神風・愛の劇場スレッド 第142話『手紙』(8/26付) 書いた人:携帯@さん
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From: Keita Ishizaki <keitai@fa2.so-net.ne.jp>
Newsgroups: japan.anime.pretty,fj.rec.animation
Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: Sun, 26 Aug 2001 12:41:26 +0900
Organization: So-net
Lines: 484
Message-ID: <9m9r5a$drh$1@news01bi.so-net.ne.jp>
References: <9jrjoh$fcs@infonex.infonex.co.jp>
<9juiso$3q4$1@news01bg.so-net.ne.jp>
<9kdl9n$fa3@infonex.infonex.co.jp>
<9lq8qt$5u5$1@news01ci.so-net.ne.jp>
<9m51ub$fmr@infonex.infonex.co.jp>

石崎です。

hidero@po.iijnet.or.jpさんの<9m51ub$fmr@infonex.infonex.co.jp>から

> 佐々木@横浜市在住です。

 こんにちわ〜。

 このスレッドは、神風怪盗ジャンヌのアニメ版の設定を元にした妄想スレッド
です。そう言うのが好きな方だけに。



> >> >>> ★神風・愛の劇場 第138話『ついで』
> >>  会うなと厳命されているからと言うのもありますが、全君自身、自分がツグミ
> >> さんの家でしていた事に若干の罪悪感を感じていたということもあります。
>
> 全くんが内容を理解して行動しているとは意外。(笑)

 内容は理解していないでしょうが、ツグミさんの家の中にお札をぺたぺたと貼
り付けているのに、何かやましい事を感じていたのでは無いかと。

> >> >★神風・愛の劇場 第139話 『駆ける』
>
> それこそ印象を薄くしたくないという乙女心に反してます。(笑)
> # この際、"乙女"の定義には踏み込みません。(爆)

 大丈夫です。原作の定義でも彼女は「乙女」でしょうから(誘爆)。

> >>  聖センセの方がどれだけ彼女を愛しているのかが謎なのですが。
>
> 多分全然愛してないのでは。(非道 ^^;)

 今でもジャンヌ様一筋って事ですね。

> 結界が実は弱まってはいないというのはその通りです。何故通れたのかは、
> ある種のチカラをノインが甘く見ているから…とだけ明かしておきます。

 愛のチカラって辺りが定番ですが。

> >> ★神風・愛の劇場 第140話『贈り物』(前編)
>
> チョコレートを用意しようとするという部分が意外だなと。
> もっともツグミさんにチョコを貰ったので触発されたって事なのでしょうけれど。

 本当はフィンが地上界に派遣される時期が1年前の2月頃で、アクセスにチョ
コを渡そうとして結局渡せなかった…というエピソードを入れようかと思ってい
ました。

> しかしフィンの為とは言えども、まろんちゃんの特大チョコを分けてあげるとは
> やっぱりツグミさんはドライです。(笑)

 まろんちゃんが電話をかけた時点で、既にチョコは割られていたという話を作
りたくて(笑)。

> おまけにまろんちゃんの留守中にフィンと風呂に入ろうとする
> ツグミさんでば…浮気者。^^;;;

 本当に一緒に入ってしまう描写を入れようとして止めました(笑)。
 以前のツグミさんとまろんちゃんの入浴シーンの焼き直しになってしまうので
(笑)。

#文字通り昇天してしまったりして(違)。

> フィンにとってもツグミさんの家は割と安らげる場所になっている様で、
> 何だかツグミさんの周囲は陰謀の渦中にありながら中立地帯の様相。^^;

 まろんちゃんの家だと玩具にされてしまって安らげないでしょうから。

> 誰にも見えないとは言っても、何となく公園の池で水浴びしているフィン
> というのは萌えな絵面です。(爆)

 ちなみに本当に水浴びしている設定(笑)。

> フィンとアクセスの密会は何だか戦場を挾んで逢い引きしている
> カップルみたいです。(笑)
> 嫌いでは無いというフィンの言葉は本音なのでしょうけど、
> ある意味ではアクセスを縛ってますね。

