平成16年1月下旬の呟き


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H16.01.21

■今日の出来事

 表稼業。明日から出張であるので、今週中と言われていた仕事を片付け…と思っていたら、仕事が朝に更に増加。
 そんな具合なので、私にしては珍しくも真面目に仕事を進める。
 明日は朝が早いので、早めに帰ろう…と思ったら、結局のところ事務室を出たのは2200頃となった。

 マリア様がみてる「いとしき歳月(後編)」読了。
 後編まで週末に読んだ積もりが良く考えると前編しか読んでいなかった。
 薔薇さま達の卒業式を薔薇さま達視点で描いた短編。
 特に白薔薇さまと志摩子、祥子さまの関わりの辺りの話が入っているのは重要。
 祥子さまは志摩子に振られてもあまりショックで無くて、祐巳に振られた時にはショックだったと言う理由が判った。

H16.01.22

■今日の出来事

 午前4時起床。寝たのが午前1時だったので、少々辛かった。
 こんな早く起きたのも、朝7時に羽田空港に集合のため。
 ……の筈が相方が来ていない。携帯からの電話で15分遅れるという話がいつの間にか間に合わないという話になり、結局のところ飛行機への最終バスが出てしまうギリギリまで待った挙げ句、相方は結局到着しなかった。
 仕方がないので相方には後の便で追いかけるように言い渡し、私だけ飛行機に搭乗。

 ……というわけで、今回の出張の用務先は佐賀。
 羽田で雪が降っているので福岡か伊丹に降りるかも…と脅されていたのだが、佐賀空港には無事に着陸することが出来ると機内アナウンスがあったのだが……窓から見える佐賀空港周辺の田園地帯は一面の雪、雪、雪…。
 一体私はどこに旅しに来たのであろうか…。

 定刻より若干遅れで佐賀空港に到着。この空港は、知っている人は知ってるとおり、地方に無駄に作られたローカル空港の一つであり、佐賀駅までバスで35分もかかるというど辺境に位置する。
 乗る予定の特急電車迄は1時間以上の余裕を見ていたため、余裕で乗車出来る…と思っていたが、バスが何時まで経っても発車せず(バスが一日二便しか無い飛行機に合わせて運行されており、飛行機の乗客の姿が見えなくなるまで出発しないらしい)、電車にはぎりぎり間に合わない時間に発車となったのだが、佐賀駅に到着してみると、乗るはずの特急はおろか、その2本前の特急すら雪によるダイヤの乱れで未だ到着せずという状況。その間、有田駅で合流する予定だった、仕事の委託先の研究所の方から連絡があり、やはりこちらも特急が遅れているとの由。
 結局、予定より1時間以上遅れで有田駅で合流、ローカル私鉄の松浦鉄道のワンマンカーで本日の用務先である伊万里に。用務先で用件約3時間、その間に遅れていた相棒は福岡空港経由で到着。(佐賀空港は1日2便しか無いので)
 本日は更に視察先もあったのだが、こちらは雪によるスケジュール遅れのため、泣く泣く中止。

 用務終了後、今度は用務先代表も伴い、今回の出張の用務先その2に。
 やはり遅れている電車だが、途中で止まるということだけは無く、2000過ぎに福岡県某所着。
 用務先代表が明日講演するというバブル時代に作られた建物着。
 本当はここで別れる筈なのだが、何となく代表と一緒に明日の講演会参加のお歴々と飲みに行くことに。
 地元では有名だという中華料理屋で飲み会。
 明日の講演会会場の入っている公共施設の宿泊所で2300頃就寝。
 もの凄く疲れた一日であったが、最後は楽しかったので良しとしよう。

H16.01.23

■今日の出来事

 午前8時起床。朝食に相棒と出かけると、昨日一緒に飲んだお歴々もいたので一緒に朝食。
 午前中、某イベントの講演会の傍聴。色々面白い話を聞いた。
 佐賀の出張の話は元からあって、このイベントの話が後から情報が入り、そちらの情報収集が今日の仕事。
 1400頃に参加すべきイベントは終了したため、JRと地下鉄を乗り継ぎ福岡空港に。
 空港で土産物を色々と購入し、福岡空港から一路羽田空港に。
 帰宅後、DVD-RAMの整理だけして就寝。
 週末はまた表稼業だなぁ……。

H16.01.24

■今日の出来事

 午前8時起床。
 NHKBSアニメ劇場、ベルサイユのばらが最終話。次回からは「うる星やつら」の再放映? 全話放映するのだとすると嬉しいけれど、どこまで放映するのやら。

