神風・愛の劇場スレッド 第88話『陽光』(11/4付) 書いた人:佐々木英朗さん
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From: hidero@po.iijnet.or.jp
Newsgroups: japan.anime.pretty,fj.rec.animation
Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: 3 Nov 2000 23:09:05 +0900
Lines: 356
Sender: nnposting@infonex.co.jp
Message-ID: <8tugu1$o6u@infonex.infonex.co.jp>
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<8s6cal$m76@infonex.infonex.co.jp>
<8sc1qt$ekp$1@news01cg.so-net.ne.jp>
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<8strha$b0r$1@news01bc.so-net.ne.jp>
<8taquv$u4@infonex.infonex.co.jp>
<8tgfa9$bdc$1@news01cd.so-net.ne.jp>

佐々木@横浜市在住です。

<8tgfa9$bdc$1@news01cd.so-net.ne.jp>の記事において
keitai@fa2.so-net.ne.jpさんは書きました。

>> 石崎です。

こんにちわ。

>> このスレッドは、神風怪盗ジャンヌのアニメ版の設定を元にした妄想スレッドです。
>> その手のが嫌いな人は、読まないで下さいね。
という事で宜しく。


# この記事の本物が配送されて来なかった関係で、蜘蛛の巣の上の
# ニュースアーカイブサイトから記事を持ってきてフォロー部分を書いています。
# その為、元々の文章とは改行位置が違っていたりする可能性があります。
# ご容赦の程を。

>> >ちなみにツグミさんの父上の今の奥さんは看護婦です。職場で釣った。(笑)
>>  看護婦さんと医者の組み合わせだと、色々と生活が合わなくて大変かも。

その辺は機会があれば触れてみましょう。ちなみに今は辞めてます、看護婦。

>>  ツグミさんのお母さんの設定で妄想したのが、ライター兼編集者。
>>  ツグミ父の趣味方面の記事の取材で知り合ったという事で。

いかにもバリバリ働いていた女性という感じですね。

>> >やっぱりお約束としては大きめのシャツ1枚のみという辺りが。(爆)
>>  恥ずかしい下着とか(違)。

そんな物持っているのかなぁ、まろんちゃん。勝負用?(爆)

>> >>> >★神風・愛の劇場 第84話 『冬の蛍』(前編)

>> #ちなみにこの妄想世界は短冊少女が実在している世界という事になっています。
>> #だから、あの対決編も正式な妄想編の一部(笑)。

電車で行けるんでしたよね。^^;

>>  設定の整理をすると、稚空を誘惑した時の姿は都ちゃんそのまま、その後
>>  アクセスの前に現れた時の姿が、今回化けていた姿という事でしょうか。

はい、そういう事です。
相手の望む姿とはいえ、ある程度はミストの方でも見せ方を制御出来るので
乗り移った相手のままの時もあれば、アレンジしてある場合もある訳です。
ミストとしてはフィンの姿などまっぴら御免だった事でしょうから。^^;
ちなみにこれはあくまでも魔術の産物なので、ミストが仕掛けない相手には
そういう効果はありません。その場合に何が見えるのかは内証。(笑)

>>  成る程。はっきりと見えていると、他の誰かさんと勘違いしますからね。

まだ勘違いされるには早いでしょうし。^^;;;

>> >>> ★神風・愛の劇場 第85話『団欒』

>>  天使は食べる必要は無いのですが、魂の記憶からか人間のような生活を好む
>>  という設定にしてみました。

ナイスです。先々向けの構想とぴったり。(笑)

>> >それにしても、自分の家にも連れ込んでいるんですねぇ聖センセ。**^^**
>>  そろそろ活動させようと思いつつ、現状は愛人と化しているような(笑)。

愛人以外のなにものでも無い様な今日このごろ。*^^*

>> >★神風・愛の劇場 第86話 『完全解』

>>  それとも、魔術ではそこまでは再現出来ないのか。

出来が良すぎたという事ですね、魔術の。コピーしようとする対象の
分子レベルの繰り返しパターンを見付けて最適化するアルゴリズムが余計だった。^^;

>>  シルクのカレー、翌日まで残っていたんですね。

寝かすのはカレーの基本でわ。(笑)

>>  市販のルーだと、どちらかと言うと作った直後に美味しく食べられるように
>>  出来ているような気が。一晩置いて美味しいカレーなんてのが市販されている所を
>>  見ると(違)。

作った途端に一晩置いた味になるという歌い文句のカレーなら知ってますが。^^;

