( القسم الأول )

(第一部)

( في فنون الشعر الملحقة بالبحور الستة عشر )

(十六の格調が随伴する詩の技巧について)

و هي سبعة : لزوم ما لا يلزم. و التّشريع.  و التفْويف.  و التسميط.  و الإِجازة.  و التّشطير.  و التّخميس.

ここでは七個(の技巧)について述べる。必要と必要でないもの。アッタシュリーウ(立法)。アッタフウィーフ。アッタスミート(炎症)。ア ル=イジャーザ(免許)。アッタシュティール(平方)。アッタフミース(五分割)。である。

1 - لزوم ما لا يلزم

1-必要と必要でないもの。

لزوم ما لا يلزم : هو أن يأتي الشاعر بحرف يلتزم به قبل الرّويّ و ليس هو بلازم.  كلزوم الرّاء من قول صفي الدين الحِلِّي :

必要と必要でないものとは、詩人がアッラウィーユの前に必要な文字をもってきてそれが実は必要ではないことである。サフィーユ・アッディー ン・アル=ヒッリーの言葉によれば、ラーイ文字が必要とされる通りに、次のようになる。

يا سادةً مذ سعت عن بابهم قدمي          زلّت و ضاقتْ بي الأمصار و الطُرقُ

やあ、諸君、扉から私の足が急いでからというもの 大都会の道路は滑って私 に不快を催させた

و دَوحة الشّعر مذ فارقتُ مجدكمو          قد أَصبحتْ بهجير الهجر تحترق

詩の系譜はあなたがたの栄光から私が離れてから 既に真夏の日差しが一番暑 くなって焦げてくる

قد حارب الصَّبر و السِّلِّوانُ بعد كمو          قلبي و صالح كرفي الدمع و الأرق

もう既に辛抱と諦めはあなたたちの後に戦った 私の心臓は適切に私が鼓動す るように涙と汗を流す

2 - التَّفويف

2-アッタフウィーフ

التفويف : عبارة عن إتيان المتكلم بمعان شَتَّى من المديح و ما سِوَاهُ في جُملة من الكلام مُتفصلة عن الأخرى مع يساوِي الجمل في الوزن - كقول البديع الهمذاني ( و الشاهد في البيت الثاني ).

アッタフウィーフとは、詠み手が賞賛詩やそれに準じたものを韻律になぞらえられる言葉とは違う詳細な言葉からなる文において種々の意味をも たらす句である。創案者アル=ハムザーニー
(と二番目の詩行における証人)の 言葉によれば次の通りである。

يكادُ يحييك صوبُ الغيثِ مُنسكباً          لو كانَ طلق المحيّا يمطر الذهبا

降り注ぐ降雨の正しさはあなたを生き長らえさせるところだった もし容貌の 自由さが金を降らせたかもしれないなら

و الدهر لو لم يَخُنْ و الشَّمس لو نطقتْ          و الليث لو لم يَصِدْ و البحر لو عذُبا

運命はもし誤った方向へ導かなければ、そして太陽が話し出さなければ 
ライオンがもしも漁をしなければそして海が心 地よければ

و كقول علي بن المقري :

アリー・ブン・アル=ムカッリーの言葉によれば、次の通りである。

يا ابن المللَوك الأُلى شادُو مما لكهم          بسلَّة البيض و الخطيَّة السلّبِ

やあ、マルルーク・アル=ウラーの息子よ、彼らの王国と諍いをした 卵の籠 で、そして戦利品をねだる求婚者で

ارفع وضع براعتزم و انفع و ضر وصل          و اقطع و قسم و دم و اصفح و جد و هب

除去せよラーアティズムで置いてそして役立てよ結びついた損害で 断てそし て血で分かてそして勤勉に風を広げよ

3 - التَّسميط

3-アッタスミート

التّسميط عند الشعراء المولّدين - هو أن يُقسِّم الشاعر البيت إلى أجزاء عروضية : مُقفّاة على غير رويِّ القافية - كقول امرئ القيس

