神風・愛の劇場スレッド第20話(2/7付) 書いた人:佐々木英朗さん
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From: hidero@po.iijnet.or.jp
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Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: 7 Feb 2000 17:44:45 +0900
Organization: Infonex Corporation
Lines: 286
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<20000130192134keitai@fa2.so-net.ne.jp>
<873kui$5t1@infonex.infonex.co.jp>
<20000207000953keitai@fa2.so-net.ne.jp>

佐々木@横浜市在住です。

<20000207000953keitai@fa2.so-net.ne.jp>の記事において
keitai@fa2.so-net.ne.jpさんは書きました。

>> 石崎です。

こんにちわ。

>>  やはりこのスレッドは週一往復にした方が良いのかな?

考えてみたのですが、やはり特に決めずに時間が取れて
思い付いた時って事で良いのではと思います。
そういう縛りの無い形態の方が長続きしそうな。
# と言っても今以上に間隔を伸ばそうとは思ってませんが。^^;

>>  それから、Subjectもそろそろ考えた方が良い頃でしょうか。それと、某所も
>> そろそろ公開した方が良いのかな。最初の頃の話はどこも消えているだろうし。

主宰にお任せします。(逃げ ^^;)

以下、今回はそんなに不健全じゃありません。(多分)


>> >■神風・愛の劇場「謎の洋館編」
>>  いきなりこういう展開になったのはかなり驚きました(笑)。

"鬼畜" というリクエストでしたので。(笑)

>>  あの部屋、部屋の隅に三角木馬とかあったりしたらどうしようと考えてしまい
>> ました。

それは別な部屋に在るんです。(笑)
# 他には鏡張りの部屋とか、コンクリート打ちっぱなしの部屋とか。^^;;;;;

>>  続きはあんな感じにしましたけど、もう少し苛めた方が良かったのかな?

救けに来たのが稚空じゃない点を除いて、私の構想通りの展開です。
# リミチャンで読まれたんでしょうか。^^;;;;;

>> >■黄金の手を持つ美少女
>>  甘い! 甘過ぎ(核爆)。
>>  ただでさえ適齢の女性ゲストキャラが少ないのに、一話で使い捨ててたまるも
>> のですか。

いやぁ。退場させるつもりは(気に入っている以上は)毛頭無いのですが。(笑)

# 執り憑かれモードに入ってしまったので、それなりに
# 決着を付けるべく、今回またしてもロングバージョン。(爆)

>>  現在登場予定キャラをリストアップ中(笑)。

ぱっと思い付く(適齢?)というと加奈子先輩くらいしか。
年齢を下げるとパラパラと居るんですが妄想に使うとマズいですしね。
# チェリーとか。(ぉぃぉぃ)

>> では、本編?
>> ■第44話:妄想世界キャラの感想(その2)

わはは。^^;
確かにあの(本編の)扱いは後でうじうじ文句言いたくなるでしょうね。

>> ■神風・愛の劇場「謎の洋館編(その2)」

うむむ。やはり各キャラが心情を吐露する部分は流石としか。
そういう方面はお任せとして、物理行動の方を主眼にしますね、私は。(爆)


■神風・愛の劇場「謎の洋館編(その3)」

手早く、まろんちゃんを解き放つ神楽。
もちろん速攻でジャケットを羽織らせてくれます。

まろん)「あの。どうして此に?」
神楽) 「稚空様の指示で弥白嬢の事を見守っていたのです」
まろん)「(ギク、まさかアレコレ見られたの ...)」
神楽) 「ところが急に彼女の姿が欠き消えてしまいまして」
まろん)「(ふぅ、セーフみたいね)」
神楽) 「仕方なく立ち回りそうな場所を捜し回っていたところ
丁度この別邸に入っていく彼女を見かけたのです。ですが」
まろん)「 ...」
神楽) 「様子がおかしいと気付いたのです。
何か、こう、心が別の場所に在るような」
まろん)「きっと思い詰めてしまったんだと思います。でなければ」
神楽) 「私もそう思います」

