2007年9月の日記

　表稼業。午後一にある会議の資料が朝一で修正。
　しかもかなり大規模。何とか間に合ったけど。

　午後一で会議。あまり大きな声では言いたく無いが、急に人を集めて、資料いきなり渡して意見を聴取しても、意見なんか出ないよな。

　会議の議事録を作成、その他雑務の後、2030頃に撤退。

　表稼業。定時の日なので、1900頃に撤退。

　え…、首相辞めちゃうの？　一体内閣改造は何だったんだ。

　ソニーのＢＤレコがやっと２層に対応しました。MPEG-4対応となったことで、HD解像度で録画出来る最低限のLSRモード（6Mbps）で16時間…ということは、8Mpsだと多分、12時間は入るということだな。
　これだけあれば、２クールの作品が１枚に入ります。まとめてあぼーんする危険もありますが…。書き戻しが出来る仕様で無いと、やっぱり不便ですな…。
　後それと、DVD-RAMに対応していないので、購入する意欲は全くと言って良い程ありません。

　余談なのですが、HDMIの入力端子を持つレコーダー、どこか作りませんかね。HDMI出力を持つビデオカメラがあるので、それに対応するというニーズもあるでしょうし。
　コビガはきちんと反応する仕様にすれば、文句もつけられない…と思う。

　表稼業。疲労が蓄積したのか、全くやる気無しモード。殆ど仕事が進まなかった。
　終電車で撤退。

• 誠が乙女と関係を持っており、そのことを追求されても、誠に酷い対応をされたことで、引き籠もってしまった世界。そして世界は着信拒否された携帯に向かって話続けてます。怖すぎる…。
• 世界が引き籠もったのをみんなが心配して、誠に行くように言っているのに、誠は世界の所に行かないどころか、何をあちこちの女の子に手を出しまくってますか（笑）。
• 誠が駄目なのは最初から判っているから良いとして、ミイラ取りがミイラになってしまい、所構わずやりまくっている光は何なんだ。誠に「最低」とか言いつつも、身体の相性はばっちりとか（最低）。
• 更には、誠があちこちの女の子に手を出しまくっていることは、女性陣にはバレバレで、乱交パーティーまでやっている風であるし。う〜ん、世界が引き籠もっているから、誠がおかしくなったのかな（違）。
• そんな誠のハーレムも、世界が妊娠したことで、ジ・エンド。この期に及んで責任回避ですか。最低な奴だ＞誠。女性陣はそりゃ、誠の周囲から遠ざかって行きますがな。そんな最低な誠の子供でも、出来たのが嬉しいんですか？＞世界。堕ろすとか、どちらも考えないんだろうか。
• 乙女にまで見捨てられてしまい、仕方無く世界とくっつくのかな…と思ったら、街で壊れた言葉と出会った誠。流石の誠も世界の異様さに気づいたようで、引いてしまいます。……で、誠に抱きしめられて、世界は復活しちゃいますか。まさか、次回の冒頭では言葉にまで手をつけたりとかは……誠なら絶対してそうだ。次回が最終話ですか。次回予告の救急車の音は、原作のバッドエンドを想像させて、ミスリードさせようということなのか、それとも本当に……なんだろうか。

　表稼業。ないむね……と思ったら、夕方に新たな仕事が振って来ました。……で、〆切が火曜日の午前中って、それは休日に出勤しろということですか？
　今日はかならず定時で帰らなくてはいけない日なので、残業は出来ないし。

　ほぼ定時で退社。帰りに、アキハバラ巡礼。

　あきばおーに行き、X-RGB3を購入。

　帰りの電車の中〜自宅で、今週のスカイガールズのチェックを完了させて就寝。次回で追浜基地編は終了か。
　後１回位、現地ネタは出来ないかな。

　午前９時起床。部屋の掃除で一日を費やしてしまった。

　祝。みやこしさんがf.r.aに復帰。OPEN-NEWSですか。ここはアカウント希望しても私は拒否されるかも（笑）。
　某氏もそろそろ復活しないかな？
　その前に自分が書かないと。

