神風・愛の劇場スレッド 第90話『記録』(11/19付) 書いた人:携帯@さん
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From: Keita Ishizaki <keitai@fa2.so-net.ne.jp>
Newsgroups: japan.anime.pretty,fj.rec.animation
Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: Sun, 19 Nov 2000 15:17:12 +0900
Organization: So-net
Lines: 402
Message-ID: <8v7r9b$kb2$1@news01bh.so-net.ne.jp>
References: <8strha$b0r$1@news01bc.so-net.ne.jp>
<8taquv$u4@infonex.infonex.co.jp>
<8tgfa9$bdc$1@news01cd.so-net.ne.jp>
<8tugu1$o6u@infonex.infonex.co.jp>
<8uoco9$bvj@infonex.infonex.co.jp>

石崎です。

hidero@po.iijnet.or.jpさんの<8uoco9$bvj@infonex.infonex.co.jp>から
>佐々木@横浜市在住です。

こんにちわ〜。
先週はどうも有り難うございました。

このスレッドは、神風怪盗ジャンヌのアニメ版の設定を元にした妄想スレッドで
す。その手のが好きな人だけに。


>>> >ちなみにツグミさんの父上の今の奥さんは看護婦です。職場で釣った。
(笑)
>>>  看護婦さんと医者の組み合わせだと、色々と生活が合わなくて大変かも。
>
>その辺は機会があれば触れてみましょう。ちなみに今は辞めてます、看護婦。

 成る程。
 確か、再婚時期はツグミの母が亡くなった時点では再婚していたのでその前で
したね(第64話)。細かい時期までは考えてませんが、少し間があった事に今
回してみました。

>>>  恥ずかしい下着とか(違)。
>
>そんな物持っているのかなぁ、まろんちゃん。勝負用?(爆)

 あのシーンの服装に関しては、実は特に設定していません。
 各自の妄想にお任せって事で。
 勝負用だとしたら、都ちゃんと一緒にショッピングに出かけて思い切って買っ
てみたものの、着るに着れずにいた一品という設定が良いかな。
 ツグミさん相手なら見えないから着られると(笑)。

>>> >>> >★神風・愛の劇場 第84話 『冬の蛍』(前編)
>
>>> #ちなみにこの妄想世界は短冊少女が実在している世界という事になってい
ます。
>
>電車で行けるんでしたよね。^^;

 してみるとやっぱり関東にあるんですね(本当か?)

>>> >>> ★神風・愛の劇場 第85話『団欒』
>
>>> >それにしても、自分の家にも連れ込んでいるんですねぇ聖センセ。**^^**
>>>  そろそろ活動させようと思いつつ、現状は愛人と化しているような(笑)。
>
>愛人以外のなにものでも無い様な今日このごろ。*^^*

 現在の状況は「調教中」という事にでも。

#何か嫌らしい響きだ→調教。

>>> >★神風・愛の劇場 第86話 『完全解』
>
>>>  それとも、魔術ではそこまでは再現出来ないのか。
>
>出来が良すぎたという事ですね、魔術の。コピーしようとする対象の
>分子レベルの繰り返しパターンを見付けて最適化するアルゴリズムが余計だっ
>た。^^;

 成る程。
 私の妄想では、ノインの魔術はコピー対象の不均等な部分も含めて丸ごとコ
ピーというイメージ(Clone CDみたいなイメージ)であったのですが、それだと
時間がかかりすぎるので省力化したという設定にしようかな。

>作った途端に一晩置いた味になるという歌い文句のカレーなら知ってますが。
^^;

 ああ、あれはそう言う商品だったんですか(笑)。

>>> ★神風・愛の劇場 第87話 『伝達速度』

>昴兄ちゃんの納豆の食い方はちょっと私と似ているかも。
># 私は混ぜない(醤油でほぐすだけ)けれど御飯に乗せるという食べ方してま
>す。

 納豆の食べ方は私自身の食べ方です。
 昔は食べられなかった事も含めて…。

>それにしても昴兄ちゃんも"あっち"系に興味がありましたか。
># 本業の研究もちょっち胡散臭いので違和感は無いですが。(笑)