 週末恒例のfj投稿活動に従事。今回の話はなかなか凄かった。
 午後から外出。
 記事投稿後、表稼業の後就寝。

■マリア様がみてる 第3話

 fj.rec.animationとjapan.anime.prettyでスレッド大爆発中。1作品で3つもスレッド立つなんて何年振りだろうか…。
●原作第1巻の残りを一気放映。端折りすぎなのはあちこちで指摘されている(カレーのエピソードは兎も角、直前のデートエピソードをカットするのはどうか)ところだが、あの枠で纏めなければならないという前提の元では上手く纏めていたと評価しても良いのでは?
●ただし、柏木会長がゲイであるという話をぼやかしてしまった(白薔薇さまが「同類」と言ったので何とか判るかなぁ…という程度)ので、どうして柏木会長が祥子さまを好きでも無いのに結婚しようとしているのかがさっぱり判らなくなってしまっている。この部分は尺の問題では無いのだから、どうして無くしたのだ…と脚本家に聞いてみたい。やっぱりテレ東だと×なのかなぁ。
●祐巳ちゃんが薔薇さま達によってたかって衣装をはぎ取られるシーンはカット。ただし、祥子様のドレス脱いだシーンがばっちり。ところで祥子さまのスリップのストラップ、あのドレスでは見えてしまうそうなんですけど。
●そう言えば、祐巳ちゃんがシンデレラ役で練習をするシーンもばっさりカットされちゃいました。この部分も結構重要だと思うので、残念。
■プラネテス Phase 15『彼女の場合』

 例によって、fj投稿記事の元となった文章の転用。
 fjのプラネテススレッドに関しては、CCSF News - プラネテスにまとめられていますので宜しく。
 

■社内健康診断

エーデル「月に2回だけ、ここでアルバイトをしてるんです。それより早く受け付けを済ませて頂けませんか? 次のバイトが入っていますので」
タナベ「え? 他にもやってるんですか? 何でそんなに…」
エーデル「今はテクノーラとの契約時間ではありません。では、こちらにどうぞ」

 一年に一度の健康診断にやって来たデブリ課の面々。
 契約社員のエーデルだけは受診することが出来ないので居なかったことから彼女のことを話していたところ、受付の為現れた病院の職員は当の彼女。
 実はエーデルは、テクノーラ社の派遣の仕事以外の時、月二回だけバイトをしており、他にもバイトをしているのだという。

 その頃、軌道保安庁では月から上がってきた犯罪者の取引がISPV-7で行われるという情報をキャッチ。彼らを押さえるための会議が開かれていたが、その席上ギガルトが倒れてしまうのだった。

●実は入社以来健康診断を受けたことが無かったハチマキ。今回初めて受ける気になったのは、やはりタナベとの将来を意識したから?
●宇宙空間で作業するデブリ課のようなポストだと、健康診断を受けないでサボるということは普通出来ないと思うのですが…。
●病院で現れたエーデル。流石に、看護婦ということは無いと思うので病院事務職のバイトなんでしょうね。
●ギガルトさん、ハキムだけで無く軌道保安庁の部下達には「親父さん」と呼ばれ親しまれている様子。ノリはどこかの整備班か刑事ドラマ。
●軌道保安庁はてっきり海上保安庁的な組織だと思っていたのですが、ISPV-7の内部での捜査権も有しているんですね。
●本筋と関係有りませんが、会議中、コーヒーを入れてあるのがコーヒーカップだけで無く湯飲みが混じっているような。こんな所まで日本風を持ち込まれてます。


■半課じゃ門前払いさ

エーデル「それ、リンガムですよ」
タナベ「え。リンガムって…」
エーデル「舌にするピアス。舌の裏側にえぐる様に通すんです」

 デブリ課で、デートにつけるアクセサリーとして、ピアスを購入するか迷っていたタナベ。エーデルはタナベが見ていたピアスがリンガムという舌につける物だと教え、タナベには似合わないと断言。

 一方、ハチマキも男子寮で友人にデートに何を着ているのかの相談中。
 首にポイントとしてチョーカーが欲しいということで、帰って来たチェンシンが持っていると友人が呼ぶのだが、タナベとのデートを知られる訳にはいかないハチマキは、慌ててチェンシンが手にしていた木星計画のパンフレットに話を逸らす。
 木星計画のフォン・ブラウン号の乗組員の社内公募に応募するというチェンシンは、ハチマキはどうするかと聞くのだが、ハチマキはどうせ門前払いと最初から諦めていた。

●デブリ課で飼われていたナマコ。前回救出した実験モジュールの中に入っていたものを第三事業部研究課から頂いたものらしい。エーデルはやっぱりナマコは苦手なんでしょうか?
●テクノーラ社では事務室に荷物置くのに「私物届」なるものが必要らしい。
●やけにピアスのことに詳しいエーデル。普段恰好だし、知ってても当然かとは思ったのですが、この後でとんでも無い事実が明らかとなりました。
●木星計画のパンフを見て、微妙な表情を浮かべつつ、結局は半課では無理だと最初から諦めた風を装うハチマキ。原作とは随分と性格が違います。


■中学生とかじゃないし

チェンシン「気にするなよ。別に俺とタナベさんは結婚してた訳じゃないし。権利を主張しようなんて思わないさ。一度寝た位で」

 船外作業免許の更新の〆切が今日だと言うのに、タナベが休暇を取っていると、宴会芸の練習に余念のないラビィから聞かされたエーデル。
 ラビィは一日位遅れてもという態度だが、契約社員のエーデルは仕事が遅れると契約違反になると言う。
 そんなエーデルの元に届いた電子メール。差出人のサーシャの名を見てエーデルは驚く。

 その頃、ISPV-7唯一の歓楽街でデートしていたタナベとハチマキは互いに黙り込んだまま。
 何か話す様に言われ、何時から自分のことが好きだったのか聞いたタナベは、自分は最初に一緒に宇宙に出た時から、ハチマキのことが好きだったのだと言う。
 ハチマキに改めて同じ質問をしたタナベだが、そこにチェンシンが現れる。

