From: hidero@po.iijnet.or.jp
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Subject: Re: Kamikaze Kaito Jeanne #40 (12/18)
Date: 21 Aug 2000 17:08:07 +0900
Organization: Infonex Corporation
Lines: 354
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<8no0it$bra$1@news01de.so-net.ne.jp>
<8no0mu$knu$1@news01dd.so-net.ne.jp>
佐々木@横浜市在住です。
<8no0it$bra$1@news01de.so-net.ne.jp>の記事において
keitai@fa2.so-net.ne.jpさんは書きました。
>> 石崎です。
ども、こんにちわ。
# 先日はお疲れ様でした。
# ところで私の所のサーバに前編が3本来てましたけど。^^;;;
# キャンセルメッセージの滞留かなぁ。
# フォローは日付(時刻)が最後の奴にリファレンスを貼り付けてます。
>> このスレッドは、神風怪盗ジャンヌのアニメ版を元にした妄想スレッドです。
>> 作品世界が壊れるのが嫌な人は、読まないで下さいね。
という事でよろしく。
>> …というリクエスト(?)があったので、今回のような形にしてみましたが、
>> こんなんで宜しかったのでしょうか(笑)。
えへへへっ。(爆)
実は妄想本編(本筋)のず~っと先の話とそれを補完する番外編を
散発的に書いてまして、その番外の方が天界の話だったりするのですが、
それを書いている中で天界の設定に幾つか疑問があったのですけれど
今回の話でそれらが晴れました。なんとまぁ絶妙なタイミング。
# リミチャン?
>> 佐々木さんパートでミストが稚空に満足していない様子でしたので、こんな事
>> だったんじゃないだろうかと(爆)。
まぁ、悪魔のスタミナに人間はついていけないでしょうから。(核爆)
>> >どうやら相当にイケる口だった都ちゃん。
>> 絶対に絡み酒か何かだと思いましたので(笑)。
あとはお説教でしょうか、都ちゃんの場合。^^;
個人的に酒飲みシーンは乱し易い(笑)ので好きなのですが
一応未成年者中心の話なんでマズいかなぁとか思い遠慮してました。
これからは前例も沢山(嘘)出来たので遠慮無用と。
# 何か未成年である事を考慮すべき事柄が別にあるような
# 気がしないでもないですが、多分気の所為でしょう。
>> 最初は素面で返させる予定でしたが、やはり「愛の劇場」ですので、素面で誘
>> 惑はしないだろうなと(爆)。
そういえば素面で言い寄っているシーンってほとんど無いですね。^^;
# じつは皆そろって恥ずかしがり屋さんかも。
>> >笑える画ですが、朋友(笑)の弥白の真似なんでしょうか。^^;
>> もちろん、弥白様のために撮っているのです(笑)。
やっぱり。^^;;;;
>> ># 心宿?(違)
>> ええっと、唯様を考えていたのですが、そちらの方だと襲われるのはまろんで、
>> 神のバリヤーに跳ね返されたってオチは如何?
まさに妄想…ですけど、それって本家でそういう展開が
あったとか前に聞いた様な気が霞んだ記憶の彼方に。^^;
>> >★神風・愛の劇場 第66話『水底』
>> ツグミさん、ハーフだったんですね。
あるいは1/4かも。(ぢつわ未定 ^^;)
>> 金髪だという認識は無かったのですが、言われて見返してみるとまろんちゃん
>> よりは、明るい色で確かに金髪の分類に入るのかも。
ええ。まろんちゃんくらいだと栗毛という事で日本人誤差の範囲ですが
ツグミさん程の黄色だとウラが必要だろうと思った訳です。
そういう所にこだわるのも妄想ならでは。(笑)
>> 結局のところ、ツグミさんとまろんちゃんは、今晩はどこまでしたのかな
>> (爆)。
私は文章を書くとき服装について言及するのが大好きです。
# 何の話だって?それはあれです。
# つまりその場に無いものは書けないという…。
>> フィンがツグミとまろんに対して、何やらシグナルを送っている様子。
