平成16年1月上旬の呟き


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H16.01.01

■今日の出来事

 新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

 午前8時起床。海老、煮物、栗きんとん、数の子の醤油漬け等々おせち料理を囲んで伝統の日本のお正月。
 元旦の恒例行事、年賀状書き。(笑)妹作の版画を使わせて貰い、後はMET'S筆自慢のフリーソフト版を使って宛名と定型文、それに一言といった具合で、十数枚を2時間ほどで完成、投函する。
 溜まったアニメ消化……。下記以外に、D.C.、一騎当千、ヤミ帽も視聴しているが、感想省略。
 ヤミ帽はちばテレビ放映版で、漸く第7話。この回は何時見ても良いなぁ。

 無線LANでFTP転送出来ないという問題は、有線LANで一回FTP転送を行った後に何故か直った。
 一体何だったのだ〜。

■君が望む永遠 第十一話

 fj.rec.animationではCCSF News - 君望ヒロイン予想ダービー(Re: 君が望む永遠 (Was: Re: Series " Joubutsu" has put off))なるスレッドが出来ている今日この頃、私はそれより二週遅れ位で観ています…。
 ちなみに私は予想というよりは願望で遙派。

 ラブホに連れ込んだとは言え、何もする気は無かっただろう慎二に自分から迫りやっちゃった水月とは言え、据え膳喰わぬは男の恥とは言え、慎二も抵抗もせずに受け入れた様子だから、水月のことが元々好きなのだろう。であるならば、同情と言われた時に、自分の本心を明らかにすればと思わないでも無い。
 水月というキャラがどうしても好きになれない部分があるので、壊れている事情は判らないでも無いのだが、慎二に対する態度は八つ当たり以外の何者でも。
■藍より青し 第十話「湯帷子〜ゆかたびら〜 」

 これも原作で読んだ記憶がある。原作であった筈のティナの乳チェックが無くなっているが、これはこれまで散々やったから何だろうな。
 原作由来のサービスカット満載の馬鹿話。胸の先が絶対に作画されないのは原作に比べて大きなマイナス点だと思う。作画品質自体は、アニメの方が良かったりするだけに(ぉぃ)、ちょっと惜しい。
 今回は日本人以上に日本人らしくありながら、外見故に日本人になりきれず、かといって祖国では内面故にアメリカ人にもなれなかったティナの心情が出て来たのが良かった。そのティナが薫にどうして接近するに到ったかの経緯も明らかに。似たもの同士、引かれたということなんでしょうか。

H16.01.02

■今日の出来事

 午前8時起床。
 一家揃って房総半島に出かけるという話があったので偶にはと同行。
 車を久里浜港近くの駐車場に停め、東京湾フェリーで金谷へ。行きは風は無く穏やかな海上。
 浜金谷駅からJRで一駅、保田駅から歩いて水仙ロードに。例年1月10日から水仙まつりなのだそうで、今日はその下見とは両親の談。水仙ロードというから、何か公園みたいなものなのかと思ったら、普通の農村の休耕田や道端で水仙を始めとした花を育て販売しているということらしい。片道3キロ程度なので大した距離では無く、往復しても2時間かからなかった。ちなみに今年は水仙の開花も早く、中旬には下手するともう花は無いかもしれないとの由。

 帰宅後、スライド書架のスライド部分に積み上がっていた書籍を整理していたら、探していたマリみての単行本発見。これで漸く続きが読める。


H16.01.03

■今日の出来事

 午前8時起床。午前中、近所にある紳士服量販店に表稼業用コスプレ戦闘服を買いに行く。
 このお店の値札、実際には値札の半額と言われることが多い。と言うか、常時値札の半額では無いか?
 更に近所に新しく出来たというこの地域限定のディスカウントストアに歩いて行くと、この手の店にしては珍しく正月は営業休止中だった。帰り道、TUTAYAでちょっと買い物。