 チェンシンに自分がチェンシンと自分の気持ちに嘘をついていたことを謝るハチマキ。
 しかしチェンシンは、最近のタナベの様子から判っていたと言う。
 一度寝た位で権利は主張しないと言い、タナベを慌てさせるチェンシン。
 もちろんそれは冗談。チェンシンのハチマキへのささやかな復讐だった。

 その頃、ハキム達は取引現場を押さえるべくハチマキ達のデートしていた店に来ていたのだが、ハチマキ達の姿を見たハキムは、別のチームにこの場を任せ、その場を離れる。

●公式サイト見るとタナベが船外作業の免許取ったのは1年前。有効期間1年なの?
●一日位とラビィは言ってましたが、この手のは一日遅れただけでも×そうな気が…。
●これまでは平気で軽口を叩き合っていたのに、いざ付き合うことになってデートしたら、何も言い出せなくて黙ってしまうハチマキとタナベの初々しさが何とも。
●タナベがハチマキが好きになったのは初めて宇宙に出た時からですか。ハチマキがタナベを好きになったきっかけは……そう言われてみると私も思い出せません。^^;;;;
●一度寝た位でとは、チェンシンにしては随分と際どい冗談。ハチマキが速攻で「中学生じゃあるまいし」と怒りもせずに速攻で納得しようとしているのって…。ハチマキはこういう時結構ヘタレですよね。

■街は知り合いばかり

リュシー「やだ別に泊まる訳じゃ無いわよ。時間で部屋借りて、映画みたり食事したりするの。そうじゃないとセブンじゃ二人きりになれないでしょう」
ハチマキ「な、成る程」
リュシー「みんなそうしてるわ。もちろん、そのまま泊まっても良いけど」

 月面に会議に出席していたドルフ。今期も第二事業部の業績がトップであると専務より褒められたドルフ。
 専務の夜の誘いを袖にした彼の悪口を言う第三事業部長のノーマンだが、専務はドルフが未来の専務様かもと言うのだった。

 チェンシンと別れた後、町中でタナベの同期のシャポーとヴァンリと出会ったタナベ達。
 タナベは、オムツ男とシャポー達に気づかれそうになり、ハチマキの手を引いて逃げ出してしまう。

 路地裏に逃げ込んだタナベ達。ISPV-7で遊べる場所は今いるこの通りだけであるため、知り合いばかりに出会うのは当然なのだ。
 トイボックスに行くことを提案するタナベだが、仕事場じゃデートって気がしないとハチマキは却下。

 ハチマキが困っていた所に現れたリュシーは、事情を知ると二人をISPV-7唯一の宿泊施設であるホテル・スピカへと連れて行く。
 時間で部屋を借りて、二人きりで映画や食事をして過ごす。これがISPV-7で唯一二人きりで過ごすデートの仕方なのだとリュシーは教え、そしてハチマキにはこのまま泊まっても良いけどと焚き付ける。

 そのホテルのロビーで、連合の役人と打ち合わせをしていたクレア。
 受注実績のある企業は先進国クラブで独占。発展途上国の新規参入企業のリストは入り込む余地など無いのだった。
 連合の役人と別れた後で、ハチマキの姿を見かけたクレア。
 だが、タナベが一緒なのを知り、その場を後にするのだった。

●ドルフは上司の誘いを袖にするような奴だけど、きちんと評価はされているらしい。
●タナベの同期の名前と顔が漸く一致しました。^^;;;;
●エーデルの有給休暇の届けに、出勤扱いで良いよという課長補佐。その方が、後でその事実がばれた時に、エーデルにとっても補佐にとっても拙いのでは?
●セブンって宿泊施設一ヶ所しか無いんですか。不倫とか、絶対出来なさそうです。
●ホテルスピカって、やっぱり後で放送する番組からですか?
●ホテルに別に泊まる訳じゃ無いわよと説明するリュシー。時間で借りて…って、それは世間一般的にはご休憩というものでは?
●昔のクレアならば、発展途上国の新参企業の事を公平に取り扱おうとはしても、それ以上は意識しなかったであろうクレアですが、今ではすっかり肩入れしている様子です。
●クレアまでハチマキとタナベのデートをしかもホテルでチェックインしている現場を目撃。彼女の様子からして、未だハチマキに未練があったみたいですね。


■大人なんだし、ありだよな普通

ドルフ「第三事業部は人の使い方が下手だな。チャドに経理なんて、出来る訳が無い」
チャド「言ってくれるな」
ドルフ「正確な判断だ」
チャド「変わらないな。お前のそう言う所。ホント、変わらないよ」

 ホテルの35号室に入ったタナベ達。意外と豪華な部屋の設備に嬉しそうなタナベとは裏腹に、ハチマキはタナベとホテルで二人きりということを意識しまくり。
 ホテル備え付けのコンパクトな救命ボールを誤って膨らませてしまい、ハチマキをベッドに押し倒す恰好になってしまったタナベ。
 離れようとして、意識したタナベの顔に手を触れるハチマキ。
 タナベも目を閉じていざ…の前に慌てて離れるタナベ。
 誤ろうとするハチマキだが、タナベはベットの陰に誰かが隠れていると言う。
 ハチマキに言われ、ベットから出て来た男、サーシャは、恋に落ち結婚しようとしたものの、両親に追い返されてしまい、更には娘を自分の手の届かない場所へと移されてしまっていたと言い、今日会う筈が、25号室と書くはずが35号室と書き間違えてしまったと言う。

