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第二幕のはじまり

HMVとタワーレコードが洋楽輸入盤CDに関する共同声明を発表した

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040608/handt.htm

共同声明文は以下の通り。
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一、「著作権法の一部を改正する法律案」の成立、施行によって、洋楽輸入盤CDの輸入規制が起こらないよう、今後も文化庁や日本レコード協会などの関連省庁・団体に対して働きかけを行ない、その動きを厳しく注視していくこと

一、「著作権法の一部を改正する法律案」が邦楽の著作権者を守るという本来の目的に沿って運用され、政府および関係者が同法案の「欧米諸国からの洋楽の並行輸入等が阻害されるなど消費者の利益が侵害される事態が生じた場合には適切な対策を講じる」等の付帯決議を尊守するよう働きかけていくこと

一、万一、洋楽輸入盤規制により消費者に不利益が生じるような可能性が発生した場合には、直ちに洋楽輸入盤の自由な流通を守るために必要な行動をとること
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声明の中に動きを厳しく注視するとあるが、タワーとHMVは音楽業界関係者有志と共に監視組織を立ち上げるようだ。ピーター・バラカン氏によると「音楽の選択を守る協議会」や「FREE MUSIC」などの名称を考えてる。高橋健太郎氏のBlogにあった第ニ幕が切って下ろされたのだ。最初から敗戦を覚悟して行われた第一幕より案外こちらの方が重要なのかも知れない。実はこの法案の主目的が還流盤なんぞではなくズバリ欧米輸入盤にあったってことは、業界関係者には周知の事実だ。妖怪はいずれ化けの皮を剥がす。音楽愛好家は注視していかなければならない。

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