ちょっとの間の沈黙。やがて神楽が言いづらそうに口を開きます。

神楽) 「日下部さん、その、非常に心苦しいお願いなのですが」
まろん)「大丈夫。誰にも言いません。特に稚空には」
神楽) 「申し訳ありません。代わりと言っては何ですが私にできる限りの
事はさせて頂きますから」

まろんちゃんは首をふって答えました。その必要は無いと。

まろん)「弥白さんを休ませて上げてください」
神楽) 「ありがとう。日下部さん。ではせめてお宅まで送らせて下さい」
まろん)「よろこんで」


■神風・愛の劇場「魔獣咆哮編」

深夜の桃栗町を疾走する1台の車。
助手席の窓から、ぼんやりと流れ去っていく夜の町を眺めながら
今日一日の出来事を思い返しているまろんちゃん。
それだけで目が回りそうな程に、いろんな出来事がありました。
その時突然、ヘッドライトの中を何かの影が横切ります。

神楽) 「くっ!」

急ブレーキを踏む神楽。シートベルトが2人の胸にぐっと食い込みます。

神楽) 「大丈夫ですか、日下部さん?怪我などは」
まろん)「平気です。でも ...」
神楽) 「でも?」
まろん)「いえ、あの。もうすぐそこですから、此で降ります」
神楽) 「しかし、夜道ですし」
まろん)「平気平気。それに車で送ってもらったトコ、
稚空に見られたら何言われるか判らないし」

無邪気な笑みを見せるまろんちゃん。
その言葉をそのまま受取りはしないものの、女性の申出は
詮索しない神楽は素直に引き下がるのだった。

神楽) 「判りました。くれぐれも気を付けて」
まろん)「ええ。それじゃ、お休みなさい」

神楽の車のテールランプが視界から消えるまで見送った後で
まろんちゃんは先程の影が消えていった横道へと向かいました。

まろん)「あの影って、まさか」

住宅街を駆け抜けるまろんちゃん。とっても速いです。
やがて前方に微かに響く硬質の足音と荒い息遣いを察知します。
しかし突然、その息吹が途切れます。
そこは町外れの空き地。足を踏み入れたまろんちゃん。
音は聞こえません。何も。ですが濃厚な気配が空気を重くしていました。

まろん)「後先考えずに追ってきちゃったけど、マズかったかな」

心細くなって、つい声に出してしまいます。
返事の代わりに、うなり声が聞こえてきました。

まろん)「誰なの!」

闇の中から切り取った様に黒い姿がにじり寄って来ます。

まろん)「(嘘よ、まさかと思って追ってきたけど、今度もきっと
勝手に姿を奪ったのに違いないわ)」

漆黒の魔獣となったイカロスがまろんちゃんに飛び掛かって来ます。
咄嗟に避けはしたものの、触れていないはずの袖に3本の裂け目が。

まろん)「(駄目、この姿じゃ戦えない)」

再び襲い来るイカロス。
流石に身の危険を感じたまろんちゃんは手近な石を拾って
イカロスに向けて横撲りに振りました。ごぞっ。嫌な音と、手応え。
見下ろすまろんちゃんの足下に、動かなくなったイカロスが
横たわっています。

まろん)「え、そんな ...私」
ツグミ)「殺したのね」

驚いて振り返るまろんちゃん。
そこに立っていたのは、見知らぬ少女。いえ、ツグミでした。
目を見開いた姿を見たことがなかったので、すぐには判らなかったのです。

ツグミ)「殺したんだ、私のイカロスを」
まろん)「違うの、私は」
ツグミ)「殺したんだっ!」

人間離れした跳躍で、数メートルの距離を跳んだツグミは
その勢いを殺さずに、まろんちゃんに躍りかかりました。
地面に強く叩き付けられるかたちになった為、
脳震蕩を起こし意識が朦朧としてしまうまろんちゃん。
まろんちゃんに跨ったツグミは、人の頭ほどの石を降りかざしています。