 そして部屋のチャイムが鳴らされる。
 5年振りに会うのが怖いというサーシャの代わりにドアを開けたタナベ。
 するとドアの前に立っていたのは私服姿のエーデルなのだった。

 その頃月面では、ドルフがかつて一緒に会社を立ち上げ、今は第三事業部で経理をしていたチャドを訪ね、彼に第二事業部でフライトディレクターのポストを呈示していた。
 チャドに経理など、出来る訳無いというドルフに、チャドは変わらないなと苦笑する。

●ハチマキが意識しまくりな一方で、タナベがはしゃいでいるのが何とも。泊まる=×××だけど、時間で借りるならそれは無しという意識なのか?
●ホテルの救命ボールは超小型。でも、あの大きさで人は入れるのだろうか?
●拍子で押し倒して意識して…というのは良くあるパターンですが、女の子の方から押し倒すというのは珍しいかも? 良い雰囲気となったところで邪魔が入るのはお約束。でもここまで関係が進むと、ゴールインは意外と早いかも。
●粗筋の方では省略してますが、エレベーターに乗っているエーデルとその回想が出ていました。雨の中歩いている女性が目の前に立っている男に殴られているというもの。このシーンの辺りから、この話に段々と暗雲が立ちこめて来ました。
●第6話で登場した、ドルフやフィーと同じ会社にいたチャドが再登場。第8話でフィーがドルフにチャドと会ったことを話していたり、前回で第三事業部との確執があったりと、ここでドルフがチャドを引き抜こうと考えるに到るまで、脇役キャラに対してここまで伏線を張るのかという感じです。冷たい人間のようでいて、実はかなり情に厚い人なんですな。


■ヒモの犠牲者

エーデル「酷い客ばかり取らされたわ。手錠に首輪、電気ショック、身体中にピアスまでされて!」
タナベ「ピアスって」
エーデル「私が拒むと暴力を振るった。何が夫よ。死ぬまで一緒? 愛してるよ! 薄っぺらな言葉だけで、口先だけのこのヒモが!」

 オープンカフェで一人寂しそうにしているクレアの隣のテーブルに座っていた、軌道保安庁が張っていた男二人は、軌道保安庁の捜査官に気づき銃を取り出す。
 捜査官に銃を向けられた二人はクレアを捕まえ人質にしようとするが、駆けてきたハキムがあっさりと二人をノックアウトするのだった。

 その頃、サーシャに何しに来たのと言うエーデル。
 タナベはサーシャに代わり彼の弁護をするが、エーデルは彼と別れてから同意無しに離婚出来るが5年経つのをずっと数えていたと言う。
 実はサーシャはエーデルの別れた夫だったのだ。
 その場限りの嘘を言うサーシャのことを変わってないと言うエーデル。
 また俺と一緒にというサーシャ。だがエーデルは、サーシャが自分にだけ売春させた上、それを拒むと暴力を振るう口先だけのヒモだと罵倒する。
 そしてバッグからワイヤーアンカーの射出機を出し、サーシャに向ける。

●気落ちしていたクレアを救ったのはハキム。これはフラグ立ったか? しかし…。
●エーデルが実は既婚者だったと言うのも驚きですが、その過去は我々の想像の更に先を行ってました。ヒモに売春させられた挙げ句SMに全身ピアスですか? とても、朝から子供に見せる作品とは思えない設定です。^^;;;;
●ピアスのことに詳しかったのは、自分もしていたからだったようで。タナベに似合わないと言うのは、外見上似合わないということでは無くて、ピアスが彼女にとって何か汚らわしい物の象徴だったってことでしょうか。
●ワイヤーアンカーの射出機を向け、素人さん向けにその威力の解説をするエーデル。ここでこのシーンを出したのは、原作読者なら判るはず。

■エーデルで良いよ

サーシャ「エーデル。てめぇちくりやがったな。愛してるって言ったのによ。あの誓いの言葉、嘘だったのかよ。女を売る以外、てめぇに何が出来るんだよ」
(中略)
エーデル「撃つ気は無かった。二度と私の前に姿を現さないようにしたかっただけ。私は…私はごみためみたいなあの街には、あんな屑の所には二度と戻らないから」

 親も金も学も無い自分達が生きて行くには仕方無い。
 そういうサーシャに努力しないための言い訳ばかりと言うエーデルは、自分が今、正社員になるために働いて勉強しているという。
 そしてサーシャのことを私の汚点だと言い、アンカーを撃とうとする。

 二人の間に立ち塞がるタナベ。
 そんな男、救う価値は無いというエーデルにタナベは、エーデルに撃たせたくないのだと言い、エーデルが課の中で役に立っていると言う。

 タナベの背中を押しエーデルにぶつけたサーシャは、射出機を奪いエーデルにそれを向けるが、ハチマキが彼を倒す。
 部屋の外へと逃げだそうとするサーシャだが、ハキムがサーシャを倒し、彼を逮捕する。

