From: Keita Ishizaki <keitai@fa2.so-net.ne.jp>
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Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: Sun, 10 Sep 2000 20:57:05 +0900
Organization: So-net
Lines: 223
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石崎です。
hidero@po.iijnet.or.jpさんの<8ovs69$qel@infonex.infonex.co.jp>から
>佐々木@横浜市在住です。
こんにちわ。
このスレッドは、神風怪盗ジャンヌのアニメ版を元にした妄想スレッドです。
その手のが嫌いな人は、見ないで下さいね。
長くなったのでフォロー&前編と後編記事の分割投稿です。
こちらは、フォロー&第73話前編です。
>私にはどうも繊細な描写は出来ないらしいので
>思いっきり身体で表現しました。(笑)
身体での表現が出来なかったので、バトル直前で佐々木さんに渡しました
(笑)。
>>> #まさか、セーラームーンじゃないと思うけど…(笑)。
>
>実の所、4クール越えた作品で全話数を知っているのは
>「CCさくら」だけでして。目標のたてようも無い事態。^^;
■今後の目標
「こどものおもちゃ」 全102話
「セーラームーン」 全200話
#他に目標となりそうな作品があったら教えて下さい>読者様。
>>> >★神風・愛の劇場 第70話 『白と黒』(前編)
>
>そういえば前にも「誰が救けに来るか」というところで
>石崎さんと私の構想が違いましたね。
あの時も弥白様絡みでした(笑)。
>この話の基本構想は随分前(メモの日付は5/10)に出来ていて、後は弥白様が
>ブチ切れる様な事態になるのを待っていたという感じなんです。^^;;;
成る程、以前書かれていたツグミさん大暴れってこの話ですか(笑)。
>理性のタガが外れてますから、物理装置としての肉体の限界までは。(こらこ
ら)
第18話で都に取り憑いた悪魔の「人間の身体とは脆いものだな」との台詞を
思い出します。
>
>多分、ガタガタの筋肉痛に打ち身多数。
>お腹蹴られているので飯も食えないかも。(非道い奴ー>私 ^^;)
>ゆっくり休んで何が起こったのか考えて(或いは忘れて ^^;)もらいましょう。
>
># そのくせ、一見無傷なツグミさん。贔屓のひき倒しか。(笑)
不公平はいけませんね(笑)。
#それとも、「一見」という辺りにポイントがあるのか?
>ナイフとフォークより重い物は持ち上がらないと。(笑)
># 多分、新体操の用具は特別注文で軽いとか。(反則)
ちなみに妄想世界の弥白様はそれなりに鍛えているという設定。
>>> ★神風・愛の劇場 第71話『護衛者の決意』
>
>まろんちゃんの説明って聞き様によっては「女の子が襲われた」時の
>話に聞こえますね。いや襲われたんですけど、その目的というか。
>何か、妄想大爆発って感じ。(ぉぃ)
しまった! その手があったか(自爆)。
#実は考え無しだったらしい。
>アクセスにもらった羽根を黒く塗ってしまうところ、まろんちゃんナイス。
>せっかくのアクセスの昇進を喜んで無いのかな。(違)
># マジックを出した時は名前でも書くのかと思いましたが。(笑)
最初は名前だったのですが、羽根に名前を書くのは難しかろうと。
>フィンの暗躍がこんなに早くミストにバれるとはちょっと意外。
少し考えれば黒幕はバレバレだと思いましたので。
ちなみにノインも確信があって言っている訳でも無く、単なる推理での物言い
だったりします。
>残ってる駒って…まだ悔い改めていないのかな。^^;;;
スレンダーな女の子が好きなんですよね(謎)。
>★神風・愛の劇場 第72話 『逢いたい』
実はイカロスを動かすタイミングを計っていたのですが、漸く動きましたね。
ツグミさんの戦力値がこれで200%増かな?
これはまずい(違)。
実はフィンちゃんがあんなにあっさりとイカロスを放すとは思わなかったので
少し驚きました。病院の医者も手下だった気がするので。
この話のポイントは、イカロス入院の原因を作ったフィンちゃんが、何を考え
てイカロスを解放し、イカロスを元気にしてやったという所でしょうか。
一応善意で解放してやった事にして話を進めましたが、これで良かったのでし
ょうか。それとも、実はフィンに何らかの陰謀があったのか?
