東京カントライの歩み(その2)
このページには第21回定期演奏会(1995年1月)以降の記録を掲載しています。これ以前の記録(東京カントライ前史を含む)は「東京カントライの歩み(その1)」をご覧下さい。
未確認,表記の不統一の部分がありますが,ご容赦下さい。
「訳詞」などと書かれていないものは原語による演奏です。現状ではHTMLで多国語を同時に表現できませんので,外国語表記のアクセント記号はすべて落としています。
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(以上,「東京カントライの歩み(その1)」に記載)
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結婚式用音楽録音,
「日本の合唱名曲選」録音(その1),
「日本の合唱名曲選」録音(その2)
(以上,「東京カントライの歩み(その1)」に記載)
「讃美歌21 きよしこの夜」録音
1995年(平成7年)1月21日(土),石橋メモリアルホール
・J. S. Bach/Motette V "Komm, Jesu, komm" BWV229
J. S. バッハ/モテット第5番「来て下さい,イエスよ,来て下さい」BWV229
・F. Poulenc/"Quatre Motets pour un Temps de Penitence"
F. プーランク/「悔悟の時のための四つのモテット」
・小林 秀雄/「前奏曲」
・J. Brahms/"Zigeunerlieder" Op.103
J. ブラームス/「ジプシーの歌」作品103
電子オルガン:能登 伊津子
ピアノ:中地 雅之
1996年(平成8年)1月20日(土),大井町・きゅりあん大ホール
・イタリアマドリガル
C. Gesualdo/"Dolcissima mia vita", "Moro lasso al mio duolo"
C. ジェズアルド/「優しき我が女よ」,「悲しみに死ぬ」
C. Monteverdi/"Zefiro torna", "Lasciate mi morire"
C. モンテヴェルディ/「西風は帰り」,「我を死なしめよ」
・尾形 敏幸/混声合唱とピアノのための「抒情小曲集」 (初演)
・F. J. Haydn/"Missa in Tempore Belli"
F. J. ハイドン/「戦時のミサ」または「パウケン(太鼓)ミサ」
ソプラノ:佐橋 美起 アルト:金森 静子 テノール:蔵田 雅之 バス:島田 啓介
ピアノ:田中 梢
[裏話]
きゅりあん大ホールの客席はわかりませんが,ステージ上は音がデッドで,自分たちの出した声の反響音が聞こえません。アマチュア合唱団では本番会場を使えるのが本番当日だけというのがざらですから,練習場所との反響の違いが大きいと声の出し方,ひいては発声に影響します。この定演では,聞こえないがゆえに声を出しすぎたきらいがありました。
1996年(平成8年)11月30日(土),石橋メモリアルホール
・武満 徹/混声合唱のための[うた]より
「小さな空」,「島へ」,「さようなら」,「死んだ男の残したものは」
・J. Brahms/"Ein Deutsches Requiem" Op.45
J. ブラームス/「ドイツ・レクイエム」作品45
ソプラノ:大島 洋子 バリトン:河野 克典
オーケストラサウンドによるエレクトーン:伊藤 佳苗,近藤 岳,塚瀬 万起子
協賛:ヤマハ エレクトーンシティ渋谷
[裏話]
指揮者とエレクトーン,2度目の親子共演。「エレクトーンの音は飛ばない」ということで,客席での合唱・エレクトーンの音量バランスに苦労していました。なにせ,指揮者の位置が一番音量バランスのわからない場所になるのですから。音色設定も苦労の種でした。何でも,「プロとしてエレクトーンをオーケストラ代わりにクラシック音楽に使う,多分初めての試みではないか」と終演後のレセプションでヤマハの方がおっしゃっていたようでした(Noriの記憶違いかもしれません)。
合唱はドイツ・レクイエムで70分立ちっぱなしの後の2曲のアンコール,さらに予定になかったアンコール1曲を歌った後で,退場で歩くのにひざを曲げるのが痛くて大変でした。
1997年(平成9年)7月29日(火),日本基督教団阿佐ヶ谷教会
・251番 羊飼い群れを守る夜に
・258番 まきびとひつじを
・260番 いざ歌え,いざ祝え
・263番 あら野のはてに
・264番 きよしこの夜
・265番 天なる神には
ビクターエンタテインメント,「讃美歌21 きよしこの夜」収録,CD No. VICG-60046,¥2,400(税抜)
