モモタマナ(別名コバテイシ) Tropical almond Terminalia catappa

 実をつけたモモタマナ枝が輪生状に出て、葉は20cm以上になる。いい日陰になる。葉は熱帯にはめずらしく紅葉する。冬から春にかけて扁楕円形で長さ5cmくらいの果実をつけ、これがオオコウモリの好物。

モモタマナをしっかり抱え込んだクビワオオコウモリくわえて飛んでいく姿も見られるので、種子散布の役に立っているのだろう。

喰い後とペリットラグビーボールのような形の実は、大きな種があり、オオコウモリが食べるのはその周囲に薄くある果肉だけなのだが、なかなか嗜好性は高い。食べたあとのペリットはしっかりかたまって、雨に晒された後も長く残る。

街路によく植えてある。こんな風に囓り跡のある実や糞やペリットが落ちていたら、夜見にいくときっとオオコウモリが食べに来ている。

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