From: Keita Ishizaki <keitai@fa2.so-net.ne.jp>
Newsgroups: japan.anime.pretty,fj.rec.animation
Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: Sun, 25 Mar 2001 21:38:42 +0900
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石崎です。
これは神風怪盗ジャンヌのアニメに触発されて書き連ねられている
妄想小説のスレッドですので、お好きな方のみ以下をどうぞ。
長さの関係で、フォロー記事と本編に分けます。
こちらは本編。
フォロー記事は
<99kmgo$hku$1@news01cc.so-net.ne.jp>
よりどうぞ。
★神風・愛の劇場 第109話『欲望』
●オルレアン 稚空の部屋
弥白の生命を救うために聖気を大量に消費してしまったアクセスは、部屋に戻
ると稚空に作って貰った自分用の寝台へと潜り込み、そのまま眠ってしまいまし
た。
暫くの休息が必要でしたが、地上界とはいえ、休んでいれば聖気は徐々に回復
していく筈でした。
暗闇の中に光球が現れ、その眩しさにアクセスは目を覚ましました。
「なんだぁ?」
ぶつぶつ言いながら起き上がったアクセスですが、自分を起こしたものの正体
に気づくと、厳しい表情になりました。
「もう来たか。思ったより早いな」
その光球の中にある巻物を手に取り、その中に書かれている文章に目を通しま
した。
やはり、予想通りの内容でした。
アクセスはリビングに向かうと、テーブルの上においてあったメモ帳に何かを
書きました。
書き終わると、アクセスのためにいつも少しだけ開けられている窓から外に出
ました。
出てから、稚空の部屋の方を振り返り、暫く何かを思い出しているようでした。
「もう、会えないかもしれないな。稚空」
そう呟くと、アクセスはどこかに向かって飛んでいきました。
●桃栗タワー
その日の夜も、この街で一番高い建造物であるこの鉄塔の展望台の上で、翼を
休めていたフィンに、来客がありました。
「よっ」
「何の用? アクセス」
思わず身構えてしまいました。
それも当然でしょう。ここ暫くは現れなかったとはいうものの、この天使には
ずっとつきまとわれ、邪魔されて来たのですから。
「いや、ちょっと、フィンちゃんの顔を見たくなってさぁ」
「顔ならしょっちゅう見てるじゃない」
「今、見ておきたかったんだ」
「私はアクセスの顔など見たくもない」
顔を背けて、フィンは言いました。
「実は、暫くこの街を離れることになったんだ」
「何?」
「さっき、天界から呼び出しを喰らっちゃって、戻らなければならない」
「また、何か掟破り?」
「ハハ。そんなようなものさ」
頭を掻きながら、アクセスは笑いました。
「それじゃあ俺、行くから」
そう言い残し、アクセスは飛び立ちました。
もう二度と戻って来なくて良いから。
そう言いかけたフィンですが、何故かその台詞が口から出る事はありませんで
した。
そう言ってしまうと、本当にアクセスが戻って来ないような気がしたからです。
●オルレアン ミストの隠れ家
「これで邪魔者が一人消えたわね」
キャンディーの中に映し出される映像を見ながら、ミストは呟きました。
「あの天使も馬鹿よね。こうなる事は判っていた筈なのに」
そう言うと、もうこの天使を「見る」必要は無いとばかりに、キャンディーを
口の中に放り込みました。
●枇杷町 山茶花家本邸 弥白の部屋
弥白が目を覚ますと、すぐそばに居た筈の、一番大切な人の姿はもうありませ
んでした。
「稚空さん?」
その人の名を呼び、起きあがろうとすると、そこが寝台の上である事に気づき
ました。
寝台の上から、その人の姿を探しましたが、辺りには自分一人だけ。
枕元にある小さな時計を見ると、いつもの起床時間。
ふぅとため息をついて、寝台から降りました。
立ち上がった時に、少し目眩がしてふらつきました。
でも何とか、立って歩けそうでした。
寝室に繋がっているウオークインクローゼットに入り、平日はいつでもそうで
あるように、学校の制服を手に取ろうとして、その手が止まりました。
暫くそのまま立ちつくし、結局何も取らずにクローゼットを出ました。
寝室の隣にあるリビングに入ると、何かが焼ける匂いが漂って来ました。
陰鬱な表情だった弥白の顔は見る見る明るくなり、リビングからダイニングに
入りました。
匂いは益々強くなり、その匂いが焼き魚のそれである事が判りました。
それに混じって、日本人であれば芳しく、外国人であればひょっとしたら臭い