アッタスミートとは、先駆者の詩人の間に広まったもので、詩人が一行をアルード的な複数のジャズウに分割するものである。脚韻を踏むラ ウィーユ以外に適用される押韻散文が見られる脚韻である。イムルウ・アル=カイスの言葉によれば次の通りである。

و حرب ورَدْتُ و ثغرٍ سدَدتُ          و علْجٍ شدَدْتُ عليه الحبالا

戦とは私が起こし港を私がせき止めた そしてぶこつ者を私は引き寄せ彼に綱 をかませた

و كقول سيد عبد الغني النابلسي في المديح :

サイイド・アブド・アル=ガニー・アンナーブルスィーの賞賛詩における言葉によれば、次の通りである。

و يحك يا نفس احرصي          على ارتياد المخلص

ひっかくのは、やあ、ご自身よ、望まれよ 救世主をしばしば尋ねられること を

و طاوعي و اخْلصي          و استمعي النُّصح وعِي

そして従われよ、そして救われよ 知ることの助言に耳を傾けよ

4 - الإِجازة

4-アル=イジャーザ

الإِجازة : أن يأتي شاعر بشطر بيت,  أو بيت تام, فينظم شاعر آخر في وزنه و معناه ما يكون به تمامه.  مثال ذلك ما حكى عن أبي نُواس أنه قال أمام جماعة من الشُّعراء : أجيزوا قولي

アル=イジャーザとは、詩人が一行の半行を、または完全な一行をもってくることである。そのため詩人は別の一行をその韻律で作り、その意味 はそれで完全なものとなるのである。その実例はアブー・ヌワースについて語られたのがあり、詩人たちの集会の面前でこう言ったそうである。「私の言葉を認 めてくれた」と。

عَذَبَ الماء و طابا          فقال أبو العتاهية من فوره

水場の礼儀は好ましい だからアブー・アル=アッターヒーヤはその後直ちに こう言った

حبّذا الماءُ شرابا          و من ذلك قول أحمد بن

なんとよい水、飲み物よ それからアフマド・ブンが言った

يوسف الشاعر : و كان قد سمع قينة تغنِّي

ユースフという詩人は、既に歌うその音韻で聞こえていた。

أَناسٌ مضوا كانوا إذا ذكر الأُلى          مضوا قبلهم صلّوا عليهم و سلموا

人々は一番のものを思い出して過ごした 彼らの前には彼らのために祈ってあ いさつをして過ごした

فقال أحمد مجيزاً

そのため、アフマドはマジーズ(賞賛詩)をこう言った。

و ما نحنُ إلا مثلها غير أنَّنا          أقمنا قليلا بعدهم و تقدّموا

さて私たちはその例以外の何者でもない 少しでも彼らの後に立ち上がって進 まなければ

5 - التّشطير

5-アッタシュティール

التَّشطير : هو أن يعمد الشاعر إلى أبيات لغيره,  فيضمُّ إلى كلّ شطر منها شطراً يزيده عليه عَجُزاً لصدر,  و صدراً لعجُز مثال التشطير قول عبد الغني النابلسي مصدراً و معجزاً هذين البيتين :

アッタシュティールとは、詩人がそれ以外の詩行を目指すことであり、全ての半行を増やした半行に統一し、前の部分を後ろの部分にすることで あり、後ろの部分を前の部分にすることである。アッタシュティールの例は元々アブド・アル=ガニー・アンナーブルスィーの言葉であり、こうした二行の奇跡 となっている。

رأيت خيال الظلِّ أكبر عِبرة          لمن هو في علم الحقيقة راقي

私は影の空想を見た、戒めよりも大きな 真実の知識を知る者には教養がある

شخوصٌ و أشباحٌ تمر و تنقضي          و تفنى جميعاً و المحرّك باقي

ひとびとはそしてひとかげは繰り返して終わる 皆去り行き動機だけが残る

تشطيرها

この詩のタシュティールの部分

(رأيت خيال الظل أكبر عبرة )          يلوح بها معنى الكلام لأحداقي

(私は影の空想を見た、戒めよりも大きな) 言葉の意味が一瞥してそれに手 招きする

و في كل موجود على الحق آية          (لمن هو في علم الحقيقة راقي )

