神風・愛の劇場スレッド第11話(1/21付) 書いた人:携帯@さん
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From: keitai@fa2.so-net.ne.jp (Keita Ishizaki)
Newsgroups: japan.anime.pretty,fj.rec.animation
Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: Fri, 21 Jan 2000 01:52:50 +0900
Organization: So-net
Lines: 355
Message-ID: <20000121015250keitai@fa2.so-net.ne.jp>
References: <19991227013510keitai@fa2.so-net.ne.jp>
<20000102213659keitai@fa2.so-net.ne.jp>
<84udc4$9pk@infonex.infonex.co.jp>
<20000107012723keitai@fa2.so-net.ne.jp>
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<854hhv$2gk@infonex.infonex.co.jp>
<20000110215701keitai@fa2.so-net.ne.jp>
<85erhf$mvl@infonex.infonex.co.jp>
<20000114010756keitai@fa2.so-net.ne.jp>
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<20000117002437keitai@fa2.so-net.ne.jp>
<85ulon$2l5@infonex.infonex.co.jp>


石崎です。

japan.anime.pretty,fj.rec.animation の
<85ulon$2l5@infonex.infonex.co.jp> の
記事において 2000年01月17日(月) 18時01分11秒頃、
hidero@po.iijnet.or.jpさんは書きました。
>佐々木@横浜市在住です。

こんばんわ〜。

>私の使ってるサーバ(というか投稿コマンドに)弾かれてしまいました。^^;;;
># ちょっと調整してます。旨くソートされないかも。

 私のNewsReaderでは大丈夫でした。
 取りあえず改ページ。作品世界が壊されても良いという人だけ読んで下さい。



>平行世界化してきましたね。^^;;;;;

 設定の補完も今回は目指してみました。

>>> ■神風・愛の劇場「続・ミスト編(その3)」
>
>>>  実はミストの格好と言うのは、稚空の部屋の箪笥から引っぱり出したシャ
ツ一
>>> 枚なのでした。
>
>かえってエッチに見えるというお約束のスタイルを有難うございます。(爆)

 これまでのえっちな展開にちょっとオチをつけてみました(笑)。

>後悔しても知りませんよ。(笑)
>私に元祖ジャンヌを渡すなんて。^^;;;;;

 某所予告通り、中世編が続いたりします。

>舞台(とキャラ陣)が三方に別れてるのがツライですね。

 …と言う訳で、集合させてみました。

>■神風・愛の劇場「中世編」

 まさに、妄想小説ならではの展開です(笑)。
 まさか、まろんちゃんが裸だったとは。

>■神風・愛の劇場「続・ミスト編(その4)」

 実は、相手としてパッキャラマオ先生か、都の母を出そうと思っていたのです
が(鬼)。
 それから玄関の鍵の事を忘れていました、私…。


>■神風・愛の劇場「フィン編(別名・都編)」

 都×委員長になる前に戻って来ちゃいました(笑)。


■神風・愛の劇場「中世編(その2)」 ノイン×ジャンヌ編

20世紀に戻って来たノインは、実体に戻って意識を取り戻します。

ノイン 「はっ。戻って来れたのか…」

 悪魔の力を得たとは言え、時空を越えるのは初めてだったので、あまり自信が
無かったのでした。

ノイン 「それとも、あれは夢だったのか…。そう言えば、日下部まろんは…」

横を見ると、まろんも気が付いて起き上がっています。

まろん 「ノイン。あなたも戻って来たのね」
ノイン 「するとあなたもジャンヌに?」
まろん 「ええ。すると、あれは夢じゃ無かったのね」
ノイン 「どうやらその様ですね。がっかりなさいましたか?」
まろん 「え? どういうこと?」
ノイン 「聖女と言われるジャンヌ・ダルクも、実はあのような方だったので
す」
まろん 「あのような方って…? 素敵な方じゃない。」
ノイン 「はぁ…。私はてっきり失望されたかと思いました」
まろん 「どうして?」
ノイン 「ですから、ジャンヌ・ダルク様のお人柄にです。強がりで意地っ張り
で気まぐれで、私はそんな彼女が大好きでしたが、まさかあそこまで使命に対し
ていい加減な方だとは、この私も気付きませんでした」
まろん 「? 何か話が食い違っているみたいね。私が見たジャンヌ・ダルクは
こんな方だったわ」