　先週辺りからやっているのだが、 HDRECSでRD-X6から録画したD3解像度のAVIファイルをMPGに変換してVRフォーマットに書き出し、DVD-RAMに書き出してRD-X6に戻し…なんて作業を同時並行的に。
　TSが録画成功して、VRが失敗したという作品が幾つかあるので、これでやっとDVD-RAMにまとめて吸い出せる。
　……と書くと簡単そうだが、時間と金を結構費やしていたりする。この辺りの顛末は、今週末にまとめて特設ページでも作ろうかな。

　昨日購入したX-RGB3を設置。あ、これはPC画面を映すのに、アナログRGB→DVIの変換ケーブルが必要なのか。買って来ないと。
　取りあえず、β版のファームにアップして、WUXGA解像度に対応することは確認出来た。
　RD-X5のＳ端子出力をX-RGB3に接続して、そこからMDT241WGのアナログRGB端子に接続。
　きちんと、アスペクト信号にも反応して映ることを確認した。ちなみに、この機械の導入目的は、ＰＣ画面上にPinPでビデオ画面を映す際、リモコン又はマウス操作で操作したいが為だったりする。

　表稼業の方が手をつけられなかったな…。
　

　午前７時45分起床。
　朝から自宅で表家業。所謂風呂敷残業。ＰＣのスペックと画面の広さがまるで違うので、こちらの方が快適。残業代つかないけど。
　結局、午後、少し外出した以外、日中の殆どを費やしてしまった。

　そういや某会の返信が無い人のご都合は如何でしょうか……と呟く。

　アマゾンからお急ぎ便で以下到着。本当に今日注文したら今日来たよ。ちなみに、プライム会員となってしまったので、お急ぎ便は使い放題だ。

• DVI-RGB 変換コネクタ 玄人志向

　ブツが届いたので、X-RGB3をKVMスイッチと液晶ディスプレイの間に入れる。RGB-DVD-I変換をしているため、アナログとデジタルの自動認識が最初上手く行かなかったが、何となく映るようになった。詳しくは後に詳述する。

　スカイガールズの溜め込んだ５話分の記事を書き始める。内容はチェック済みなので…。

　「らき☆すた」の最終話を観て就寝。

• 両親が亡く、従兄のレイジと暮らす小学三年生のりんと、新任の小学校教師の青木先生、そしてクラスメイト達のエロさも交えた交流を描く本作品。ロリエロな部分がてんこ盛りな作品であると同時に、小学生の先生をしていくことの困難さ、子供達のそれぞれの悩みをきちんと描いていて、お話としてもとても面白い。この秋の新番の期待作。それが原作単行本第４巻の特別限定版として登場です（…と言っても、ＯＶＡよりちょっと安めの価格ではありますが）。
• お話としては、原作にもあった、りんの友達の黒、美々が青木先生の誕生日プレゼントを探しに行くついでに遊びに行き、ついでにりんの家にお泊まり…という話。原作を読んでいなくても、ませているエロガキなりんや、りんのことが好きな黒のりんに対する想いや、小学三年生とは思えない早熟な身体を持ち、レイジに一目惚れしたらしい美々が、自分の身体のことを恥ずかしく感じていて、ブラを隠したり、お風呂で恥ずかしがったり（でも、レイジは関心無し）するような描写がとても良かった。
• テレビでは放映できないようなエロい話だというようなウワサでしたが、確かにソフトクリームをなめるシーン、美々に牛乳がかかったりするシーン、そして三人の入浴シーンは確かにそれぞれエロいのだが、テレビで放映出来ないというほどでも無かったような。要するに、ＴＶ放映を前にした宣伝という意味合いが強いのではないか。放映局が関東ではチバテレビテレ玉と、神奈川県民どころか東京都民の多くも視聴不可能な様子なので、ＤＶＤ買ってねということなのでしょうか。どうして、ネット局が少ないんだろう。エロいから？