 この部分は一応原作に準拠しています。

#実はまろんちゃんもアクセスも魔王様もみんな大好きなフィンちゃん(笑)。

> フィンの要望とは言え、ミストの術が掛かった羽根が増産されています。
> # どうなっても知らんぞ>フィン(謎)

 多分ロクでも無い物だとは思いましたが、1本でも3本でも同じだと思い
(笑)。

> そしてノインは使いっ走りとして魔界へ赴いた様で。
> ミストからもプレゼントがあったとはこれまた意外ですが、その内容も
> 結構意味深です。キャンディの日は1ヶ月後なのに。(笑)

 ホワイトデーというとキャンディーですが、私は今までホワイトデーのお返し
は、全部チョコレートを贈っていたような気が。
 売場でもバレンタインの時とは違って、特にキャンディーだけを売っていると
いう風でもありませんでしたし。
 だからバレンタインの贈り物がチョコで無くても良いのでは? と思ったのが
一点。

 もう一つはミストがチョコを溶かしている姿がどうしても想像できなかったが
故(爆)。

> アクセスの言おうとした神様の本心の部分とフィンが言おうとしなかった
> 魔王様の事…この2点のポイントが何を指しているか次第でしょうか。

 具体的に何かを書くと、封印されたストーリーをぶち壊してしまいかねないと
思ったもので。

#一応、以前にもその設定らしきものが出していたような記憶が。
#多分、佐々木さん版の設定もそれに準拠している…とは思うのですが。

> ★神風・愛の劇場 第141話 『棲んでいる』

 魔界で飛んでみた時に、フィンが大きな後悔を残した理由は一体何なのか。
 魔界の成り立ちに関わるような重大な設定がさらりと描かれているようで。

#見てはいけない物を見てしまったというような印象を受けます。
#実は魔界と天界はお隣りさん同士だったとか(違)。
#魔界は原作では宇宙空間にあるっぽいのですが。

#天界で自由に飛べないのは「掟」とスペースコロニーみたいな閉鎖空間が故で
#すよね。

 場面によって姿が可変なミストと言うのは、本スレッドでの独自設定な訳です
が、その真の姿を誰も知らなかったとは。
 してみると、真の姿を知っているのは魔王様だけなのかも。ひょっとして、ア
キコには真の姿が見えていたりするのかな?

 フィンがノインに「人間を棄てた」と発言しているのが意味深です。
 フィン自身は人間である事を棄てていないと言っている風に聞こえますから。

 ノインの説によれば、彼らが見ているミストの姿は、彼らの深層心理にある人
物の姿であるようなのですが、それでいて覚えていない人物であるとすれば、余
程過去か前世にでも出会った人物ではと妄想してみたり。
 ちなみにノインの見ているミストについては、大昔の佐々木さんの別スレッド
の記事で書かれていたミストの正体についての話を少し思い出してみたり。
 あの時は、ノインによってミストが自分の正体を思い出したのでしたが。

#…と書いて、思い出せる人は佐々木さん以外居ないかも(汗)

 夜に出かけるミスト。そして多分散歩に再び出るであろうアキコ。
 すると今晩、又何かが起こるのかな?

 では、本編に続きます。


★神風・愛の劇場 第142話『手紙』

●桃栗学園・体育館

 大会まであと4日となり、今日も遅くまで練習が続けられました。

「東大寺! 集中!」
「はい、すいません!」

 練習の様子を見ていたパッキャラマオ先生は、以前に比べまろんの動きが良く
なった事と、都の集中力にやや問題が生じている事に気付いていました。
 大会を控えてこの一ヶ月、二人の調子は互いに浮沈を繰り返していたのですが、
今度は都が沈む番のようでした。

「(全く、上手くいかないものザマス)」

 都が落ち込んでいる事については、気がかりな点がありました。
 先月に、学校に届けられた新聞に混じっていた怪新聞。
 目に付いた新聞は悉く回収し、委員長達に後を任せてはみたものの、もし仮に、
あの新聞の事が二人に知られたとしたら。
 パッキャラマオ先生の悩みは尽きることは無いのでした。