 エーデルにちくりやがったと罵るサーシャは、女を売る以外何が出来るんだと言う。
 サーシャが去った後で、エーデルは撃つ気は無かったと言う。そしてあんな屑の所には二度と戻らないからと言うのだった。

 サーシャを逮捕したハキムの元にギガルトの容態が落ち着いたとの連絡が入る。

 そして翌日。
 出勤直後、船外作業免許の更新とナマコの私物登録をしておいたというエーデルに、「ありがとうエーデルさん」と言ったタナベ。
 エーデルは、「エーデルで良いよ」といつもとは違う口調で言うのだった。

●努力しないための言い訳ばかり。エーデルのこの言葉はサーシャだけで無く、今回チェンシンに木星計画の社内公募に対して水を向けられても、最初から諦めてしまっていたハチマキにも当てはまる言葉なんですよね。原作とは少し異なり夢を持ちつつもややもするとそれを諦め、適当な所に収まってしまおうとしていたアニメ版のハチマキ。これから少しずつ成長していくということなんでしょうか。
●ユーリに続いて、エーデルまでも人格が変わってしまった様子。今後はもっと柔らかい対応となるのでしょうか?
●前回の次回予告を観た時点では、タナベ達の初デート、エーデルの謎の行動と、ギャグ話にもって行くのかと思い、途中まではそんな雰囲気だったのですが後半になって雰囲気一点、エーデルの想像を絶する悲惨な過去が明らかとなった話でした。ドルフの情に厚い一面、そして今後に向けての伏線張りが幾つか仕込まれていて、想像以上に重要な話だったようです。

H16.01.25

■今日の出来事

 午前8時起床。休日ではあるが、終日表稼業に専念。
 妄想が…フォロー記事が……。

 ニンレコの通販でDVD-RAMを注文。TDKのスリムケースの物が単価\320と驚きの安さ。
 国産のDVD-Rで信頼出来る品質のものと同じ位の価格である。

 某氏の雑記より。
 佐賀空港で降りるのは地元の人&遺跡/古代史マニアだけなんじゃないか
 実は私もそう思っていたのですが、当日の機内は満席だったので吃驚。日曜日の時点で空席が無くなりかけていたので、慌てて予約した次第で。伊万里に同じ時間に到着しようとすると、福岡経由の場合、30分程早い飛行機に乗る必要があります。羽田→佐賀は一日二便しかないので、普通に行くと福岡経由が正解なんですが。それと鉄道は福岡からは唐津経由より有田経由の方が微妙に早いみたいです。……とマジレスしてみたり。

H16.01.26

■今日の出来事

 午前5時半起床。普段より大分早く出勤。
 先週作成した原稿が鬼の様に直って帰って来る。

 先週の出張で遅刻した同僚の航空機チケット。逃した時点で金は返って来ないものと思い込んでいたのだが、実は特割で予約したものであっても出発後10日以内であれば返金してくれるらしい。
 そんな訳で汐留にあるANAの支店に夕刻出かける。(私のカードで購入していたので)
 チケットレスサービスを利用していたので、勝手にチェックインされてしまったため、遅刻扱いで\5,000もの手数料を余計に取られてしまったのは痛かったが、これは私が払うのではないので。

 この件では後で別の同僚に「チェックインしているのなら、全員搭乗するのを確認するまで離陸出来ないだろうだから、待たせておけば良かったのに」と突っ込まれた。流石にそこまで鬼にはなれません……。

 表稼業は2200頃まで。

H16.01.27

■今日の出来事

 昼食は来週は海外出張だという某S氏と外食し物々交換。
 でかいカメラに逝く。RD-X4がいつの間にか\168,000程に値上がり。品不足という噂は本当であるらしい。
 2200頃に撤退。

松下、14.1型SXGA+液晶搭載で1.5kgを切る「Let'snote Y2」

 松下がまたまたやってくれました。画面サイズの点からもメインマシンとして使える2スピンドルノート。早く実機に触りたい。細かい点だが、キーボードのストロークが2mmに増加したのでW2とかに比べれば使い勝手が良くなっていると思われるのもポイント高い。それと、リカバリDVD-ROMがきちんと添付されているのも良し。
 後はこのサイズをキープしたまま、マルチドライブになれば良いのだが。(技術的には可能らしい)

H16.01.28

■今日の出来事

 今日も延々と原稿書き等。2200頃に撤退。
 昨年居た者の話を聞くと、昨年は電車では帰れない程の忙しさであったらしく、今年はそれに比べれば暇ということらしいのだが。

H16.01.29

■今日の出来事

 今日も延々と原稿書き等。2230頃に撤退。

 「有人宇宙飛行」目指す…政府、宇宙開発政策を見直し(Yahoo!ニュース - 政治 - 読売新聞社)
 何故かこの報道は読売新聞でしか行われていない。言ってみただけという説もあるが、是非やってくれ。そのためなら喜んで税金を払ってやる。