• 上ではＤＶＤについて書いたがこちらでは単行本の中身を。小学４年生に進級したりん達。青木先生も２年目ともなると、りん達の扱いが上手くなったな。委員長に無理矢理ならされそうになった美々を庇うように自ら委員長に立候補したりん。こういう悪ガキの方が得てして委員長としては上手くやるものなのですな。もっとも、青木先生が子ども達を褒めれば褒めるで、それで傷つく子もいるようで。
• どこの学校にでもいる規則にうるさいオバサン先生（でも、まだ３０歳みたいですが…）の白井先生。確か第３巻で、百合キャラの黒が何故か憧れフラグが立っていたりしましたが、この黒と白井先生の交流が今回の巻では描かれています。本当はまじめなだけでは無い人生に憧れていた白井先生、思ったより可愛いなぁ。
• 運動会。そう言えば最近は春に運動会をする学校が多いですな。はみパンしないために、パンツを最初からはかないって…＞りん。そして、後で青木センセにブルマ脱いで見せますか。肝心な所に絆創膏しているとは言え、これを誰かに見られたらクビ確実です。
• 風邪を引いたりんを看病するレイジ。りんの胸がふくらみ始めていることに気づき、「うれしい　このまま大きくなってやがて大人になったとき　あの美しい天使のようなりんと結ばれる　ひとつになれる!!」……って、モノホンのロリコンでしたか＞レイジ兄。何だか、黒いなぁ…。

• ハイビジョン映像入力対応。DVI入出力端子装備。CRT・液晶ディスプレイ対応。フルデジタル・アップスキャンコンバータ・ユニット（メーカーウェブサイトより）。
• とらのあなで27,999円で購入。淀で購入すると１万円程高いです。
• ＡＶ入力に対応しているディスプレイは今では珍しく無いのですが、本来はそうでは無いディスプレイに、ＤＶＤレコーダーやゲーム機器を接続するためのアップスキャンコンバータです。入力がＳ端子２系統、Ｄ端子３系統（うち１はアナログＲＧＢ入力と排他利用）、ＲＧＢ（15ピン）１系統のセレクターとしても機能します。ＰＣからのスルー出力に対応し、アナログＲＧＢ又はDVD-Dの出力に対応します。
• そしてこれらの接続の切り替えを初めとした全機能をリモコンで操作可能です。何と、ヘッドフォン端子の音量は独立で操作出来、それもリモコンから操作出来ます。このリモコンで接続を切り替えるセレクターと、PinPをリモコン、そしてソフトをインストールすればマウスで操作出来るということが、本機の導入目的なんですけどね。
• ケーブル類が一切付属していないので（これは箱にも記述があります）、準備する必要がありますが、一つトラップだったのが、ＰＣからのアナログＲＧＢ入力には、RGB-DVD-I変換コネクタが必要だということです。もちろん、アナログとデジタルは自動で認識、切り替わります（強制的に認識させることも可能）。マニュアルによると、アナログＲＧＢの場合、アナログ→デジタル→アナログと変換されるため、画質が落ちるかもということ。また、内部では24Bitで信号を処理しているため、32bitの色数の場合、画質がやはり落ちるということです。純粋なスルー端子じゃ無いのかよ……（いや、だからPinPが出来るんですけど）。で、画質の変化ですが、ノートからのWUXGA出力が何かボケボケなのは元からですが、自作ＰＣの方も画質が悪くなっているような？　DVD-D端子に変えてみれば、デジアナ変換が無い分、もう少しマシな絵になるのかもしれませんが。
• 肝心要のＡＶ出力です。本機はD4解像度まで対応している上、アスペクト比信号にきちんと反応するという謳い文句です。まずは、D端子より、RD-X6のD4映像を入力してみました。流石1920×1200ドットのディスプレイだけあって綺麗です。あ、きちんと、1920×1080ドットで上下黒挿入され、DELL辺りのビデオ入力対応ディスプレイのようにアスペクト比が16:10になったりはしません。続いて、RD-X5から……。4:3と、16:9のアスペクト比の変更もきちんと追随します。切り替わりの時に、画像が一瞬と書くにはやや長く乱れますが（笑）。ＡＶ入力に関して、画質に拘る人から見ると、不満点があるのかもしれませんが、素人目には良く判りません。
• PinPを試してみます。何と、子画面のサイズを64段階に変更可能で、位置も画面上どこでも自由自在。これらを全てリモコンで操作出来ます。これこれ、これをやりたかったんですよね。これだけで大枚はたいた甲斐があるというものです。ただ、PinPの画像、一覧とか見ると判るのですが、文字が不鮮明となっていたり、輪郭線がジャギっていたりと、画質的にはどうかと思う部分が。逆に言うと、MDT241WGのPinP画面の大きさがやたらと小さかったり、大きさが３段階程度しかないのは、この辺りの調節が難しいからか……。
• 総じて、機能性では満足しています。ただ、画質にまだ改善の余地があるような気がします。メニューから画質その他諸々をやたらと細かく弄ることが出来るのですが、オートで調節する機能が欲しかったな。素人には何をどう弄って良いのか判りませんです。それと、本体がやたらと熱くなりますね。ACアダプタ使っているのに…。

