愚痴コーナー

(01/07/10)

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このページにおける「旅行貯金」とは一般名詞的に使用しています。人によりいろいろ定義はあるでしょうが「複数の郵便局を回って貯金手続きをすること」とでもしておきましょう。但し断言しますが決してお金が貯まっているわけではありません(笑)。
 

・某郵便局で…

いかにも「局めぐラー」に見える人が郵便局の身障者駐車スペースに車を止めて地図を見ていた。他に空きがない場合にはやむを得ない事情が考えられないとは言えない(し、本来そのスペースを使うことを想定されている人には局前に停めるという最後の権利が残されている)だろうが、そこは10台ほどのスペースがあり隣も空いているのだ。健常者であるお前がたかだか5歩ほど余計に歩く手間を惜しむために本来このスペースを利用することを想定されている身障者、けが人、老人、妊婦などが(しかもこの中でも優先度が存在する)来局した場合にはその倍以上の労力を払わなければならないのだ。もし私が該当者ならばその車の前に停めて出られなくしてあげる所だ(笑)。

おい、そこのお前。休暇で遊んでいるのかどうか知らんが、たかだか100円程度の貯金ででかい顔をするな(笑)。

・簡易郵便局での体験から

特に農協に開設している簡易局の場合は郵便局の業務が本業ではないせいなのか、玄関の局名の掲示、窓口の営業時間や取扱業務の掲示が見にくいことが多いです。まれに全く掲示がない場合もあります。こちらもよそ者なので怪しまれるといけませんから念のために入った時に開口一番「郵便局はこちらですか」と尋ねるようにしています。あくまでも相手は農協兼郵便局という「金融機関」ですのでその程度の配慮があってしかるべきでしょう。

しかしその時にこちらが次を話す前に迷惑そうな顔で「貯金はやっていません」と言われてしまうことがあります。もっとも簡易局側にも中にはあからさまに郵便局の業務なんか片手間でやってあげているのだからという態度を取るやれやれな局が少数あるのも事実なのですが、そうではなくまず「貯金」と出てきたことが大変気になりました。私より以前にその局を訪問した人の中にその局で貯金を扱っていないことに関して暗に(あるいは露骨に)何か非難めいた態度か言葉を投げかけた人がいたに違いありません。しかし明らかに利用者にとって不当な行為があったのであれば別ですが、その局の事情で扱っていないものをこちらの都合でどうこう言っても仕方がありません。扱う業務を制限することが法的にも認められているのですから貯金だけが目的ならばその局が初めから訪問対象ではなかった、あるいは存在していなかったと思えばいいだけの話です。(ちなみに私の場合は「郵便局に訪問すること」が目的であって「貯金局数を増やすこと」が目的ではありませんので、貯金業務を扱わない局も当然訪問対象となっています。)

どうも旅行貯金愛好者の中に何か勘違いをしている人がいるのではないかと思わざるを得ませんが、簡易局に限らずその郵便局は「お前だけのためにわざわざ窓口を開いているわけではない」のです。例えば旅行先から郵便物を差し出すというような初めから期待されている用途で純粋に利用者として利用するのであればお客様根性もいいかもしれませんしまた必要な時には利用者として守られるべき権利を主張しなければなりませんが、旅行貯金なんてものは郵便貯金のシステムを利用して遊ばせていただいている立場なのですから「できるだけ他人様にご迷惑をかけないで遊ぶ」ことに意味があるのだと考えます。もしそうでなければ傍迷惑な「旅の恥は書き捨て野郎」ということなのですからそういう迷惑な人や迷惑な趣味はこの社会から葬り去ってしまった方が世の中のためだという結論になってしまいます。

・局名ゴム印

私はこの手の愛好者の中では異質と言えるでしょうが、局名のゴム印は必要条件ではないとの立場を取っています。もっとも局員のご好意に対していちいちけちを付けるという野暮なことはいたしませんので通帳の見た目は他の方と同じようにゴム印が並んでいるわけですが、私から催促をしたことはこれまで一度もありませんし事実押していない所もあります。もっともこれについては私が始めた頃であれば主務者印の押捺が必須であり、機械払についても今と違って自動機を設置している局を探す方が面倒なくらいでしたから、窓口で預払いしている限りは必ず主務者印で局名が分かったという事情を今まで引っ張ってきていると言えます。現在では通常のオンライン処理に主務者印の押捺義務がないわけですから局名判別の材料がない現状では別の考え方が必要かもしれません。事実かく言う私も主務者印、ゴム印が両方ともなくて後で資料整理の時にどこの郵便局だったかが思い出せなくて非常に困ったことがありました(笑)。

