三代 星田一山〜おしゃべりと演奏16〜  2011年12月9日(金)19:00〜
演奏曲目 作曲・編曲者 演奏者(敬称略)
1. 慷月調 流祖中尾都山 三代星田一山
2. 木枯(抜粋) 流祖中尾都山 三代星田一山
3. 峰の月 流祖中尾都山 三代星田一山
4. 夜の懐(おもい) 流祖中尾都山 三代星田一山
副題の『おしゃべりと演奏』からも解るように、楽しいお客様とのお話で盛り上がります。
他の演奏会ではなかなか本曲をちゃんと聞ける機会が少ないので、毎回このライブでは最初に本曲から入られます。
今回は『慷月調』でした。
【木枯】
この『木枯』は当時、中尾先生が東京にお住まいで関東大震災にあわれ、芝の増上寺から荒涼たる関東平野を眺め作曲されました。
お客様の様子見て本日は急遽全曲本曲に変更。『峰の月』は三重県の錫杖山で満月の動きを表した描写音楽です。次に『夜の懐』という、滅多に演奏されることのない珍しい曲の演奏です。大正6年に作曲されました。虚ろな目覚めから様子を吹いています。敢えて古い尺八で演奏して頂きました。本日吹いた本曲でも音の違い、吹き分けなど細かく説明頂き濃厚な内容でした。