ソウルのビニールハウス
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果川市競馬場公園 韓国
ソウルに隣接する果川市にはソウル競馬場がある。のどがな郊外にビニールハウスがたくさん。都市近郊農業が盛んなのねと感心しつつ、よく見ると何やらオカシイ。住んでるのかい？！ 作物を育てているビニールハウスもあるにはあるが、多々たる黒く覆われたビニールハウスは住居。雨はしのげるだろうが、夏は猛烈に熱く冬は猛烈に寒い。ソウル郊外にはこうした住居が点在し数万人が暮らしてる。005で紹介したタルトンネというスラム街は6〜70年代の軍政時代に日韓条約による日本からの援助によりソウルの都市化を進める際に街の中心部にあったスラム街を国の政策で山手の傾斜地に移転させたもの。なので建物は多少みすぼらしいが町の体はなしている。ところがこうしたビニールハウスや004で紹介したスラムに町の体は無い。どうしてこうしたことになっているのか調べてみたところ、80年代以降の漢口の奇跡に伴う急激な都市開発の中、住む場所を奪われた貧困層が地価の安い農業地を借りたり不法に占拠するよになり、それが既成事実化しているものらしいということがわかった。
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