と感じてしまうかもしれないふんわりとした味噌汁の良い香りも漂ってきます。
ダイニングからキッチンに入ると、果たして匂いは弥白の期待を裏切りません
でした。
「稚空さん!」
エプロンをつけて、丁度味噌汁の味を確かめていた稚空は振り返って微笑みを
見せました。
「お早う、弥白。相変わらず起床時間は正確だな」
「これ、稚空さんが?」
「さ、朝飯出来てるぜ。冷めるから着替える前に食べようぜ」
稚空がそう言うと、弥白は素直に頷きました。
その日稚空が用意した朝食は、ご飯に鰺の開きに若布と豆腐の味噌汁。それに
白菜の漬け物が添えられていました。
普段朝食は洋風か、さもなければシリアル程度で済ましてしまう事の多い弥白
でしたから、このように日本人的な朝食を食べることは随分久しぶりの気がしま
す。稚空は朝は和食党なのでした。
「この材料はどこから?」
ご飯を一口だけ口にした後で、弥白は食卓を見た時に感じた疑問を尋ねました。
「ああ。この部屋の冷蔵庫には大したものが入って無かったからな。厨房に行っ
て賄い用の材料を分けて貰った」
「そうでしたの」
それからは二人は、黙々と朝食を食べました。
元々食事の時にはあまり喋らない弥白ですが、稚空と一緒の時は別でした。
しかし、今日は話す事が出来ませんでした。
何か話すと、昨日の事を思い出させてしまうような気がしたからです。
食事が終わると、稚空はどこから探し出したのか、緑茶を入れてくれました。
湯飲みは夫婦茶碗でした。
緑茶は普段あまり口にしない弥白でしたので、それは稚空が来た時のために用
意してあったものでした。
それだけではありません。食器の類、洗面用具に至るまで、本当は必要のない
男物が用意してありました。
それもこれも、たった一人──稚空が来た時のためのものでした。
時々この部屋を訪れる稚空も、その事には気付いていて、その意図する所も気
付いている──そう弥白は思っていましたが、その思いには稚空は応えてくれな
いのでした。
湯飲みをテーブルの上に置いた弥白は、テーブルの下でそっとネグリジェの袖
を捲って、手首を見ました。手首には、傷一つついてはいませんでした。
あの事は夢だったのだろうか。
でも、だとしたらどうして稚空さんは私の所に来てくれたのだろう…。
自分が眠っている間、何があったのか聞きたい気持ちと、あの出来事は夢だっ
たのだと思いたい気持ちが交錯して、弥白は何も喋る事が出来ませんでした。
「これを飲んだら、今日はゆっくりと休め。弥白」
俯いたままでいると、稚空にそう声をかけられました。
思いに耽っている時に急に言われ、びくりとして弥白は顔を上げました。
「でも、学校が…」
「高校には欠席届を出して貰った」
「私は別にどこも悪くありませんわ」
「昨日は急に風呂場で倒れたんだぞ。親父の診断では貧血らしいが、大事をとっ
て今日は休んだ方が良い」
「貧血?」
「ああ」
稚空は肯きました。
裏で何か怪しい仕事をしていて、そして人間離れした力を持っているらしい稚
空。
その事実を弥白は掴んでいましたので、ひょっとしたら傷が消えているのもそ
の所為なのかも。
稚空は本当の事を言っているのかもしれないし、本当は弥白の事を心配させま
いと嘘をついているのかも知れませんでしたが、その表情からはそのどちらであ
るのか、弥白にも判りませんでした。
「ひょっとして、稚空さんが私をベットに運んで下さったんですの?」
そう、遠回しに聞いてみました。
「…ああ。運ぶの大変だったんだぞ」
それを聞いて、弥白は起きたときからもう一つ疑問に思っていた事を聞いてみ
ました。
「それでは、着替えさせるのも大変でしたでしょうね」
「ああ…あ!」
そう答えかけて、稚空は言葉に詰まりました。
稚空の頬が、心なしか赤くなったようでした。
「その、バスローブのままだとシーツが濡れると思ったし、あまり見ないように
したから…」
どちらかと言うと冷静な稚空が珍しく慌てているようでした。
その様子を見て、弥白の中からここ久しく抱いていなかったもの──笑い──
がこみ上げてきました。
「クスクスクス…」
「弥白?」
「小さい頃から一緒にお風呂に入った仲ですもの。今更そんな事、気にはしませ
んわ」
「……」
どう答えて良いか、稚空は戸惑っているようでした。
「それにあの時の事、私は忘れてはいませんから。だから今更…」
長い間二人の間で封印していた記憶。
それを弥白は口にしました。
頬が赤く染まっているのが自分でも判りました。
「弥白…お前…」
稚空もその意味を悟ったようでした。
「私は…」
いつでも待っていますから。そう言おうとして、止めました。
それを言った瞬間、今の関係が壊れてしまいそうな気がしたからです。
