From: Keita Ishizaki <keitai@fa2.so-net.ne.jp>
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Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: Sun, 28 Oct 2001 18:01:41 +0900
Organization: So-net
Lines: 475
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<9q62k5$ss0@infonex.infonex.co.jp>
<9qb785$d74$1@news01bi.so-net.ne.jp>
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石崎です。
このスレッドは、神風怪盗ジャンヌのアニメ版の設定を元にした妄想スレッド
です。そう言うのが好きな人だけに。
hidero@po.iijnet.or.jpさんの<9qope5$1nh@infonex.infonex.co.jp>における
談合結果に基づき、前回に引き続き今週も私パートです。
佐々木さんのファンの方には申し訳ありませんが、今暫くお付き合いの程を。
今週は第156話(その2)をお送りします。
第156話(その1)は、<9qu0j7$cda$1@news01cc.so-net.ne.jp>よりどうぞ
★神風・愛の劇場 第156話『誤算』(その2)
●桃栗町某所
桃栗町の市街地を見下ろす丘の上にある教会。
作戦を前にして、そこに一旦ミストとノインは集合していました。
既に作戦の打ち合わせは完了していましたから、わざわざ集合する必要など無
いとノインは感じましたが、ミストがそれを主張したのです。
集合場所に聖の姿で車を運転して来たノイン。
その場にミストの姿が見当たらず、暫く探すことになりましたが、悪魔族特有
の気配から教会の建物の上に立っているのが判りました。
「遅いわよ」
「道路が少し渋滞していたもので」
「わざわざ人間の真似をすることも無いのに」
「今日は、人間としてあそこに行く必要があるものですから」
「手駒の応援のために?」
「まぁ、そんなところです。それより貴方の手駒の調子はどうなのです」
ノインが尋ねると、ミストはノインと話している間も覗き続けていたキャンデ
ィーの映像を空間に投影して見せてやりました。
「ほぅ…これは随分と積極的になったもので」
「確かにね」
「やはり関係を進められたのが大きかったのでしょうか」
「それだけでも無いわ」
「と言うと?」
「あのお嬢様の身体を少し借りた影響もある」
「なるほど。ところで、先程から気になっていることがあるのですが」
「何よ」
「貴方のその姿は一体」
「ああ、これ? 今日の作戦で必要な姿なのよ」
そういうミストは、ノインの目から見て二十代半ばの女性の姿をしているので
した。
●県立桃栗体育館・桃栗学園選手控え室
地区大会の開会式を前にして、まろん達出場選手は準備に追われていました。
まろん達が今回出場する地区大会は、来月下旬に行われる「全国高等学校新体
操選抜大会」へ出場する個人・団体の選抜メンバーを決定するための予選の意味
合いがあるもので、今日行われるのはその個人の部なのでした。
ちなみに、団体の部は明日行われる予定となっています。
夏にまろんが地区大会で優勝した「全国高等学校新体操選手権大会」の全国大
会は8月上旬に行われていましたが、弥白達他の上位入賞の選手達と共に出場し
たまろんは惜しくも入賞を逃したものの、1年生でありながらの活躍にまろんは
関係者の注目を集めていました。
それは決してまぐれでは無かったことは、11月に行われた県の新人戦でも明
らかとなり、まろんの注目度は高まるばかりでした。
もっとも、注目を集めていたのはまろんだけでは無く、弥白もという辺りが彼
女のお陰で出場する機会を逸してしまった都には腹立たしいことなのでしたが。
今度こそはまろんと一緒に全国大会へ。
そう思い、都は努力を積み重ね、まろんと共に出場した新人戦で好成績を収め、
地区大会への出場枠を獲得したのですが、肝心のまろんの様子がこのところおか
しいのでした。
本番には強いまろんの事、当日には空元気でも元気を取り戻しているだろうと
信じていたのですが、今日のまろんはやはり影がある様子。
その理由に、都は心当たりがありました。
心当たりの原因とは、先程喧嘩して来たばかりです。
その喧嘩相手の顔には、はっきりと動揺が見えました。
やはり、彼女が全ての元凶。
そう都は確信しました。
本当は別の可能性も考えられたのですが、自分の心と名乗るフィンもそう言っ
ていたのだから、本当に彼女が悪いのだろうと思いました。
本当ならば、然るべき場所に告発してやりたい所でした。
しかし、それをすれば何よりまろんが傷つく。
それに稚空も。
そう思ったので、それはしませんでした。
代わりに、彼女に直接警告するに留めました。
彼女には、この大会で見返してやる。
その決意を胸に。
「(そう言えば、フィンはあたしに何をしろって言ったんだったっけ?)」
●枇杷高校選手控え室
鏡の前の椅子に座り、弥白は呆然としていました。
「(私は自分から行動しなければ何も進まなかったのに)」
あの女は、ただ待っているだけで何もかも手に入れる。
先程、それをまざまざと見せつけられました。
しかしそれだけであれば、元々判ってはいた事なので、ここまで落ち込むこと
は無かった事でしょう。
その直後の出来事が、弥白の心を深く傷つけていたのです。
「(私は何もしていないのに。ううん。責任が無い訳じゃない。だけど、貴方達
を傷つけるつもりなんて無かった。だけど…)」
先程彼女に、直接言わなかった、言えなかった言い訳が先程から弥白の頭の中
で渦巻いていました。
稚空さんのことをもっともっと知りたい。
それが、彼女達のことを知りたいという興味へと繋がり、あのような写真を撮
り溜めた。
彼女達が本当に好きなのは、稚空さんでは無く、本当は彼女達自身。
稚空さんは、彼女達がお互いのことを意識し過ぎないように彼女達に利用され
ている。
そう感じた弥白は、彼女達に警告しようとしたことがありました。
でも、それだけ。
決して、世間一般に知らしめようとしたことはありませんでした。
無いはずです。
それなのにどうしてこんなことに?
