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EASY MONEY

d30c3c2f.jpgコンテンツ産業としてトップクラスの成功収めてる企業が技術も人材もなく黒字すら出したことない企業に株を買われて経営参加を要求されている。新勢力VS旧勢力、通信VS放送、市場解放派VS既得権益擁護派、そういう眼で見ている人は、今回の件をプロ野球騒動の時と同じように捉え、旧体制が慌てているのを喜んでいるのかも知れないが、実はその図式、残念ながら今回は当てはまらない。富士電子台は97年に東証一部に上場するなど、この10数年来、企業経営の透明性をグンと高めてきた。カネさえあれば誰でも買える株になっているのだ。今回のようなことも起こり得るべくして起ったこと。なぜ、そんなことをしてるのかといえば、それこそが既得権益に頼らずボーダレス時代に適応した経営ってものだからだ。株の公開買い付けはその変化の最後の仕上げのようなものだった。一方で実際そのグローバルな基準に満たない部門は仮に収支が黒字でもリストラしたりもしている。(^_^; ←(笑) 富士山系を甘くみてはいけない。生扉も選んだ喧嘩の相手が悪かった。会見で生扉の社長が富士電子台のホームページを有効に使えば・・・みたいなことを云っていたが、通信と放送の融合なんてことは10年以上前からさかんに言われていたこと。富士山系はそれよか前、パソコン通信の時代から必要な取り組みを進めておるのだよ、「皆さん」←(笑) 物販も30年も前からメディアミックスで行い高収益をあげ、国際戦略も20年前から専門会社を設立して行っている。むろん、インターネットの方が優れているというのならネットを利用するだけのことでしかない。ただそれだけのことなのに、何をそんなに特別視して考えるのだろう。Windows95が登場し誰もがインターネットを始めるようになった頃は「これは凄いことになった」と私も思ったものだが、あれから10年、今やネットもごくあたりまえのインフラになり可能性を語る時代は終わっている。インフラだけで食っていこうなんてことは少なくとも富士電子台は考えていない。あるのはごく普通のビジネス。つまりあえてネットベンチャーに頼る必要などどこにもないのだ。ところがそのネットベンチャーのやったことはなんと株の仕手戦。それも借りた金でやっている。(笑) 規制緩和が進んだのでそんなことも出来るようになったのね。仕手戦に負けてしまった富士電子台は大人げなく怒っているが、こんなことされりゃ責任を取らなきゃならない人も出てくる、怒るわな。いやそれもかなり本気で怒らせてしまったようで、10日の日経朝刊トップ記事を見て私はぶっ飛んだ。こりゃ国際試合か?? 日本参戦が決まった時点でちょっかい出した程度に考えていた米国や台湾は案外試合放棄するのかも。そしたら生扉は困る。私しゃアンタが気に入ってここにブログを置いているんだから一応心配しているのだが、米国会社員兄弟に嵌められていないかい。梯子外されたらどうするの?