ワンフェス2001夏&COMIKET60
 21世紀最初のワンフェスとコミケット60という記念すべきイベントのレポートっす

 まずはワンフェス2001夏の様子

 前回のワンフェス2000夏と同様に今回も前回同様烈風羅可庵さんのサークル・XatStewのディーラースペースで売り子してました。
 今回のワンフェスは、主催者側の都合によるスタッフリセット後の再立ち上げというワンフェスで、レギュレーションも変わり各ディーラーも色々勝手がちがったようです。
 目に付いた印象で大きかったのは、前回の夏のような高層建築的ブースが見当たらず、全体的にこじんまりした印象が強かったことです。  まぁ、ガレキは同人誌に比べて原価が高いので、不況の影響が直接響いてくるのかもしれません。
 あと、主催者(海洋堂)の運営形態が変わったことや、一部のキャラクター版権が通らなくなったため(FiveStarStoryなど)、昨年のワンフェスでディスプレイの華を競っていた MH関係フィギュアがなくなったのも原因かもしれません。

 そうはいっても今回のワンフェスでも、ラブひなやあずまんが等のキャラものは新作もあり好調のようでした。

いつもお世話になってるZΔN/メルボックスさん原型によるまじかるアンティークのリアン嬢。
なんか某ネットオークションで数万ものプレミアムがついたそうで。
その理由は・・・やはり、メガネ&猫ミミというツボな組み合わせもありますが、私的にはリアン嬢の後姿・パンティの中からニュッと出ているしっぽがかなりヒットポイント高かったのではないかと思います。
ちなみに、このキットはゲットしました。ZΔNさんほどうまく組めないと思いますが、善処しますです、ハイ。

あと、BLADEさんのドール用外骨格・ULTIMATE S.T.A.R.もゲットしました。イメージ的にはバブルガム・・のスーツのようなものです。 これも組みたて難しそうだなァ。
 今回の等身大
PAPER MOONさんのきゃらめる・りぼんエクスプロージョンシリーズのメイド嬢です。
名前はown your mindで決めてください。
それにしても、ここはG-Tasteのようなリアルタイプ志向とはまたちがった趣があるディーラーです。
ちなみに、彼女の身請代金は40万だとか。
 ワンフェスの(旧)マスコットキャラの着ぐるみ
これが意外にも動きがはやくて、昔のデジカメだと構えてピンを合わせたときには正面から側面のアングルになってしまっていました。
ちなみに、新マスコットキャラはワンダちゃんとリセットちゃんだそうな。
まぁ、ワンダちゃんはともかく、リセットちゃんはないだろう。いつでもワンフェスをリセットできるという伏線キャラか?
 東京マルイのブースで発見したM1A1エイブラムス
 例のBB弾を撃てる90式の次のシリーズモデルで、2001/11発売へ向けて作業中だそうな。
 今回の変更点は、コントローラ操作面が変わったことと、砲身上下移動が別ボタン化したことです。  (90式では、砲身上下動は、1つのボタンを押しつづけて実現していた。)
 走行スピードも若干抑えたそうで、90式のあの妙に早い動きは改善されるようです。
 でもまぁ、ファンとしては、走行スピードより砲塔旋廻速度をもうすこし早めて欲しいと申し入れましたが、  今回のエイブラムスには反映されない模様。
 そんなこんなで1日も過ぎようとしていた折、不意に私が店番していたXatStewに近づく人影が。しかも、その顔は、どこかで 見たことのある顔で・・・

「えぇと、この本の作者さんは?」

 なんと、その方はスタジオぬえの宮武一貴氏ではありませんか!
いやぁビックリ。宮武氏は烈風羅可庵氏の著作・XatStewにあったバルキリーネタで烈風氏を知ったそうで、今回わざわざ尋ねてきて 下さったとの事。すぐに烈風氏をケイタイで呼び戻しました。
 ちょうどそのころ、私は眠くて眠くてボーっとしてましたが、一気に目が覚めましたね。
 しかし、不思議なのはいつどこで烈風氏のXatStewを知ることになったのか。烈風氏もなんか頭をひねっていたようですが、どうも DAICON4で烈風氏が河森氏などのぬえ関係者に渡した事や、のちのぬえスタッフに渡したのが伝わったのではないかという観測が流れてきました。

 で、せっかくなんで私も持参した「できるんだ」を渡したところ、なんとこれもご存知でした!
 というのも、実は私は去年の海洋技術研究所(JAMSTEC)見学のときにお世話になったことが ありました。このときはできるんだは渡さなかったのですが(というかまだ形がなかった)、その後宇宙作家クラブの誰かが宮武氏に見せた ようです。 いやぁ業界は狭い!