• ここ３話程観てませんが。しょぼいカレンダーのサブタイトルに「未定」とあるのは、そのものの意味だと思ってましたが、本当にサブタイトルでした。
• 陵桜学園の学園祭に向けて、パトリシアの発案で、オープニングでチアガールをすることになったこなた達。最初は当然こなたですら難色を示すのだが、握手会チケットで買収……だけでは無く、身体の弱いゆたかが思い出作りにとやる気になったからというのも大きいようで。そして、かがみん、つかさ、みゆきさんも巻き込まれることに。一番嫌がっていたかがみんが、場を仕切りだしているのに爆笑。そして、かがみんも高校生活で一度もこなたと一緒のクラスになれなかったので、一緒に何かしたという思い出が欲しかったんですねぇ。
• それとは別に、占いをしているこなた達のクラス、ヅカ喫茶をやっているゆたか達のクラス。みなみの男装の麗人はまさにそのまんまですな。で、トップがゆたか。お似合いすぎのカップルです。
• そして、踊る曲はやはりこれですか。OPでは一部だけ出ていたチアガール姿。全編フルで流れます。本番じゃなくて、リハーサルですが。そして、本番……あ、始まるところで終わるんですな。
• 主な登場人物が全て、一つの目的に向かって汗を流していく、中々良い最終話でした。あ、ラッキー☆ちゃんねるもちゃんとありました。学園祭にゲストで呼ばれてですが。それにしても、ＥＤは最後まで白石稔ですか。本作品、後半のこれが無ければ、もっと良い作品だったのに。正直、京アニのこの感覚が理解できない。まぁ、ＤＶＤは購入している訳ですが。

　表稼業。今週の業界ヒアに向けての資料作成。

　昼食。おにぎり×１（炙りチャーシュー）、蒸し鶏とヒジキのサラダ。

　夕食。あさりときのこの和風パスタ。

　終電車で撤退。

　……げ、本当にクレジットカード払いが出来ないんだ。しかも、申し込み手順を進めて、支払いを決める段階にならないと判らない仕様。
　それにしても、ニュース購読だけでどうして月々2.1K円もするんだ＞さくら。

　未だ前回分の感想も書いていない内に、衝撃的な噂が…。

ウルトラジャンプにて掲載の『皇国の守護者』連載終了!? (84式鵺屋台 - 2007-09-17)

　以前から、御大がネームチェックをする、しないで揉めているとかいないとか、噂はありましたが…。
　Mixiの皇国の守護者コミュでは、連載最終話の画像まで載っていますが…。

　気分はとっても………orzです。

　午前６時半に起床。さて、昨晩のSchool Daysの最終話はどんな阿鼻叫喚が……あれ？
　まるで実写と見まごうばかりのヨーロッパの風景が……って、ハワイの次は欧州かよ！
　地上波はどこも放映中止のようで、AT-Xがどうなるかってことろですが…。
　もしもAT-Xでのみ放映されたなら、某Ｎ氏辺りの出番？