 原作では重力制御、アニメでは地震発生装置と、トンデモ系科学者ですから、
当然趣味もそっち系であろうかと(笑)。

>どうやらアキコ目撃者は増加してしまった様子。
>昨夜(土曜の夜)にあの後散歩したとは思えないので、それ以前の目撃者が
>わらわらと証言しだしたという事なのでしょうけれど。

 アキコがイカロスを散歩させて目撃されたのは木曜日の夜の話ですので、金曜
日の夜に目撃された分が投稿されたのか、土曜日の夜にホテル跡に向かう途中の
姿が目撃されたのではと。
 モスグリーンの服は、以前アキコが人間の中に魂を入れられた話の時に、後で
「着替えた」服です。

#ちゃんと毎日「着替えて」いるらしい(笑)。

>★神風・愛の劇場 第88話 『陽光』

 そうですか、二人は毎晩『運動』しているんですか(爆)。あれはあれでかな
りカロリーを消費するらしいのですが(違)。

 現在の状況だとまろんがツグミの家から離れる事が出来ず、自ずと展開に制約
があったのですが、丁度良い留守番役が見つかった模様。ただ、委員長だと何も
無いとは判っていても、二人切りにして置いておけないのが難点かな?

 そしてそして、幽霊の正体に何かを感じている都ちゃん。彼女は以前の話であ
る事実を知っている筈なので、正解に近づく日はそう遠くないのかも。

>★神風・愛の劇場 第89話 『無彩色』

 まろんちゃんがピーマンが嫌いという原作版の設定、ご存じでしたか(汗)。
 知らなかったとすれば凄いリミチャンです。
 余談ながらアニメの第14話でのまろんの買い物の中にピーマンが入っていた
ので、原作設定的にはこの描写はおかしいのかも。

 都合の悪いときに口づけして相手を黙らせる…と言うのは定番の描写ですね
(笑)。
 それと、誰かが他の部屋にいて、聞かれたらまずいという緊張感も良いかも。

 そうですか、ツグミさんの下着は黒で統一されているんですか。この歳にして
はちょっとどころでなく珍しい。
 初めて目にした時のまろんちゃんの驚きが目に浮かぶようです(笑)。

 では、本編。


★神風・愛の劇場 第90話『記録』

●オルレアン 都の家

 午前中都の家を訪れたまろんとツグミを昼食に誘ったのですが、委員長が留守
番をしているとの事で、帰りました。

「あら? まろんちゃん達帰っちゃったのかしら」

 リビングに戻って来た都に、キッチンからカウンター越しに桜が声をかけまし
た。

「うん。ひょっとして、余計に作っちゃった?」
「まだ作る前だから大丈夫よ。そうね…お客さんがいないのなら、ラーメンでい
いかしら? 冷蔵庫に生ラーメンが余っているから」
「良いよ」

 ということで、昼食はラーメンとなりました。
 醤油味のラーメンを啜りながら、ふと、都は先程中断した思考を再開します。

「(まろんに似た幽霊さん、か…)」

 そう思った直後、幽霊らしき存在の顔をはっきり見た訳でも無いのに、ネット
上で髪型と色が似ているという話があると聞いただけで、まろんに良く似た幽霊
だと考えてしまう自分に苦笑します。

「どうした都? 食欲無いのか?」
「あ、いや父さん、ちょっと考え事してただけ」

 そう言うと、都は再びラーメンを先程よりは少し早めのスピードで啜り始めま
した。


●桃栗町中心部 噴水広場

「待たせたな」
「遅〜い! …なんてね、あたしも今来た所」

 午後、都は噴水広場で稚空と落ち合いました。
 稚空は留守だったので、稚空の携帯に電話をかけた所、ここで待ち合わせる事
になったからでした。

「悪かったな。返してなくて」
「ううん。あたしも忘れてて、父さんに怒られちゃった」
「やっぱ、証拠品を持ち出したのは拙かったか」
「犬の交通事故なんて、事件の内に入らないから問題にはならないと思ったんだ
けどね」
「問題になったのか?」
「稚空がホームページに首輪の写真を載せたでしょ。それが警察に知られちゃっ
て」
「そう言えば警察の車が轢いた事も書いてあったな。あれも拙かったか」
「良いのよ、事実だから。お陰で警察が謎の犬捜しに動いてくれる事になった
わ」
「そんな事になっていたのか」
「本当はね、迷い犬捜しの所管は警察じゃなくて保健所で、犬の死体処理は保健
所じゃなくて役所の環境課が所管で、更に実際の処理はその委託業者がやってる
んだって。だから、警察は本来ならこの事件には関わりが無いのよ」
「それじゃああの犬の死体は…」
「たらい回しされていたんでしょうね。可哀想に。でも、警察が一枚噛んだお陰
で証拠は残ったわ」
「これか…」

