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佛教小辞典
・一周忌(いっしゅうき)死んだ日から数えて満一年めの命日。その日に営む仏事。
・一期一会(いちごいちえ)生涯ただ一度のめぐりあわせのこと
・遺徳(いとく)後の世にたたえられる恩徳。
・因縁(いんねん)あらゆるものは縁で生ずると仏教は説く。結果を生ずる内的な直接原因と、結果に到達させる間接原因。
・般若湯(はんにゃとう)僧侶の世界でいう酒のこと。
・破戒(はかい)戒律を破ること。破戒無慙―仏の定めた戒を破って良心に恥じないこと。
・坊(ぼう)僧侶の住居。僧坊。
・法衣(ほうえ)僧侶が着るコロモなどの衣服。
・法悦(ほうえつ)仏の教えから受けるこの上ないよろこび。
・法号(ほうごう)戒名のこと。宗派によって法号とよぶ。
・坊守(ぼうもり)浄土真宗では僧侶の妻のこと。寺坊の番をする人。
・菩提寺(ぼだいじ)先祖代々帰依していて、仏事を営んでもらう寺。
・本山(ほんざん)一宗一派の末寺を統轄する寺院。
・本尊(ほんぞん)信仰の中心として礼拝される仏。
・煩悩(ぼんのう)衆生の心身を乱し、迷いの世界にとどませる一切の妄念。
・道心(どうしん)仏道を求め、それを修めようとする心。
・読経(どきょう)声を出して経典を読むこと。
・得度(とくど)剃髪して仏門に入ること。
・弔問(ちょうもん)死者の家を訪問し、遺族にくやみをいうこと。
・利益(りやく)仏法から授かる利得。
・輪廻(りんね)流転ともいう。三界や六道に生、死を繰り返して、とどまることのないこと。
・戒(かい)仏教を修めるものが守らなければならないきまり、規律。
・開山(かいさん)宗派を起こした人。寺の創立者。
・開祖(かいそ)一宗派を開いた人。
・会葬(かいそう)葬儀に参列すること。
・月忌(がっき)月ごとの命日に当たる日。またはその日に営む仏事。
・伽藍(がらん)寺院の中心的な建造物。
・大悲(だいひ)衆生を救うという仏や菩薩の大きな慈悲の心。
・霊験(れいけん)仏や菩提のふしぎな力のあらわれ。ごりやく。
・祖師(そし)一宗一派の開祖。
・僧坊(そうぼう)僧侶がふだん生活する寺院の建造物。
・追善供養(ついぜんくよう)死者の冥福を祈るために行う法要。
・年忌(ねんき)毎年めぐってくる忌日に行う法要。
・内陣(ないじん)寺院の本堂でご本尊をまつってあるところ。
・内仏(ないぶつ)本堂にまつってある仏像に対して、庫裡に安置して拝む仏をいう。
・奈落(ならく)地獄のこと。
・無縁(むえん)仏縁のないこと。死者を弔う縁者のないこと。
・無我(むが)あらゆるものに、永遠不変の実体はないということ。
・有縁(うえん)仏に縁があること。
・優婆塞(うばそく)正式の僧ではない仏道修行者。
・雲水(うんすい)空の雲や流れゆく水のように、ゆくえ定めず各地を修行して歩く僧。
・永代経(えいだいきょう)故人の命日ごとに永遠に行う読経。
・回向(えこう)仏事を営んで死者の極楽往生を願うこと。
・会者定離(えしゃじょうり)この世は無常であり、会う者は必ず離別する運命にあるということ。
・回心(えしん)悪い心を改めて仏の正しい道にはいること。信仰心に入る。
・縁起(えんぎ)すべてのものは因縁によって起こることをいう。物事の成立すること。
・法(のり)仏が説いた教え。
・往生(おうじょう)死後、極楽浄土に生まれかわること。死ぬことの意味にも用いられる。
・空(くう)世の中に存在しているすべての物事は因縁により成っているもので、その本質とか実体はもともとないものという意味。
・功徳(くどく)現在未来によい果報をもたらすよう善行。またはその結果として報いられる仏のめぐみ。
・供養(くよう)仏あるいは死者の霊に物を供えて死者の幸福を願う、または、まつること。
・供物(くもつ)仏に供えるもの。おそなえ。
・庫裡・庫裏(くり)寺の住職、家族の住んでいる建物。