 まぁいろいろありましたが、今回の売上もなんか寒い状態でした。でも、烈風氏は新作を作ればいけるのではないかという感触をつかんだ ようで、次回の作品が楽しみのようです。
 で、ゆりかもめで新橋駅まで戻ってきて、チラシくばりのおねえさんがふいに渡したチラシをみてビックリ。こんなチラシはないよなぁ。
こりゃ反則というか・・・・一般人もいる新橋駅の改札前で配るたぐいのチラシじゃないだろう!?

これがそのチラシ


ついで、コミケット60ですが・・その前に

 今回、我々は前日搬入のために8/11に有明入りをする必要がありました。ところが、この日は東京湾華火大会もある日で、 車が大変混雑する予想がありました。しかもお盆初日だし。そこで、午前中に有明入りすべく行動したのです。
 車はほぼ順調に有明にはいりましたが、コミケ搬入は5:00から。5時間もの時間をどうやって潰すかが次の課題となったのです。

 ところが、さすが元都市博予定地、いろんな見学施設があります。
我々はその中でも今年6月にできたばかりの日本科学未来館に足を向けたのでした。
 まず入って目を引くのは、RGB3色のLEDパネルに覆われた地球儀。なんでも、現在の地球の雲の様子を映し出すスクリーンだそうです。
 これがその地球儀・全面にRGBのLEDを配置した贅沢な一品  その極部分。見よ!地下に通ずる穴があるぞ! 地球空洞説は本当だったんだ!(あのなぁ・・・)
 さて、なぜこの科学館の説明をするかというと・・・

ここが非常にオモシロイ

からに他ならないからです!
 まず、見所は「人体のしくみ」
本格的には、ドイツのようにプラスチネーシヨン技術による実物の人体の輪切りを展示したかったのでしょうが、費用や子供への影響を 考慮してか、模型と絵で代用してました。でも、脳だけは本物のプラスチネーションをつかっています!
あと、アルツハイマーとパーキンソン病の大脳サンプルもおいてあります。一見初茸かアワビのようなそれは、たしかにかつて生きていた人間の 証なのです。
ほかには、トロメア遺伝子構造(寿命遺伝子)で有名になった線虫のCエレガンスも、生きて動いているのを観察できますよ。

 ついで、IT関連の展示。さすがに、ここの公式OSはeTRONのようです。感じはNHKの電子立国であったように、CPUの生い立ちから現在まで 振り返る流れになってます。
 これは、なんとボールによるディジタル通信の模型なのです!
 中央のタワー群が中継局ノードで、横に走るラインが通信線。
 この上を、白と黒のボールが通信するのです。いくつかのターミナルがあり、そこから 通信したい相手をセットしてボールを流すと、そのターミナルに白黒ボールの流れで 作ったメッセージが・・・
 で、床の上にはいくつかの白や黒のビット落ちが転がってました。
 これは、スーパーカミオカンデに設置されている光電子増倍管。
 アンチモンのターゲットに当たった光子が電子をたたき出し、それを後部の増倍部でなだれ増幅する仕掛けです。
 浜松ホトニクス製
 で、この他にもイイ感じの実験ベンチがちらほら。
 職員用?の実験ベンチ。ドラフトなどもあり本格的。
 いいなぁ
 燃料電池(PEFC型)の実験装置。太陽電池で発電し、酸素と水素を発生させ、これを再結合させてモーターを回す仕掛けです。
 結構よく回転してました
でも、なんといってもすごいのは、このロボット・PINOでしょう。
この前のROBODEX2000でも展示されていたのに、なぜかデモされなかった理由がこの科学館でよくわかります。
 これが、そのPINOです。
この動きは、そうですねぇ・・・・非常にリアルな動きです。特にアルコールを毎日飲みすぎて とうとうそれなしではいられなくなった人の歩く様にうりふたつ。
このデモみて、これは公開できないなぁ、と思いました。
このPINOのために介護ロボットが必要、そんな感じです。

 では、最後にコミケット60

 といっても、今回はまたブース写真しかないんです。だいたい、会場内部は見かけがそんなにかわっていないですし。
 こんかいのつきなみのブースの様子。
 榊さん大活躍?
 開場直後のコミケット会場内部。
今回は、初めての3日間連続雨天・曇天のらくらくコミケットでした。
 コミケット60は、午前中は小雨、そのまま午後は曇りという外周サークルに並ぶ人にとっては天国のようなコミケットだったでしょう。
まぁ、でもあとは大きな問題もなかったようです。
 ただ、例の「探し物はなんですかァ〜」のほかに、今回は「うぇほゥむふゥいて あはァるこォォオ」というバージョンも加わりました。
賊は地面だけでなく、天井にもいる!?

つきなみCOMICS COMIKET60
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