 稚空は、首輪の入ったビニール袋を取り出しました。

「ごく普通の革製の首輪だという話だったが」
「調べたの? どうやって?」
「あ、いや、その…。親父の知り合いの所でちょっとな」

 何故か稚空が回答に詰まったのが都は気になりました。

「そう…。それじゃあ、首輪の製造元には問い合わせたの?」
「製造元? そう言えばその話はしていなかったな」
「首輪にブランド名がついていたわ。ここに問い合わせてみようかと思うんだけ
ど」
「しかし、犬の首輪なんてたくさん作っているだろうからな。誰に売ったのかま
で把握はしていないだろうし」
「良いのよ。流通ルートを把握出来れば。多分、ここら辺のペットショップかど
こかで売られていたと思うから、これと同じ首輪を卸している先を把握して、そ
して、聞き込みね」
「気の遠くなりそうな話だな」
「それが警察の仕事ってもんよ。それじゃあ、あたしは行くから」
「行くからってどこに?」
「警察よ。稚空も付き合う?」


●桃栗警察署

 日曜日とは言え、年中無休の商売であるので警官が歩き回っている署内。
 都と暇だからと付いてきた稚空は、ジャンヌ特捜班のプレハブへと向かいまし
た。

「こんにちわ〜」
「み、都さん」

 ジャンヌ特捜班の中には、冬田刑事だけが残ってラーメンを啜っていました。

「こんな時間に食事?」
「色々忙しいんですよ」
「そう。じゃあ、頼むのは悪いかな」
「いえ! 今は手が空いてますから」

 慌てて立ち上がって冬田は言いました。



「ここじゃないですか? 都さん」

 ものは試し、とインターネットの検索エンジンで首輪に記されていたブランド
名を入力したところ、ペット用品の通販ページにヒットしました。

「あら、この首輪がそうじゃないかしら」

 「犬用首輪・リード」→「革製」で見てみると、丁度犬のつけているのと同じ
首輪らしい写真が掲載されていました。

「何々? シンプルなデザインで当社の一番人気のロングセラー?」
「それじゃあ、沢山作っていそうよね…」

 都はため息をつきました。

「どうしますか? 問い合わせてみますか、都さん」
「お願い。そうね、まずは通販先のリストを遡れる限りと、商品の卸し先を調べ
ましょう」
「判りました。ちょっと電話してみます。日曜日なのでいないかも知れません
が」

 冬田は、机上の電話機の外線ボタンを押しながら言いました。



 年中無休の受付を宣伝しているだけあって、幸い日曜でも電話は通じました。
 通販先のリストを要求すると流石に断られかけましたが、警察の要求である事
と、首輪の写真が掲載されている迷い犬捜しのホームページのプリントアウトを
FAXする等して、何とか信用して貰い、メールで送って貰いました。

「もう届きましたよ、都さん」
「早いわね」

 メールで送る、と約束してくれてから30分もしない内に、通販先リストと卸
先リストがメールで送られて来ました。

「何だか複雑な気分だな」

 パソコンの液晶画面に映る表計算ソフトに入力された顧客リストを見ながら稚
空は言いました。

「どうして?」
「こうやって、俺達の個人情報が筒抜けになっているんだなと思って」
「そうね…。便利さの代償よね。でも、今はその事で真実に近づける事を有り難
く思うことにするわ。じゃあ冬田さん、県内でこの首輪を通販で購入している人
だけを抽出できるかしら」
「はい」

