From: hidero@po.iijnet.or.jp
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Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: 13 Mar 2000 16:44:53 +0900
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佐々木@横浜市在住です。
<20000313020233keitai@fa2.so-net.ne.jp>の記事において
keitai@fa2.so-net.ne.jpさんは書きました。
>> 石崎です。
ども、こんにちわ。
# 某所、見やすくなりましたね。タテが短くなって。
>> ジャンヌ世界を壊されてもいい人だけ読んで下さい。
フォロー&妄想すた〜と!
>> 指令した積もりは全く無かったのですが(笑)。
じゃぁリミチャンによる伝達。(笑)
>> そろそろ冥界辺りから駒を呼んできませんか(笑)。
同時に「動いている」キャラがあまり大勢だと大変なんじゃないかなと
思ったので弥白あたりが大人しくなったら呼んでこようと思ったのですが。(笑)
まだまだ落ち着きそうもないですね、あのお嬢さん。^^;;;
リクエストがあれば優先しちゃいますので呼んどきました。
当然ながら呼んできたのは「若い娘」ですわ。(爆)
# でもまだ動かなくても構わないポジションです。
>> 最初、ツグミさんを汚さないと佐々木さんが書いていたから無理矢理…と言う
以前にもチラりと書いたのですが、好きなキャラにはイロイロと
ああなるかなとかこういう目に合うと何て言うかな?とか考えた挙げ句に
苛酷な運命を与えちゃったりするんですよ。(非道い奴)
だからツグミはあんまり絡ませたくなかったのに。^^;;;
# もう遅い。
>> のは嘘で、実はツグミさんが堕ちてもまろんちゃんが受け入れなければ大丈夫な
>> ので、上手く逃げるんだろうと予想してました。…甘かった(爆)。
何処からか「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」って聞こえたんですが。(爆)
>> >■神風・愛の劇場 主役編
>> 真面目に写真の事を勉強…あの方をゲストに呼ぶ伏線?
流石ですね。やっぱり気付かれましたか。
娘と親父どっちを先に呼び出すかなってなトコだけが悩みだったのですが
結局は娘が先となりましたけど。
# ま、伏線とは忘れた頃に使うものですし。(そうか?)
>> >■神風・愛の劇場 瀬川ツグミ編(その2)
>> ちなみにツグミさん、一応堕天使による暗示を受けている設定です。ツグミさ
>> んが「まろん」と呼びかけている辺りがそこら辺を現しているのではと勝手に解
>> 釈してみました。
了解です。ぢつわ、ツグミがどの程度まで正気か計りかねていたので
何か憑いてるとも一歩踏み込んだとも取れる様に台詞を考えてみたのがアレです。
# 今後は何事もフィンの所為という事で。(笑)
>> 最後のフィンとミストの会話。ツグミさんをどうする積もりなんでしょうか…
「 ...」のトコには私の中ではズバリ単語が入っていたのですが、
それを書いてしまうとツグミ編のオチを縛ってしまうな、と思ったので
ボカしました。今後次第でライト〜ダーク〜鬼畜まで何でもあり得ます。
>> ■神風・愛の劇場 新・山茶花弥白編
ふむふむ。ミスト復元度が上昇したのですね。
# プロットに取り込まなければ。
お互いが弱みを握った状態で拮抗して休戦状態 ...
と思ってたのですが甘かった様です。^^;;;
やはり悪魔、そんな人間(私)の思惑などものともせずに
ズバっと押し切ってくれます。(笑)
弥白編(というか弥白新聞編)は全然先が(私には)読めません。
# オチまでよろしく。(また逃げた ^^;)
しかし大事に新聞をしまう委員長はナイスです。男って悲しい。(爆)
この流れだと学校で一悶着って事になるのでしょうか。
# まだ、1月第2週とは。春は遠い。^^;;;;;
>> どうも疲れていると、コメディ無しのお話になってしまいます(笑)。
う、それは私と逆ですね。^^;
私の場合は個人的活力がみなぎっている時に書いた妄想ほどダークです。^^;;;;;
>> しかも主役は出ていないし(笑)。
主役が誰か?という部分に関してゼヒとも考察が必要かも知れませんね。
当然ながら私に聞かれるとツグミとかチェリーとか答えますんで悪しからず。(爆)
