1997年、日本でも沖縄の新しいコウモリ二種が発表されました。研究者もファンも少ないことを考えると、これからもまだ新種がでてくるでしょう。しかし現在までに見つかっている35種の日本のコウモリの多くは、環境庁のレッドリストに載っています。オキナワオオコウモリやオガサワラアブラコウモリのように、既に絶滅しているものもあります。未発見のまま絶滅してしまうのもあるかもしれません。
日本のコウモリのねぐらは、小コウモリなら洞窟・樹洞・家屋、オオコウモリなら森ですが、家屋棲み以外のコウモリにとってはねぐらとして利用できる場所が減っているのが現状でしょう。都市化がすすめば、アブラコウモリの以外のコウモリにとっては、餌場も減ることでしょう。
ちゃんとしたコウモリ図鑑もまだないのに、種ごとの生態が解明されてないのに次々コウモリが絶滅していったら・・・残念に思います。
やはりコウモリファンの裾野を増やさねば。