「冗談ですわ」
「え!?」
「稚空さんの仰る通り、今日は休みます。確かに体調も良くありませんし」
「そうしろ」
洗面所で歯を磨いている間、弥白はあることを考えていました。
それは、弥白にしては珍しく甘えた、そして切実な願い。
洗面所からリビングに戻って来ると、洗い物を終えたらしい稚空もリビングに
入って来ました。
「稚空さん、あの…」
「昼飯はパスタで良いか? 最近凝っているんだ」
「え?」
「体調が戻るまで暫くそばで見ててやる。もちろん、弥白が嫌でなければだが」
「そんな…嫌だなんて」
「じゃあ決まりだ。それまでゆっくり休め」
「でも学校は?」
「実は俺も、今日は風邪を引いててな」
そう言うと、稚空は片目を瞑りました。
「稚空さん…」
自分のために、稚空がここまでしてくれている。
目に涙が溢れそうになり、慌てて弥白は休むと言い残してリビングを後にしま
した。
●桃栗学園
大会に向けての朝練があるので、今日も早出だったまろんと都。
練習を終えて教室に入ってみると、まろんの左隣の席は空いたまま。
始業のベルが鳴っても、席が埋まることはありませんでした。
「どうしたんだろうね、稚空」
都は、まろんの耳元で囁きました。
「さぁ…」
聞いているのかいないのか、まろんは気のない返事。
続いてため息をつきました。
都には、まろんの頭の中が容易に想像できましたが、かと言ってそれを指摘す
る事も出来ませんでした。
このような状態では何を言っても無駄だろうと思い、まろんに教えようとして
いた事を言うのは止めにしました。
*
昼休みにいつものようにまろんを昼食に誘おうとしたのですが、食欲が無いと
言って断りました。
そればかりで無く、机に突っ伏してそのまま寝始めてしまいました。
まろんの朝寝坊は知っていましたが、昼休みに寝てしまう事はありませんでし
たから、昨晩は夜更かしをしたのかさもなくば。
「眠れなかったのかしらね…」
そう呟くと、今度は委員長を昼食に誘いました。
購買部に隣接するカフェテリア形式の学食は、いつもであれば混んでいるので
すが、大学受験のこの時期故に受験組の三年生は学園に登校して来ない為でしょ
う、席に余裕がありました。
それで、二人は久しぶりにここで昼食を摂る事にしました。
「名古屋君、一人暮らしで風邪なんて、大変ですね」
朝のホームルームで、先生より稚空は風邪で休むとの連絡があったと知らされ
ていたのでした。
「そうね…」
都は、ミートソーススパゲッティをフォークに巻き取りながら、気のない返事
を返します。
「お見舞いとか行った方が良いのかも知れないですね」
「お見舞いねぇ」
やはり、気のない返事をしました。
「そう言えば、日下部さんも今日はあまり具合が良く無さそうでしたけど、風邪
引いているんじゃ?」
「まろんなら心配ないわよ。風邪以外の理由だから」
そう言うと、委員長が顔を赤らめたところを見ると、何か勘違いしている様子
でした。
「なら良いのですが。実は昨日、商店街の近くで日下部さんに会ったのですけ
ど」
「昨日?」
昨日は雨降りだった事を思い出しました。
「昨日の雨、結構強かったじゃないですか。だから濡れて風邪引いたんじゃない
かと」
「傘差してなかったの?」
「差してましたけど…走っていたから濡れたのかなって」
「雨の中走っていた? 何があったのよ」
「日下部さんに会う前に、瀬川さんに会ったんですよ。傘も差さずにいたので近
づこうとしたら姿が見えなくなって…」
「つまり、まろんはツグミさんを追いかけて行った訳ね」
「…まぁ、そう言うことです」
委員長に説明させると長くなりそうだったので、予想される結論を都は先に言
いました。
「その時、何かあったのかな」
「え?」
「いや、何でも無い。気にしないで」
「そう言われると、気になるじゃないですか」
「大した事じゃないわよ。ああそうそう。稚空の事なんだけど」
ツグミの話をする気は無かった都は話を逸らしました。
「何か知っているんですか?」
「昨日、慌てて家を出て行って、まだ帰っていないみたいなの。まろんは気付い
ていないみたいなんだけど」
「サボりでしたか。どこ行ったんでしょうね」
「それでね、夏田さんが駅の近くで見かけたって」
「それじゃあどこか出かけたんですね。枇杷町だったりして」
「枇杷町?」
「ほら、山茶花さんの家にでも行ったんじゃないですか? 一応婚約者らしい
し」
「元婚約者よ」
元の部分を強調して都は言いました。
「そうなんですか? その割にはこの前の大会の時とか、親しそうでしたけど」
「良く見てるわね」
「一応彼女とは知り合いですので」
「そうだったの?」
「お爺ちゃんの会社つながりですけど」
