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Past Tube

2f10e837.jpg動画共有サイトは底なし沼か。こんな映像があったのかってな映像が続々とUPされてくる。邦楽関係は JA*RAC の御活躍でかなり削除されているものの洋楽に関しては何でもありの状態が続いている。その中から私が注目しているのは、ビデオパッケージとして発売される可能性が薄く、いまダウンロードしておかないと二度と見る機会が無くなってしまうような映像だ。画像のうち上の3枚はこれまでもこのBLOGで紹介したことのあるKarina 。日本ではCDも発売されておらずほとんど知られていないスペインの40年前の女性歌手のこのような動画など、かつては新たに話題にならない限り一生見ることが出来なかった。それが検索次第でお目にかかれてしまうのがインターネットの凄さだ。Karina に関しては、これまで1971年のユーロビジョンソングコンテストの映像が見られる程度だったが、ここにきて先日紹介した「El baul de los recuerdos」のプロモフィルムが登場し、狂喜乱舞したのも束の間、今度は「En Un Mundo Nuevo」のモノクロプロモフィルムや映画「En Un Mundo Nuevo」のメドレーシーンまでもがアップされいてびっくり。プロモの内容は karina がヒッチハイクをするがなかなか乗せてもらえない設定。クルマに始まり、馬車や船、終いには旅客機に向かって karina がヒッチハイクサインをおくるやや馬鹿馬鹿しい内容。プロモがこういう映像で良かった時代がのどかで懐かしい。映画の方は今年の1月にスカパーのスペイン語チャンネルで放映されたのだが、私はそのチャンネルを契約しておらず、録画できずに悔しい思いをしたももの。そのほんの一部のみを見ることが出来たわけだが、karina が当時のスペインで茶の間(は無いか。リビングリーム?)のアイドルだった様子がよくわかる楽しい映像だった。ユーロビジョンソングコンテスト映像も最近では審査風景まで入ったヴァージョンがアップロードされている。高得点を得て満面の笑みを浮かべる karina の表情が印象的だ。他にも90年代にスペインのテレビに出演し、「Concierto Para Enamorados」と「Romeo y Julieta」を歌った際のビデオもアップされていた。こうした過去の映像を掘り起こすのが動画共有サイトの醍醐味ではないかと思う。karina だけではない。他にも、ESC優勝をうけてダブリンの会場近くで急遽撮影したと思われるSeverine の「Un Banc, Un Arbre, Une Rue」のモノクロプロモフィルムや、Chantal Goya が歌のお姉さん(おばさん?)になる前に、Nana Mouskouri、Mireille Mathieu、Dalida と同じ曲Alouetteをそれぞれのシチュエーションで歌う企画番組(画像一番下)など、面白い面白い。法的な問題もあるのだろうが、画像解像度を制限するなどの工夫してぜひこの「文化」は残して欲しいものだ。