H16.01.30

■今日の出来事

 表稼業。午後から外勤。
 上司と出かけた先は日比谷線南千住南口…。山谷と言った方が分かり易いであろう。
 ここに来るのは初めてなのだが、駅から続く通りに立ち並ぶ簡易宿泊所はいかにもという感じ。
 意外な程街が閑散としているのは、まだ昼間だからだろうか。
 この街のど真ん中にある用務先で仕事すること2時間。
 とっぷりと日が暮れて駅に向かって行くと、如何にもという感じの親父達が大勢。
 でも用務先で聞いた話だと、これでもバブル時に比べれば大分減って街は閑散としているのだそうだ。
 帰社後、後片づけだけして2000頃撤退。
 今週末も仕事かな…。

H16.01.31

■今日の出来事

 午前8時起床。
 文筆活動と部屋の模様替えで一日が暮れる。
 明日は文筆活動と表稼業で暮れる一日となるであろう。

■マリア様がみてる 第4話『黄薔薇革命』

 原作小説の第2巻の前半部分。
 かなりエピソードが端折られているが、今回はそれ程不自然に感じられる部分は無かった。
 病弱な島津由乃さんが、姉の支倉令さまにロザリオを突っ返してさぁ大変…という話。
 薔薇の館で祐巳ちゃんが祥子さまからロザリオを受け妹となったことが黄薔薇さまにより暴露され、初めて祐巳ちゃんが祥子さまの妹となったことが明らかとなるシーン。黄薔薇さま、祐巳ちゃんの胸まで手を伸ばしているとしか思えない手の突っ込み方。小説だと鎖骨に手が触れた程度なのに。

 新聞部で三奈子さまが読んでいた新聞記事。原作では文章は無かった筈の祥子さまの新聞部独占インタビュー。
 既に既出かもしれんがきちんと文章が書かれていたので読んでみた。(この部分はNetNewsにも投稿した)  この手のは演出の方が書いていると思うのだが、これは真面目に文章を書いている系ですね。
 お遊びとかあると面白いんだけど。
 ところでこのインタビューで祥子さまは祐巳が妹だと宣言しているような…? それをお姉さま方が知らないと言うのは…。それとも、記事読み違えているのかな?

> ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン
> 紅薔薇のつぼみ
>
> プティ・スール
> 妹について大いに語る
>
>  学園中の話題であったロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スール。
>  長きに渡り紅薔薇のつぼみ小笠原祥子さまには妹がいらっしゃらなかったという事は誰もが???????であると感じていたことだろう。
>  実は既にプティ・スールの??はされているという噂が飛び交っていたが、ついにロサ・キネンシス・アン・ブゥトンご本人の口からプティ・スールについて語って頂くことができた。
>
>  ロサ・キネンシス・アン・ブゥトンが姉妹の契りをロサ・ギカンティア・アン・ブゥトンとなられた、藤堂志摩子さんに申し込まれ、断られた事実は記憶に新しい。
>  その事実についてロサ・キネンシス・アン・ブゥトンは「そのことは特に気にしておりません。彼女には彼女の……
>
> と断りながらも
> 「しかしながら、私の胸に
> ご心配されている方もいらっしゃるということも存じております。
> そこで身勝手ながら、……と思います」
> と、慎重に言葉を選びながらしかし毅然とした態度で
> 「私、小笠原祥子の妹として
>  福沢祐巳さん、
>  理して頂きました
>
>
> リリアンかわら版
>
> 発行
> リリアン女学園
> 新聞部
> 発行人
> 築山三奈子
>
> ベスト・スール賞決定!!
> 支倉令さん&島津由乃さん
>
>
>  毎年恒例。我が新聞部の全校アンケートで、ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン支倉令さまとロサ・フェティダ・アン・ブゥトン・プティ・スール島津由乃さんがベスト・スール賞を獲得した。
>  二年菊組の令さんと一年菊組の由乃さんは従姉妹同士の幼なじみ……

 ついでにベスト・スール賞の記事も読んでみた。

> ベスト・スール賞決定!!
> 支倉令さん&島津由乃さん
>
>
>  毎年恒例。我が新聞部の全校アンケートで、ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン支倉令さまとロサ・フェティダ・アン・ブゥトン・プティ・スール島津由乃さんがベスト・スール賞を獲得した。
>  二年菊組の令さんと一年菊組の由乃さんは従姉妹同士の幼なじみ……
■プラネテスPhase16 『イグニッション』

 例によってfj.rec.animationの記事の素稿を使い回しています。

■悪運

タナベ「いやー。お医者もびっくり。殆ど被爆してねぇの。なんかおれ、放射線の一番やばい時、ヴァンアレン帯の隙間に入ってたみたいでさ、それにほら、地球の陰に入ってたじゃん俺ら。普通なら超高速粒子に神経やられてお陀仏だって。悪運強いって褒められたよ」

 デブリ回収の作業中、太陽活動の活発化による通信途絶によりトイボックスはハチマキをロスト、ハチマキは一人宇宙に取り残されてしまう。
 その後救出されたハチマキが検査を受けている最中、ハチマキをロストしてしまった自分を責めるフィー。
 放射線の被曝が心配された彼だが検査の結果、ハチマキが漂っていた場所が地球の陰であったことなどから何とも無いことが判明。
 高笑いするハチマキを心配の反動で叱るフィーだが、タナベはうれし涙を流す。

 その頃の地球。テクノーラ社の常務のポストが一つ空くことになり、業績抜群のドルフがその最有力候補と噂していた専務と第一・三事業部長。
 しかし第三事業部のノーマンは個人的な恨みから、彼の業績がこれまでの慣例を無視して来たからであると専務に進言。
 専務も連合との関係を考え、会長にドルフを常務とはしないよう進言する事を確約する。

●今回は原作Phase 5の同タイトルの話が元になっています。原作のこの時点ではタナベは登場していないので、タナベのうれし泣きはもちろんオリジナル。
●原作では月の陰に隠れていたので無事という話でしたが、アニメでは月は第三事業部の管轄ということになっているので、設定が変更となったのでしょう。
●ノーマンとの確執で、ドルフの出世の道も閉ざされてしまいそうな雰囲気ですが、ひょっとしたらこれは先々の出世の伏線かも?