　表稼業。ひねもす資料作成。そもそも原データが間違っていたりするので、それを一々突っ込み入れて修正するので面倒だった。

　昼食。職場の酒保（本当に酒売ってます）で、汁なし担々麺。もっとも、対して辛くないのだが。赤坂火鍋屋の汁なし担々麺の辛さの１／１０位。

　職場の書店で、ウルトラジャンプ購入。あ…、本当に最終話だよ、皇国の守護者。

　上司が出張でいないので、定時で帰宅。
　帰宅途中に地元書店で、以下購入。

　玄鉄絢の作品が掲載されてます。

扉　煽り文＜畝浜＞に辿り着いた新城を待つ男とは…？

　原作第五章　熱水乙巡＜畝浜＞　149頁〜172頁までに相当します。話を若干端折ってますが、ほぼ原作準拠です。
　いよいよ、次回は皇国に帰還して５０１大隊の編成に……と思ったら、次回があんなことになってしまうとは（泣）。

新城「＜帝国＞軍が教えてくれました　確かに面白くはありませんが　嵐まであなたのせいにするのはどうかと思われます」

新城「だからですね　せっかく水軍にできた知己を俘虜になったぐらいのことで失いたくはない　そう考えています」
笹嶋「私は君に一度嘘をついた　君にも一度嘘をつく権利がある　例えば今」
新城「ありがとうございます　あの話についてはそういうことにしたいと思います」
笹嶋「つまりは　私は借りを忘れてはいけない　そういうことか？」
新城「一度や二度なら　しかし三度はないでしょう」

　最新鋭の熱水巡洋艦＜畝浜＞に乗艦し、＜皇国＞内地へと向かう新城。
　上甲板に猪口と共に出た新城の前に現れた笹嶋。
　船酔いで船室に戻った猪口に対し、新城は船は好きですと。駒城家にいた頃に良く乗っていたんでしたっけ。

　笹嶋と新城の会話。約束を守ることが出来なかったことを謝ろうとしているらしい笹嶋のことを許す新城。
　……なのですが、新城と笹嶋のことなので、お互いの会話が回りくどいこと。笹嶋の「君にも嘘をつく権利がある」というのは、新城の知己を失いたくないという言葉に対して本当？　…と、確かめてるんですなぁ。
　一度や二度なら、しかし三度はないでしょうと言う新城の表情が怖っ。

笹嶋「一体全体　この先なにをやらかすつもりだね？」

　新城になにをやらかすつもりかと訊ねる笹嶋。「
　何をやらかすも何も、新城は自分の立場で可能なことしかしないと思いますが。
　夏季総反攻などという言葉も聞くがと言っていることから、笹嶋の方が新城に何かやらかして欲しいと考えているような気がしないでも。

新城「笹嶋さん失礼を承知で申し上げるならば　僕はあなたがひどくうらやましい」

新城「少なくともあなたは自分がどこから来たか　それを確信している　──要約が過ぎますか？」

笹嶋「いや　それは我々の職業病だ」
新城「そうですね　我々は軍人です　なんとも困ったことに　その点に疑問はありません」

　駒城家の育預なので、あまり露骨なこともできないという新城に、守れるだけの約束は守ったと、新城が水軍と陸軍の少佐となっていることを告げる笹嶋。
　笹嶋の言葉一つ一つに斜に構えた反応の新城に、生い立ちせいか、何事も真面目に受け取れないようだという笹嶋は、自分も同様だと言い、回船の船主兼船頭だった父が遭難して亡くなり、莫大な借財が残され母は死に、兄が下働きから身を起こし有数の回船問屋となったお陰で、それなりの教育を受けられたという身の上話を。
　そんな笹嶋の苦労話ですらも、そもそも両親が何者であるのかも知らない新城にとっては、羨ましい話なんですな。