>> ★神風・愛の劇場 第87話 『伝達速度』

どうも夢見が良くなかったらしい都ちゃん。
まぁ、昨日の今日では気持ち良く熟睡という訳にはいかなかったのですね。
昴兄ちゃんの納豆の食い方はちょっと私と似ているかも。
# 私は混ぜない(醤油でほぐすだけ)けれど御飯に乗せるという食べ方してます。

それにしても昴兄ちゃんも"あっち"系に興味がありましたか。
# 本業の研究もちょっち胡散臭いので違和感は無いですが。(笑)

どうやらアキコ目撃者は増加してしまった様子。
昨夜(土曜の夜)にあの後散歩したとは思えないので、それ以前の目撃者が
わらわらと証言しだしたという事なのでしょうけれど。

そしてやっぱりプロだなという所でしょうか、イカロスの件は桃栗署にバレている様で。
しかしそっくりな犬が死んだという事が記録に残ったので、これで
イカロスが戻ったときには晴れて暴れたのはイカロスじゃ無いという
釈明が出来そうです。こっちは捜しても飼い主は居ないはずですし。^^;


# では、いきます。

★神風・愛の劇場 第88話 『陽光』

●桃栗町郊外

休日には有りがちな遅い朝食のテーブルを囲む二人。
トーストにスクランブルエッグ、サラダがひと山という極く簡単なメニュー。
先に食べ終えたのはツグミの方でした。

「ごちそうさま」
「もう、食べないの?」

見るとツグミはトーストの半分とサラダを残していました。
全部平らげたのはスクランブルエッグだけ。
これも自分で作ったのであれば残していたのかも知れません。

「何処か具合でも悪い?」

まろんの心配も当然の事でした。
そんな事を感じる程に残している量が多かったのです。

「ううん、そうじゃないから」

イカロスの事が気になって食欲が無いのかもしれない。そうは思うのですが、
その事を話題にしていいものかどうか、まろんは迷うのでしたが。

「心配事で食事が喉を通らない訳じゃないの、心配しないで」

ツグミはそう言って微笑みを見せました。

「でも」
「つまりね、ダイエットなのよ」
「え?」
「最近、閉じこもっているから運動不足だし」
「ふ〜ん…」

何となく食事の手が止まってしまうまろんにツグミが言いました。

「あ、ごめんなさい。先に済ませちゃうと食べづらいわね」
「というよりは…」

まろんは何となく自分の下半身を見てしまいます。

「日下部さんなら平気よ。ここでも毎晩運動してるじゃない」
「それならツグミさんも」
「その運動じゃないわよ」
「ああ、あっちね」

普段自分の家での生活の通り、まろんはここでもまめに体操などで
身体をほぐしていました。そんな時、ツグミが背中を押してくれたりも
するのですが。

「だから私の事は気にしないで」
「でもぉ」
「ん?」
「ツグミさんのその体形でダイエットとか言われるとねぇ」
「何?」
「ちょっと嫌味かも」
「そんな事無いわよ。私だって余分なお肉ぐらいは」
「何処にぃ?」
「見たいの?朝から?」
「それは後でじっくりと」

ツグミは再びクスクスと笑いだしていました。
そんな様子を見ていたまろんはちょっとした事を思い付きます。

「そうだ。提案がありま〜す」
「何かしら」
「食後の散歩に行こうよ。運動不足なんでしょ?」
「でも…」

ちょっとだけ表情が曇るツグミ。勿論、まろんにはその理由は判っていますが、
そんな事は承知の上です。

「大丈夫、ちゃんと考えてあるから」



「という訳なの。協力してくれるかな」
「はぁ…」

いきなり電話で呼び出されたのは委員長。
まだ事情が飲み込みきれていない様子です。

「だからね、留守中にイカロスが戻ってきたら困るのよ」
「ああ、成程。そうですね」

ツグミが言いました。

「でも、やっぱり悪いわよ。そんなの」
「いいのいいの、その代わり」

まろんはツグミに耳打ちしました。頷くツグミ。

「それは全然構わないけど」
「良かった。じゃ、委員長、こっち来て」

まろんは委員長を引っ張って、ある部屋へと連れて行きました。

「ほら、ここに居ればあっという間に時間が過ぎるでしょ?」

まろんが委員長を連れ込んだのはツグミの父親の書斎。まろんには
良く判らない本の山でしたが、以前にツグミの父の講演に参加していた
くらいですから、きっと委員長は興味を持つはずだと思ったのです。