長年親しまれてきた日本基督教団の讃美歌集が改訂され,「讃美歌21」となりました。今回は最初の商業レコーディングとしてクリスマス曲集を合唱4団体(他にはクロスロード・アカデミー・コーア,東京放送児童合唱団,東京レディース・シンガーズ)で分担録音しています。
カントライが受け持った曲は251番を除き旧讃美歌集にも収録されているものですが,歌詞や編曲が若干異なっています。このホームページ作者のNoriは旧讃美歌集に慣れ親しんでいますので讃美歌21版でもほとんど即座に歌えましたが,気を抜くと旧版で歌ってしまいそうになるのに気を使いました。
阿佐ヶ谷教会はいい教会でした :-)
なお,このCDも,売り上げはカントライの収入にはなりません。
1997年(平成9年)12月6日(土),紀尾井ホール
・G. F. Handel/"Messiah"
G. F. ヘンデル/オラトリオ「救世主」(メサイア)
ソプラノ:朝倉 蒼生 アルト:田中 奈美子 テノール:辻 裕久 バス:宮原 昭吾
オーケストラ:東京バッハ・カンタータ・アンサンブル
[裏話]
オケ合わせの日,練習場所に遅れて到着してみると何やら休憩のような違うような。何とオケの楽譜係の到着が遅れて楽譜がないっ! 急遽スコアからコピーを作りに行っているということでしたが,ソロの分だけは先にコピーをとって既に合わせ始めていました。しかしパート譜でないため,オケは大変だったようです。ソロ合わせも終わり,楽譜も届いて合唱と合わせましたが,細かい指示をする時間的余裕はなし。本番当日はちゃんと合うのか恐かったです。実際,歌う側からすればオケと合唱の音量バランス,指揮のリズムとオケの演奏の間に齟齬(そご)があったと思います。
紀尾井ホールは消防法がらみの定員管理にとても厳密なところで,当初は全席指定を求められました。これなら絶対に定員オーバーにならないからです。しかし,カントライのチケット販売経路は団員の直接販売(と当日の受付販売が少々)です。買って下さる方に席を選んでいただくことができません。それに加えて,いらっしゃるかどうかはご本人任せの招待状・招待券もあります。そこで,入場者数管理のためにパンフレットに通し番号を打つことで,例年と同程度の歩留まりを見込んだ定員数+αのチケットを出しました。演奏終了後の受付担当の報告では,不手際で入場が遅れている間に帰ってしまったお客様が幾人かいらっしゃったのですが,何と,帰ってしまわれた方がいらっしゃらなかったら定員オーバーになっていたとのこと。ここでそのお客様方にお詫びするとともにお礼申し上げます。
ホール自体は木質基調で響きがよいのですが,オケ合わせの影響でオケの音量を抑えきれなかった分,合唱も音量を抑えるわけにいかずフォルテ側で響きが飽和してしまったかもしれません。
パンフレットには歌詞と翻訳が添えられることが多いですが,ここではA4版の片面に聖書物語としてのイエス・キリストの生涯を簡単に書き,その裏には歌詞や訳の代わりに各曲で歌われている内容を意訳的に書きました。これは以前のステージ(第14回)で使ったものを若干手直しして使ったのですが,前回も今回も「歌詞カードをめくる音で煩わされない」,「物語の流れがよくわかる」とご好評いただきました。実はカントライ資料室主任(部下なし ^_^;)である私,Noriが作ったものです。当初は歌詞がわからないことで不評かもしれないと思いつつ作りましたが,ご理解いただけましたこと感謝申し上げます。
1998年(平成10年)11月28日(土),東京・上野,上野学園内・石橋メモリアルホール(地図,GIF,17kB)
18:30開演,¥3,000(全席自由。チケットは団員販売と当日販売のみです)
・F. Mendelssohn/"Mailied", "Herbstlied", "Abschied vom Walde", "Auf dem See", "Die Nachtigall", "Jagdlied"
F. メンデルスゾーン/無伴奏混声合唱曲
「五月の歌」,「秋の歌」,「森との別れ」,「湖上にて」,「鴬」,「狩りの歌」
・尾形 敏幸/「風に寄せて」
・F. Poulenc/"Gloria"
F. プーランク/「グローリア」
ピアノ:尾形 敏幸(風に寄せて)
ソプラノ:小泉 恵子(グローリア)
オーケストラサウンドによるエレクトーン:伊藤 佳苗,塚瀬 万起子(グローリア)
今年の特色は尾形氏の自作自演,2度目のオーケストラサウンドによるエレクトーン(指揮者との東京カントライ3度目の親子共演)です。
パンフレット,ポスターのイメージ(GIF, 15kB)
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