね」
明日太「はいはーい。俺ハート」
並子「ハートの人は一人で回ってね」
明日太「んが…。全国の人が判っていたことさ…。でも、しかし俺って…」
- 肝試しと言えばくじ引きで二人一組はお約束。明日太よ。はずむ以外の女の子でも良いとか一瞬でも考えたのが、敗因だと想いますよ。全国の人が判っていたことさって台詞に苦笑。
- 原作では班毎に移動することになっていたので、最初からやす菜、とまりとはずむ(と明日太)は一緒でした。ただ、アニメではやす菜ははずむ達とは班が違うのと、やはり肝試しのお約束を踏襲したということでしょう。
- くじの結果、とまりと一緒になったはずむ。とまりちゃんと一緒で良かったよと喜ぶはずむ。そんなはずむを見てやす菜の表情は微妙です。
二人二脚
はずむ「僕の右足と、とまりちゃんの右足を一緒に出せば、転ばないよね」とまり「しょうがないな…たく、意識しないでこんなことしてくれちゃって」はずむ「え、何か言った」とまり「え。何でも無いよ」はずむ「やっぱりみんな一緒が良かったよ」
- とまりと二人で暗い校内を歩くはずむ。目をしっかりと瞑ったままです。怖いものが苦手という割には、真夜中の山中は平気で歩けるのがとっても不思議なんですが、これは原作のはずむもそういう仕様なので気にしてはいけません。
- とまりの後ろからしがみつくはずむに対して、頬を染めてとまりが意識しないで…と言うのは原作と同じなのですが、アニメでははずむは聞いていなくてスルーしてしまうのに対して原作では慌ててとまりから離れ、「男の子の時もそうだったっけ?」と聞くという違いがあります。この辺りはとまりの言葉を切っ掛けに意識してしまうはずむ…という原作が良いと思うのですが。
- やっぱりみんな一緒が良かったよって、原作ではみんな一緒だったけどはずむの行動は全く一緒だったような。^^;;;;
- はずむのことを聞いてやす菜のことを思い出したとまりは、はずむと一緒に二人三脚ならぬ二脚のような形で二人同時に足を出して歩いて行きます。
意外に鋭かったやす菜
あゆき「とまりもやっと、本気で舞台に上がる気になったのかな。で、感想は?」
やす菜「あ…ほっとした…かな」
あゆき「あ…」
やす菜「正直に言ってくれて、すっきりしたって言うか。はずむ君のこと、きっと来栖さんも本気で好きだから、何か嬉しくて。私と同じ気持ちの人が側に居るんだって。変だなって自分でも思うんだけど」
あゆき「綺麗になったわね」
やす菜「え…」
あゆき「あなたも、羽根を広げ始めたのかもしれない」
(中略)
やす菜「どうしていつも、はずむ君の側に?」
あゆき「あ…」
やす菜「来栖さんの友達だからだって思ってた。けど違う。まりさんもはずむ君のこと見ている。ずっと前から」
あゆき「とまり程鈍感って訳じゃないのね」
(中略)
あゆき「でも、あなたの答えは○じゃないわ。△、かな」
やす菜「△?」
あゆき「心配しなくても大丈夫ってこと」
やす菜「うん」
- 一方のやす菜とあゆきペア。あゆきに何か話しかけようとするやす菜。あゆきは、やす菜にとまりに何かを言われたのかを聞きます。
- やす菜がとまりの宣戦布告を受けてほっとしたというのが印象的です。海の話で敢えてとまりと話がしたいと一緒に買い物に出かけたのも、それ以前に海に一緒に出かけようと思ったのも、とまりがはずむが好きなのだと思っていて、その本心をずっと知りたいと思っていたからなのですね。とまりの気持ちに気づいて気づかない振りをしていた訳じゃ無くて良かった。
- はずむの悲鳴を聞いて、あゆきはやす菜に行くように言います。はずむのことが好きなんでしょと。立ち止まったやす菜は、あゆきにいつもはずむの側にいる理由を聞きます。
- やす菜は、いつもあゆきがはずむと一緒にいるのは、はずむのことが好きだからなのだと見抜いていましたか。
- 原作既読の人にはあゆきの想い人は最初から明らかだったのですが、未読の人の感想を拝見すると、あゆきの思い人がとまりだと言う見方が多いですね。原作を読んでいなければ、そういう妄想も出来たのにちょっと勿体なかったかも。
- この辺りのあゆきとやす菜の会話シーンは、全てアニメオリジナルで付加されたもの。原作ではあゆきが自分からはずむのことが好きだとはずむ自身に示唆しているのですが(後述)、その前に気づいてくれる人がいて良かった。心配そうな表情を見せるやす菜に、○じゃないわ、△かなと言って安心させるあゆきが良いなぁ。でもその言葉でやす菜は本当に全てを理解出来たのかな。
マスクも本格的
宇宙仁「ふむ、二人を置いて逃げてしまったか、失敗だったようだな……。二人は肝試しを続けたまえ」
とまり「気のせいだよな」
- はずむが悲鳴を上げたのは、教室の前で倒れていた人影を見たから。その人影は、何かを見て倒れていた並子先生。教室の中を指差し、お化けという並子先生。その中から出て来たのは怖い形相の確かにお化け。
- もちろん宇宙先生の仕業ですが、とまり達を置いて逃げ出してしまったはずむ。これで男だったら許されない展開なのですが。
- 宇宙先生の変装。原作では絵だったのですが、アニメではマスクになっていて本格的(?)です。
- 幽霊の顔を見て、とまり、はずむで無くてやす菜まで真っ青になっていたのですが、やす菜は宇宙仁さんすら認識出来ないはずなのですが…というのはしてはいけない突っ込みか。原作ではどうも絵が女性の幽霊だったようですが。
地球外生物への6号
