パリの田園調布



Link of Google Street View

Link of Google map


フランス パリ ソー

パリの高級住宅街といば16区とかセーヌに浮かぶサン=ルイ島あたりが知られるが、それらはかつて貴族が住んでいた場所。アールデコやらアールヌーヴォーなビルの中に、今でも金持ちが豪華な部屋を設えて住んでるんだろう。そりゃ高級だ。特に16区はエッフェル等や凱旋門とブローニュの森に囲まれた地区で、ブランドショップが立ち並ぶパッシー通りやら競馬場やら成金様向けの遊び場も多い。しかし、今回探していたのはそういう場所ではなく田園調布のような住宅街。あったあった。そこはパリの中心部から6〜7kmほど南に行ったソー(Sceaux)公園の周辺。街路樹のある放射状の道路に沿った緑豊かな広い敷地に思い思いのデザインの邸宅並ぶ正に田園調布。Sceauxの駅まで田園調布なのにはワロタよ。







田園調布は英国のE・ハワードが提唱したガーデンシティーに影響を受けて渋沢栄一らが計画して建設された住宅地。ハワードが構想した住宅地はロンドンとケンブリッジの中間くらいにあるレッチワースやウェリンガーデンシティに残っている。ウェリンガーデンシティにはハワードセンターという彼の名を冠した建物もある。町並みとは関係ないがローリングストーンズのミックテーラーの出身地でもある。





渋沢らが実際に手本にしたのはレッチワースではなく米国サンフランシスコのセントフランシスウッドだといわれいている。なるほど雰囲気は似ている。しかし。道路が放射状じゃあない。駅のデザインといいパリのソー地区のほうがずっと田園調布に近い感じがする。


ここまで紹介したら大田区田園調布のリンクも貼らなきゃいかんでしょう。比較にどうぞ。やば日本は道が狭いw




戻る

Copyright(C) 2015 by toshi