ミニ4駆グランプリ・GACオータムレース '97レース結果
さる'97/11/16日、恒例となった Great After Cupの第3回予選・「GACオータムレース」が開催 された! 繰返すが、これは甲府草の根BBS「After」主催のミニ4駆レースである。
前回レギュ1、3優勝で気をよくしているわがWORKS Kitschだが、本線へのキップをなんとしても手に入れたい GOMA氏やOLH氏の 意気込みは侮りがたし!
さらにコースは延長され、これまでにない高速バトルが展開されたGAC3!
果して、勝利の女神は誰に微笑んだのだろうか?
「After BBS」(0552)-54-0773 (33.6kbps V.34+ 1回線)
'97/11/16のGACオータムレース 晩秋の甲斐路は前日までの冷えこみも和らぎ、石和駅カウンターの不味いアメリカンから立上る湯気も こころなしか淡く見える。 そんな中、GACオータムカップは開催されたのだ。
冬コミ用の原稿描きに追われ、前日ようやっと入稿をすませたワシにとって、この戦いはあまりにも準備期間が 短すぎた。 しかし、ぐちばかり言っていてもしかたがない。 今回のワシのメインターゲットは、レギュ2での 優勝である。前回優勝できなかったこのレギュレーションに、今回は力を注ぎこもう。
そういう作戦で、ワシは今回もGAC大会会場である甲府勤労青年会館へ向かったのであった。
'97/11/16のGACオータムレース・コース設営 今回のコースは、Sunfish氏の発案による、「ストレート&ヘアピン」を取込んだ高速コースとなった。
スタート直後のストレートから、ヘアピンによる180度ターン(バンクつき)を通過すると、ウェーブカーブ等の テクニカルコースへ突入。 最後のバンクカーブから、スタート地点へのバックストレートがあるコースである。
今回は、あらかじめコース部品の距離を計測してあり、その結果、
・直線 32パーツ (レーンチェンジ含む:長さ44.2cm)というコースとなった。まさに過去最長の高速テクニカルコースと言って良いだろう。
・曲線 68パーツ (バンクカーブ含む :長さ35.1cm)
1セットの距離 = (44.2[cm]*32[本] + 35.1[cm]*68[本]) * 2[周]
= 76.024[m] = 約76[m]
GACオータムレース・コース写真 ↑クリックすると大きな写真に
レギュレーション&これまでの戦歴 ここで、初めての方にも解りやすく、味のあるレギュレーションが定評のGACレギュレーションと、その輝かしい戦歴へのリンクを上げておこう。
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GACのレギュレーションはこちら GAC1(スプリングレース)の記事はこちら
GAC2(サマーレース)の記事はこちら
GACオータムレース結果 今回のレースは高レベルだった!
今回のレースは波瀾の幕開けだった。レギュ1では、実力伯仲する車輌が、レーンチェンジ部分で 相継いでクラッシュ。相手を蹴散らして勝利を得るもの、双方コースアウトで無得点のもの等、全員の 力量が飽和状態に近くなってきた事の現れかもしれない。
結局、ワシとGOMA氏が同点にてプレーオフに。GAC初めてのプレーオフにて、辛くもワシが優勝をゲット した。
次のレギュ2では、優勝を狙う(つもりの)ワシと湖乃悟狼氏の一騎打ち状態になったが、ここでコース セッティングの差で湖乃悟狼氏がワシを押えて優勝! くぅ、今回の目的は断念されたか。
ついで、最大の見せ場であるレギュ3。 ワシは、レギュ2車輌のセットアップ変更でこのレースに 望んだ。 このレースを落せば、GAC大会への参加権利を落してしまうGAC主催者のGOMA氏は、 前回ついえたドラゴンプロジェクトを再投入!
その名は、ちょっと聞き漏らしたのだが、無負荷回転数が100,000[rpm]にせまるモーター を搭載したその車輌は、GOMA氏恒例のコースアウトもすることなく、GACレギュ3の参加車輌総ての オカマを掘る事が可能という超絶倫マシンなのであった!