でも、そんなことを彼女に言う事など出来ませんでした。
言っても信じて貰えるとは思いませんでした。
「あたし達を貶めてまで優勝したいの?」
そう彼女には言われました。
もとよりそんな積もりは弥白にはありませんでしたが、状況から見て信じて貰
えそうにありませんでした。
「言いがかりは大概になさって」
弁明や謝罪。
本当は彼女は弥白にそれを求めていたのかもしれませんでしたが、その代わり
に弥白の口から出たのは別の言葉。
彼女が怒りに肩を震わせているであろうことは想像に難くありませんでした。
「弥白様」
その一言で、弥白は現実へと引き戻されました。
振り向くと、今日も会場に応援に来ているであろう枇杷高校の自分の親衛隊一
番のお気に入りである、大門佳奈子がいつの間にか側まで来ていたのでした。
「佳奈子さん。どうやってここに?」
ここは、関係者以外立入禁止の筈でした。
「マネージャーだって嘘をついたんですよ。名前はチェックしてましたけど、顔
写真までは行き渡っていなかったみたいで」
そう言うと、佳奈子は舌を出しました。
「大会が始まる前に、弥白様を応援したかったんです」
佳奈子は手にしていた青い花束を弥白に出しました。
「ありがとう」
演劇やバレエ等ならいざ知らず、スポーツの大会で花束とは奇妙だとは思いま
したが、その好意は嬉しかったので弥白は素直に受け取りました。
花に関しての知識はそれなりに有している弥白ですが、その青い花は名前が思
い浮かばなかったので、佳奈子に名前を尋ねました。
「実は…私も知らないんです」
「え?」
「入院した時にお見舞いで貰った花が綺麗だったので、お願いして弥白様のため
に用意して貰ったんですよ。良い香りでしょう?」
「ええ、本当に」
その香りを嗅いでいると、不思議なことに嫌な出来事が頭の中から消えていく
ような気がしました。
「良かった」
「え?」
「弥白様が元気になって」
「そんなに元気が無いように見えて?」
自分の内心の動揺を見透かされたか。
この私としたことが。
「ええ、今の弥白様は特に。弥白様でも大会の前だと緊張されるんですね」
それを聞いて、弥白はほっと溜息をつきました。
「弥白様?」
「いえ、何でもありませんわ。でも、ありがとう。大分気が楽になりましたわ」
「弥白様のお役に立てて嬉しいです」
そう言うと、佳奈子は弥白に抱きついて来ました。
ドキリとした弥白は、周囲に視線を走らせましたが、幸か不幸か弥白達に視線
を向けている者はいませんでした。
それで安心した弥白は、佳奈子の頭の上に手を乗せました。
「弥白様」
「何?」
「大会、頑張って下さいね」
「ええ…」
暫くの間、佳奈子は弥白を掴まえて離しませんでした。
●観客席
席を立ってから暫くして、稚空は飲み物を何本か手にして観客席へと戻って来
ました。
大和が稚空に何かを言う前に、その飲み物の半分を渡して来たので、これが荷
物番の代償という訳なのでしょう。
「随分厳重な警備だな。まろんに会いに行こうと思ったけど、控え室には入れな
かったよ」
大和の質問の先回りをするように、稚空は呟きました。
それで大和は、控え室に応援に行こうという企みを断念せざるを得ませんでし
た。
「随分と混んできたな」
「そうですね」
「何時もこんなに混んでたっけか?」
「確かに今日は混んでいますね」
大和は改めて周囲を見回しました。
いつもであれば、学校からの応援の学生と保護者が大半を占め、そして一部の
新体操愛好家とさらに一部の不心得者といった感じの観客達の構成なのでしたが、
いつもよりも一般の観客の数が多いような気がします。
しかも何だか妙な感じなのです。
どこが妙なのかと言われると答えに窮するのですが、何かを監視しているよう
な。
「(成る程、警備員が紛れていますね)」
大和はさほど新体操に詳しい訳ではありませんでしたが、それでもこの地区大
会が関係者に注目されていることは知っています。
極めて異例なことながら厳重なカメラ規制がしかれているのも、高校の新体操
界での注目選手が二人も参加しているからなのでしょう。
その二人の中に大和の大切な存在となった人が含まれていないのは遺憾な事で
はありましたが、前回の地区大会に怪我で出場出来なかったのであれば止むを得
ません。
警備員は隠し撮り防止のために配置されている。
そう感じた大和は、水無月電気の試作品であるカメラ機能付き携帯電話の使用
を諦めるのでした。
●桃栗学園選手控え室
「のろまろん! 早くしないと間に合わなくなっちゃうよ」
都に声をかけられ、まろんは我に返りました。
ここ最近、まろんには思い悩むことが多過ぎて、時に幾つかの悩みを忘れてし
まうほどでしたが、その時考えていたのは直前の稚空との出来事。
やっぱり稚空は山茶花さんのことが大切なのだろう。
私を好きでいてくれる事が本当だとしても、山茶花さんのそれとは違う。
本当はどちらが大切なの?