「…ねぇ、さっきから三枝先生、日下部さんの事ばかり撮影していない?」

 二年生の部員、桐嶋まなみが他の部員と話している声がしました。
 そちらの方に顔を向けると、三枝がまろんを撮影しているのが見えました。
 世界的に有名なカメラマンである三枝が桃栗学園の新体操部を撮影しているの
は、今回が初めてではありません。
 昨年の春にも同様に撮影を行っていたのですが、その際に三枝は体調を崩して、
その直後には別荘が火事で焼ける不幸があり、その後音信不通となっていました。
 それで、先週の土曜日に三枝がひょっこりと桃栗学園に姿を現し、再度の撮影
を申し入れた時には、すぐにパッキャラマオ先生は同意したのですが。

「(確かに、日下部ばかり撮影してるザマス)」

 以前の撮影の時にも気付いていたのですが、三枝はまろんばかりを撮影してい
る様子でした。

「(私はそれでも構わないザマスが…)」

 他の生徒達、特に上級生達からの反感を招かなければ良いが。
 そう思い、パッキャラマオ先生はため息をつきました。


●枇杷町

 学校から一度家に帰った稚空は、着替えると枇杷町へと電車で向かいました。
 弥白が大会までは自分に会うつもりは無いという意志は、神楽によって昨日の
夜にチョコレートと共に伝えられていたのですが、やはり気になっていたのです。
 それと、もう一つ理由がありました。

 枇杷町に到着すると、屋敷には寄らずにバスで枇杷高校へと向かいました。
 枇杷高校の新体操部の練習場。その入り口の窓から覗くと、丁度弥白がリボン
の練習をしている光景が見えました。
 その演技は稚空の見る限り、普段の弥白の演技と変わりなく、稚空は安堵のた
め息をつきました。
 それを確認すると、今度はもう一つの理由の方に向かいました。

「稚空、ここだ」

 練習場の裏側に回ると、高い所の窓から中を覗いていたアクセスが、稚空に気
付いて声をかけて来ました。

「すまないな、アクセス」
「良いって。それより…」
「忘れてないさ。ほら」

 稚空は、来る途中に買って来た、ドーナツが入った紙包みを出すと、アクセス
は稚空の方まで文字通り飛んできました。

「サンキュー」
「後でホットケーキを好きなだけ作ってやるから、弥白の事を宜しくな」
「ああ、任せとけ」
「それで弥白の様子は?」
「見た限りでは特に異常は無いぜ」
「そうか。引き続き頼む」
「ただ、一つだけ気になる点がある」
「何だ?」
「時々、『見られてる』気がする」
「見られてる? この辺りに悪魔か何かが居るって事か?」
「違う。弥白がこっちの方を見ている気がするんだ」
「まさか?」
「弥白だけじゃない。以前は都も俺の動きを目で追っていた」
「アクセスの姿は普通の人間には見えない筈じゃ無かったのか?」
「弥白も都も、悪魔に取り憑かれているからな。普通とは少し違うのかも」
「それはそうだが」
「特に弥白は、稚空と同じように俺の聖気を注ぎ込んでいるから」
「拙いな…」
「ただ、完全に見えている訳でも無いようだ。俺も見つからないように気をつけ
る事にしている」
「判った。くれぐれも見つからないように頼む」
「ああ」

 そう言うと、アクセスは稚空の差し出した自分の身体より少し小さい位のドー
ナツを猛然と食べ始めるのでした。


●桃栗町・オルレアン

 枇杷高校からオルレアンに戻って来た稚空は、入り口に意外な人物が立ってい
るのに気付きました。
 出来れば、会いたくはない相手でした。
 事実、一度は入るのを断念し、本屋で時間を潰してから出直して来たのですが、
まだ待っている様子なので、腹を括る事にしました。