「こ、これは…」
「面白そうでしょ?」
「凄いですよ、日下部さん!」
「じゃ、そういう事で後はよろしく」
「はいっ!」

ツグミの待っているリビングへ、まろんは一人で戻ってきました。

「どうやらお気に召したみたい」
「名古屋さんよりも受けは良かった様ね」
「これで安心でしょ?」
「ええ」

こうして留守番役を確保して、二人はそろそろと高くなった陽の下へと
出かけていったのでした。
町でばったり出会ったりしたことはあっても、改めて揃って出かけるのは
初めてでしたから、まろんの方が乗り気だったのは事実です。
ですが、一旦家を出てしまってからはツグミも外の空気を素直に
感じていました。それでもイカロスの事を忘れた訳ではありません。
まろんは気付くはずも無い事でしたが、ツグミが選んだ道は普段イカロスと
共に散歩した通りの道順なのでした。微かな望みを託して。

●オルレアン

散歩の途中で寄り道を提案したのはツグミでした。

「昨夜の事もあるし、東大寺さんの様子を見て行きましょうか」

もとより、少なからず都の事が気にはなっていたまろんに異論は無く、
二人は11時を少し回った頃に、都の家を訪れていました。
そして都の部屋に通されたのですが。

「何、笑ってんのよ」

都の第一声にツグミが応えました。

「忙しいわね。お父様を引っ込めたり、部屋片付けたり」
「やっぱ聞こえてたか。父さん、まだ寝巻姿なんだもの、
 恥ずかしくて紹介出来ないでしょ」
「ああ、それで」

まろんにもツグミが笑っていた理由がやっと飲み込めたのでした。

「ごめんなさいね。突然押しかけて」
「いいのよ。それに外を出歩く気になったのはいい事だと思うから」
「大変だったって聞いたから、昨夜」
「喋ったな、まろん」
「だってぇ…」
「ま、あんたが黙っているはず無いとは思ったけど」
「えへへ」

呆れたとも諦めとも取れる溜息をつく都です。

「それで、落ち着いた?」

まろんの問いに、都はもう一つ溜息。

「まぁ、昼間だしね。今は平気だけど」
「だけど?」
「暫く夢に見そう。全部夢だって思いたいけど…」
「そんなに怖かったの。睨んでたとか?」
「昨夜も言った様な気がするけどさ、そんなはっきりしたものじゃ無いのよ。
 ぼんやりとした影というか」
「でも人影だって判ったんでしょ?」
「それは…そう判らされた様な感じ」
「?」
「理屈じゃ無いのよ。閃いてしまう」
「ぴんと来るって事?」
「まぁそんなとこ」
「ふ〜ん」

考え込んでいる風のまろんに都がにやりと笑いながら言いました。

「会いに行けば?」
「えっ?何で私が」
「まろんと似てるらしいし、仲良くなれるかも」
「嫌だよそんなの」

黙って聞いていたツグミが言いました。

「似てるの?日下部さんに?」
「私はそれどころじゃ無かったから気付かなかったけどね。
 ネットでは髪の色とか長さがどうのこうのって話があるんだって」
「そうなの…」
「何?」
「本当に幽霊なのかなって思ったから」
「ん?」
「世の中にはそっくりな人が二人は居るらしいから」
「そういうのならいいんだけど」

そう言った後で、都は首を傾げて何か物思いに耽っています。

「どうしたの都?」

まろんの言葉に考え事を中断された都は。

「何でもない」

何か考えがまとまりかけていた気がしたのですが、それが吹き飛んでしまい
ちょっとだけぶっきらぼうに応えてしまいました。

●桃栗町郊外

昼食の誘いを辞退して帰ってきたツグミとまろん。
委員長を放っておいてお昼を済ますのが流石にはばかられたからなのですが。

「静かだね」
「熱心に本を読んでいるみたい」

そっと書斎の扉を開いてみると、果たして委員長は二人に中々気付かず、
まろんに肩を叩かれて跳び上がって驚いてしまう始末でした。

「もう、それじゃ泥棒が入っても判らないんじゃない」
「ごめんなさい…」
「まぁまぁ。そんなに面白い本があったの?」
「ええ。それはもう、名前しか知らなかった本が沢山あります」
「そう。今からお昼ご飯の仕度をするから、もう少し待っていてね」
「はい!」

再び本に目を下ろした委員長なのでした。
書斎を後にしてから、まろんはツグミに言いました。

「ごめんね、ちょっと人選ミス」
「そんな事ないわよ」
「でもね」
「私自身、ずっと家で待っていたい気持ちと、探しに行きたい気持ちの
 両方があったの。今日の外出は願ったりかなったりという所」
「え?それじゃ歩きながらイカロスを探してたの?」
「イカロスの散歩コースを全部通ったのよ」
「…私、全然…」
「ああ、気にしないで。残念だけど居なかったから」
「そう」
「それでも、少し気が済んだから」

本当にそうなのだろうかと、少し心配なまろんでした。

(第88話・完)

# 日曜の昼間なんで、何も起こらないという訳なのでした。^^;

では、また。

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