まろん)「(駄目だ、私)」
ツグミ)「死ね!」

まさに石が振り下ろされようとしたその時。
ギャン。
イカロスがまろんちゃんに被いかぶさり、身をもって石を防ぎます。
石はハーネスの取っ手に当たって勢いを殺されていたのですが
それでも、その衝撃でイカロスはふらついています。
しかし、その目はまっすぐにツグミを見詰めていました。

ツグミ)「あぁ〜っ」

叫びを上げてのけ反るツグミ。そして倒れてしまいます。
そのツグミの意識下に呼びかける声があります。

フィン)「どうしたの。早く日下部まろんを殺してしまいなさい」
ツグミ)「嫌よ、そんなこと出来ない。
イカロスは、私にひどいことを止めさせようとしたわ。
イカロスが暴れたのも、きっとあなたの所為よ」
フィン)「思い出すのよ。そこまでどうやって来たのか」
ツグミ)「どうやって?」
フィン)「自分の目で見渡した世界はどうだったのかしら」
ツグミ)「自分の目で ...」

その時初めて、自分が視力を得ている事に気付くツグミ。
自分の傍らに居るイカロスが見えてます。
そして首を回すと、倒れているまろんちゃんの顔も
ぼんやりとですが判ります。

ツグミ)「ああ、イカロスって思ってた通りの優しい顔。
それに日下部さんって、とても綺麗」
フィン)「もっと色々なものが見たいでしょう?」
ツグミ)「 ...」
フィン)「でも、それには条件があるわ。わかるでしょう。さあ」
ツグミ)「要らない。私、見えなくても構わないわ」
フィン)「何故?」
ツグミ)「見えなくても判るもの。色々な事が。それにイカロスの事も
日下部さんのことも思っていた通りだった。
私にはずっと見えていたのね、本当の姿が。
その事を気付かせてくれてありがとう。天使さん。
でも、あなたの頼みは聞けない。だから、出ていって!」


やっと意識がはっきりしてきたまろんちゃん。
ツグミの傍に座っているイカロスに驚きますが、
すでに大人しくなっている事に気付きます。

まろん)「イカロス」

そっとなでようとして、毛が湿っている事に気付くまろんちゃん。
背中と脇腹に怪我をしていて血で濡れているのです。
そのわきには千切れたハーネスが落ちていました。

まろん)「これに憑いていたんだわ」

ツグミをそっと抱き起こす、まろんちゃん。

まろん)「ツグミさん、しっかりして」
ツグミ)「 ...ん」

どうやら今度はツグミの意識が混濁しているようです。
まろんちゃんはツグミとイカロスを取り敢えず家に
連れていく事にするのでした。


フィン)「ダサいわねぇ、ジャンヌに変身してない日下部まろんの
一撃で憑依が解けてしまうなんて」
ミスト)「うるさい。元々、黒い犬は闇の眷族だったのだぞ。
奴らを従わせるには完全な魔力が必要なんだよ。
そっちこそ何だ? 何もされてないのに攻撃を止めたぞ」
フィン)「ふふん。こんなの序の口よ。あの娘、意外に意志が強いわね。
でも、そういう娘に限って堕ちると際限がないのよ。
完全に醒めた訳じゃない、まだ私の手の内にあるわ」


# さぁ、またひとつ屋根の下に綺麗所が2人。(爆)
## まだ、甘いでしょうか。^^;


■その他の人々

オルレアンの近くの路上にて。

水無月) 「ひどいですよ名古屋君も先生も。
あ〜あ、結局今日は何も出来ませんでした。
あれ、聖先生があんなトコに立ってる?
でも危ない雰囲気です。変な格好だし。
この際、見なかった事にします」
ノイン) 「ぶつぶつぶつ」

そのオルレアンの一室にて。

アクセス)「おい、どうしちまったんだよ?」
稚空) 「疲れた。寝かせてくれ」
アクセス)「モテる男はつらいねぇ」
稚空) 「ちっともモテて無いぜ、ったく」

>>  ちなみに都ちゃんをどう動かすかは予約させて下さい(汗)。
>>  他は好きにして(笑)。

という事なので放っておきました。(笑)

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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