ソーシュルハナナガコウモリはメキシコと合衆国南西部の砂漠で、リュウゼツランの仲間の円錐花序の蜜を食べます。グループで採餌するのですが、一頭のコウモリが花を見つけるとみんなで取り囲んで飛び回り、次々花の蜜をなめます。完全に全部の花の蜜を吸い尽くす前に、突然みんなで飛び去り別の花を探しに行きます。完全になくなるまで一つの花序にこだわると、からっぽの花に降りてしまう個体が増えて効率が悪いから、あるところで花序を見捨てた方が理にかなっているのですが、それをどんな基準で見きわめるのでしょうか。
この観察をするために、Artificial glass flowersに蜜を詰めた円錐花序で実験をしたと"Bats
biology and Behaviour"の中に書いてあったのですが、Artificial
glass flowersってのはどんなものだろうか、沖縄のおみやげに朝顔みたいなガラスの花があったけど、ああいうものかなあ・・・と思っていました。他にもちょっとわかり難い点があったので、元論文を国会図書館で探してみました。そしたら・・
ガラスの漏斗を使って作った装置だったんですね。 \
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論文の中に、ガラスの漏斗にガラスの軸をくっつ \ /
けた装置に舌をのばして蜜をなめるソーシュルハ ‖
ナナガコウモリの楽しい絵が出ていたので、思わ ‖
ず共訳者のMさんに「この絵、楽しいよ〜
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」とFAXで送ってしまいました。あちらでもご
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家族で絵を楽しんでいただけたようで。 ‖
40mmの高さで4mmの直径のガラス管に、開
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口部の直径25mmで長さ(って斜めの部分?) |○ ○||○ ○|
20mm角度60度のガラス漏斗をくっつけます。
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これをボール紙の台の四隅と真ん中の計5つ固定 |○ ○||○ ○|
し、更に台は4つ用意しますから、計20本の漏
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です。花序は2つ用意しますが、自然界と同じよ
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うに十分に離れた位置に置きます。ここに6頭の
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群れのコウモリを放して、群れが花序を見捨てた
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後に、ガラスの花にはどのように蜜が残っている
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かを記録します。
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|○ ○||○ ○| w パタパタパタ
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それをどう解釈するのは次のページで。