神風・愛の劇場スレッド 番外編2『些細な記憶』(8/20付) 書いた人:携帯@さん
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From: Keita Ishizaki <keitai@fa2.so-net.ne.jp>
Newsgroups: japan.anime.pretty,fj.rec.animation
Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: Sun, 20 Aug 2000 21:43:37 +0900
Organization: So-net
Lines: 222
Message-ID: <8nojpr$dkl$1@news01cf.so-net.ne.jp>
References: <8kas3s$bki$1@news01cd.so-net.ne.jp>
<8kemrl$7pn@infonex.infonex.co.jp>
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<8kujuu$hlj@infonex.infonex.co.jp>
<8lgqi8$gp7@infonex.infonex.co.jp>


石崎です。

このスレッドは、神風怪盗ジャンヌのアニメ版を元にした妄想スレッドです。
そういうのが嫌いな方はご注意。

ちなみにこの記事は、7/24付の
hidero@po.iijnet.or.jpさんの<8lgqi8$gp7@infonex.infonex.co.jp>から

記事に対するフォロー記事です(…って一ヶ月前やん)。

>佐々木@横浜市在住です。
># 再び極秘指令により自己フォロー。^^;

 いつもいつも申し訳有りません(汗)。
 番外編&夏休みスペシャル、楽しく読ませて頂きました。
 自分でも書いているけど間に合わない気配濃厚なので、取りあえず順番にフォロー
記事を書いていきますね。



 …フォロー記事だけの積もりが勢いで番外編2まで書いてしまいました(自爆)。

><作者註>
>もしかしたら今後の展開次第では妄想本編と、
>今回お送りするお話しは整合しないかもしれません。
>その場合はコレの方がパラレルワールドです。
></作者註>

 現在考えているオチとは矛盾しません。
 この世界を公式妄想ワールドと認定(なんだそりゃ)。

>★神風・愛の劇場 番外編『ご先祖様は女子高生』

 まろんの生まれ変わりである所のメイベルちゃん。
 原作の設定では、まろんちゃんは再生力を投げ出してフィンを助けているし、魔王
は滅んでいたりするのですが、アニメ版の設定で有れば魔王は滅んでいない風ですの
で問題無しですね。
 名前から某さくらの格闘少女を何故か連想してしまいましたが、何か元ネタはある
のでしょうか。

#印象的にはカンナですが(笑)。

 それから天使アイネスも名前から某サクラの超能力少女を思いだしてしまったので
すが(ぉぃ)、こちらも何か元ネタはあるのでしょうか。

>「あなたは神の戦士の生まれ変わりなのよ〜とかってヌかしやがって」
>「(うわ〜、それってマジなの?更に来世でも続くわけ?)」

 きっと、来世どころか太陽の寿命が尽きるまで続くのではと(そうなのか?)。

> 生意気だぜって事で服をひん剥いてやった訳だ」
>「(何だか何処かで見聞きしたような行動パターンね)」

 それはまろんちゃんの事ですね。流石生まれ変わり。

>「(フィンの服はちゃんと脱げないのよね)」

 実は「聖なる力」を持つ者は天使の服を脱がせるという設定を作ろうとしているの
でしょうか(笑)。

>「調べたからな。まろんはこの後23歳で…」
>「ストップ!私の未来は話さないで」

 原作ではまろんが結婚したと想定される年齢です(笑)。

>「ああ。死ぬ瞬間にさ、何か訳の判らない電磁波のカタマリが
> 脳から抜け出るって事が判る様になるんだよ。もうちょっとすると。
> 一応、それが魂って事になってるんだわ。医学とかの学説では」

 生まれ変わりにちゃんと理論付けがなされているとは有り難い(爆)。

>「でもな。神様みたいな超越精神体については23世紀に
> 高次元世界での生命分化の可能性の否定に関する理論が出てから
> 誰もその理論を覆す事が出来なかったんで、神は居ないって事で
> 取り敢えず決着してるんだよな」

 つまり、精神体でなく、実体として存在している神様&魔王様ならば、何ら問題は
無いという事でしょうか(笑)。

>「今夜、苛めちゃうぞぉ」

 そう言われて姿を現すフィンちゃんが笑えます。

>「光ぃ?ああ、電磁障壁だよ。個人装用の」

 おおっ、『神のバリヤー』にも理論的裏付けが(違)。
 ちなみに第67話の『装置』の『障壁』は、この電磁障壁をヒントにしました(笑)。

>「ねぇ、良かったら、一晩くらい泊まっていかない?」
>「あ、止めとくわ。私には御先祖様みたいな趣味ないから」

 まろんちゃんの趣味、記録に残っているんですか(笑)?
 するとぢつは、まろんの結構相手は…(以下略)。

>(番外編・完)