今回の話で佐々木さんのシリーズ構成を壊していなければ幸い(謎)。
では、本編。
★神風・愛の劇場 第73話『女の闘い』(前編)
■堕天使フィン・フィッシュ編
●桃栗タワー
「本当にフィンちゃんはまろんの事が好きなんだな」
お昼時。桃栗タワーの展望台の上に腰掛け、羽根を覗き込んでいたフィンの後
ろから、聞き慣れた声がしました。
「いい加減にして! アクセス。怒るわよ」
フィンは後ろを振り向いて言いました。
「良かった。やっとおいらの名前を呼んでくれた」
そう言うアクセスの姿は、フィンと同じ大きさでした。
アクセスの羽根の色、それ以前にアクセスが毎日自分で喚き散らしていたこと
から、準天使に昇格していた事は判っていましたが、自分と同じサイズになって
いたのを見るのは今日が始めてでした。
「毎日毎日、何の用よ」
「いや、おいらも漸く準天使になれたから、フィンちゃんに挨拶をしたくて」
「あっそう」
「それだけ?」
「おめでとうって言って欲しい訳!? 今のあたしは堕天使にして魔界のクイーン。
アクセスの敵なのよ。判ってるの?」
「ああ、判ってる。でも、神様はフィンちゃんが天界に戻るのを待って……」
「その話は聞き飽きた!」
「どうしてなんだよ、フィンちゃん! どうして神様の事を誰よりも好きだった
フィンちゃんが……」
「アクセスはあたしの事を全く判ってない!」
そう言い残し、フィンは逃げるように飛び立ちました。
「待ってくれよ、フィンちゃん!」
全速で飛んだ積もりでしたが、意外な程近くからアクセスの声がしました。
「(振り切れない? アクセスの力も強力になっているって訳?)」
ちらりと後ろを見ると、アクセスは真っ直ぐ後ろからついてきます。
それを見たフィンは、飛行を続けたまま指から後ろ向きにビームを放ちます。
フィンのその射線はややアクセスから逸れていましたが、フィンの意志に応じ
てアクセスに向かって曲がります。
「おっと」
もとよりアクセスに命中する事など期待はしていません。
回避させる事により減速させ、その隙に振り切るつもりでした。
しかし、アクセスは飛行を続けたまま半球状のバリヤーを展開し、ビームを防
ぐのでは無く射線を逸らせ、全く速度を落とさぬまま追跡して来るのでした。
「く…」
二度三度、フィンはビームを撃ち続けましたが、結果は同じでした。
「しつこいわよ!」
フィンは停止して振り返ると、両手の間に念を込めました。
両手の間に、複雑な文様をした光が浮かび上がり、続いて光球が形成されてい
きます。
「おっと」
それを見たアクセスは、上に向かって逃走しました。
「無駄よ!」
フィンはアクセスに向かって光球を放ちました。
アクセスに向かって光球は曲線を描いて飛んで行き、それはやがてアクセスの
逃走進路とある一点で交差し、爆発しました。
「これで…終わりなの? まさか…」
爆発を見つめるフィンの表情は、何故か唖然としているようでした。
「ねぇ、アクセス。これで終わりじゃ無いよね! 答えてよ!」
フィンは爆発の跡に向けて叫びました。
「呼んだ?」
爆煙の中から声がしました。
「アクセス!?」
「流石に今のはきつかったぜ…。でもよ、クイーンの力は本当はこんなもんじゃ
ない、そうだろ?」
煙が薄れ、アクセスが姿を現しました。
それで気付きました。アクセスはただ逃げたのでは無く、地上に被害を及ぼさ
ないために上に逃げたのだと言うことに。
「なんだ、やっぱり生きてたんだ。心配して損した」
「心配してくれたんだ」
「誤解しないでよ。遊び相手が減るのが心配だっただけなんだから!」
「へいへい。でもよ」
「何よ」
「有り難う。俺の為に泣いてくれて」
その時始めて、フィンは自分が泣いていた事に気付きました。
そして、みるみる頬が染まっていく自分に気付きます。
「違うんだったら!」
「お〜い、待ってくれよフィンちゃん!」
逃げる堕天使と追う準天使。
二人の鬼ごっこは、こうして日が暮れるまで続きました。
(第73話前編:完)
では、後編へと続きます。
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