 午後、疲れて午睡。その後、スチールラック内の書籍の整理。無駄に本を積み上げていたので、整理して入れ直すだけでかなりの空間が空いた。
 購入していていないと思っていた雪村理子のジャンヌ同人誌を実は持っていたことに気づいたり、C.C.さくらの原作単行本が全て発掘されたり。
 こんなことをしている時だったので、 ブックドラフト発生の記事を鎌倉某氏のサイト経由で読んで爆笑。ただ、ここで出ている事例を読むと、我が家はまだまだ甘いなという感じもする。もっとも、その域に到達したいとも思わないが。

エマ ヴィクトリアンガイド

 発行は先月なのを今頃気づいて購入。正統派メイドさん漫画として名高い「エマ」の時代背景を「エマ」の作品中に登場する人物・風景・生活と照らし合わせながら懇切丁寧に解説した、作品ガイドの鏡のような本。単行本と同程度のサイズの中に詰め込めるだけの情報をそれでいて読みやすい文章で書かれていて、最後まで一気読みしてしまった。
 文章の著者もあとがきで書いているように、この手の本にしては珍しくも長い描き下ろし漫画付。この手の本は外れも多いので少し店頭で迷ったが、これは「当たり」でした。

H16.01.04

■今日の出来事

 午前8時起床。
 ……が、朝食後に結局再び就寝。昼食を挟んで再起動は夕方になってから。
 春のレヴォ申し込み用紙を記入。ちらりと見てはいたのだが、アニメ系のジャンル分を最初に放映したチャンネル別にしているというのは……。

 fj.rec.animationでやっていた、「君が望む永遠」クライマックス予想はどうやら水月派がビンゴだったようで。私が観ることが出来るのは多分再来週末辺り……。

 明日から表稼業が始まるのでとっとと就寝。結局本正月は寝正月となってしまった気がするがそれもまた由。(ぉぃ)
 妄想書きの方が遅れちゃいましたが。^^;;;;;;;;

H16.01.05

■今日の出来事

 午前6時起床。仕事始め。本当は休むつもりであったが、仕事が累積につき渋々出勤。
 本当は夕刻に約束をしてあったのだが、仕事の都合により渋々残業。2000頃に職場を出る。

 帰宅してテレビをつけた時やっていた「NEWS23」
 つけたら筑紫哲也だけでなく櫻井よしこと田原総一郎が出ていて思わず観てしまう。
 田原総一郎が思ったより政権よりの物言いだったのが意外。


H16.01.06

■今日の出来事

 表稼業をほぼ定時で切り上げ、帰りの電車を途中下車。
 鎌倉某氏と待ち合わせ、うどん屋にて申込期限が迫ったレヴォに関する打ち合わせ。
 作成していた申込書がB5で無くA4となっていることを指摘され、結局鎌倉某氏の分と併せ持ち帰ることに。

 「アニみて」の記事を書くかと問われるが、原作通りの展開となるであろうから書きづらいだろうと答える。

 帰宅後、改めて申込書作成。申込書はPDFファイルをミラクルダウンロードして、それを印刷するのだが、アクロバットの印刷設定が、用紙に合わせて縮小・拡大となっていたので、A4に拡大印刷されていたようだ。

 ミサイル・テロ重視、常備自衛官増へ…新防衛大綱(YOMIURI ON-LINE / 政治)
 要旨は戦車と火砲3割減、航空機1割減、艦艇そのまま。陸自の常備定員5千人増というもの。他紙には同様の記事が見当たらなかったので、これは所謂観測気球というものではとも感じるが、この方向で検討されているのは事実なのだろう。
 正直言ってこれで足りると考えているのかと不安な内容。MDの資金捻出のためであるとすれば、非常に勿体ないお金の使い方だと思うのだが。

H16.01.07

■今日の出来事

 表稼業。明日出張であるので、そのための準備色々。2000頃に事務室を出る。
 荷物を鞄に詰め込み、早々に就寝。

H16.01.08

■今日の出来事

 午前5時起床。一端職場に立ち寄ってから新宿駅へ。
 現在新宿駅は工事中のためか、特急電車の発着するホームが遠い…。
 同行者と合流してスーパーあずさ5号に乗車、甲府で身延線普通電車乗り換え。丁度身延線乗車中にお昼となるので甲府で駅弁でも購入して…と考えていたら、あずさが中央線のダイヤの乱れの影響を受けて、乗り換え時間が1分! 結局、昼飯を買えないまま身延線に乗り込むことに。
 同行者は沖縄出身者であるので、身延線のドアが手動で開くことに驚いていた。それ自体は北関東や信州で見たことがあるのだが、JRの電車で整理券というものは初めて見たよ…。