# ミストは狂言廻しっつう事で主役ではないと。
# では、妄想すた〜と!
## 作者・注
## 文脈から誰の台詞か判るだろうと思われたので「」の前のキャラ名を
## 省いています。判らなかったら指摘を下さい。
■神風・愛の劇場 瀬川ツグミ編(その3)
まろんちゃんを送り出した後でリビングで座っているツグミ。
窓から朝日が差し込んで、部屋の奥までも照らしています。
その日向の中で太陽の温かみを感じるひとときがツグミは好きでした。
でも、今日は身体の中から熱が沸き上がってくる様な気がして
むしろ暑くさえ感じるのでした。
そして頭の中をめぐるのは昨夜の出来事。何度も繰り返して思い出します。
「夢、じゃないのよね」
両手を合わせると、祈るような姿勢で手を口許に触れさせます。
するとまた唇が、手が、鮮明な記憶を呼び起こすのです。
「本当に、これでよかったのですか?フィン ...」
そして首を振るツグミ。
「違う。これは私が望んだことよ。そうよね?」
手を下ろして何かを求めるように動かしますが、何もそこにはありません。
「寒いよ、イカロス」
何時の間にか、日向は逃げてしまっていました。
■神風・愛の劇場 夢幻遍歴編
●オルレアン上空
地上の雲行きの怪しさを見て夫々に満足しているフィンとミスト。
ふと何かを思い出した様に身じろぎするミスト。
「ちょっと留守にするぞ」
「別に断わらなくてもいいわよ」
「黙って消えるとブツくさ言うくせに」
「なら一応聞くけど、何処へ行くの?」
「この身体の維持には色々と要るんだ」
「何が要るんですって?」
「糧というやつさ」
ミストはそれ以上は何も言わず黙って左手で足下に線を描くような
仕草を見せました。すると左手がなぞった通りにミストの下の空間に
ぱっくりと裂け目が現れました。その中は真っ暗でしたが不思議な事に
同じように黒い物が流れているのが判ります。
そしてミストは、その裂け目に落ちるように入っていきます。
ミストの姿がすっかり消えてしまうと、裂け目も自然につながり
後にはただの何もない空の一点があるだけでした。
「狩りにでも行ったって訳かしらね」
誰も聞いていない事を思い出し、フィンは思わず苦笑していました。
●あなたのすぐ隣り
そこは神の光も、魔王の力も及ばない世界。
人の世の隣りに在りながら、人には知られる事も無い場所。
死して天に環ることも、地に堕ちる事も出来なかった者達の
魂の行き着く場所。
今、この世界には異端の魂が漂っていました。人外の者の魂が。
ミストはこの世界が居心地が良いと思っていました。
何処までもただただ、闇でした。
しかし、ミストにとってはそれで充分なのでした。
そして此にはミストの精神体を支えるのに必要な滋養となる
人の念が満ちていました。それも飛び切り上質の "負の念" が。
神の国へ帰ることを自ら拒んだ者や、未だに死んだことを認めない者の
魂は、その秘めたる念の違いに拠って、夫々が近づいたり反発したりして
この世界における流れを造っていました。
その流れがまた、同様の念を持った魂達を集め、やがては小さな
澱みをあちらこちらに散在させているのです。
ミストはそんな流れの一つに身を任せていました。
本来のこの世界の客では無いミストの精神作用は、全く異なった念を
あるときは弾き跳ばし、あるときは吸い寄せたりしました。
そして吸い寄せられた者は例外無くミストに念を吸い取られて
この世界から消え去っていきました。
そんな中でも特に心地好い念が集まっている流れを見付けて
その中に身を置いているのです。やがてその流れが一つの澱みに
ミストを運びました。感じます。ミストが特に美味に感じる念が
ここには沢山ひしめいています。悲しみの念が。
そこら中に俯いた少女や、身体の一部しか見えない女の姿が
現れたり消えたりを繰り返しています。
ミストが手を伸ばすと、誰かの魂が触れてきます。
それを掴み寄せ口づけすると嘆きがミストの身体に流れ込み、
その魂がわななくと、それに合わせてミストの身も震えます。
やがてすっかり嘆きを吐き出した魂が消え失せてしまうと、
ミストはまた別な魂を引き寄せては、それを味わいました。
怨嗟が、嘆きが、悲しみが、やがて薄れていく度にミストの身体は