■空間喪失症

医者「空間喪失症。血圧上昇。過呼吸。パニック症状。方向感覚の喪失。酷いと、幻覚や幻聴も起こる。放っておけば、宇宙飛行士には致命傷になります」

 俺は宇宙に愛されているので大願を成すまで死なないと豪語するハチマキは、最後に感覚遮断テストを受けることになる。
 そのテストは何も無い部屋で、音と光を全て遮断した状態で耐えるというもの。
 EVAの資格を得るための研修の時にこれを受けたことを懐かしがるタナベ。
 資格を得るためには6時間これに耐える必要があるのだが、ハチマキは僅か2分で心拍数が増加、血圧上昇などを引き起こしてしまう。
 空間喪失症。宇宙空間で只一人漂っていた時の恐怖をハチマキの身体は忘れていないのだと医者は言う。

 その診断を受けハチマキは、疲労と空腹のためだと言い張り食事の後で再び試験を受けに行く。
 その元気な様子に問題は無さそうと考えるフィーとタナベ。
 だがユーリは空間喪失症になればEVAライセンス取り上げになることをハチマキが恐れていないわけが無いと断言。
 事実、再試験においてハチマキは幻聴によりパニックを起こしてしまうのだった。

●大願を成すまで死なないというハチマキに、マイ宇宙船と突っ込むタナベ。原作ではここで突っ込み役はフィーで、ハチマキは実際に宇宙船獲得計画を話していたりします。その方法とは、木星往還船の一般公募枠に応募して合格すること。アニメとは偉い違いだ。
●「感覚遮断室」は原作では「感覚剥奪室」という名前でした。


■同僚だから@クレア

フィー「はい。テストの結果次第では、陸に…。ハチは嫌がるでしょうけど、それしか」
ギガルト「うむ…。俺は医者じゃ無いが、良い薬がある。一度試してみろ。あいつが本物なら、下手なリハリビより効く筈だ。だがもしそれで駄目なようなら、仕方がない。俺が直接引導を渡そう。あいつには、ハチマキには陸に降りて貰う」


 ハチマキは月でリハリビを受けているとハキムに伝えたクレア。
 心配ですかとハキムに問われ、同僚だからとクレアは答える。

 ラビィがスケジュールを調整したことにより、ハチマキの復帰試験を見守るべく月に行くことになったユーリとフィー。
 チェンシンを初めとするハチマキの友人達はユーリにそれぞれ贈り物を託す。
 そしてギガルトに連絡を取ったフィーは、彼から良い薬があるとあることを教えられるのだった。

●今回もわざわざカフェでハチマキのことを話していたクレアとハキム。ハキムがクレアに心配ですかと尋ねたのは、自分がクレアに対して下心があるからだったりするんでしょうか。
●ユーリとフィーがハチマキのところに行ける様にしてやったラビィ。たまには役立つじゃないか。しかし、あの恰好でどうやって「調整」したのかと問い詰めたいのですが。


■自分自身との戦い

もう一人のハチマキ「夜空の輝きを見上げながら、あの病気さえ無ければ今頃俺は…そういえる権利をお前は欲したんだ。諦めた訳じゃない。俺の所為じゃない。あの事故が悪いんだ。あれさえなければ、俺だってきっと」

 フィー達に先立って月でハチマキに付き添っていたタナベ。
 以前出会った忍者達の就職先が決まったと話すタナベだが、ハチマキは気のない返事。
 感覚遮断テストを受けに行く途中に出会ったノノともロクに会話せず、試験に臨むハチマキ。
 万全の体制で試験に臨んだハチマキ。暗闇の中で彼が見たものは、子供の頃から宇宙飛行士になるまでの自分の姿。
 そんな彼の前に、船外活動服を着た男が現れ、ハチマキが夢を実現出来ない言い訳を探していると指摘する。
 そしてフェイスガードを上げたその男はもう一人のハチマキだった。
 もう一人のハチマキは、陸に降りてタナベと結婚して家庭を持って…という道を受け入れるように言うのだが、ハチマキはそれを認めない。
 もう一人のハチマキに頭突きを喰らわせようとしたハチマキは、感覚遮断室の扉に頭突きをしてしまい、倒れてしまう。
●忍者達のその後がタナベの口から。以前は採掘作業に従事していた彼らですが、フォン・ブラウン号のエンジンの実験場に就職したらしい。まさかそう言う展開にしてくるとはという感じ。この後、原作通りに話進むんでしょうか?
●ノノたん再登場! しかし、ロクに会話することも無く先に行かれてしまいました。
●空間遮断室の中の会話。基本的に原作と同じようにハチマキが逃げ道を探しているともう一人の自分が責める展開ですが、タナベとの結婚という逃げ道が更に用意されているアニメオリジナルの部分が上手くはまってます。地上で同級生との偶然の再会も、このシーンに繋げるためですか。