◎まろんちゃんの回想

ジャンヌ「お前は、誰だ?」
まろん 「ここはどこかしら?」
ジャンヌ「人に物を聞くときは、まず自分から名乗るものでは?」
まろん 「それもそうね。私は日下部まろん。あなたは? それにここはどこな
の? 何だか牢屋みたいだけど」
ジャンヌ「みたいではなくて、牢屋そのものです。我が名はジャンヌ・ダルク。
明日には火あぶりになる身です。あなたはどうやってここに入ってきたのです
か?」

#まろんは何故か言葉が通じることを気にしません。

まろん 「ジャンヌ…ダルクって、ご先祖様?」
ジャンヌ「ご先祖様?」

まろん 「あ…ちょっと違うか。信じられないかもしれないけど、私はあなたの
生まれ変わりです」
ジャンヌ「そうか、お前が…」
まろん 「え?」
ジャンヌ「神は、私が処刑されても、必ずいつか元の人間として蘇らせてくれる
と約束してくれた。あなたが私の生まれ変わりなのですね」

まろん 「はい。でも、私どうしてここに…。あ! そう言えば私は7階から落
ちて…それなのに、傷一つ負っていないなんて。そうか、ここは死後の世界なの
ね! だからジャンヌ・ダルクがここにいるんだわ!」

「混乱の舞い」を踊りパニくるまろんちゃん

ジャンヌ「人の話をちゃんと聞いてないようですね。私はまだ死んでいませんよ。
処刑は明日ですから。どうやら、神はあなたを私に会わせることで、自分の約束
が真実である事を私に見せようとしたのですね」
まろん 「するとここは、15世紀のフランスなの?」
ジャンヌ「あなたは、神によって過去に連れられてきたのでしょう。しかし安心
しました。魔女と呼ばれた私が、再び人間として蘇ることが出来るのであれば、
死ぬことも怖くありません」
まろん 「死ぬなんて駄目よ!」
ジャンヌ「しかし、もう処刑は明日です。シャルル7世にも見捨てられ、魔女裁
判で有罪とされ、これまで散々酷い目に遭わせた英国軍に捕らえられている身と
あっては、助かる道はもう無いでしょう」
まろん 「そんな事は無いわ。私はあなたの生まれ変わり。だから「神の力」だ
って持っているのよ。その力を使えば、こんな牢屋なんて…」

ロザリオを出そうとしてはたと気付く

まろん 「ロザリオが無い〜!」

再びパニックのまろんちゃん

ジャンヌ「その様子では、「力」を使えないみたいですね。いいのです。私に構
わず、あなたは自分の時代にお帰りなさい」

まろん 「駄目! あなたはそれで良くても、あなたが死ぬと悲しむ人がいるわ。
その人は悲しみのあまり、悪魔に魂を売ってしまったのよ!」

ジャンヌ「その人とは、まさか…」
まろん 「そうよあなたの右腕にして恋人のノインよ! 彼は、神の為に全てを
捧げて戦いながら、あなたが死ぬまでついに救いの手を差し伸べようとはしなか
った神を恨み、復讐を誓って500年も生き続けて来たと、彼から聞いたわ」
ジャンヌ「愚かなことを…」

まろん 「ねぇ教えてジャンヌ・ダルク。どうしてあなたはノインの求婚を断っ
たの? 彼の事を愛していなかったの?」
ジャンヌ「そんな事はありません。悪魔と戦う「力」を使うためには、私は神に
全てを捧げる必要があった。だから、戦いが終わる日まで彼を受け入れる訳には
いかなかったのです」
まろん 「嘘よ! だって、私は神様に全てを捧げなければ力を使えないなんて
聞いたことは無いし、全てを捧げるつもりも無い。私は、私の大切な人の為に、
神から与えられた力を使ってきたつもりよ」

#自分に力を与えてくれたのが堕天使だったという事実を忘却しているまろんち
ゃん。
#まぁ、フィンが去ってからは本当に神の力で戦っていたから間違いではないけ


ジャンヌ「大切な人のために…」
まろん 「そうよ! あなたの大切な人はノインじゃないの? 彼の気持ちを踏
みにじってまで果たさなければいけない使命って何? 大体、本当に神様はあな
たに、神のために全てを捧げろって言ったの!?」