 身延駅からタクシーで用務地に向かう。情報活動3時間の後、用務地の方から出して頂いた車で身延駅に。
 すると、3分後に電車が来て、次の電車は1時間後だと言うのだ。
 土産も昼飯も購入する暇も無く、慌てて切符を購入し電車に乗り込む。
 甲府駅の乗り換え途中で、漸く駅弁(鮑の炊きこみ飯)購入。本当は小渕沢駅の駅弁らしいけど。
 鮑と茸の炊き込みご飯、豚肉味噌焼き等が入っていて美味かった。

 かいじ号で帰京。職場に一端立ち寄って、土産物を置いて仕事を片付けて2100頃に職場を後にする。

H16.01.09

■今日の出来事

 表稼業。来週辺りから情報活動が多数入って来て、その関係の雑務沢山。

 昼食は外食でイクラ丼。そごう跡地のでかいカメラ。三菱の倍速DVD-R50枚入ボックスの在庫が少なくなり、代わりに4倍速の50枚入りボックスが入荷。こちらは、シンガポール産なので要らない。

 雑務で自分自身の仕事が進まないのだが、仕事は自宅でやることにして1945頃撤退。

■マリア様が見てる 第1話

NetNewsのマリみてスレッド(CCSF)

●第1話の印象はよくぞここまで忠実にという印象。想像よりずっと丁寧に作られていて好印象だった。
●原作は4冊目、最近発掘された「ロサ・カニーナ」まで既読。冒頭、あまりにも有名な「タイが曲がっていてよ」では無く、山百合会での祥子さまの姉妹宣言から始まっていたのにちょっと驚いた。挿絵で登場キャラ皆美形というのは判っていたが、それが勢揃いすると迫力有るなぁ…と、感じさせたということは、作画については第1話だけにかなり良好と言って良いのでは無いだろうか。それ程動きが要求される作品とも思えないので、後は質を如何に維持出来るかということが課題であるが。
●第1話は原作第1巻の第1章「胸騒ぎの月曜日」丸ごと。台詞をかなり詰め込んだ内容であったが、それでも原作の少なからぬ部分の台詞が削ぎ落とされているようだが、これは仕方無いだろう。それよりも気になったのは、各所アニメ感想系サイトで既出だが、赤白黄薔薇とそのつぼみ(ブゥトン)とその妹(プティスール)の専門用語が分かり難い。小説では日本語の横にフランス語ルビというので、読み流していたのだが…。次回予告で祐巳が「こんな長い名詞を言えるなんて…」と言っていたのには苦笑するしか。
●祥子さまと祐巳ちゃんのシンデレラの役をかけた勝負。結果までの過程とその後のお話はかなり気に入っているので、楽しみだ。今回は本当に序章の序章であるので、是非今回の勝負の決着がつくまでは観ていて欲しいところ。
■エリア88 第1話

●原作は単行本&終盤はリアルタイムで読んでいた。あんまり評判が良くないらしいキャラクターデザインはあまり気にならなかった。シンの性格が何だか別人になっている気はしたけれど。
●日本人のカメラマンが、シンの話を聞いてエリア88にやって来て…という話自体は原作でもあった筈だが、ここまでいかれたカメラマンであったかどうかまでは記憶に無い。全体的にOVAや原作よりも更に暗い話となっている印象を受ける。元々がそんなに明るい話でも無いけれど。
●今回のシリーズは戦闘機はCGですか。質感は兎も角、複雑な戦闘機動を楽に作画出来そうな気がする反面、その肝心の動きが何だか変な気がしないでも。
●OVAは中途半端なところで終わってしまった(アスラン王国が崩壊し、シンが仲間がいるアスランに向けて単機突っ込んで行く…という救いようの無いラストだったはず)ので、今回はきちんと最後までやるのだろうか。

