これからの新しい時代と社会を切り開く建築空間の創造にとって、「構造デザイン」からのアプローチは不可欠だと信じている。その理由と方法論を申し上げるのが、この小論の目的である。
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連載 「構造の系譜」 新建築 -新建築社-
「建築空間を支える技術」の発想の原点と現在、および近未来について、誰が何を成し遂げてきたのか、それがどう継承されて、展開されてきたのか、そこに潜む問題は何か。その問題意識が近未来における新たな技術の展開につながるはず。写真と図を中心にそうした問題を掘り起こす。 (1997.04〜1999.11連載)
1997.04 | 構造デザインの時代 −新しい建築表現の可能性− |
1997.05 | ガラス構造 −透明性への挑戦− |
1997.06 | トラス構造 −トラスの多様性− |
1997.07 | 超高層建築 −「より高く」から「より快適に」へ− |
1997.08 | コンクリート・シェル −跳躍する曲面− |
1997.09 | スチール・シェル構造 −ふたつの曲面 鉄の籠と鉄の殻− |
1997.10 | 木構造1 −「近代」をつくった木の技術− |
1997.11 | 木構造2 −エンジニアリングウッドとヴァナキュラー− |
1998.01 | フラットスラブ・格子梁構造 −床の大空間− |
1998.02 | 膜構造 −「祝祭の空間」を超えて− |
1998.03 | ラーメン構造 −無限に続く六面体− |
1998.05 | フレーム大架構 −建築機能のハイブリッドから生まれる ハイブリッドな構造− |
1998.06 | 折版構造 −「折る」ということの意味− |
1998.07 | テンション構造 −テクノロジーの可能性− |
1998.08 | 力学・立体幾何学の系譜 |
1998.10 | ドーム −大空間の構造形式− |
1998.11 | PC −PCの新しい展開− |
1998.12 | アーチ構造 −アーチからシリンダーシェルへ− |
1999.02 | スペースフレーム −3次元に拡がる空間− |
1999.03 | 冶金工学・鋳鋼・機械加工 −鋳鋼が生み出す構造デザイン− |
1999.04 | ハイテク建築 −縦断的ハイテクから横断的ハイテクへ− |
1999.05 | ハイブリッド構造 −無限の可能性の調和− |
1999.07 | 柱と壁 −重力を支えること− |
1999.08 | キャンティレバー −重力に挑む− |
1999.11 | 「構造の系譜」のおわりに −構造デザインの将来像− |
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連載 「構造家列伝」 建築文化 -彰国社-
近代建築の構築にあたり、その一翼を担ってきた「構造家」。彼らは何時、何を成し遂げてきたのか、造形・形態の背景にある構造哲学は何か。作品を通して、彼らの人物像を紹介。
(1995.05〜1996.12連載)
1995.05 | ジョセフ・パクストン | 工業・システム化のパイオニア |
1995.07 | ギュスタヴ・エッフェル | 力学と美学の統合 |
1995.09 | ロベルト・マイヤール | 力は形態に従う |
1995.10 | ウジェーヌ・フレシネー | プレストレストコンクリートの父 |
1995.11 | ピエール・ルイジ・ネルヴィ | 直感的構造空間の建築化 |
1995.12 | オーブ・アラップ | ハイテクの展開 |
1996.01 | エドワルド・トロハ | 構造原理の形態化 |
1996.02 | バックミンスター・フラー | 宇宙の原理をデザインする |
1996.05 | コンラッド・ワックスマン | ジョイントの哲学者 |
1996.06 | リッカルド・モランディ | 重量空間による大空間 |
1996.07 | フェリックス・キャンデラ | シェルこそ唯一の空間の囲い |
1996.08 | フライ・オットー | 自然と軽量構造建築物 |
1996.10 | デービッド・ガイガー ホースト・バーガー | 膜の新たな展開 |
1996.11 | ピーター・ライス | プロトタイプとヴァリエーション |
1996.12 | サンティアゴ・カラトラバ | 脱・近代の構造家像 |
1996.12 | 年譜 |
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Copyright 1997 Structural Design Group
Updated December 8, 2002