まろんの剣幕に、一瞬あっけに取られるジャンヌ
しかし、悟った表情になると

ジャンヌ「あなたの言う通りです。本当は、神は私に力を与え、進むべき道を指
し示しはしたけれども、私には全てを捧げることなど求めなかった」
まろん 「じゃあどうして…」

ジャンヌ「『神に全てを捧げた純潔の乙女であること』これが、神の声を聞いた
と言い、力を貸して欲しいと言った私に、シャルルが兵と軍資金を与える条件だ
ったから」
まろん 「何それ?」
ジャンヌ「私は疑われていたのです。特に取り巻きの聖職者達に。シャルルに近
づく私の事を疑った彼らは、神の声を聞いたと言うなら、その証を見せよと私に
…」
まろん 「…その先は言わなくてもいいわ。聞いたことあるから」

ジャンヌ「神の名の下に戦う以上、彼の求婚を受け入れる訳にはいかなかった。
私は怖かったのだ。悪魔と戦うために手に入れた、神から与えられた物ではない、
人間から与えられた「力」を失うことが。しかし私は間違っていた。求婚を断っ
て以来、どことなくこれまでに比べ余所余所しくなっていくノインの事を信じら
れなくなっていった私は、シャルルが戴冠以来私の事を見限っているというノイ
ンの言葉を信じず、ただ悪魔と戦う事だけに熱中していた。私は、戦いそれ自体
を目的にしてしまい、何か大切な物を失ったのかもしれない…。神の力を失った
のもその為…」

まろん 「ジャンヌ…」
ジャンヌ「有り難う。最後に、私が本当に求めていた物が何だったのか、思い出
させてくれて。今判りました。何故、神があなたをここに遣わしたのか」

まろん 「判ったら、早くここから逃げましょう。今のあなたならば、神の力を
使うことも出来るはず」
ジャンヌ「それは、出来ません」
まろん 「どうして!」

ジャンヌ「あなたが私の生まれ変わりと言うのなら、私が生きる道を選んでしま
ったら、あなたは生まれることが無いかもしれない」
まろん 「そんなの、大丈夫だって。あなたも人間ならば、いつかは必ず死ぬん
だから、私が生まれ変わる事には変わりないわよ」

ノイン 「ジャンヌ様」

 そこに、ノインの声がします。
 
ジャンヌ「ノイン? まさか、そんな…」

何故か牢屋の鉄の扉が開き、15世紀の人間だった頃のノインが立っています

ノイン 「ジャンヌ様、お助けに上がりました」
ジャンヌ「どうしてここに? 見張りはどうしたのです?」

ノイン 「何故か、見張りは全て寝込んでおりました。神は最後の最後に、あな
たに力を貸したのに相違ありません」
ジャンヌ「しかし…」

まろんの方を見るジャンヌ
まろん 「本当に大切な物が何か、判ったんでしょ?」
ジャンヌ「…ええ。私はノインと行きます。あなたもあなたの世界でお幸せに」

ノイン 「何を独り言を?」

実はこの時代のノインにはまろんちゃんは見えないのでした。

ノイン 「私は後悔しています。どうしてあなたをもっと早く神から奪うことが
出来なかったのかと」
ジャンヌ「まだ、遅くないですよ」


まろん 「お幸せに、ジャンヌ・ダルク…」

ノイン 「日下部さん」
まろん 「ノイン?」

いつの間にか、悪魔騎士ノインがまろんの側に立っています。

ノイン 「見張りは私が全て眠らせておきました。逃亡の手はずも整えました。
今夜にはあの二人も宜しくやっている事でしょう」
まろん 「ノイン、あなたはいいの? ジャンヌと話していかなくて」
ノイン 「悪魔に墜ちた私の姿など、あの方には見せられません…」
まろん 「ノイン…」
ノイン 「さぁ、あなたの時代に帰りましょう…」