ジャン・プゥ「地球外生物への6号さんです地球人が大好物です」
明日太「へっ。いくら精巧に出来ていても、俺は騙され…。あ!」
(中略)
やす菜「本当に怖がりなのね。私の知らないはずむ君を見せて貰っちゃったかな」
はずむ「やす菜ちゃん」
とまり「お…。はずむ、さっさと行くぞ」
(中略)
はずむ「(これって、宇宙先生の狙いどおりってこと?)」
(中略)
明日太「はずむ、良いパンチだったぜ」
- 作戦が失敗した宇宙先生はジャン・プゥに連絡して脅かして貰うことに。
- しかしジャン・プゥは間違えて明日太を脅かそうとしてしまいます。
- 明日太にはずむじゃあるまいしと言われたジャン・プゥは、スライム状の謎生物、地球外生物への6号を持ち出し襲います。
- 一方のはずむ達。離れようとしないはずむをうざがるとまり。それを見て、やす菜ははずむと腕を組みます。とまりも負けじとはずむの手を取ります。何だか、男女関係が逆な気もしますが、はずむだから。
- はずむ達の目の前に逃げて来た明日太が現れます。への6号を見てはずむ達も恐怖。普通、反対側に逃げ出しそうなものですが、はずむは逆に前進、明日太を恐怖の余り(?)殴り飛ばして明日太は哀れ、への6号の餌食に……。
- 原作ではへの6号の姿などなく、はずむはお化けに驚いて明日太の方に逃げて来たので不自然さは全く無いのですが、不用意に原作の展開を踏襲しているがために、はずむが脅威のある方向に向かって行く謎展開となっています。
- 結局、への6号を消滅させたのは宇宙先生。まるで正体を隠そうとする様子がありません。
…こういう触れ合いって…好きな人にされると嬉しいもの…なのよね
あゆき「綺麗でしょ」
はずむ「うん」
あゆき「私ね、小さい頃から蝶を見てるのが好きだったの。でも、自分があんな風になりたいとか、空を飛びたいとか、思ったことは無かった。見てるだけで幸せなの」
はずむ「あゆきちゃん」
あゆき「だから、あたしは舞台には上がらない。頑張らない。どんなに側にいても、手が届く場所にいても」
- 理科室へと逃げ込んだはずむはあゆきと出会います。あゆきに抱きついたはずむに、顔離してくれるというあゆき。こういう触れ合いって好きな人にされると嬉しいという原作のあゆきの台詞が削られてしまったのはちょっと残念。
- お、アニメでは蝶の標本を見ていたことにしましたか。原作では何で理科室にいたのかの説明が一切無く、はずむも突っ込んでいなかったのですが。
- 小さい頃から蝶を見ているのが好きだった。原作では蝶が羽化するシーンが好きだったとより限定的になっていますが、羽化するシーンなんて中々見られるものでは無いでしょうからね。
- 舞台には上がらないというあゆきの台詞。この部分、原作とはかなり違って来ています。
- 原作では、小見出しにも掲げた上述の台詞を受けてはずむが、昼間の告白を目撃した際にあゆきが「頑張らない」と言った言葉の意味を尋ねて…という流れの会話。はずむは、自分以外の誰かのことをあゆきが好きなのだと思って聞いていて、あゆきの答えもそれを匂わせるようなものではありませんでした。また、とまりが宣戦布告したということは、アニメではやす菜から聞いていますが、原作ではとまりから聞いていますね。
- アニメでは自分から舞台に上がらないとか、どんなに側にいてもとか、はずむのことを意識しまくり。本当は、気づいて欲しいのかも。
- 原作でもあゆきが何ではずむのことが好きなのかとかは謎なので、この辺りのお話は是非読みたいor観たいですね。本当に彼女、はずむのことが好きで好きで溜まらないようなので。
とまりで良い
やす菜「うれしかった。来栖さんが肝試しにさそってくれて。一緒に行こうって言ってくれて」
とまり「とまりで良い。あたしもやす菜って呼んでるんだから、とまりで良い」
やす菜「じゃあ、とまりさん」
とまり「さんもいらない。何か落ち着かない」やす菜「そう?」とまり「ああ」
- 目的地の屋上までやって来たとまりとやす菜。あ、原作ではカレーパーティーの話の時にやった、「とまりで良い」イベントをここできっちりと消化して来ましたか。
月光蝶
あゆき「(生まれたての羽根はまだ白く、無理をすれば千切れてしまう。痛む羽根をゆっくりゆっくり広げて)」
やがて
鮮やかに
色づいていく
あゆき「(どうか、あなたのその羽根が傷つきませんように)」
どうかその羽で
大空を
羽ばたけますように
- 屋上に姿を現したはずむ。綺麗な星空を見て喜ぶはずむ。あゆきははずむが羽根を広げて、空に舞い上がる幻想を見ます。まさか、羽化するはずむを絵にして見せてくるとは。あまり評判は良くないみたいですが。
- あゆきの独白はほぼ原作同様ですが、とまりとやす菜、ゆっくり選んでねの部分が削られています。やっぱり、自分も選んでくれたらいいなぁと思っていたりして(違)。
ED
- まさかあゆきバージョンにして来るとは。白衣に蝶のあゆきのイラスト付。
次回予告
はずむ「こんなに寂しいのは何故。楽しいお祭りなのに、みんな居るのに。次回、かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜『この願いはかないますか?』想い、胸の中で」
- 次回はサブタイトルは変わっているけれど、原作#12「夏祭りと綿菓子と」が元になっているようです。また原作1話=アニメ1話なのでオリジナル要素がたっぷりと入っていることでしょう。楽しみです。