 ちょっと読んだ当時感じたことがあるので、勢いで番外編を(笑)。


★神風・愛の劇場 番外編2 『些細な記憶』

■堕天使フィン・フィッシュ編

●オルレアン まろんの部屋

 メイベルが帰ったその日の夜。
 堕天使フィンはこっそりとまろんの部屋のベランダに降り立ちました。
 ベランダから見た部屋の中は真っ暗で、どうやら誰もいないようでした。

 フィンは、大きなため息を一つ。
 そのため息が、まろんがいない故の安堵のため息か、いないが故の落胆のため息な
のかは、当のため息をついた本人ですら判らないのでした。

 フィンが窓に手をかけると、予想通り鍵はかかっていませんでした。
 それで、部屋の中に一歩足を踏み入れたその時です。

「フィン、捕まえた!」

 フィンは、隠れていたまろんの身体を中心に展開した光球──「神のバリア」──
に捕らえられてしまいました。

「わぁぁっ!」

 フィンは慌てましたが後の祭り。

「良く来てくれたわねフィン! やっぱり私のお肌が恋しくて、
 戻って来てくれたのね!」
「違うわよっ!」
「だって、今こうしてフィンはここにいるじゃない」
「違う! 私は……そう、
 あの昼間いた『神のバリヤー』を持った女がまだいるのかどうか、見に来たのよ」
「はぁ?」
「ほら、あの黒髪で緑色の瞳の女。私の悪魔の攻撃をあっさりとはね飛ばした……」
「なによ、それ。『神のバリヤー』を出す事が出来る人間は、
 神の力を受け継いだ私一人じゃなかったの?
 それとも、フィンは私に嘘ついたのかなぁ〜?」

 意地悪な目つきでまろんは言いました。
 その顔には、「後で苛めてやる」という表情が描かれていました。
 フィンの背中に悪寒が走ります。
 しかし同時に、身体のどこかでそれを期待している自分がいる事に気付いて、フィ
ンは一瞬、嫌悪感に捕らわれました。

「その事は嘘じゃないわよ!」
「じゃあどういう事?」
「その女、24世紀がどうとか言ってたわ。
 未来から来たあんたの生まれ変わりじゃないの?」
「未来から? まっさかー。冗談でしょ。私は全然知らないし」
「でも私ははっきりとこの目で……」
「まーたまたフィンったら、冗談ばっかり。
 さ、夜は長いんだから、これからゆっくり楽しみましょ」
「私の話を聞け〜!!」
「はいはい。ベットの中でゆっくりとね。そうだ! まずはお風呂に一緒に入ろうよ。
 背中流してあげるから」

 こうしてフィンは、いつものようにまろんの玩具として一夜を明かす事になるので
した……。


■メイベル編

●24世紀 桃栗シティ マンション「コンピエーニュ」

 アイニスと一緒に自分の住むマンションに戻って来たメイベルは、部屋に入るなり
服を脱ぎ捨てて、お風呂にまずは入りました。

「んもーメイベルったらお行儀悪い!」

 アイニスも後から脱衣所まで追いかけてきました。

「何だよ、保護者じゃあるまいし。お、そうだ。一緒に入るか?」
「え、良いよ……」
「まぁ遠慮するなって」

 メイベルは、アイニスを鷲掴みにすると、服を一枚ずつ脱がし始めました。

「止めてよ〜」
「まぁ女同士、遠慮するなって。それにしても、良く出来てるよな〜」

 無理矢理アイニスを裸に剥くと、一緒にお風呂に入りました。
 アイニス用の風呂桶は、歯磨きに使うコップで代用しました。



「なぁ、アイニス」
「何?」
「さっきさ、人間の作った物では悪魔は防げないって言ったよな」
「そうだよ。神様はそう言ってたもん」
「天使はどうなんだよ」
「天使は神様の力を持っているから、やっぱり無理よ」
「あのさ、20世紀の地球で関わった人達の記憶はちゃんと消した筈なんだけど、
 もしも仮にだよ、20世紀の人間以外の天使とか悪魔に、
 私の存在が知られていたらどうなるんだろう」
「悪魔ならメイベルがやっつけたんじゃ無かったの?」
「だから、例えの話さ」
「んー。やっぱり、記憶は消せないんじゃないかな」
「マジ…?」

 アイニスは、あのフィンと呼ばれた天使が、自分の事を覚えているのではと気が付
きましたが、自分が今こうしている事は、特に未来に影響は無かったのだろうと結論
付けました。

「ま、いいか」
「何?」
「いや、何でもない。それよりさ、ご先祖様にアイニスの話、
 ちゃんと聞いてあげてくれって言われたんだ。一体私に何をやらせたいんだよ」
「本当!? 嬉しい。やっとその気になってくれたんだ〜」
「おいおい、泣くなよ……」

 こうして数日後、桃栗シティをそれから暫くの間騒がせる事になる、
「神風怪盗マロン」が登場することになるのでした。

(番外編2 おしまい)

 へっぽこSF妄想2──大失敗──今はこれが精一杯。
 次は夏休みスペシャル、ファンタジー編を書くのか(無理)?

 では、また。

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