「ふ〜ん」
委員長と弥白が知り合いかどうかなど、都にはどうでも良いことでした。
それより、稚空が弥白の家などに行っている可能性の方が重要でした。
何となく、面白くありませんでした。
稚空の事は、諦めた筈でした。
でもそれは、稚空が選んだ相手がまろんだったから。
稚空が今更弥白に乗り換える訳は無いとは思います。
でも稚空は誰にでも優しい。
そこに弥白がつけ込んだりしたら。
稚空はああ見えても結構手が早そうだし。
都は、稚空の家で一夜を明かした時の事を思い出しました。
知らず知らず、唇に手を触れました。
そして、慌てて我に返ると、委員長がこちらの様子をじっと見ていました。
「どしたの?」
「えっと、早く食事した方が良いと思いまして。後がつかえてるみたいですし」
そう言われてみると、いつの間にか学食は満員で、席を捜す生徒達がそこらを
うろうろと歩いていました。
それで、慌てて食事を再開しようとしたその時です。
騒がしい学食の中から、自分達の事を指しているらしい会話が聞こえてきまし
た。
「おい、東大寺の奴…してるぜ」
「へー。…とあんな事して…今度は委員長か。無節操だよな」
途切れ途切れながら、そう聞こえました。
続いて下卑たクスクス笑い。
都はその声がした方向に顔を向けましたが、学食は混雑していて一体誰が言っ
たのか、そもそも何を言われているのかは良く判りませんでした。
「どうかしたんですか?」
「ううん。何でも無い」
委員長にはそう言いましたが、都は先程の言葉が気になって仕方がありません
でした。
●オルレアン 稚空の部屋
夕方に着替えを取りに戻ると言って、一旦稚空は家に帰りました。
弥白の事が心配だったので、いない間は神楽に側にいて貰うように頼みました。
「アクセス?」
家に帰ると、アクセスの姿がありませんでした。
呼んでも、返事がありませんでした。
リビングのテーブルの上の書き置きを見て、稚空はアクセスがいない訳を知り
ました。
稚空へ
天界に用事があるので
しばらく留守にする
後をよろしくな。
アクセス
さして上手くない文字でメモにはそう書かれていました。
何だろうと稚空は思いましたが、それについては何も書いてありませんでした。
天界には天界の事情があるのだろうと思いましたが、今この時期にとは思いま
す。
しかし、既にいないものとあっては仕方がありませんでした。
稚空は、自分の着替えをバッグの中に詰め込むと、居ない間に帰って来ても良
いようにアクセスに書き置きを残しました。
そうして、再び部屋から出てドアに鍵をかけた時、声をかけられました。
「稚空?」
「まろん。今日は部活じゃないのか?」
「うん。ちょっと具合悪くて…。稚空は風邪じゃなかったの?」
「ああ…それは寝てたら治った」
「そう。それでその荷物はどうしたの?」
「え…ああ。ちょっと、実家に用事があってな」
思わず、嘘をついてしまいました。
でも、本当の事を言うわけには行かないのもまた事実です。
「そうなんだ。お父様に宜しく」
「判った」
信じたのかどうかは判りませんでしたが、そうまろんは言いました。
稚空は、逃げるようにエレベーターに乗り込みました。
エレベーターの扉が閉まると、ため息をつきました。
「もう、彼女に嘘はつかないって決めたのにな…」
●オルレアン ミストの隠れ家
「あたしが何もしなくても、事態は良い方向に向かっているようね」
稚空の様子を見ていたミストは、そう一人ごちました。
それがノインの作戦が原因となっているのは癪ではありましたが、今回はその
作戦を利用してやる積もりでした。
でも今のままではまだ望む展開にはならない。
「そろそろ『契約』を果たす頃合いか」
キャンディーをもう一つ取り出して、ミストは言いました。
思わず、顔に邪悪な笑みがこぼれます。
知らず知らず、欲望を満たすことが出来る予感に、舌なめずりしそうになって、
ふと、側に在る者の気配に気付きました。
「あたしとした事が…こんな短い間に『飢えて』しまうとはね」
自分でも意外でしたが、アキコの前で自分の物欲しそうな顔を見せた事に、ミ
ストは『恥ずかしい』と感じていたのでした。
(第109話 完)
何だかまたまた怪しい展開へと向かっているような(笑)。
●次々回予告(気分次第で変更あり)
「あなたは本当に、今のままで良いと思っているのかしら?」
では、また。
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Keita Ishizaki mailto:keitai@fa2.so-net.ne.jp
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