赤ちゃんコウモリ(ヤエヤマオオコウモリ)

一般的に八重山ではオオコウモリとの距離が一段と近く、1mほどのところにやってくることさえあります。今年('98年)のゴールデンウィークに行った小浜島でも人家の庭や小中学校の校庭の木、そして電線にもぶらさがっていました。 街灯の近くにきた個体を見ていたら、左脇の翼の下に小さな毛玉がぽこっとくっついているのを見つけました。赤ちゃんコウモリだったのです。オオコウモリの赤ちゃんは生まれたときから毛が生えていて目も開いています。ある程度大きくなるまでお母さんのお腹の毛にしがみついて、一緒に出かけます。童話の「ステラルーナ」の世界ですね。生まれて一週間というところでしょうか。もともとオオコウモリはもこもこした毛玉のような動物ですが、もこもこのお腹に小もこもこがもうひとつ。お母さんがせっせとなめて毛皮のお手入れをしてあげてます。お母さんが翼をひろげて自分の翼の手入れをしているときに双眼鏡で覗いたら、ミニチュア・オオコウモリはキョロキョロとあたりを見回していました。 滞在中の3晩とも、赤ちゃんコウモリを観察することができました。

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