>> ツグミさんはキャッチしたようですが、目の前の事に夢中のまろんちゃんは、
>> 気付かなかったようですね。
あの晩はミストも二人の様子をTV中継(笑)してましたし
フィンも覗いたりで色々なモノがツグミさんちに錯綜してましたから。
それで目が覚めてしまったという感じでしょうか。(何故か人ごと)
>> そろそろフィンが嫉妬に狂い始める頃なのかな。
その鋒先が誰に向くかが最大の問題。
>> ★神風・愛の劇場 第67話 『天界の休日』(前編)
>> ■黒天使→準天使アクセス・タイム編
そういえば儀式がまだでした。^^;;;
もっと儀礼的な物かなと漠然と想像していたのですが、
より物質的なイメージでしたね。
強制的遺伝子改変というかナノマシン注入というか。(大違)
アクセスの同期の準天使って案外少数という印象を受けました。
全体の1%ですか。13番目というのも何とも胡散臭くてエエです。(笑)
特例として変なタイミングに出世するのも裏アリという訳ですね。
# そうか、裸で筒の中で電撃を受けるフィンかぁ…。(爆)
目出度く準天使になったアクセスではありますが、
黒い羽根というのも結構似合っていたので残念だなと思ったりして。^^;
セルシアはトキの事を想っているんですか。成程。
コテージでのひととき。首尾はどうだったのか気になります。
何となく二人っきりの時間が持てただけで幸せ~、という
性格の様な気もするんですけどね、セルシアって。
# でも一緒に風呂ぐらい入ったのか~。(ぉぃぉぃ)
レイとミナというのがオリジナルキャラですか?
一言で言うと「ナ~イス」です。(爆)
来世などと言わずに現世で存分に幸せになってもらいたいところ。
# 最後にアクセスの見送りに来なかったのは何でかなぁ~。(笑)
# この「幕引き」は次があるって事ですよね。^^b
しかし、掟を説く上の方も何だかアヤシイですね。
天界は上から下まで欲望に正直なのかな。^^;;;;;
>> ■日下部まろん編 1/21(金) 早朝
やっぱり出くわしましたか。(笑)
流石にまろんちゃんは学習してタイミングをずらして帰宅するだろうと
私も考えていましたが、今回はもう一組いますからね、うしろめたい連中が。^^;
黙って見ているだけでは済まないのは…そういう娘なんですね、まろんちゃん。
>> 月曜日…DATテープをチェックメイト。アクセス天界へ行く
>> 火曜日…アクセス準天使に昇進。ツグミの家でまろん、稚空とティータイム
>> 水曜日…ツグミの父の公開講座。アクセス休暇中
>> 木曜日…まろん、ツグミの家に行く。都、稚空の家で飲み会。ミストの爆弾発言。
>> 金曜日…朝帰りでばったり(笑)。アクセスの帰還
>> これで合ってますよね……多分(汗)。
そのはずです。(なんで"はず"なんだ ^^;)
# では行きます。
★神風・愛の劇場 第68話 『素直になれたら』
■日下部まろん編
毎度のメンバーが揃っての通学風景。普段と同じ。
ただし見た目だけは。
前を行く三人に数歩遅れでついていくまろん。
時々後ろを振り返りながら居心地の悪そうな稚空。
まっすぐ前だけ見ている都。委員長だけは変わらず。
そうして惰性だけでかたちを保ちながら四人は学園に
辿り着くのでした。
昼休み。お弁当を持って屋上に上がった都とまろん。
パンを買いに行っている稚空と委員長も、都が
声をかけていましたからやがてやって来るのでしょう。
ぼんやりとそんな事を考えていて、軽い拳骨を食らうまで
まろんは都が話しかけている事に気付きませんでした。
「痛っ」
「何黄昏てんのよ。まだ昼なのにさ」
「別に…」
「…」
今度はまろんの両方の頬を後ろから手をまわしてつねる都。
「っっ!もう、何すんのよ」
都はそれには答えずに別なことを話ました。
「昨日さ、稚空に晩御飯招待されちゃった」
「…ふ~ん」
「本当はまろんを誘いたかったのよ」
「どうだか」
「私を誘ったのは単なる社交辞令よ、判るでしょ」
「それで行ったの?」
都はちらりとまろんを横目で見ると続けました。
「正直ちょっと嬉しかったかな。
たとえ冗談でも稚空が家に誘ってくれて」
「そう」
「で、わざと気付かないフリして誘いを受けたわけよ」
「…」
「ちょっと溜ってたしね」
「何が?」