でも自分にはそれを稚空に問い質す権利など無い。
きっとそれは、都とツグミさんと稚空と誰が一番大切なのだと決めろと言われ
るに等しい事だから。
山茶花さんから見て、私は他にも大切な人がいるのに山茶花さんから稚空を奪
おうとしている悪い女。
でも稚空のことは諦められない。
稚空は、何も考えずに頼ることの出来る人だから。
何でも自分一人で抱え込まなくても良いと教えてくれた人だから。
こんなにも弱い自分を認め、それでも好きだと言ってくれた初めての人だから。
そんな事を考え続けていました。
それは夏の大会以降、弥白に出会わなくなってからは考えないで済んでいたこ
となのでしたが、今は否が応でも向き合わざるを得ません。
「ほら、手伝って上げるからさ」
「あ、自分でやるから」
「そう遠慮なさるな」
そう言うと、都はまろんの化粧を手伝い始めました。
普段は化粧っ気の薄い都にしては、意外と言っては失礼ながら手つきはしっか
りとしていました。一時期、稚空とデートに出かける時のためと言っては、化粧
の練習をしていたらしいので、その成果が出ているのでしょう。
それで安心して、都に任せることにしました。
「ねぇ、まろん」
「何?」
「あたしに隠してること、あるよね」
「そんなの無いわよ」
本当は隠し事は沢山あるのです。
都も何か知っているのでしょう。
だけどどの隠し事の事を言っているのか判らなかったので、まろんは惚けまし
た。
「さっきさ、廊下で弥白に会っちゃった」
「山茶花さんに?」
「新聞の事を問い詰めてみたんだけどね、言いがかりと言われちゃった」
「え!?」
「あ、ほら動かない」
まろんは驚きました。
都が、あの『弥白新聞』のことを知っているとは思わなかったからです。
「新聞って…」
「『弥白新聞』に決まってるじゃない」
「問い詰めてみたって何を?」
「この期に及んであたしに隠さなくても良いわよ。あたしとまろんのツーショッ
ト写真が載っている奴のことよ」
都に耳元で囁かれ、まろんは自分達が都のために今までして来た事が、水泡に
帰していたことを知りました。
「最近、あたしとまろんの陰口が聞こえるのはあれが原因だったのね」
「ごめん…」
「あ、ほらまろん。化粧流れちゃう」
都は慌ててハンカチを取り出して、まろんの瞳に浮かんだ涙をふき取ってくれ
ました。
「でもねまろん。あたしは別に気にしてないから」
「え?」
「そんなの、言わせておけば良いじゃない。それに…」
「?」
「あたしは、別にあれに書いてあったことが本当でも良いと思ってる」
「え!?」
まろんは自分の心臓がドキンと高鳴るのが判りました。
都が言っていることは、ある告白に他ならないからです。
でも、都は…。
「だから気にしないで。まろんが良かったらだけど」
「でも…」
「あんたの趣味のこと、この都様が知らないとでも思っているの?」
そう言われ、まろんは自分の敗北を悟りました。
「叶わないな…都には」
「判れば宜しい。じゃあ、そういう事だから、この話は今後一切禁止。弥白には
…そうね、今日の結果で見せつけてやろうじゃない」
「う…うん」
正直、都に急にそう言われても、それを素直に受け取って良いのか判らなかっ
たのですが、兎も角もまろんは肯きました。
「それはそれとして、まろんに提案があるんだけど」
「何?」
「また、賭けをしてみない?」
「賭けって?」
「あたしとまろんと、どっちが上位になるか」
そう言われてみれば前の新人戦の時も、そんな賭けをしました。
その時の賭けの景品は、食事を奢るというたわいもないもので、結局都が奢る
羽目になっていたのですが。
「又、食事?」
「今度は別のものにしましょ」
「景品は何?」
「もしもまろんが良かったらなんだけど」
周囲の様子を伺っていた都が、再びまろんの耳元で何かを早口で囁くと、まろ
んは目を大きく見開きました。
最初、都の言っていることが信じられませんでした。
しかし、繰り返し同じ事を言われては信じざるを得ませんでした。
「都はそれで良いの?」
「良くなかったら最初からそんな事言わないわよ」
