ソウルのタルトンネ
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ソウル市芦原区中渓洞 韓国
韓国の大統領府である青瓦台から北に8kmほどの山の手にある古い住宅街。韓国では低所得者は山の手に追われるようだ。彼らが住むこうした古い町をタルトンネと呼ぶ。自家用車を持つ家もあるのでスラムと云ってしまうと違和感があるが、屋根の補修をシートで済ませている家が多数ありゴミも散乱している。お世辞にも良い住環境とは言えない。実際に現場に立てば様々な臭気が漂ってるだろうな。匂いを別にすれば、赤青白の理髪店のサインポールやらプロパンガスのタンク。さらには汲み取りトイレの臭気ファンなど、60年代の日本ならこんな場所もあったかもと思わせる部分もあり変な郷愁を誘う。ただし、韓国風なアート壁画はどうかと思う。貧相な家並みを明るい壁絵で飾ろうとしているのかも知れないが異様さが強調され逆効果だ。国が違えば感性も異なるのだなあということを実感する。
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