H16.01.10

■今日の出来事

 午前8時起床。「プラネテス」について、今回から詳細チェック対象とした。どうも、こうした方が結果的に記事を書く時間がかからない気がして来たので。

 このページの連絡先としているNiftyのアドレスに、キーワーズアフィリエートへのリンク依頼なるものが届いていた。要するに登録すると、そのサイトに関係のあるリンク先が表示されると言う代物らしいのだが。Googleの検索結果の右側にに最近出ているようなものなんだろうか。

 午後、近所に出来たという地元では有名なディスカウントストアに歩いて。ダイクマよりも遙かに近い場所にあるので便利だ。ちまちまと細かい雑貨類お買い物。

 本年投稿初め。妄想初めも早く書かないと。
 ちなみに投稿初めは、翌日に人名間違いに気づき、フォローがついていないのを良いことにキャンセルして出し直した。(爆)ご面倒ですが、修正宜しく>某所。

■プラネテス Phase 13『ロケットのある風景』

ハルコ「それともあれかな。ハチも九太も夫婦で宇宙旅行している時に当てた子だから、宇宙に縁があるのかしら」

■大気圏に突入して大破してしまったToyBox。そのため強制休暇となり九十九里の実家に帰省したハチマキ。成田空港の近くにあるからとタナベとユーリもハチマキについて来た。茶の間で談笑していた時、轟音と共にロケットが飛び込んでくる。ハチマキの母、ハルコの警告でタナベとユーリは難を逃れたものの、ハチマキは鼻に怪我をしてしまう。このロケットを飛ばしていたのは、ハチマキの弟である九太郎(13)だが、一年振りに帰郷したハチマキに対する態度は素っ気なく、ロケットを持って出て行ってしまう。ロケットを飛ばしている九太郎のことを指し血筋と言うハルコ。実は、ハチマキの父も宇宙飛行士だと聞かされるタナベなのだった。

●今回は原作のPhase4、同タイトルの話が元になっています。タナベは原作では未だ登場していなかったのですが、ユーリと一緒に実家について来ちゃったんですね。
●原作であった「地球の季節を考えていなくてTシャツ1枚で来たハチマキ」「ユーリが日本語が出来ると知らずに英語で話しかけるハルコさん」という話はオミット。後者は兎も角、前者はアニメ版のハチマキはそこまで間抜けじゃないということなのでしょうか。
●茶の間に飛び込んで来たロケット! しかも今回が初めてという訳では無いらしい。マジでそのうち死人が出そうなんですけど。
●ロケットを九太が持ち上げた時、「ぐにょん」と曲がっていました。現実もそんなものなのでしょうか。(原作だとそんなこと無かったので)
●自分の子供が何時出来たかを他人様に堂々と話してしまうお母様、大らかと言いますか。しかし、無重力でやってたんですか。(ぉぃ)

タクミ「いやぁ、お前が落ち着くなんてな。彼女、親に紹介しに来たんだろ?」

■海岸の小屋でロケットの燃焼試験をしていた九太郎を訪れたユーリ。燃料は海水から電気分解、部品は宇宙港近くの廃材置き場からの盗品。ユーリは、九太郎のパソコンにテクノーラ社の航行誘導装置をコピーしてやるのだった。一方、スーパーに買い物に出かけたハチマキとタナベ。既に結婚して子供もいたハチマキの同級生、タクミから、ハチマキがタナベを親に紹介しに来たと言われ、二人は互いを改めて意識してしまうのだった。

●アニメの方では説明が削られていますが、九太郎のロケットはレーザージャイロは良い物を拾っていたのですが、ソフトが安物で相性が悪く真っ直ぐ飛ばなかったらしいです。
●ハチマキはナンプラーが何であるか知らなかったらしい。この日の夕食はトンカツ定食なのですが、一体どこに使っていたのでしょう。
●互いに意識した途端、バイクに乗る前に互いに背中を向けていたり、後ろに抱きついた時にタナベの身体を意識したりと、二人の初々しさが何とも。
●犯罪だよ。ばれればね。という辺りで苦笑。でも会社のサーバーからどこからでも制御ソフトがダウンロード出来てしまうというのもかなり問題がありそうな気が。

