二代 狩谷春樹  201105月16日(月)18:30〜
演奏曲目 作曲・編曲者 演奏者(敬称略)
1. Leap(リープ)
〜跳躍〜
水川寿也 (箏)狩谷春樹(十七絃)折本大人樹(尺八)坂田梁山
2. 春の惠 久本玄智 (箏)狩谷春樹(尺八)坂田梁山
3. 高原の賦 筑紫歌都子 (箏)折本大人樹(尺八)坂田梁山
4. 管の彩 石垣征山 (十七絃)狩谷春樹(尺八I)坂田梁山(尺八II)折本岳慶山
【リープ】
作曲者の水川寿也先生は坂田先生と同い年で、尺八奏者であり作曲者です。坂田先生も水川先生に『雪舞』という曲を委嘱されました。
【春の惠】
現代曲ではありますが、余り演奏されることの少ない曲です。宮城道雄先生と同世代の久本玄智先生の曲です。二人共洋楽の手法を用いて作曲されましたが、宮城先生は『和』を意識した曲が多いですが、久本先生は『洋』を意識した洋音階の曲を多く作曲されています。
この曲は坂田先生が準師範試験で演奏された曲だそうです。
【原の賦】
昭和初期に作曲された器楽曲です。転調が異様に多い曲です。
20分近い長い曲で、最後の方で終わりを臭わす部分があり、つい拍手をしてしまいそうになります。この後に夕映え、月光を表す章が有ります。何処かで聞く機会が有れば注意してください。
【管の彩】
数年前に亡くなられた、石垣征山先生の作曲です。
坂田先生が初めてNHKのオーディションで合格したのが石垣先生の『彩雲』と言う曲だったそうです。