ありめも
有里専用メモ
- ジュニア小説と少女漫画の関係
山本 じつは少女マンガの現場に入ったとき、ぼくは少女マンガのストーリーをどう考えたらいいか全く分からなかった。で、一生懸命読んだのがコバルト文庫でした。吉田とし、富島健夫、津村節子……当時まだ20、30代だった超一流の作家たちが書き手に揃っていたんです。だって、今年、『プラナリア』で直木賞を受賞した山本文緒さんもコバルト文庫出身です。
「週刊少女コミック」は1970年創刊なので、まだ集英社文庫コバルトシリーズはない。「小説ジュニア」はあったので、そのことをいっているのかな?ともあれ、ジュニア小説→少女漫画→ジュニア小説というスパイラルが存在したようだ。
- SO 情報誌から読み解くビジネスのトレンド
- AERA 2004年3月1日号 P16 入れ物と中身
- http://meo.moe-nifty.com/so/2004/02/post_7.html
今読まれているのは「ミステリー、サスペンス、歴史物、恋愛モノ、ライトノベル」などが中心であり、「純文学」などはセールスの中心からは離れているものとなっている。
入れ物としての「小説/書籍」は販売されている形こそ違えど、中身に関しては遥かに違うものとなったということだ。それはさながらテレビゲームやコミックと同じ消費のされ方をしている。
オビに「月刊ニュータイプ」の広告があって、そのキャッチコピーが「僕らはビジュアルで思考する」だったりしたのね。 で、ピンと思いついたんだけど、絵付き小説を書く作法として、マンガや絵コンテみたいなイメージがまずありきで「思い描いたビジュアルイメージを文章に『落とす』」というのはアリだと思うのね。 いや、実際のトコはどうだかわからない素人考えだけど、想像するに、そういうことはまああるでしょう、と。
で、実際に絵付き小説を書いているその本人に、思い描いたのはこんなの、っちゅうのは具体的に聞いてみたいよな。 ほんとにそういうのがあるなら。
例えば、秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』を「UFO綾波」と呼ぶー、みたいな。
ぶっちゃけ、一言で言うと、ソレはナニ。 っていう。 一読者としての作者さまがまず考えていた、「イメージの参照先」?
http://sto-2.cside7.com/200312_1.html#04_t1
ところが斎藤美奈子は違う、この人はどこかで「本を愛していない自分」というのを知っています。そのうえで本を読んで、すこしだけ好きにはなれるかもと小首をかしげている。愛していない本の前で斎藤美奈子は平等に、えこひいきをしない小学校の先生のように採点をします。この先生はだからベストセラーだからといってもちあげすぎず、かといって本を人より読む「活字中毒」がよくやる不当に売れた本をけなすようなことはしません。そしてだからこそ、斎藤美奈子は小説、とくにミステリについては勘がにぶるのです。小説、ことにミステリやSFなどのジャンル小説を読むのには愛情が不可欠だから。
http://d.hatena.ne.jp/suitou/20031128#1070013120
だからハルマゲドン願望が「死の願望」だという見方には、ぼくは疑問を持っているんです。どちらかといえばあれは「自分の責任のないところで何か突発的な破局が起きてくれて、それがすべてをチャラにしてくれて、それで一から人生やり直したい」って願望だと思うんですよ。つまりあれは非常に屈折した「生の願望」なのではないかと。
竹熊健太郎ロングインタビューhttp://www.hotwired.co.jp/culture/takekuma/980929/http://www.hotwired.co.jp/culture/takekuma/980929/textonly.html
つまりは「いちばん弱くて小さくて可愛いものこそが世界を変える」という(たぶんesrevnocとかズボンズとかウテナとか少女漫画とかに裏打ちされた)考えがこのダイアリーおよび自分自身の基盤なのでしょう。
「■ [books][gender][otaku]「ファウスト」(4)/「強い力」と「弱い力」」id:sayuk/20030908#p1
実際のヲタク女性の平均像というのは、ヲタッキー生活を充実させながらも、普通に学校行ったり仕事して、少なくない割合でほどほどに恋人と付き合ってるというやつ。ヲタクというサバイバルツールor世界観or宗教を持つことで、むしろ一般人より現実と上手く折り合っている気さえしてきます。
id:tskmry/20031020#p1
LOTRの映画じゃないけれど大きなミニチュアを作るみたいな場所があまりに多いのでなんだろうこれは?と思いましたです。映画を作る人も、博物館で研究展示をする人も、街を作る人も、なんだかみんな同じ方向を向いているような感じ。以前は自然や身の回りに根ざした実体験をベースにものを作っていたのが、このごろは蓄積された二次情報をベースにものを作るので、どこか似たようなものがあるような。そして何だか危うい感じがします。
Sさんの日記から
ミニチュア
- 全体を把握できる
- 余計なものを排除する
- 秩序への要求?
めざましTVでカルベさんが、「踊る大捜査線の世界観は基本的に赤なんですよね」といっていた。(2003/11/12)
最終更新時間:2018年10月09日 17時10分30秒