メルマHTML版 2002/02/03 Vol.012
■目次
● お知らせ、トピックス(ホームページの更新情報)
2001.10.01〜
● 【光和堂通信】第26号2002年冬季号(Vol.7,No.2)
★ 第26号2002年冬季号(Vol.7,No.2)(2002.1.12新) プラセボ、感情と身体、怒りとイライラ、慢性肝炎・胆石、憂いと心配、胃下垂、 気の健康10則、胃潰瘍・12指腸潰瘍、慢性胃炎 /指圧25:胃潰瘍.../民間薬16:千振(せんぶり) ★ 大阪、京都へ行きました (2002.01.04新) ★ 光和堂の「風邪・のど・咳」対策 (2001.10.22新)
★
第25号2001年秋季号(Vol.7,No.1)(2001.10.21新)
★
相談カード(問診表)
(2001.10.10新) ☆ 上記より古いトピックスは、ホームページの トピックス、バックナンバー を参照して下さい。
トピックス ● 【光和堂通信】第26号2002年冬季号(Vol.7,No.2) [参照]HP: 光和堂通信 バックナンバー
◆ プラセボは期待と希望をもたらす |
[予防と早期治療のために] 新年明けまして おめでとうございます
初詣は行ってきましたか? 今年も人出が多かったでしょう。このところの景気や
世相の悪さを思うと、神頼みしたくなります。私は、ここ数年冬至にお参りをしてい
ます。冬至を一年の初めとする冬至正月とする風習があります。この日に一年の願掛
けをすると、この日から少しずつ日が伸びていくように、願いも叶うほうへ少しずつ
伸びてゆくと云われています。太陽が最も低く昼間が短いこの日が一年のスタートで
あり、願い事をするのによいわけです。正月三が日のような混雑はありませんので、
神頼みもよく届くような気がします。
薬の有効性を調べるために、臨床試験といって患者さん(時にはお医者さんも)を
グループに組分けして、本当の薬と偽薬を服薬してもらいます。そして、その結果を
本物の薬と偽薬を服用したグループでそれぞれ比較します。すると、場合によっては
両者で差がなかったり、むしろ偽薬の方が効いたりすることがあります。特に心理的
な要因が強く関与する病気(うつ病や胃潰瘍など)でそのような結果が報告されてい
ます。 こころの状態は感情と深い関係があります。東洋医学では、七情といって「怒・喜・ 思・憂・悲・恐・驚」を取り上げ、それぞれの感情がからだにどのような影響をおよ ぼすかを経験の蓄積から論じています。今回は、「怒」と「思・憂」を取り上げます。
正月早々怒っている人は少ないと思いますが、このところイライラすることが多く
ありませんか? むかつくとかキレルなどもこの「怒」の感情に該当します。怒りを
外に出せる場合はよいのですが(爆発ではなく小出しがよい)、イライラして怒りを
内に秘め我慢している状態が一番よくありません。
慢性肝炎の方、胆石のある方は、この「怒」の感情に注意しましょう。イライラし
ていたら、決してよくなりません。 「思・憂」の感情は胃の力を削ぎます。胃は食べ物を一時蓄える袋で、その中で消 化液を出しながら捏ねて、食べ物のエネルギーを吸収するための下ごしらえをすると ころです。憂い心配していると、胃袋はその力が低下し捏ねられなくなり、垂れ下が るように元気がなくなります。当然食欲が減退します。そこに無理に食べ物を押し込 んだり、不規則な時間に食べたりすると、胃の働きは狂い慢性胃炎や胃潰瘍を起すの です。
【診療時間】火・木・日曜は午前部のみ 午前部:10〜13時/午後部:2〜7時 【月曜・祝日休診】 |
*胃下垂・胃弱は心配禁物
胃下垂や胃弱の人は、この「憂」の感情に注意しましょう。思い煩っていると、必 ず胃炎や胃潰瘍になります。不安になって色々なことを考え惑って意を決することが できないような時があります。胃下垂や胃弱の人はどうやらこれに陥りやすいようで す。そんな時は、一度考えを中断してみましょう。一時的に意を決しないという結論 もあります。
胃に入った食べ物は、塩酸による強い酸性の胃液によって消化されます。この強い
酸に耐えられるように胃の壁は丈夫にできているのですが、やはり生身のからだです
からあまり長い間この強い胃酸に曝されていると、胃壁が傷つけられてしまいます。
これが胃潰瘍です。その傷ついているところに、強い酸性の胃液がさらに滲みてくる
のですから、その痛みは強烈です。それを繰り返していると、胃壁は爛れてきて、そ
れがさらに進むと深く胃壁が抉られ、痛みとともに出血し、吐血や下血を起すのです。
胃潰瘍の治療には根気が必要です。胃痛が止まったからといって、服薬や治療をや
めてしまうと、またすぐに再発します。胃壁は消化の度に過酷な酸性の状態に曝され
ますので、一度傷ついてしまった胃壁を完全に修復しないと、またすぐに傷口が開い
てしまうのです。
慢性胃炎は、胃潰瘍の前駆症状としての胃酸分泌過多や、胃の捏ねる力である蠕動
運動の低下が原因します。食べ物が胃に停滞し、胃部が重いような不快を感じ、胸焼
けや食欲不振を起します。
慢性胃炎の方は、胃が石のように重く感じ、鳩尾から下を押すと硬くなっています。
とにかく胃が楽に十分に動き働けるような環境を作ってあげなければなりません。
《 お知らせ 》 |
● お問い合わせ、関連リンク 発行: 〒331ー0073 さいたま市指扇領別所 326-1 光和堂薬局・光和堂鍼灸治療院 TEL:048-625-6848 FAX:048-624-1663
院長:堀口 和彦 E-mail:kowado@mxt.mesh.ne.jp
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カテゴリ:暮らし&健康/病気・病院 ID:m00003099
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