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愚かな指導者

知らない人も多いと思うが日本は核保有国だ。・・・なんぞと書くとエエエッ~?ってことになるが、まあ正確に云えば「潜在的核保有国」ということ。その気になれば1年以内に核兵器を製造することが可能だろう。有事ともなれば3ヶ月。そこまで断定するのには根拠がある。なぜなら日本の原子力技術は基礎技術があるなどというのんびりとしたものではないからだ。実際に核爆弾を製造する施設もある。・・・なんぞと書くとまたエエエッ~?ってことになるが、これもまた事実。転用可能な施設はいくらでもあるのだ。では実際に核兵器製造に必要な技術にはどんなものがあるかと云えば、まずは核融合技術。これ、日本は世界のトップレヴェルにある。ウランの濃縮から再処理施設、さらに高速増殖炉までちゃ~んとあるではないか。安全に臨界を維持する高い技術を持てば、当然、瞬時に臨界を連鎖させる技術もあろうというもの。オマケにパーツの小型化実装技術は世界に誇る日本のお家芸となれば、出来上がった核爆弾の能率(プルトリウムが効率的に爆発する率)も相当高いモノになる。小型でかつ強力な核爆弾を作れるってこと。爆縮技術は実際に実験を繰り返してノウハウを得るものらしいので核実験をしたことのない日本にどの程度の爆弾が作れるかはやや疑問は残るが、実は30年も昔、1973年に通産省工業技術院(当時)が密かに爆縮の基礎実験を終えているとの未確認情報もある。次にミサイル技術、これ、日本は既に大陸間弾道弾を保有しているでしょ。エエエッ~?っの3回目。だって日本はH2ロケットで指定軌道上に静止衛星を配置する技術を持ってるじゃないか。残るは大気圏再突入技術となる。実はこの技術がやや遅れていた。でも、2003年にJAXAは静止衛星が収集した情報を載せたカプセルを計画した地点(洋上)に正確に帰還させるUSERS計画を無事に成功させてしまった。爆弾の場合は必要はないだろうが、実際に落ちた場所を特定し再突入カプセルを回収するシステムまで構築している。あとは材料。これも豊富にある。人形峠でせっせと少ないウランを掘らなくても、発電量の3割を原子力発電に頼っている日本には使用済みのプルトリウムがごまんとある。その再処理も可能だ。こ~んなこと書いているオマエは核武装論者かと云われそうだが、それはない。日本の場合、核武装は技術的な問題ではなくあくまでも政治的な問題なのだ。先制核攻撃なんざしようものならその国はもうその時点でオシマイ。核は持ってることが政治力ってことなら、日本の場合、潜在的核保有なんだから政治的にはそれでもう十分ではないか。もちろん、北朝鮮が日本のどこかに核爆弾を落としたら報復は止むを得ない。愚かかも知れないが、罪のない家族や同胞が大量に殺されたら、相手国を火の海にしたくもなる。争いごとが嫌いな私でもそう思うのだ。そうなる前に愚かな指導者にはこの世を去ってもらいたい。そろそろ潮時だと思う。

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