いかなるものでも正しく存在するあらゆるものに (真 実の知識を知る者には教養がある)

(شخوصٌ و أشباح تمرُّ و تنقضي )    و ليس لها مما قضى الله من واقي

(ひとびとはそしてひとかげは繰り返して終わる) そしてそれにはアッラー が決められし防ぐ物はなく

لها حركاتٌ ثم يبدو سكونها          ( و تفنى جميعاً و المحرّك باقي )

それには母音がある、そして子音も見える (皆去り 行き動機だけが残る)

6 - التخميس

6-アッタフミース

التخميس هو أن يقدّم الشّاعر على البيت من شعر غيره ثلاثة أشطر, على قافية الشطر الأول,  فتصير خمسة أشطر, و لذلك سمّي تخميساً قال أحد الشعراء مخمساً أبيات أبي الفرج الساوى :

アッタフミースとは、詩人が三個の半行を持つ以外の詩の行を提起するものであり、最初の行では脚韻を踏み、そして五個の半行となり、そのた めにタフミース(五個にする)と呼ばれる。五角形と言ったのは詩人たちの一人、アブー・アル=ファラジュ・アッサーウィーである。

دَعِ الدُّنيا الدَّنية معْ بنيها          و طلقها الثلاث و كن نبيها

低俗な世界をそのままにせよ、その子供たちとともに 世界を解き放つのは三 個、そしてその預言者であれ

ألم يُنيبكَ ما قد قيل فيها          هي الدُّنيا تقول لساكنيها

もしかしてその中で言った物に繰り返し言及したのではないか それこそ世 界、あなたがその住人に言っているのだ

حذَارِ حذَارِ من بَطشي و فتْكي

気をつけよ、気をつけよ、襲撃には、そして暗殺には

فلم يُسمع لها فيهم كلام          و تَاهوا في محبّتها و هاموا

だから彼女には知らせなかった、彼らの言葉は そして彼らは彼女への愛情に 迷い、流れる

و كم نَصحَتْ و قالت يا نيامُ          فلا يغررُكمُ منّي ابتسامُ

そして何度彼女は助言を与えたことか、こう言って、あら、眠りよ だから微 笑みは彼らを私に誘惑する

7 - التشريع

7-アッタシュリーウ

التّشريع - هو أن يكون للبيت فما فوقُ قافيتان,  مع وزنين مختلفين من أوزان العروض, بحيثُ يصحّ المعنى حال انفراد أحدهما عن الآخر - كقول الحريري من الكامل :

アッタシュリーウとは、一行に二個を超える脚韻があることであり、韻律の幅の異なる二つの韻律を伴い、その結果
そ のひとつがもう一方とは独立した状態で意味が正しくなる。アル=ハリーリー のカーミル調の言葉によれば次の通りである。

يا خاطب الدّنيا إنهَا          شرك الرّدى و قرارةُ الأكدار

やあ、世界の説教をする者よ、実に世界とは 性質の悪いわなでありぬかるみ の底である

دار متى ما أضحكت في يومها          أبكت غداً تبًّا لها من دار

巡っていつもその一日の午前になる 明日をその死で泣かせて回っている

فإذا حذف آخرهما يصيران من مجزوء الكامل

そしてその二つのもう片方が省略されるとカーミル調のジャズウに分けられたことになる。

يا خاطب الدُّنيا الدنِيَّةَ إنها شرك الرّدى

やあ、世界の説教をする者よ、実に世界とは

دار متى ما أضحكت في يومها أبكت غدا

巡っていつもその一日の午前になり、明日を泣かせる

و كقول صفّي الدين الحلِيِّ :

サフィーユ・アッディーン・アル=ヒッリーの言葉によれば次の通りである。

فَنِداؤهم قبل السُّؤال وُجُودهم          قبل النّدى و كذلك الكرماء

されば彼らの呼びかけは問いの前に彼らの存在がある 呼ぶ前にそしてそのた めに気高さがある