ハチマキ「高校の時は、バイクにはまってた。バイトして金貯めてさ、乗ってはいじり乗ってはいじりしてたよ。けどさ、あの坂からロケットを見た時、あっちが良いなぁって思っちまったんだ。大きくて強くて、早くて、何か物足りなくなってさ」

■すっかり互いを意識しつつ、バイクで家路へと向かっていたタナベ達。タナベは、近郊でどこかの大学が打ち上げていたロケットを見て大はしゃぎ。自分もこのロケットの打ち上げを見て宇宙飛行士を志したのだと言うハチマキ。
 そんなエピソードを先輩らしいというタナベの表情を見て再びタナベのことをハチマキは意識してしまう。無重力のつもりで砂浜に足を取られよろけたタナベを支えたハチマキ。間近に迫った二人の顔。やがて二人の唇が接近して……。
■同じ頃。再びロケット打ち上げを準備していた九太郎とユーリ。九太郎は、宇宙飛行士では無くエンジニアを目指しているのだと言う。そして対流圏突破を目指し打ち上げられた九太郎のロケット。順調に高度を上げているように見えたが、やがて何かの部品が脱落、迷走したロケットは待避所をバラバラにし、今にもキスしようとしていたタナベ達を邪魔した挙げ句に海上に墜落してしまう。
■壊れてしまった待避所に置いてあったユーリのジャケット。穴が空いてしまったジャケットからコンパスを取り出したユーリだが、そのコンパスは潰れてしまっていた。それに気づいた九太郎に、元々壊れていたというユーリだが…。

●九太郎の夢はエンジニアとなって火星へ日帰り旅行出来るエンジンを作ることらしい。どれだけの速度を出せば良いのやら。
●打ち上げの時のカウントを英語でするな〜。日本人なら日本語で数えろ〜。
●キスしそうになった時に、散々邪魔が入るのは最早お約束と言いますか。

ハルコ「タナベさん、良い宇宙飛行士ってのはね、必ず生きて帰って来る人よ」

■夕食時。父をも上回るもの凄い勢いで食べ続ける九太郎は、何故か学ランを来たままでしかもそれはぶかぶかのサイズのもの。それを指摘すると、身体を制服に合わせる予定だという九太郎だった。フィーから新しい宇宙船として新造宇宙船が決まったという連絡を受けている最中、ハチマキに聞きたいことがあると紙に書いて出した九太郎。ハチマキは、壊れたコンパスが宇宙で死んだユーリの奥さんの物だと教えるが、ロケットを止めろと言ったことから二人は大げんか。油断したハチマキは、九太郎に負けてしまうのだった。その様子を聞いていたタナベとハルコ。ハルコは、殺しても死なないのが家の男達の取り柄だと言い、良い宇宙飛行士というのは、必ず生きて帰って来る人よと教えるのだった。

●フィーが電話をかけて来たのはフロリダから。新造船のデータを送ると言ってカードを入れていましたが、只のプリペイドカードみたいなんですが。それとも、プリペイドカードにデータを記憶させることが出来るのでしょうか。
●テレビ電話に相手だけで無く、自分の顔も映る様になっているのが芸が細かい。
●ハチマキと九太郎が話していたのは、九太郎の部屋でしょうか。ロケットや月のポスターに混じって、椋神社の龍勢のポスターが。原作では九太郎がユーリに説明していますが、埼玉県秩父郡の椋神社で、江戸時代から続く固体ロケットを打ち上げるお祭りだそうで。
●兄弟喧嘩でも盛大にガラスを割っています。今日一日で何枚割ったんでしょう。
●ハルコさんがタナベに言った良い宇宙飛行士の条件。原作の次の話の伏線かな? …と書いた後で後で気がつきましたが、原作第2巻で再度帰郷した時に、ハルコさんがハチマキに言った台詞からだったんですな。

