インストールメモ−Mule2.3アラビア語拡張

環境 PlamoLinux1.4.4

インストール手順

1:shadda_tar.gzをダウンロードする。

2:適当な作業用ディレクトリで解凍する。

tar xzvpf shadda_tar.gz

3:解凍してできた"arabic"ディレクトリに移動する。

cd arabic

4:root権限に移行する。

su

5:フォント用のディレクトリを作成する。(ここでは、/usr/local/share/にemacsがインストールされているものとします)

mkdir /usr/local/share/emacs/fonts

6:"arabic"ディレクトリ内の、フォントファイルを5で作成したディレクトリにコピーする。

cp etl16-arabic3.bdf /usr/local/share/emacs/fonts
cp etl16-arabic4.bdf /usr/local/share/emacs/fonts
7:フォント作成を実行する。

/usr/X11R6/bin/mkfontdir /usr/local/share/emacs/fonts

8:ホームディレクトリに戻り、X-Window起動用設定ファイルを編集する。

exit
cd home
vi .xinitrc

下の1行を書き加えます。

# ユーザのホームディレクトリに font を置く場合にはこのようにします
xset +fp /usr/local/share/emacs/fonts

9:同じく、X-Window起動用設定ファイルを編集する。

以下の二個所を変更します。

Emacs*fontSetList: alias-16, \
	alias-10, alias-12, alias-14, alias-18
Emacs*fontSet-alias-16:\
	-alias-fixed-medium-r-*--16-*-iso8859-1,\
	-alias-fixed-medium-r-*--16-*-jisx0201.1976-0,\
	-alias-fixed-medium-r-*--16-*-jisx0208.1983-0,\
        -etl-fixed-medium-r-normal--16-160-72-72-c-80-mulearabic-3,\
        -etl-fixed-medium-r-normal--16-160-72-72-c-160-mulearabic-4
10:ログアウトして、Xを再起動する。

11:"arabic"ディレクトリの"arabic1.el"ファイルと"arabic2.el"ファイルをEmacsのlispディレクトリにコピーする。

cp arabic1.el /usr/local/share/emacs/19.34/lisp
cp arabic2.el /usr/local/share/emacs/19.34/lisp

12:arabic1.elファイルを編集する。

vi /usr/local/share/emacs/19.34/lisp/arabic1.el

以下のように変更します。

(set-fontset-font "alias-16" lc-arb3 "-*-MuleArabic-3")
(set-fontset-font "alias-16" lc-arb4 "-*-MuleArabic-4")))
13:Emacs設定ファイルを編集する。

vi .emacs

漢字コードの指定の部分の上に以下の行を追加し、漢字コードの指定も以下のように変更します。

;; Arabic Environment
(load "arabic1")
(load "arabic2")

;;; 漢字コードの指定
;(set-display-coding-system *euc-japan*unix)
;(set-keyboard-coding-system *euc-japan*unix)
;(set-default-file-coding-system *euc-japan*unix)
(set-default-file-coding-system *junet*)
(set-primary-environment 'japanese)

最後の三行をコメント化します。

;; このファイルに間違いがあった場合に全てを無効にします
;(put 'eval-expression 'disabled nill)
;(custom-set-variables
; '(default-input-method (quote japanese-canna)))
;(custom-set-faces)

アラビア語起動コマンドその他

<input methodの呼び出し>
C-o       cannaを起動する。
M-\       アラビア語のinput methodを起動する。
M-z       アラビア語のキーマップをEmacsの下段に表示する。
C-c C-c     アラビア語のinput methodをすべて終了する。
         (cannaが起動できるようになります。)

<ファイル表示>
C-x C-f filename       Emacsでテキストファイルを開く。
C-u C-x C-f filename *junet* *junet*形式でファイルを開く。
               (Muleのデフォルトの文字形式は*junet*です。
                アラビア語も日本語も表示、入力可能です。
                日本語の文字体系はJISになります。)

<新規ファイル作成時の文字コード指定>
C-x C-k f *junet*      input method を*junet*に指定する。
               (他の文字コード指定も可能です。)

<ファイル保存>
C-x C-k f *euc-japan*unix  ファイル形式をEUCに指定する。
               (上のコマンドと同じです。)
C-x C-k f *iso-8859-6* ファイル形式を*iso-8859-6*に指定する。
              (日本語は文字化けします。)
C-x C-s           バッファを指定済のファイルに保存する。

<その他>
C-x C-k r          テキストを右揃えにする。

Special Thanks to N.Takahashi
2000.2.13 revision
戻る