■あんな重力井戸の底に落ちたら俺は@原作

フィー「そうやって月面で死んだ宇宙飛行士がいたわねぇ。ま、無念の人生を続けていくよりは良いかもね」
ハチマキ「ぐ…」
フィー「でも、チームメートのお節介につきあえない程、死に急いでいる訳じゃ無いんでしょ」


 またもや試験に失敗したハチマキを励ますタナベ。
 タナベは、地球に戻った方が良いのではとハチマキに言うが、当の本人はその時病室を抜け出していた。
 病院の中では見つからず、ゲートから外へも出ていないハチマキを探すタナベと病院に到着したフィーとユーリ。
 タナベにハチマキの行方を聞かれたノノは、かつてハチマキに教えた秘密の出口から外に出たのではと気づく。

 都市の外に飛び出たハチマキを車で追いついたタナベ達。
 陸じゃ治せる訳が無いというハチマキに、月面で死んだ宇宙飛行士、ローランドのことを思い出させたフィーは、ハチマキに付き合うように言うのだが。

●話している最中に目の前のハチマキが抜け出したことにすら気づかないタナベってば。原作ではフィーが同じことを話していて、缶ジュースの空き缶を捨てに行く隙に逃げられているんですけどね。
●ノノたんが教えた秘密の出口は、病院から直接外に抜けられる出口だったのか。でも、これで秘密じゃ無くなっちゃいましたね。余談ですが、原作のこの時点でノノは既に登場していましたが、今回のノノたん登場シーンは全てアニメ版で追加された部分だったりします。でももう少し出番が多くても…。(ぉぃ)


■タンデムミラー式核融合エンジン

フィー「タンデムミラー式核融合エンジン。世界最強のエンジンよ」
ユーリ「重水素とヘリウム3の核融合反応を推進力にするんだ。反応室内で生まれた5億度の高速荷電粒子は、地場でコントロールされて推進剤と一緒にノズルから放出される。比推力はおよそ60万秒。俺達の船の約1万倍だ」


 フィー達がハチマキを連れて来た場所で待ち受けていたのはハキム。
 ギガルトが言う「ハチマキには良い薬」
 ハキムが開けた扉の向こう側にあったそれは、木星往還船フォン・ブラウン号に搭載される予定で製造中のタンデムミラー式核融合エンジンだった。
 これで木星系が開発されれば、良い燃料基地になるというユーリの説明をエンジンの前に立つハチマキは最早聞いてはいなかった。
 エンジンを前にして何かを感じたハチマキ。

●ハキムはタンデムミラー式核融合エンジンに近寄ることが出来る人物なんですね。軌道保安庁って本当にどこにでも顔出しますな。
●前々からクレア周辺で話題に登場していたタンデムミラー式核融合エンジンの実物が登場しました。で・でかい…。話を聞くだけで、何だかやばそうな雰囲気がプンプン匂って来るのですが。ちなみに出力は原作では1,200倍となっていましたが、いつの間にか桁が1個増えています。


■宇宙を望んだ人間はみんなはじめは嘘つきだったんだよ@原作

ハチマキ「別に。大して今までと変わりないさ。あ…いや、ちょっと違うな。考えたんだ。俺。あのエンジンを作ったエンジニア達も、あんたみたいのと喧嘩したことあるのかなって。何も見えない暗闇の中で、手探りで道を探して、きっとみんなそういう思いをして来た筈なんだ。ツィオルコフスキーもゴダードもオーベルトもフォン・ブラウンも。でもあんたとの喧嘩を一生かけてするって腹を決めれば、いつか光は刺すんだ」

 やがて再度もう一人の自分とまみえたハチマキは、かつてロケット開発を進めてきた技術者達も何も見えない暗闇の中で自分と同じ思いをしたのだと言い、一生逃げようとする自分の心と喧嘩することを心に決めればいつか光は刺すと言う。
 もう一人の自分は去り、ハチマキは無事に感覚遮断試験をクリア。
 その瞬間、ドアを開け飛び込み抱きつくタナベにも気づかないように、ハチマキは自分自身との戦いに勝ってみせると決意していた。

●タナベが登場することを除けば原作通り…と思っていたら、微妙に違ってました。原作ではこの後続けて「アンタとの喧嘩を一生かけてするって腹を決めたなら、そいつはじきに嘘つきじゃ無くなるんだ」となるのですが…。「嘘つき」という言葉、そんなに拙いんでしょうか? それとも、「嘘つき」達も自分で嘘をついていると思っている訳じゃないということからでしょうか? 単行本の帯にまで使われている台詞なのですが。
●嘘つきの代わりに道の無いところで手探りで道を探す時の思いという部分が出ていますね。原作では曲がりなりにも宇宙船獲得に到るまでの道を思い描いていたハチマキと夢でしか無いアニメ版ハチマキの違い。この辺りがここの台詞の違いに出ている…のかなぁ?