・役僧(やくそう)葬儀などで所定の役をする僧侶。導師につく僧侶。
・末寺(まつじ)本山に従属する寺。
・魔羅(まら)仏道修行の邪魔をするもの。
・袈裟(けさ)僧侶が着用する儀礼用の布。
・解脱(げだつ)煩悩を克服して憂いのない境地に達すること。
・結縁(けちえん)仏道に帰依すること。仏や菩薩が悩める人を救うために関係をつけること。
・外道(げどう)仏教以外の宗教。またその宗教を信じる者。
・見性(けんしょう)自己の本性である仏性(ぶっしょう)を悟ること。
・普請(ふしん)禅宗の寺で、人手を要するとき、大衆に請うて労役に従事してもらうことをいう。
・仏性(ぶっしょう)すべての衆生が本来持っている仏となりうる性質。
・仏陀(ぶった)@お釈迦様の称。A悟りをひらいた人。
・五戒(ごかい)在家が守らなければならない五つのいましめで、不殺生、不倫盗、不邪婬、不妄語、不飲酒をいう。
・五欲(ごよく)色・声・香・味・触あるいは財・色・名誉・睡眠の五つの欲をいう。
・五根(ごこん)「根」とは感覚器官のことで、眼・耳・鼻・舌・身の五つをいう。
・古刹(こさつ)古い寺
・後生(ごしょう)死後再び生まれかわる世。
・勤行(ごんぎょう)仏前で読経・礼拝すること。おつとめ。
・在家(ざいけ)僧(出家)に対して、仏道にはいらない在俗の人をいう。俗人。
・三界(さんがい)欲界・色界・無欲界をいう。
・懺悔(さんげ)過去の悪い行いを悔い改め、仏に告白すること。
・三帰依(さんきえ)仏、法、僧の三宝に誠心をささげる。
・三宝(さんぼう)仏・法・僧の三つの宝で最も基本的な信仰の対象である。
・三業(さんごう)身業・口業・意業をさし、身・口・意による善悪の行為をいう。
・三塗(さんず)三途とも書く。亡者がいくべき地獄道・畜生道・餓鬼道の三つの悪道をいう。
・三昧(さんまい)心を一つの対象に集中して、他念のない安定した状態になること。
・境界(きょうがい)果報によって定まる個人個人の境遇。めぐり合わせ。
・教義(きょうぎ)宗教、宗派の信仰上の教えの内容や主張のこと。
・帰依(きえ)仏やその教えを信じ、すがること。
・名刹(めいさつ)歴史的な有名な寺院。
・冥加(みょうが)神仏の恩恵。知らないうちに仏や菩薩に助けられたり守られたりすること。
・冥利(みょうり)知らないうちに神仏から受けている利益。
・妙法(みょうほう)最もすぐれた法。正しい法。
・寺格(じかく)寺院のい格式。
・四苦(しく)生・老・病・死の四つの苦しみ。
・此土入聖(しどにっしょう)この世で仏になること。
・慈悲(じひ)仏、菩薩が衆生をあわれみ、いつくしむこと。
・娑弥(しゃみ)出家して得度式を終えたばかりの僧。
・舎利(しゃり)仏陀の遺骨。火葬した遺骨。
・宗旨(しゅうし)宗門の教えの趣旨。宗門をもいう。
・衆生(しゅじょう)この世に存在する一切の命あるもの。
・荘厳(しょうごん)仏具や法具で仏身・仏像・仏堂を飾ること。
・精進(しょうじん)努力を続けて仏道を修めること。身を清め心を慎むこと。
・成仏(じょうぶつ)死後、仏になること。
・正法(しょうぼう)仏の正しい教え。正しい法の行われるという釈迦の死後五百年間。道元の書「正法眼蔵」の正法。
・諸行無常(しょぎょうむじょう)この世の生滅変化する一切の現象。
・彼岸(ひがん)煩悩を解脱した世界をいう。(悟りの世界=浄土)普通、彼岸の前後七日間をいう。
・非業(ひごう)前世の業によらないこと。
・妄執(もうしゅう)つまらないことがらにとらわれて起こる執念。
・門徒(もんと)浄土真宗の壇信徒。師の教えを受ける門人弟子のこと。
・門法(もんぽう)仏法を聞くこと。
・施餓鬼(せがき)飢餓に苦しんでいる無縁の亡者に食を施す法要。
・施主(せしゅ)法事や葬儀などの仏事を営む当主。
・殺生(せっしょう)五悪の一つで、生きものを殺すこと。
・刹那(せつな)極めて短い時間。
・誦経(ずきょう)経典を声を上げて読むこと。