 冬田がマウスを動かして、データを都道府県別に並べ替えました。
 ざっと、数百人は該当者がいるようでした。

「この人数、多いのか少ないのか…」
「ここを見てみろよ。このリスト、10年前の販売先まで書いてある。電話やFA
Xでの申し込みも一緒に入力されているようだな」

 リストのある部分を指さした稚空。そこには、販売年月日が入力されていまし
た。

「桃栗署管内も何件かありますね、都さん」
「えっと…」

 犬違いとは知りつつも、思わず「瀬川」の文字を捜してしまいましたが、その
名字はありませんでした。

「ふぅ」

 思わず安堵のため息をついた都。
 稚空もほぼ同時にため息をついた所を見ると、どうやら考えた事は同じだった
ようです。

「冬田さん、県内の分だけプリントアウトして頂戴。まずは町内分から電話して
みるから」
「了解」



 冬田にデータをプリントアウトして貰い、まずは桃栗町内から電話をかけまし
たが、リストに掲載されていた犬は、無事か既に死亡しているかのどちらかでし
た。
 一件を除いては。

「『この電話番号は現在使われておりません』か…」
「購入したのは5年前の話みたいだから、転居してても不思議じゃないわよね」
「住所が書いてありますから、転居先を調べてみましょうか」
「住所か…」

 住所を眺めていた都はやがてはっとしました。

「稚空、ここ…」
「都もそう思うか?」
「冬田さん、町内の地図!」
「は、はい、ここに…」

 住人の名前が記載されている町内の地図から、該当住所を捜しました。
 結果は、やはり都と稚空の思ったとおり。

「どういう事なの? これは…」

 都が指さした地図上の一点。
 そこには、「瀬川」と現在の住人の名前が記されているのでした。


●桃栗町郊外 ツグミの家

 結局、委員長は夕食までご馳走になっていました。
 夕食のメニューは再度のチャレンジのマカロニグラタンとグリーンサラダです。

「ゴメン委員長。ちょっと黒くなり過ぎちゃったかな」
「僕はこれ位チーズがカリカリに焼けて焦げている方が香ばしくて好きです」
「良かったわね。怪我の功名よね」
「もう、ツグミさんの意地悪! ツグミさんと話してて焼きすぎたから…」
「私は手を出さない約束でしたから。でも、私もこれ位焼いた方が美味しいです
よ」
「でも、稚空はあんまり焦げたの好きじゃないし…」

 そう言いかけて横を見ると、委員長が何故か手を止めてしょげている様子なの
でした。

「どうしたの委員長?」
「あ、いえ、何でも無いです」

 慌てて委員長は食べるのを再開しました。

「それで、今日の読書はどうでした?」
「はい。流石瀬川博士の書斎です。本当に凄い貴重な文献が一杯で…。もう少し
語学を勉強しなくちゃって思いました」
「そんなに凄いの?」
「ええ。例えば…」

 それから暫く、昼食に続いて如何に凄い本があるかの委員長の長広舌が続きま
したが、まろんには殆ど意味が理解できませんでした。判ったのは、世界にも数
冊しか残っていないような希少本があるという事位なのでした。



 委員長は夕食を食べた後で家に帰って行きました。
 まろんとツグミはリビングで、お茶を飲みつつ談笑していましたが、委員長が
色々と話してくれた所為か、ふと以前から疑問に思っていた事を聞いてみたくな
りました。

「ねぇ、ツグミさん、聞き難い事なんだけど」
「私と日下部さんの間で隠し事は無しよ」
「だったら聞くんだけど、ツグミさんの名字ってお父様の名字と一緒よね。ひょ
っとしてご両親は別居しただけで、離婚していなかったんじゃ…。あ、ごめんね。
気に障ったのなら答えなくても良いわ」
「ううん、気にしないで。両親は確かに離婚したのだけど、私の名字は変わらな
かったの。養育権は母のものになったんだけど、父が瀬川の姓を残したかったの
と、私の姓が急に変わって学校で変な目で見られないかどうか、両親は気にして
くれたみたい」
「そうなんだ…。もう一つ良いかな?」
「何?」
「お父様の本が、どうして今でも残っているのかしら。随分貴重な本があるのだ
から、捨てる積もりだったとは思えないし」
「さぁ、そこまでは…」
「本当はさ、出て行く時は戻って来る積もりがあったんじゃないかな。お母様も
さ、受け入れる気が少しはあったから、そのままにしてあったんじゃないのか
な」
「そんな事無いわよ。多分」

 横を向いてしまったツグミを見て、余計なことを言ってしまったかとまろんは
罪悪感を感じてしまいました。

(第90話:完)

 設定の疑問点を補完すると共に、話を少しだけ進めてみました。
 では、また。

--
Keita Ishizaki mailto:keitai@fa2.so-net.ne.jp
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