話はゴム印に戻りますが、最近は局名以外に絵やら短文やらが入ったゴム印が増えていちいちうるさいので何とかならないかと思っております。これらを「宝の郵便局」と呼ぶようですがこうなったのも恐らく「郵貯ラリー協会」や「ラリー」参加者が「宝探し」などと煽っていることに端を発していると考えております(後述)。あくまでもゴム印はおまけであって正式なものではないのですから作ろうと思えばどのような形式でも作れるし極端な話をすれば自作も可能です。よって記念にはなりにくくバラエティを云々することも無意味と考えています。これに対して主務者印と日附印は公式な印ですので法的な裏付けによる唯一性があるがゆえに記念となり、またバラエティにはそれなりの意味があります。

・郵貯ラリー

まず初めに誤解のないように申し上げておきますが、私はいわゆる旅行貯金をこれほどまでに一般の方々に広めかつ窓口の局員の方々の意識を高めたという点で郵貯ラリー協会及び郵貯ラリーという競技そのものには絶大なる功績があったと考えております。一般に紹介したというだけならば旅行貯金に関する2冊の著書を持つ種村直樹氏を挙げることができますが、著者が想定したかしないかは別として結果的に読者層が一部の鉄道マニアに偏っていることは事実でしょうし(笑)、後者の点では圧倒的に協会の影響が大であります。むしろ鉄道マニアでも一部の質の悪い連中をも引き込んだという点で逆効果だったかもしれません(私はある夜行列車内で「被害」に遭って以来「鉄道マニア」を忌み嫌っております)。ちなみに私が旅行貯金の存在を知ったのはあるテレビ番組でゲスト出演していた某俳優が地方回りの時に合間には必ず近くの郵便局へ行くという話をしていたことがきっかけでした。

まあそんなことはどうでもいいですが(笑)、一般への普及という功績はそれとして認めるとしても、旅行貯金に競争の原理を取り入れてしまったために一部の(と信じたい)質の低い参加者を産み出したということも同時に認めなければならないでしょう。

例えばATMでの預入に対してゴム印だけならまだしも主務者印の押捺まで求める人がいるようですがこれはいかがなものかと思っております。ゴム印の押印までならば通帳に局名を記録するという意義を認めるとしても、主務者印が欲しければ貯金窓口が開いている時間に窓口で手続きすれば済むだけの話でしょう。ATMで預入という手段を選択したのですから同時に主務者印を諦めざるを得ないという結果そのものをどうして素直に受け入れることができないのかが理解できません。もっともこれはラリーのルールに主務者印の押捺の有無が記載されていませんから直接関係ないと言えば関係ないのですが、旅行貯金にATMでの預入れという考え方を取り入れたのが協会であり、結果的にそういう行為に及んでいる人の中にラリー参加者が多くいるということです。

また「宝の郵便局」なるものに過剰なボーナス点を認めることによって本来の目的を外れた所で「宝」が必要以上に珍重されることとなりまた結果として「宝」の乱発をもたらしております。郵便局の方でも図に乗って複数個のゴム印を用意して複数口の預入をさせるということをしている所があるようです。そのようなものをありがたがるというのもいささか滑稽に思えますが、純粋に点数を争う競技と考えた時には決して馬鹿にできないわけで参加なさっている方々は真剣そのものでしょう。私には結果としてルールに欠陥があったと考える方が自然に思えますので改善を陰ながら望みたいと思います。
(追記:99年度以降のルールではほとんどおまけ程度のボーナス点で必要以上に珍重する意味がなくなりました。歓迎すべきことだと思います。)

・簡易郵便局の呼び方について

愚痴コーナーなのでついでに書いておきますが、前々から気になるのが「○○簡易郵便局」というのがあったとしてそれを略して呼ぶのに「○○簡易」とする人がいることです。元凶は種村氏の本であると断言しておきますが、これをまねする人は違和感を感じないのでしょうか。単純に局名を呼ぶなら「○○局」とすればよいですし、特に簡易郵便局であることを表示したいのであれば「○○簡易局」とすればよいと私は思っております。

簡易郵便局と言っても郵便局のサービスとしては郵便局と同等のものを提供しているわけです。郵便日付印は正式の郵便局と同様に「(都道府県名)・(局名)」の形式となっており簡易局が特に区別されているわけではありません。それなのにわざわざ局名を呼び捨てにして中途半端な「簡易」という単語を接尾語のように付加する感性が私には理解できませんね(笑)。



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