「それじゃあ、都が勝ったらどうするのよ」
「それは…」
再び耳元での囁き。
「何よそれ。それじゃあ…」
「ただし、どちらかが全国大会に出場出来なかったらこの賭けは無し。オッ
ケー?」
成る程ね。
都の意図を了解したまろんは、心からの明るい笑顔を見せて肯き返すのでした。
●桃栗タワー
羽根を通してフィンは、ノインとミストの作戦の前提条件が崩れ去っていくの
を見つめ続けていました。
ノインはともかくミストは、この事を既に察知しているはず。
どうするつもりなのかしら。
そう思い、すぐに良いかと思い直します。
それ位の誤差を許容するだけの力が彼らにはあるのですから。
どのみち暫くは作戦は始まらない。
フィンはそう思い直すと、再び身体を展望台の上に横たえました。
フィンの目が空を向いたその時。
フィンはあることに気付きました。
「まさか…今から?」
まるで計ったようなタイミング。
まさかこの事を全て見越していたのか?
結界があるのだから、幾ら何でも我等の動きを全て読まれる事は無いはず。
だとすると偶然か。
暫く様子を見ていたフィンでしたが、直に安堵しました。
「少しずれてる。なら、すぐには来ないわね」
そう呟くと、フィンは起こしかけた身体を再び横たえ、来るべき時に備えて睡
眠を取ることにするのでした。
●桃栗体育館・大会会場
「それでは、選手の入場です」
アナウンスと共に、拍手の中、今日の個人、明日の団体の出場者達が学校毎に
行進して来ました。
桃栗学園の入場の順番が来て、まろんは先輩達の後をついて行きました。
ふとまろんは、前を歩く桐嶋まなみが、上の観客席を見ながら歩いている事に
気付きました。
「(先輩、誰か応援に来ているのかな?)」
まなみは、お目当ての人を見つけたらしく手を振りました。
こういう事にうるさいまなみにしては、それは珍しいことでした。
その方向を見てみましたが、その辺りには男子生徒や教師が固まっているため
に、誰に手を振っているのかは判りませんでした。
その代わり、嫌な人物を見つけてしまいました。
「(ノイン?)」
人間としての立場を考えれば、ノインこと聖が観客席にいるのは不思議ではあ
りません。
新体操部にもファンが多く、たまたま体育館に見物──恐らくはまろんの様子
の偵察──のために訪れていた聖を招待する部員も居た程です。
しかしやはり、ノインがここで何かを企んでいるのではと考えない訳にはいき
ません。
「(まさか、会場の中では仕掛けて来ないとは思うけど)」
会場内には稚空、そしてアクセスも居るはずで、聖の存在には気付いている筈
でした。
彼らに任せておけば、奇襲されることは無い。
そう思い、まろんは敵の存在を頭の片隅に追いやりました。
もちろん、警戒は怠らないつもりではいますが、これはいつもの事なのです。
ひょっとしてミストもいるのでは。
そう思い、まろんが観客席を見ていると、今度は稚空と大和が並んで座ってい
る姿が目に入りました。
大和も気が付いたらしく、立ち上がって何かを叫びました。
「東大寺さん! 日下部さん! 頑張って下さいね!」
そのように聞こえました。
それを聞いて、まろんもそちらに向かって手を振り、笑顔を向けました。
「(あれ? そう言えば今の…)」
もう一度、今の大和の叫びを思い出しました。
やっぱり、間違いない。
だとすると都、本当に良いのかな?
そう疑問に思うまろんでしたが、すぐにそれは都の決めることなのだと思い直
し、観客席に向けた視線を元に戻すのでした。
(第156話(その2)完)
やっと大会本番が始まりました(汗)。
でも本番はさくっと終わらせる予定(笑)。
#(その3)以降は来週投稿予定です。
#後、1〜2回で終わる筈。
では、また。
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Keita Ishizaki mailto:keitai@fa2.so-net.ne.jp
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