保胤「夏季総反攻を阻止する止めを　あれにやって貰おうと思います」

　駒城家下屋敷。駒城家当主篤胤と、新城の義兄の保胤の会話。
　寝そべりながら酒を飲んで読書をする篤胤に、保胤は直衛が帰ってくると報告。
　原作では、新城が寝そべって本を読むのを真似したら止められなくなってしまった…というエピソードがありますが、その辺はオミットされてしまいました。
　飲んでいるのは「アスローン・モルト」。ウイスキー？　この世界、氷が手にはいるのか……。

　窪岡少将に依頼し、新城を少佐に進級させてやった保胤は、それ以外にも夏季総反攻を阻止するとどめを新城にさせようとする。
　これ以降も原作では会話が続きますが、ばっさり省略。篤胤が「直衛は小心だぞ」と断定したり、直衛のその後についてもちゃんと考えている件は結構重要だと思うのですが、次号であんなことになるのでそれは仕方無いか…。

板東「とある筋より貴官の生還を知りました　御迷惑とは思ったが　とにもかくにも一言お祝いを申し述べたく奏上した」

　航海三日目。＜畝浜＞に天龍が接近。新城の想像通り、それは戦場で出会った天龍、板東だった。
　板東は皇都までお乗せしたいと言うのだが、流石にそれは断った新城。皇都での再会を楽しみにしておりますという新城。
　天龍を察知して海面に集まる水龍。巡洋艦一隻を青ざめさせる天龍。その力を何かに利用できないかと考えてしまうのが新城。

　

新城（あなたもその一人ですよ　とは言わないでおこう）

　随分面白い友人の選び方をするんだなと言われた新城の反応。
　原作では、あなたもその一人ですよという程新城は愚かではなかったとされていますが、漫画だとちょっと印象が違うような。

最終頁あおり

多くを失いながらも、手にした現在。北領紛争はいよいよ終わりを告げる──…

（↑　もし宜しければ、コメント欄に本作品への熱い想いを語って下さい）

　原作第五章　熱水乙巡＜畝浜＞　172頁〜、第六章　＜皇国＞177頁〜181頁が元の話です。
　先月号まで、全くといって良い程最終話となる兆候が無かっただけに、いきなりな話で吃驚です。
　確かに、「第一部　完」とかするなら切りの良いタイミングではあるのですが、そういう記述も無いですし。
　伊藤悠の漫画版は、本当に良く出来ていただけに、伝えられているようなトラブルで終了だなんて、日本の漫画界の損失だよ……orz
　作品自体は綺麗に終わっているので、この後すぐにでも続きを描けるような状態ですが、多分伊藤女史以上の描き手は思いつかない…（ちなみにヒラコーは個人的には……）。他にも名前が挙がっている人がいますが、伊藤版を見てしまうと…。

ユーリア「わからないわ　いずれ亡ぶ祖国…あの男は　そこで何ができるつもりでいるのか」

　　　　「そこに──あなた　そこにあなたのなにが　あるの？」

　北領改めノルターバーン。カミンスキィを伴い、兵士達を閲兵しているユーリア殿下。
　ユーリアは、いずれ攻め滅ぼすつもりの＜皇国＞に戻った新城のことを想う。
　殿下の出番はこれだけです（泣）。メレンティン、バルクホルンは出番すらありませんが。
　ユーリア姫の独白は、後の新城の独白につながってますね。

新城（まったく意外だな　自分のこれほど里心がついていたとは　“大気の匂いが違っているかも”だ　などと）

　ついに＜皇国＞内地に戻って来た＜畝浜＞。故国に戻ったことを喜ぶ兵士達は、通りかかる船の人達に声をかけ喜ぶ。

新城「諸君、故国だ　ご苦労でした」

　はしゃいでいる兵士達は新城の姿を見て背筋を伸ばす。新城は、ご苦労でしたと、兵士達の苦労をねぎらう。
　港への到着、帰還式典は２頁であっさりと。守原大将が一コマだけ出てますね。
　漫画では出ていませんが、１ヶ月の休暇が与えられ、兵士達は故郷へと帰還。