「名古屋さん。ちょっと…良いですか?」

 取りあえず、その人物を無視して通り過ぎようとしたのですが、やはり稚空が
お目当てだったようで、声をかけられてしまいました。

「俺に何か用?」
「あの…この前の事なんですけど」
「あれは…」
「ごめんなさい!」
「へ?」

 弥白の取り巻きの眼鏡の少女。
 悪魔に取り憑かれた彼女を救った時に、ちょっとした行き違いから痴漢と思わ
れてしまっていたので、その事を糾弾されるのかと思ったのですが、逆に謝られ
て稚空は面食らいました。

「名古屋さんの事を痴漢と間違えたりして」
「え…?」
「私、あの時の事は良く覚えていないんですけど、誰かに襲われそうになってい
たのを助けて下さったんですよね」

 確かにあの時、少女を結果的に悪魔から解放したのは事実です。
 しかし、その事を少女が覚えている事は、これまでの例から考えればあり得な
い筈でした。

「今日はそのお詫びに来たんです。それで、その…一日遅れで申し訳ないんです
けど」

 少女は、肩から下げた大きな鞄の中から、ビデオテープ位の大きさのきちんと
ラッピングされた包みを取り出しました。

「受け取って下さいますか?」
「あ、ああ…」

 何だか狐に包まれたような気持ちでしたが、少女の誤解は解けているようでし
た。
 稚空が包みを受け取ると、少女は一礼して早足で去って行きました。

「何なんだ、一体…」

 包みを手にして、暫く稚空は立ち尽くしていました。


●桃栗町

 大会が間近に迫っているだけに、練習が終わったのは午後七時を過ぎていまし
た。後片づけを終えて着替えて学園を出る頃には、既に八時前。

「すっかり遅くなっちゃったね」
「うん…」

 都は、腕時計を見て何事か考えている様子なのでした。

「都?」
「まぁ、仕方が無いか」
「どうしたの? 時計をじっと見て」
「ちょっと…ね。大した事じゃ無いのよ」
「ふーん」
「それよりさ、今日、家に夕食に来ない? 今から作るんじゃ大変でしょ」
「有り難う。だけど昨日作ったのがまだ残っているから」

 まろんは嘘をつきました。
 本当は、昨日ちょっとした用があった為に行けなかったツグミの家に後で行こ
うと思っていたのです。

「そんなの、後にすれば良いじゃない」
「う〜ん。痛んじゃうといけないし。又今度ね」
「そう」

 何となく、都は寂しそうな表情をしている風にまろんには見え、断らなかった
方が良かったかなと、ちょっぴり罪悪感を感じてしまいました。
 まろんが結局、ツグミの家に行かなかったのはそれが理由なのでした。



 オルレアンのエントランスで、まろんはいつものようにメールボックスを覗き
込みました。
 ノインから、自分の両親が悪魔にずっと取り憑かれていたと聞かされても、ま
ろんのこの習慣は変わる事は無かったのです。
 毎度のことなので都は何も言わずに先にエレベーターの前で待っていました。

 メールボックスの中には、新聞と封筒が何通か。
 少しの期待と直後に訪れる失望感。
 今日もその繰り返しかと思われたのですが。

「え…?」

 その白封筒は、宛先が全て横文字で書かれていました。
 慌てて裏を見ましたが、差出人の名はありませんでした。

「(まさか…)」

 貼られていた外国の切手や消印などから察するに、フランスからのエアメール
のようでした。

「まろん?」

 都に声をかけられて、まろんは我に返りました。

「え?」
「どうしたの? 封筒を手にして固まって」
「あ、ちょっと考え事しちゃって」
「ふ〜ん。ほら、丁度エレベーターが着くわよ。早く来なよ」
「うん」

 本当は踊り出したい気分でした。
 この喜びを誰よりも先に都に伝えたい。
 しかし、それは思い止まりました。
 待ち続けた両親からの手紙が来たのかも知れない。
 でもそれは、以前電話が来た時と同じように、まろんに取って辛い知らせなの
かもしれないのですから。