…こうして、二人は元の時代へと帰って来たのでした。

◎現在

ノイン 「何か私はすっかり「いい人」ですねぇ」
まろん 「でしょでしょ。私、ノインの事少し見直してもいいよ」
ノイン 「それには及びません。これはあなたの見たがっていた「夢」ですか
ら」
まろん 「どうしてそう言えるのよ?」
ノイン 「考えても見て下さい。もしもあなたの夢が真実ならば、私は神を恨む
ことなど無く、従って悪魔騎士に墜ちる事など無かったのですから」
まろん 「そう言われてみればそうね」
ノイン 「かわいそうに。あなたは私と一緒に過去に遡ったとき、あまりの理想
と現実のギャップに、現実を受け入れることが出来ず、あなたの心の中でこうあ
って欲しいと思うビジョンをさも現実であるかのように妄想してしまったんです
ね」
まろん 「そうかしら? でもそれを言うなら、あなたの見たのだってあなたの
妄想よ」
ノイン 「そんな馬鹿な! 私の見たのは確かに本物のジャンヌ様だった! 本
物に会ったことのないあなたに言われたくない!」
まろん 「だって、私、裸じゃないよ?」
ノイン 「へ?」

◎プレイバック

>ジャンヌ)「そんな事いって。この娘と今し方までよろしくやっていたので
は?」
>
>ジャンヌ・ダルクとノインの視線がまろんちゃんに注がれます。
>ふと気付くと、まろんちゃん、フィンと宜しくひとときを過ごした後、
>服を着ていませんでした。当然、今も。
>でも精神だけ飛んできたので寒かったりはせず、今まで気付きませんでした。

◎回想終了

ノインがまろんの方を見てみると、いつもの白パジャマを着たまろんがそこにい
ます。

ノイン 「そんな馬鹿な! だって、フィンと宜しくやっていたのでは…」
まろん 「仲良く寝ていただけじゃない。わざわざネグリジェまで着せたんだし。
それにビギナーはまず服の上からがセオリーでしょ?」

#そんなセオリーはない

ノイン 「ビギナーっておい…」
まろん 「寒かったので途中から毛布被っていたから、外からは首から下はどん
な様子かは見えない筈なんだけど…。あー判った。ノイン、毛布の中を想像して
妄想していたんでしょ〜。このす・け・べ」
ノイン 「誰がですか! 私はジャンヌ様一筋です! あなたの夢の中のような
状況になったら、あんな面倒な事はせずに、私がジャンヌ様を直接さらって行き
ます!」
まろん 「うーん、本当にあれは夢だったのかな…」

ノイン 「しかし、一緒に寝ていただけって、それにしてはフィンの様子は尋常
ではありませんでしたが…」
まろん 「そうかなぁ? まぁ一緒に寝るときは、色々スキンシップをはかるの
は当然でしょ? 昔は都と一緒に良くやったしね」

#一緒に良くやったっておい

ノイン 「やはり、お前はジャンヌ様の生まれ変わりなんかじゃない!」
まろん 「だから言ったでしょ、私は日下部まろんだって」

稚空  「まろん!」

稚空が下で倒れていたまろんを見て丁度駆け下りてきました

ノイン 「おや、今頃良くのこのこと顔を出せましたね」
稚空  「何!?」
ノイン 「東大寺さんと宜しくやっていたのはどこのどなた?」
稚空  「う…」

ノイン 「実はですね…」

何事か囁くノイン
まろん 「…最っ低…」

ノイン 「おや日下部さん、そんな事言える立場ですか? だって先ほど…」

稚空  「そうだまろん! 幾ら一人暮らしで寂しいからって、同姓と…しかも
人間じゃない相手と…!」
まろん 「だからそれは違〜う!」

稚空  「ところで、良い眺めだなまろん」
まろん 「何よ」

まろんが下を見ると、パジャマのボタンが全開なのでした。
まろん 「稚空のえっち!」
稚空  「まろんに言われたくないな」

…こうして、まろんの心は深く傷つけられて行くのでした。


◎その頃上空では…

フィン 「まろんの神のバリヤーが弱まった…。今がチャンスかも…」

(みんながまとまって来た所で続く)

 ぜえぜえぜえ。何だか凄く長くなりました。
 本当はあんな事やこんな事も書きたかったのですが、今はこれが精一杯。

 それでは、続きを待ってます〜。

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石崎啓太(E-Mail:keitai@fa2.so-net.ne.jp)
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