新城「いじめられるのは好きじゃない」
羽島「逆をやったらどうだ」
新城「それも趣味じゃないしそこまで暇でもない」
羽島「そうだな　確かに昔から貴様は誰もいじめはしないな　貴様は　ただ　“敵”を完膚なきまでに殲滅するだけなのだ」

　新城に声をかけた羽島。原作ではここでは羽島は登場しないのですが、最終話なので登場させたのでしょうね。
　魔導院の仕事柄、新城があちこちで恨みを買っていること、英雄として注目もされているということを伝える羽島。
　駒城家も信用できないが、保胤は本物の善人だという羽島。その善人の義兄が、新城にやらせる事と内容によっては……って、羽島は　俘虜１で既に語られている、奏上の話をもう知っているということなんでしょうな。
　誰も虐めはせず、ただ敵を殲滅するだけ。確かに、一度誰かを敵と決めた新城は怖いぞ〜。

　保胤たちが来たので、新城を解放する羽島。
　新城の荷物を持ったのは家令の瀬川ですな。何かイメージと違って、普通の爺さんみたいだ。

保胤「直衛　とにもかくにもよく戻ってくれた」
新城「はい」
保胤「おまえでなくては勤まらない頼みがあるのだ　この国の急務だ」
新城（国の急務、か）

　原作では、このやり取りはこの場面ではありません。普通は帰って来てすぐにこんなことを言うはずは無いのですが、打ち切り最終話なので無理矢理入れたんでしょうね…。

新城「この国に　僕の　なにが　だれが」

　蓮乃と新城の再会シーンは、かつての戦野で出会った蓮乃と直衛、そして今の蓮乃と直衛が、それぞれ見開きで合計４頁も使って描かれます。
　この独白（？）も原作には無いもので、ユーリア殿下の冒頭の問いかけの回答？
　新城にとってはこの国がどうこう、よりも蓮乃がいることが重要なんでしょうな。
　だとすると、原作は…ry

蓮乃「わかっちゃいないわ　ちいさな頃からいつもそう　無茶ばかりして見栄をはって　本当は何もかも怖くてたまらないくせに」

　蓮乃と再会した新城。新城の傷に触れ、気をつけなくてはだめよという蓮乃は、新城の胸に顔を埋めて泣き崩れる。

新城「千早！　おいで！」

　船から降ろされようとしていた千早を呼ぶ新城。新城に駆け寄る千早。

この三箇月後　龍州にて
＜帝国＞軍　約11万による
本土上陸──＜アレクサンドロス作戦＞
阻止のため

新城は
再び
数百の戦死を目にし
幾千を耳にすることとなる

この国に　彼等の
なにが

だれが

THE END

　最後は、新城のその後がナレーションのように語られる──という、打ち切りエンドです。
　所謂、「俺達の戦いはこれからだ！」エンド？

　通常、このような明らかに話に続きがある状態で終了させる場合には、「第一部　完」とかするものですが、それすらせずに「THE END」としているのは、明らかにもう続きを描くつもりがないという意思表示なんでしょうね……orz

　全体を通しての感想は、また改めて書きます。明日は仕事で早いので、今日はもう休みます。

　表稼業。午前中外で上司達と一緒に業界と打ち合わせ。

　昼食。組合の定期大会で出された弁当（豚肉の梅ひしお和え、さつまいものマヨネーズ和え等）。
　夕食。ツナと海老のトマトソースのパスタ。

　終電車−１で撤退。

　某会の日程はほぼ確定かな。まだ日程未提出の方は宜しくお願いします。

　「皇国の守護者」打ち切りの余波で今週は訪問者が多いな。

　JVA、地デジの「コピー9回」提言に強く反対
　そんなに一般消費者を敵に回したいですかそうですか。

　リムーバブルＨＤＤを使うことの出来るデジタルチューナ。ただ、リムーバブルＨＤＤが160GBで３万円と超高価だったような…。