「色々と」
今度はまろんが都を横目で見ました。
「久しぶりに楽しかったわよ」
「良かったね」
「あんまり良くもないけど」
「何で?」
「私の方も誘ってみたんだけどさぁ」
「…」
「稚空、どうしたと思う?」
「知らない」
「乗って来ないのよね。冗談だと思われたかな。ははは」
何でそんな事話すのという思いと、聞けて良かったという
思いが、まろんの中に同居していました。
それで、なるべく無関心を装って淡々と聞きます。
「じゃぁ本気だったの」
「どうかな。多分、本気の冗談よ」
「何よそれ」
「なんだろね」
「ずるいよ」
くすくす。都はごく自然に笑い、そして続けます。
「まろんはどうなのさ」
「私?」
「稚空はまろんだけなんだって言ってたぞ」
「知らないよ、そんな事」
ほんの少しの沈黙。そして。
「まろん、あんた誰が好き?」
ちょっと考えてからのまろんの答え。
「委員長が好き」
「え゛?」
「ツグミさんも好き」
「…」
「都も好き」
「貴様~」
まろんのこめかみに都の鉄拳グリグリが両サイドから炸裂しました。
「ひ~っ、お許しを~」
「許さんっ!」
ふっと、突然に手を離す都。
「じゃ、稚空はどうなのさ」
「ちょっとだけ好き」
「あっそ」
はぁ~ぁ。長い溜息をついてから都は言いました。
「私はもう決めたぞ」
「何を?」
「色々と」
「またぁ」
空を見上げる都。
「まろんはゆっくり考えな」
「え?」
「待っていてやるよ、お馬鹿さん」
「何よそれ」
「判らんでもよろしい」
「ぶ~っ」
稚空と委員長が扉から顔を出してこちらに歩いてきました。
「お待たせしましたです」
「別に待ってないわよ」
「と仰有いますがお弁当に手がついてませんね」
「まろんと雑談してただけだっつうの」
「そういう事にしておきます」
「(後で泣かしてやる)」
そんな会話には構わずにお弁当の包みを開き始めるまろん。
突っ立っていた稚空がまろんに缶ジュースを差し出しました。
「ほら、まろん」
斜めの上目遣いでじっと見詰めるまろんにたじろぐ稚空。
「な、何だよ」
「普通…」
ぼそぼそと呟いていたまろん。顔を真っ直に稚空に向けて言いました。
「普通お弁当には烏龍茶でしょ。何でオレンジジュースなのよ」
「要らないなら俺が二本飲む」
間髪入れずにまろんが答えます。
「要る」
まろんは稚空から缶ジュースを奪い取るとタブを開いて飲み始めました。
それを見た稚空は、ほっと胸をなで下ろすのでした。
■準天使アクセス編
稚空が出かけた後、ベランダから飛び立ったアクセス。
街中を飛び回っています。
自分の姿をどうしても見せたい相手を探して。
朝からずっと探し続けていましたが、見付けたのはお昼近くでした。
桃栗タワーの上。そこからフィンは街を見下ろしています。
「お~い、フィンちゃ~ん」
フィンは微動だにしません。
アクセスはフィンの目の前に来て両手を振り回して言いました。
「フィンちゃん、聞こえてる?」
フィンの目がすこし細まりました。
「五月蝿い」
とにかく返事をしてくれたのでアクセスは用件をまくしたてます。
「ほら、見てくれよ。俺も準天使になったんだぜ」
後ろ向きになって翼を動かして見せるアクセス。
「ふ~ん」
「これでもうフィンちゃんに」
「私に?」
「フィンちゃんに…」
「何なの?」
「…」
腕組みして考え込んでしまうアクセス。
「(俺がパワーアップしたとして、フィンちゃんを救けるのに
どうすりゃいいんだっけ???準天使になった後の事、
考えて無かったな。ええと、シンドバッドが強くなってだな、
そうするとジャンヌの邪魔…はもういいのか。だとすると…)」
しばらく見ていたフィンは一言、
「馬鹿」
と言い残して飛び去ってしまいました。
アクセスが取り残された事に気付くのは随分と時間が経ってからでした。
(第68話・完)
# という訳で溝をほんの少し埋めてみました。^^;
# 1/21(金)済み。(笑)
では、また。
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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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