八つ墓村



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岡山県津山市加茂町行重(貝尾) 日本


横溝正史の小説「八つ墓村」のモデルとなった津山事件の現場。津山事件とは結核を患い将来を悲観した青年が 自分を差別した村人30人を次々に殺害したという岡山県の山村で昭和13年に起きた前代未聞の大量殺人事件。 犯人は幼い頃に両親を亡くし血縁関係のない祖母に育てられ、学業優秀が優秀だったにも関わらず進学できず、 さらに結核のため徴兵検査もパスできなかった。こうした男子が当時のムラ社会の中でどのような立場となるかは だいたい想像がつく。また、当時の日本の山村には夜這いの風習があった。犯人も複数の女性と関係を持っていたが、 結核になったことでそうした女性達からも疎まれるようになってしまう。殺害されたのはそうした女性やその家族が中心だ。 夜這いがあったことを否定する証言もあるが、未だ多くの人々がこの事件が興味を持つ理由はそのあたりにあるのではないか。

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