ユーリ「うーん。私の感じでは、無いんですよね。境目が。うん、無いんだ。世界に境目なんて。何か、それで良いと思いますよ。実を言うとね、この形見を見つけたら、デブリ屋を止めようと思っていたんです。これを見つけ出す以外の理由で、宇宙に居続ける理由が無かったから。でも、やっぱりあの老人の言うとおりかもしれません。(中略)宇宙とか、地球とか、道しるべとか、あんまり関係無いみたいです」

■海岸に立ち、コンパスを海に投げ込もうとしていたユーリに声をかけた九太郎。コンパスのことを謝ろうとする九太郎に、ユーリは自分が若い頃、自分が何者なのかを探し求めて旅をしていたことを話す。そして、宇宙と地球には境目が無いのだと言うのだった。九太郎とユーリを追いかけて来たタナベとハチマキ。九太郎にコンパスを壊してくれてありがとうと言ったユーリは、九太郎にある願いをするのだが。

●ユーリに物事をはっきりさせようとし過ぎると教えた老人は、原作ではネイティブ・アメリカンだったのですが、何故かアニメでは元船乗りということになっています。世界に境目なんて無いということをユーリに教えるのには適当な職業だとは思いますが、ネイティブ・アメリカンの人だと何か拙いことでもあるんでしょうか。
●宇宙とか、地球とか、道しるべとか、あんまり関係無いというユーリの台詞。アニメではすっかり省略されていたのですが、件の老人に、自分の位置を知り、真っ直ぐに進んでいることを確認出来るような道しるべが欲しいと話して、今居るこの場所(アメリカのネイティブ・アメリカン自治区)も宇宙だと教えられたエピソードから来ています。無くても判らないという程でもありませんが。

ユーリ「あれのフェアリングにな、俺のコンパスが入ってるんだ」

■休暇の一週間をそれぞれの形で過ごしたデブリ課の面々。やがて休暇も終わり、再び成田より宇宙へと旅立ったハチマキ達。ハチマキの実家のある辺りに高高度旅客機が差し掛かった時、そろそろかと窓の外を見るユーリ。すると、海岸よりロケットが空高く打ち上げられ、高高度旅客機の側をかすめる。そのロケットはもちろん九太郎が打ち上げたものであり、そのフェアリングにはユーリのコンパスが入っているんだと、これまでとは違った口調でユーリは言うのだった。

●デブリ課の面々の休暇の過ごし方が出ました。フィーの家族構成は判っていましたが、ラヴィは本当に子沢山なのね…。そしてやはりと言うかトイレ掃除をしている課長補佐。奥さん、きっと怖い人なんだろうな。エーデルたんは勉強中でした。
●奥さんの墓参りをしていたユーリ。そう言えば、原作ではしていませんでした。そしてタナベの両親が登場。男とテレビ電話で話しているのを父が気にしているのもお約束。多分、後の話できちんと登場することでしょう。
●原作でもやったロケット打ち上げ。万が一機体に命中したらどうするんだ…とは、もちろん考えなかったんでしょうね。でも、頼んだのはユーリ自身らしいのですが…。
●…というわけで、原作にもあったユーリのコンパスの話の続編に、オリジナルのタナベとハチマキの恋愛模様を絡めたお話でした。主題は前者なんですが、お姉さんに取っては後者の方が遙かに重要だったらしい……。^^;;;;

■次回予告

『ターニング・ポイント』

エーデル「係長補佐命令」
ラヴィ 「社内恋愛を禁止する」
リュシー「え!」
フィー 「ふん。心の狭い親父だな」
リュシー「チェンシンさん」
ハチマキ「するか?」
ラヴィ 「はい!」
リュシー「寝たの」
ラヴィ 「はい!」
ハチマキ「ちゃんと、最後まで…」
フィー 「うるさい!」
課長補佐「何か言った?」
ハチマキ「嫌味言うなよ」
タナベ 「性格ブスですから」
課長補佐「うん、可哀想だよねぇ」
エーデル「課長補佐命令」


●台詞つなぎ合わせただけで、随分と怪しいお話になってしまったような。(笑)