しかし、GACのレギュレーションの味は、こんな所に効いてくる。追突勝利だと、追突車輌は5ポイント、 被追突車輌は0ポイントとなる。 しかし、追突しないで勝利した場合は8ポイント。 したがって、あまりに レベルの違う車輌は、「勝負に勝ってレースに負ける」・・・あ、いや、逆か? まぁ、いずれにしろ、 ポイントが低くなってしまい、優勝できなくなってしまうのだ。
「自分の決めたレギュレーションに自分が苦しむとは!」 とは、GOMA氏がレース中に叫んだ言葉である。
一方、やはりGAC大会へのキップがないOLH氏は、なにやら変な車輌を投入。ローラーを3.5'MOで作成 した、「5ローラー」仕様のマシンだという。 さすが、この期に及んでも遊び心を忘れないOLH氏。 太っ腹な所は見た目だけじゃないと言うことか。
しかし、さすがにこの車輌では優勝はムリめだったようだ。(なにしろ、走りながらMOの擦れる異音がしている)
では、GAC3のレース結果発表だ!各エントリーNo.(A〜)をクリックすると、参加車輌の写真が現れます。
そのOLH氏のマシン
これがOLH氏のFM-TOWNSだ!
黒いエンタープライズ号?横からみると、こんな感じに
レギュレーション1(無改造、チューンモータ以下、自由電池) ☆はプレーオフで勝利
No. 参加車輌/参加者名 A B C D 得点 順位 A WORKS kitsch 8 / Dr.キッチュ - 8 0 8 16 ☆1 B そんぴTRF naked / そんぴ 0 - 8 0 8 2 C SV-98 / OLH 0 0 - 0 0 3 D VAL-04 / GOMA 0 8 8 - 16 1
レギュレーション2(タミヤレギュレーション、支給電池)
No. チーム名/参加車輌 A B C D E 得点 順位 A BERGKAISER K's-SP /湖乃悟狼 - 8 5 8 8 29 1 B WORKS Kitsch 3 /Dr.キッチュ 3 - 8 8 8 27 2 C VAL-11 /GOMA 0 3 - 8 8 19 3 D FM-77AV /OLH 3 0 3 - 8 14 4 E そんぴTRFintegrated/TT/そんぴ 3 3 3 3 - 12 5
レギュレーション3(無制限改造、自由電池)
No. チーム名/参加車輌 A B C D E F G H I 得点 順位 A そんぴTRF-NT / そんぴ - 0 3 5 8 5 8 5 0 34 4 B レイホークガンマGAC.SP / かしまよしき 5 - 5 0 8 8 8 5 5 44 1 C FM-77AV / OLH 8 0 - 0 3 5 8 5 8 37 3 D VAL-01S / GOMA 0 5 8 - 5 5 5 5 5 38 2 E WORKS Kitsch 3+ / Dr.キッチュ 3 3 8 0 - 8 3 5 0 30 5 F しゃいにんぐすこおぴよん MNCL / そうま まこと 0 0 0 0 3 - 8 0 0 11 7 G T.R.S.-r / Sunfish 3 3 0 0 8 0 - 5 8 27 6 H TRIDAGER zmc / 松坂 レイ 0 0 0 0 0 5 0 - 0 5 9 I BERGKAISER K's-SP / 湖乃悟狼 0 0 3 0 0 5 0 0 - 8 8
レース講評 そういう訳で、← 研究室へ戻る
という結果になった。 レギュ3のかしまよしき氏は、ポイントゲットでダントツの44ポイントで優勝!
レギュ1:WORKS Kitsch 優勝!
レギュ2:湖乃悟狼 優勝!
レギュ1:かしまよしき 優勝!
さらに、レギュ3は、2〜6位が、わずか10ポイントの圏内にひしめく激戦状態であった。
さて、GOMA氏は?というと、今回の成績では2位だったが、GACルールではすでに大会出場権保有者が上位を 占めた場合、出場権は2位以下へくり下げされるので、めでたくGOMA氏は本大会への自力出場を達成できたのであった。
GOMA氏いわく、
今回はキッチュ氏の後ろを取った事で宿願を果した! とかのたまっていた。そんなにワシは好調ではなかったに。
さて、大会後は次回へ向けてのタイムアタックがある。その結果も記しておこう。
このタイムアタックで、虎の子のモーターを破損したGOMA氏は、ラップが振るわず、平凡な結果に なってしまった。
Sunfish 12.92 かしまよしき (13.69) かしまよしき 13.71 湖乃悟狼 13.90 GOMA 14.06 Dr.キッチュ 14.24 OLH 14.37 そんぴ 15.81 そうままこと 17.06
(このモーターで、Sunfish氏が最高速をゲットしたと思うが、定かでない)
しかも、ワシがGOMA氏のピットを覗きこんだ所、彼のシャシもフロント部分にヒビが入っているのを 発見! さすがにあのモーターは負荷が重過ぎたのか?
ともかく、次回の本大会で、GOMA氏がどこまで今回のレベルを再現できるかが、優勝のカギを 握っていることは間違いなさそうである。