その姿をはっきりとさせていきます。初めは闇に沈んでいた姿は
闇の中にあってその輪郭をクッキリと浮かび上がらせています。
それでもミストはあるときは触れてくる、そして逃げ惑う魂から
念を引き剥がして貪り続けていました。
やがて、ひとしきり貪るとミストは自分の手で自身の身体に触れてみました。
充分に念を吸収した身体を確かめるようにミストは自らの
身体をなぞりました。右手を胸に置き、そのまま下へ滑らせます。
胸よりは控えめな膨らみを過ぎ、太股に達すると、今度は
膝を折って両足を抱えてみました。
上も下もない世界でミストはそのまま丸まった格好で浮かんでいました。
どの位の時間が過ぎたでしょうか。再び負の感情を秘めた魂を
貪るため身体を解したミストは、目の前に居る一人の少女の姿に
目を瞠りました。そして、その姿に感じた疑念を確かめるため
少女の肩を掴みました。魂を壊してしまわない様にこちらを向かせます。
一瞬は堕天使が遂に倒したのかとも思いましたが、やはり違いました。
似てはいるものの別人です。しかし、それでも ....
ミストはその少女の魂を壊さないように慎重に扱いました。
抱き寄せてはみましたが、決して口づけはしません。
少女の魂は身じろぎ一つせず、まるで人形の様にされるがままです。
ミストは彼女の髪に触れてみました。魂が記憶している生前の
柔らかな感触がミストに伝わります。
着ている服はお気に入りだったのでしょうか。丈の長いドレスです。
そのドレスを通して透けて見える身体のラインをミストは見詰めます。
やがて両肩に手を置くと、少女の身体を慈しむがごとくに撫でていきます。
身体の線に沿って上から下へ、下から上へ。丘から谷へと。
何をされても全く動かない少女の魂。しかしミストは苛立つ事もなく
飽かずに繰り返し繰り返し、彼女を愛で続けました。
更に幾許かの時が過ぎ、遂に意を決したミストは
少女を吸い取ってしまわないように注意深く頬を寄せ、
その魂の中へと自身を滑り込ませました。
そのまま少女をすり抜けて、ミストは背中越しに彼女を振り返ります。
そして満足そうな笑みを浮かべながら少女に語り掛けるのでした。
「お前を人間界へ連れていく事にした」
ミストはそう言って少女の手を取りました。
「さぁ私と来るんだ、アキコ」
三枝アキコは、その時初めて身体を強張らせてミストに
抗おうとしましたが、ミストの手を振りほどくことは
出来ませんでした。
●再びオルレアン上空
人間界に戻ったミスト。そしてもう一人。
ミストの傍らにぴったりと寄り添っています。
俯いて、まるで震えているかの様に、その姿は揺らいでいて
今にも消えてしまいそうに見えます。
「で、その娘は何よ。それもあんたの糧なわけ?」
「これは私の遊び相手だ」
「何をして遊ぶのかしら」
フィンがねっとりした視線を投げてよこします。
「羨ましいのか?」
「冗談。あんたの悪趣味を嗤ってやりたいだけよ」
「これでも羨ましくないか?」
ミストはアキコの身体を乱暴に抱き寄せると顔にかかった髪の毛を
横へとはらい、ついで顎に手をあてて顔をぐいっと持ち上げ
フィンに見せてやりました。
「こいつは ...」
「可愛いだろう?」
そしてミストは、そのままミストの太股の上に崩れ落ちているアキコを
くすくすと笑いながら撫で始めました。
暫く考え込んでいたフィンが漸くアキコの事を思い出したときも
まだミストはアキコを撫で続けていました。
# という事で連れてきました。(笑)
# 編・注 (誰だよ "編" って ^^;)
# 三枝アキコ編はサブジェクトに反して(笑)、アニメ本編第9話の後日談
# とでもいいましょうか。あれだけでは語り足りて無いんじゃ?
# という部分へのツッコミを兼ねた妄想になる予定っす。
## う〜ん、誰か忘れている気が。^^;
では、また。
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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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