「それじゃあ、また明日。寝坊すんじゃないわよ」
「判ってるって」
「じゃ、お休み」

 都が部屋の中に姿を消し、まろんも自分の部屋へ入るべく鍵を開けようとした
時、稚空の部屋の扉が開きました。

「あら稚空。こんな時間に買い物?」
「あ…」

 出て来た稚空にまろんが声をかけると、稚空は何故か慌てている様子でした。

「まろん、それ…」
「え?」
「あ、いや、何でもない」
「ああこれの事? 外国からのエアメールみたい。差出人は書いてないけど」

 稚空が自分が手にしている白封筒を見ているらしいと気付いたまろんは、今度
は正直に答えました。

「エアメール? 何だ…。待てよ、するとそれ」
「もしかしたら、パパかママからの手紙なのかも」
「まろんの両親は悪魔に取り憑かれていた筈だろう」
「ひょっとしたら、悪魔の呪縛から逃れたのかも」
「また辛いことが書いてあるかも知れないぞ」
「それでも良いの。二人とも無事に生きてるって事さえ判れば」
「そんなものか…」
「それに私は、もう一人じゃないもの」
「…ならば良いが。それで、他には何か手紙は?」
「え? 他にはダイレクトメールだけだけど」
「そうか…」
「変な稚空。それじゃあ私、明日も早いから。お休み」
「ああ、お休み」



 部屋の中に入り灯りをつけると、ダイニングテーブルの上には家を出る時と同
じように包みが置いてありました。

「今日も来なかったんだ。フィン…」

 包みの側に置いてあったメモをまろんは手にして、そう呟きました。

「さてと」

 まろんは、白封筒を顔の前にかざして見ました。
 一体中身は何だろう。
 大きな期待と小さな不安を胸に、まろんは封筒を開けるべく自分の部屋へと向
かいました。


●オルレアン・稚空の部屋

「参ったな」

 リビングのテーブルの上に置かれた、昨日貰った贈り物の山。
 その横に置かれていた手紙が、稚空の嘆きの正体でした。

「やっぱりあれは拙かったか…」

* * *

 名古屋稚空様

 土曜日に駅前で名古屋さんと弥白様を見かけました。
 ショックでした。
 ここまでお二人の仲が進んでいたなんて。
 名古屋さんは、桃栗学園の日下部さんの事を愛しているのでは無かったのです
か?

 これ以上弥白様の心を弄ぶのは、止めて下さい。
 弥白様の事を愛することが出来ないのなら、もう弥白様に近づかないで下さい。
 弥白様の事を愛してらっしゃるのなら、日下部さんと別れて下さい。

 名古屋さんがはっきりしないのであれば、同封した写真を日下部さんに送りま
す。

                               大門佳奈子

* * *

 それと一緒に、稚空と弥白が映った写真が数枚。
 そして包みの中身の大部分を占めていたのは、一本のビデオテープなのでした。


●桃栗町の外れ

「それでは、お休みなさぁい」
「はい。お休みなさい」

 全ことシルクは、ノインの普段からの言いつけに従い9時には寝室に入り、リ
ビングには、ノインとフィンの二人が残されました。

「クイーン。作戦通りならば、そろそろ…」
「まろんがあれを見ている頃ね。それにしても、わざわざフランスまで消印を押
しに行くとはご苦労な事ね」
「何事もリアリティは重要ですから。それに、空間を跳べば大した事ではありま
せん」
「あの娘の記憶操作の代償は高いわよ」
「封印された記憶を蘇らせただけでしょう」
「確かに。存在しない記憶を作り出すことは出来ないものね」
「それと、代償は既に支払い済みかと」
「あれで? まあ、そう言う事にしといてあげる」
「上手くいけば、日下部まろんの精神は大きく傷つく事でしょう」
「そう…。期待してるわ」

 あまり期待していない風な口調で、フィンは言いました。
 その様子を見て、ノインは思います。
 クイーンは本気で日下部まろんを倒す気があるのだろうかと。

(第142話 完)

 2/15(火)のまろんちゃん達でした。

#天使が記憶を操作出来ると言うのは、F氏妄想に出た話に合わせました。

 では、また。

--
Keita Ishizaki mailto:keitai@fa2.so-net.ne.jp
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