アガディール−カサブランカ 1994.11.11

戻る


帰りも、マラケシュまでは高速バス、マラケシュからは軌道列車に乗り換える、という不思議な行程をたどる。切符は電車の切符である。相変わらずお昼はスニッカーズとハンバーガー。車内で口を開けて眠り込んでいる、などと当時の日記には書いてある。非常に恥ずかしい。駅に着くと、係員が荷物の手配をしていて、他の人が声をかける隙がない。

列車内で席をとったコンパートメントで、向かいのビジネスマン風の人がいつものように質問してくる。「ムハンマド5世大学の学生?」「ちがいます」現地の学生と思われたらしい。その隣のウォークマンをもった女の人も、会話に目を光らせてにっこりとうなづいている。駅に降りるときには、網棚から荷物を下ろすのを手伝ってくれた。

カサブランカに戻ってきたので、ご挨拶だけでも、と思ってSさんに連絡すると、次の土日にブックフェアーがあるという。書籍の展示会は行きたかったので、ブックフェアーでお会いすることにして決めてしまった。先日偶然見つけたハサン2世モスクの側にある見本市会場で開催されているそうだ。



進む



インデックスへ戻る